ただのんびり生きていたかった人生…半人生? 作:フリスリンク
修行をしまくったり、魔物を食べまくっているおかげでドンドン強くなっています。必然的にネドラ母も強くなるので、ネドラは経験はもちろん、強さでも越えられていません。ネドラ父には、勝てる回数が増えてきているんですけどね。
ようやくゲームの情報を思い出せた俺は、へんげのつえを持ってグリンラッドに向かった。……実は幽霊船の気配をポルトガの近くの小島で探ったが、何も分からなかった。モンスターズシリーズだと、幽霊船って魔物扱いだったはず……でも、気配が分からなかったって事は、この世界の幽霊船は魔物じゃなくて、幽霊の部類なんだろうな。それか、まだ存在していないか……でも、オリビアの岬って名前があるって事は幽霊船があるはずなんだよな。
さて、グリンラッドに着いたが……魔物の気配が少ないな。随分前に母さんが、魔物を倒しまくったせいで減ってしまったんだろうか?確か、炎ブレスで暖まろうとして巻き込まれたんだっけ?(災難にも程がある)
グリンラッドのお爺さん「おお!これはこれは、お客さんじゃな!ここまで来る者がいるとはな!」
「こんにちは!ウワサで、幽霊船にまつわる話を知っていると聞きまして、お訪ねしました。」
嘘は言っていない。ゲームで確か、海賊がビビってお爺さんに渡した的な事を言ってたはず。
グリンラッドのお爺さん「幽霊船か……お主のような強そうな者じゃったら、大丈夫じゃろうな。実は、とある海賊からふなのりのほねと言う物を貰ってな?どうやら、幽霊船の場所を示してくれるとか……」
俺の見た目で強そうと言ってくれるのか。ただ者じゃないな!?それはさておき、海賊から貰ってたか。良かった。ふなのりのほねって、いつこのお爺さんに渡ったか分からなかったからな。
「どうか、譲ってくれませんかね?」
グリンラッドのお爺さん「そうじゃな……サマンオサの王様が持っておる、へんげのつえと交換なら良いぞ!あれは出回ってはいけない物じゃし、魔法使いであるわしが管理したいのじゃ。」
「へんげのつえですか?……これの事ですかね?」
グリンラッドのお爺さん「おお!まさしくそれはへんげのつえじゃ!!という事は、サマンオサの王様から言われたのか?」
「いえ、実はサマンオサはボストロールと言う魔王の配下が、へんげのつえを使って王様に化けて、好き放題してたんですよ。たまたま、俺が退治した時に手に入れた物です。……その後、急ぎの用があったので許可はもらってませんが……」
グリンラッドのお爺さん「すでに、悪用されていたか……なんと悲しい事じゃ…」
サマンオサの王様がもっと早く、へんげのつえをお爺さんに渡していればな……過ぎた事はしょうがないけどね。
「じゃあ、この杖と交換でお願いします。」
グリンラッドのお爺さん(以下変化老人)「おお!交換してくれるか!ありがたい!では、約束通りふなのりのほねを渡そう!」
よし!これで幽霊船を探せるぞ!……へんげのつえを俺が持ってても意味がないしな。モシャスできるし。
「ありがとうございます!では、俺はこれで…………」
変形老人「まあ、そう急ぐでない。わしの変化を見ていってくれ!それくらいの時間はあるじゃろ?」
「え?確かに時間はありますけど……」
変化老人「ここにお客さんが来る事自体珍しいんじゃ。この寂しい老いぼれに付き合っておくれ。」
「……分かりました。」
それから、お爺さんの変化をたくさん見た。当然声も変わるので、印象がだいぶ変わるな……バニーガールに変身してぱふぱふとかも言ってきたけど……俺はノーマルです。
お爺さんは楽しそうだった。まあ、なかなかここまで来ないよね。むしろ、良くお爺さんはここに住んでられるな……
………………………………………………
グリンラッドのお爺さんと別れた後、ふなのりのほねが教えてくれる、幽霊船のある場所に行った。……やっぱり、ポルトガ近海にあったんだな。どんな効力だ?ふなのりのほねを持っているだけで、目視できるようになるなんて……
幽霊船に乗り込むと、魔物がたくさんいた。食べれる魔物は全部食べて、とにかく倒した。くさったしたいが落としまくるぬののふくや、がいこつけんしのはがねのつるぎ(兜やその他の剣も)をとにかく回収した。また、武器屋に渡そう。こうらのよろいもか……絶対装備しづらすぎるだろ!?ハンマーになりそうだな。
幽霊船は魂だけだったり、人の形をしている霊体が動いていたり、骨だけで動いていたりする。……襲撃されたら、また沈みそうだな……抵抗できないだろうし。
さて、これか。あいのおもいでという名前のペンダント。確か、オリビアの恋人の名前はエリックだったよな。無実の罪で捕まるなんて、なんでそんな事になってしまったんだか……ちょっと話しかけに行こう。
「すみません。ちょっと良いですか?」
エリック「僕ですか?」
「はい、このペンダントの事なんですけど……持って行きたい場所がありまして。そのお話をしたいんです。」
エリック「それは!?なくしたと思っていた僕のペンダントです!!いったい、何に使うんです!?」
「実は……………」
エリックにオリビアの岬について話した。そして、ウワサについてや、オリビアがエリックを待っている事も。
エリック「そんな……オリビアが死んでしまっているなんて……僕も死んでいるとは思いませんでしたが……いえ、時間の問題でした……確かに僕の足元に僕の体がありますね。どうして気づかなかったんだろう……?」
「きっと、幽霊船に捕らわれていたんだと思います。早くここから出ましょう。おそらく、このペンダントに宿れるかと。」
エリック「………分かりました。どうか、そのオリビアの岬に連れていってください!!」
「任せてください!必ず、連れていきます!このペンダントと共に!」
………………………
オリビアの岬に来た。牢獄にルーラをしたからすぐに着いた。
エリック「ここでオリビアは死んでしまったんですか……」
「あなたに会えない悲しみで、海に身を投げたと伝えられています。……あくまでもそう伝わっているだけですが……」
エリック「僕のせいで……オリビア!!返事をしてくれ!!オリビア!!!」
エリックさんの呼び掛けに答えてくれるかどうか…………………お!?海が光ってる!!綺麗だけど……入水自殺の現場なんだよな……
オリビア「………エリック?エリックーーー!!!!」
エリック「会いたかったよ!!オリビア!!」
オリビア「私も、ずっと会いたかった!!」
エリック「もう、離れないようにするよ!ずっと、一緒だ!!」
オリビア「ええ!!」
……ようやく会えたんだ。嬉しいのは分かる。でも、生きて再会できたらどんなに良かった事か……そもそも幽霊船はふなのりのほねがなかったら、見つけられなかった。知識があっても、どんなに頑張っても助けられないんだろうな……
エリック「旅のお方!オリビアに会わせてくれて、ありがとうございます!!」
「いえ、大した事はしてませんよ?……大切な人と再会できて良かったですね……」
エリック「はい!!……お礼をしたいのですが、この体じゃあ何もできず……申し訳ない。」
「それは考えなくて良いですