ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

27 / 62
衰えていない竜の女王のおかげで、大量のひかりのたまがネドラ達のもとに……ひかりのたまの効力はすごいですね。


なんだかドラクエシリーズの海賊って、悪い存在として出てないですよね。ドラクエ7しかり。
ドラクエ10はやった事がないので、分かりませんが…


第27話 レッドオーブ探し ラーミアの祭壇の変化

 

 

 

レッドオーブの場所が分かったため、早朝に地図にあった海賊のアジトに向かった。………俺の苦労を返してくれとどれだけ思った事か。なんで俺が行った時は何もなくて、ちょっと放っておいたらアジトができるんだ!?おまけにレッドオーブつき。理不尽すぎるだろ!?俺の時間を返してくれ!!!

 

……海賊には関係ない事情だけど。どうも納得がいかない……まぁ、レッドオーブを渡して貰えれば、あとはイエローオーブだけなんだ。焦らずに行こう。

 

とりあえず、ようやく使い道ができたお金を使う時だ。10万ゴールドあれば大丈夫だろう。……この世界で、お金をそこまで使ってなさすぎて貯まりまくったお金だ(ゲームみたいに魔物を倒してもお金は手に入らないが、魔物の素材は旅の商人に売れる)。……前世では、お金に困ってたのにこの落差……魔物食と魔物素材とメタルスライム達のおかげだな。

 

 

………………………………………………

 

 

 

ここが海賊のアジト(ゲームでは海賊の家)か……ボロボロだけど大丈夫か?って、建物に人の気配がない……出かけているのか?見た感じ銅像や岩もないから、隠し倉庫もなさそう。

 

旅人「そこで何をしているんですか?ここは海賊のアジトですよ?」

「……その海賊達に用があるんですよ。レッドオーブがここにあると、噂で聞きまして。」

 

…………このボロボロの建物の前に立っている人は何者だ?門番?

 

「あなたは、ここの人ですか?」

旅人「とんでもない!!海賊と一緒にしないでくださいよ!?私はただのおせっかいみたいな者ですよ!……どこからか、興味本位で訪れる人が意外といましてね?私も旅人なのですが、放って置けなくて……それで、海賊の監視も兼ねてここにいるんですよ。」

 

 

………そういえば、ゲームでもいたなぁ。確か、バラモス倒した後にいなくなる謎の人。ただのおせっかいだったのか…

 

「そうなんですね。……俺はどうしてもレッドオーブが必要なんです。今はいないようですけど、海賊はいつ帰ってきますか?」

旅人「だいたい夕方頃……でしょうか?海賊なのに時間はきっちりしているんですよねぇ。」

 

夕方か。それなら、周りの魔物でも倒して食べるか。素材も手に入るだろうし。

 

 

 

……………………

 

 

 

アカイライめっちゃ美味しい!!

 

ゲームでもスタミナのたね目的で乱獲してたけど、これは旨いな!!焼いただけで、この旨さ……母さんに料理して貰おう!!スタミナのたねも手に入る乱獲対象の魔物だな!!

コングはクセがすごいが、まぁ食べれる部類。……たまにビーストモード使って、襲ってくるけどあまりに遅すぎる。俺にとっては格好の餌食だ。いのちのきのみを落とす良い魔物。……たまにごくらくちょうを呼んでくるが……どこから来てるんだ?襲ってくるからには倒すけど……何故にもろはのつるぎを落とすんだ?どこに隠し持ってたんだ……?

シャーマンは食べれない。というか、母さんみたいになんでも食べるみたいな事はできないんだよ!?ラックのたねはありがたくいただくけど……

じごくのよろいはここでも出てくる………というか、今のテドン周辺では見かけなくなったな。なんだが懐かしい。それはともかく、全身寄越せ!!すべて武器屋行きだ!!

 

 

洞窟じゃないから、目に見えて魔物が少なくなってきたな。夕方まで暇なんだ。狩り尽くす勢いでやってやる!!

 

 

……………………

 

 

……そろそろ海賊は帰ってきたかな?戻ろう。

 

お!建物に明かりが!……あれ?あの立ってた人がいない。隠れたか?それとも帰ったか。

 

海賊1「お?ボウズ!こんな所でなにやってんだ?遊び場じゃねぇぞ?」

 

………ちくしょう!!??ここでも低身長がアダになるのか!?……ナメられちゃいけない!!

 

「こんな見た目でも成人しているんです。18歳ですよ。」

海賊1「へぇ……ガキにしか見えねぇんだが……まぁいいや。で、ここになんのようだ?」

「レッドオーブがここにあるってウワサを聞きまして。是非とも譲って欲しいんです。」

海賊1「……レッドオーブ?あの光る赤い玉の事を言ってんのか?」

「見せてもらえば判別できるんですけど……見せてもらって良いですか?」

海賊1「……ちょっとアニキに言ってくる。待ってろよ!」

 

 

……思ったより話が通じたな。ゲームと同じく義賊みたいな感じか?悪いヤツからしか盗まないみたいな。

 

アニキ「ほう……コイツがあの光る玉を欲しがってんのか。」

「……あなたが、海賊のリーダーですか?」

アニキ「ああ、そうだ!お前さんは……ただ者じゃねぇな。」

 

……なんだかキャプテン・クロウとヤンガスを掛け合わせたような見た目してるな。強そうだ。

 

「ただ者じゃないとは?俺はただの旅人ですが……」

アニキ「騙されねぇぞ。お前さんかなり腕が立つだろ!」

海賊1「本当に強いんですか?アニキ。」

海賊2「ただの子どもにしか見えませんが……」

アニキ「お前ら……気配で分かるだろうが!?コイツは確かに気配を隠しているが、明らかに戦い慣れてやがる!……そうだろ?」

「……まぁ、魔物との戦いはかなり経験があります。」

 

 

アニキーー!!見た目で判断しないでくれてありがとうございますーー!!!

 

アニキ「いきなり涙目になってどうした!?」

「……いえ、嬉しいんですよ!だって、いつも見た目で子どもだと思われてましたから!!」

アニキ「……苦労してたんだな。まぁ、中に入れよ。酒は飲めるか?」

「少しは飲めます。酔った事はないですけど。」

アニキ「よし……野郎共!!酒を用意しろ!!」

 

 

そこから話は弾んだ。レッドオーブが必要な理由や、ラーミアの事、復活しないと魔王がさらに影響を及ぼす事等々……

 

アニキ「……そうか、あの魔王と魔物を止めるために必要なんだな?」

海賊3「私にはそんな大層な物には思えなかったですけどねーーー。」

「祭壇に捧げる事で、本領発揮しますからね。祭壇に捧げなければ、ただの綺麗な玉ですよ。」

アニキ「……魔物がいなくなれば、俺たちも仕事がしやすくなる。……おい!!さっき言ったレッドオーブとやらを持ってこい!!赤く光る玉だ!!」

海賊12345「わっかりました!!アニキ!!」

 

本当に良い人達だな……敵意も感じないし。俺と同じ見た目で損をするタイプだな!

 

「魔王バラモスについては、どこで聞いたんですか?」

アニキ「最初に聞いたのはアリアハンだな。行ったのは数年前になるが……あとは、ポルトガでバラモスの呪いを受けた二人がいるとかだな。」

「そうですか。ラーミアの事は知られてないんですね……魔王軍の抑止力になるのに、知られてないなんて……」

アニキ「いろんな所を船で行ったが、全然聞かなかったな。お前さんはどこで情報を?」

「テドンのとある旅人から聞きました。その人はグリーンオーブを持っていまして、どうにか勇者に渡すように守っていたそうです。」

 

嘘は言っていない。……幽霊って信じてくれるんだろうか?そこまでは言わないけどね。

 

アニキ「そうか……って事は勇者は何か知ってるのかもな。わざわざ、勇者に渡すために守ってたんだ。」

「……どうでしょうね?直接聞いた事はないですから、判断しようがありませんけど……」

海賊4「持ってきましたぜ!アニキ!!これですかね!!」

 

お!どれどれ……間違いない、この力……他のオーブと同じ力だ!!大きさ的にも、この光り方も!!

 

「間違いなくレッドオーブです!!」

アニキ「そうか!……これと似た物が、あと五つもあるなんてな。不思議なもんだ。」

「どうか、買い取らせてもらえないですか!?美味しいお酒も飲ませてもらいましたし!!」

アニキ「そうだなぁ……俺としては、魔王の戦力が削れる事を考慮してタダで良いんだが……」

「お金も持ってきたんです!!」

海賊4「コイツもこう言ってますし、払わせた方が互いにとって良いんじゃないですかねぇ?」

アニキ「うーん、そうだなぁ……」

 

なんとしてでも、ここで手に入れないと!!だいぶ探したんだし、このチャンスを逃したくない!!……それと良い人達だからね。お金払うよ。

 

アニキ「……分かった!!なら、酒の分も考慮して2万ゴールドだ!!……それで良いか?」

「ええ、もちろんですよ!……これが2万ゴールドです。確かめてください!」

海賊3「ふむふむ……確かに。」

海賊5「こりゃ、臨時報酬だな!!……俺には価値は分からないが……」

「ラーミアの事を知らなければ、普通そうだと思いますよ?宝石に詳しくないので分かりませんが、家に飾るにしても邪魔になりそうですし。」

アニキ「これで取り引き成立だ!!このレッドオーブを持ってってくれ!!」

 

ようやくレッドオーブが手元に来た!!これであとはイエローオーブのみ!!

 

このあと、このアジトに泊まらせてもらった。……意外と寝心地が良かった。別に荷物を取られる事もなく(取られても問題ない物しかないが)、心配事は全部杞憂だった。

 

そして、ルーラで帰る際に海賊のリーダーからは、

 

アニキ「……もし、偽物だったら言ってくれ。俺たちもオーブを探してみるからよ。」

 

と言われた。このオーブの気配は本物だと思うけどな……本物でも知らせよう!良い人達だったんだから!!

 

 

………………………………

 

 

一度テドンに帰り、みんなにレッドオーブが手に入った事を伝えた。……父さんはともかく、母さんに朝帰りを怒られたが……大人なんだから許してください……

 

 

身支度を整えた後、レイアムランドに向かった。……相変わらず、ラーミアの卵が光輝いているが……いや、光が強くなってないか!?

 

レイアムランドの塔を登ると、オーブの台座とは別の台座ができていた……

 

 

なんで!!!???

 

 

ベロニカ「ネドラさん!!見てください!!会心のデキですよ!!」

「な、何をしているんですか!?何を置く台座なんですかこれ!?」

セーニャ「どうやら、ベロニカはひかりのたまの効果がラーミアの卵に良い効果をもたらすと信じこんでいまして………この通り、ひかりのたま用の台座が八つ作られました……」

 

どうやって作ったんだ!?しかも、ラーミアの卵に力がいくようになってるし!?これが巫女の力なのか!?

……オーブの台座の内側に、ラーミアの卵を囲うように八つの台座がある。よく作れたな……

 

「じゃ、じゃあ新しく貰ったひかりのたまを渡しますよ?」

ベロニカ「ありがとうございます!!これで、よりラーミアの卵が光輝きますよ!!」

セーニャ「面白がってないですか!?ベロニカ!?必要なのはオーブなのですよ!?」

ベロニカ「ちゃんと理解してますよ?それが私たちの使命ですし。でも、ラーミアの力が強くなるなら良い事ではないですか?」

 

確かに、ラーミアが強くなってくれれば良いか。今でも強い光の力を感じるし………ってレッドオーブを渡さないと!!!

 

「今回、ようやくレッドオーブが見つかったんです!どうぞ!!」

セーニャ「おお!まさしくレッドオーブです!!いつもありがとうございます!!ネドラさん!!」

 

セーニャさんがレッドオーブを台座に置く。おお!光った!!やっぱり本物だ!!……パープルオーブの時よりも、卵が眩しくて判断しにくいけどな!!!!

 

…………ありがとう、海賊のアニキ………………

 

 

ベロニカ「これで残りはイエローオーブですね!!」

セーニャ「でも、一番不確定要素が強いオーブですよ?どうやって見つけられますかね……?」

「お二人の力で探し出したりはできませんか?これだけオーブは集まりましたし、イエローオーブの特定ができれば……」

ベロニカ「……実はレッドオーブが見つかる前から、試みてはいたのです。」

セーニャ「オーブの気配も覚えたので、テレパシーを応用した探知ができないかと思ったのですが……」

ベロニカ「エルフの女王と同じ結果だったんですよね……」

 

この二人ができない事をできる、エルフの女王様は凄いな。いろんな探し物ができそう。

 

「まあ、お二人はずっとラーミアの卵を守ってくれているので、安心して探しに行けるんですけどね。」

ベロニカとセーニャ「「……お気遣いが心に染みます……」」

 

……そんな落ち込まなくても…

 

「問題はイエローオーブですよ…海の上だったり、山の上だったり……もう鳥か、空を飛ぶ魔物しか考えられないのですが………」

ベロニカ「ネドラさんの知る物語では、人の手に渡ったんですよね?……ここから人の手に来る気がしないのですが……」

セーニャ「偶然落としたんでしょうかね?でも、魔物が持っていたらパワーアップしてしまう……ネドラさんは強い魔物の気配は感じていないんですよね?」

「今のところパープルオーブを持っていた、やまたのおろちみたいな気配は感じていないですね。」

 

やまたのおろちの時だって、近づいてようやく分かったんだ。……せめて、場所が限定されていればなぁ……

 

 

ベロニカ「……ダメですね。どうしても分かりません。こうなったら、体を動かしましょうか!!!」

「体を動かす?というと?」

ベロニカ「このまま考えても進展しませんし、マイナス思考になってしまいます!今は気を紛らわせましょう!!!」

「ああ……リフレッシュですか。」

セーニャ「………ただ、ベロニカが戦いたいだけじゃないですか。」

ベロニカ「ネドラさん!!久しぶりに手合わせをお願いします!!」

「別に構いませんよ。修行場に移動しますか!」

セーニャ「ベロニカがいつもすみません……」

 

 

こうして、俺とベロニカさんは手合わせをした。以前よりも遥かに強くなっており、光弾の威力が凄い事になっていた。……もしかして、ひかりのたまの恩恵を受けてませんか?

 

ベロニカさんとの戦いは良い経験になった。ベロニカさんは、また手合わせをしたいとの事だったので、約束をした。

 

 

 

後日、海賊のアジトに行き、レッドオーブが本物だった事を伝えた。その日は宴が開かれて、翌日の朝にテドンに帰る事になった。

 

 

母さんから、また朝帰りについて怒られてしまった。

大人なのにダメなんですか?それとも低身長が悪いんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




大量のひかりのたまの存在が、レイアムランドの巫女(ベロニカ)を狂わせる……
レッドオーブは無事に確保できましたが、イエローオーブはどこへいったのか……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。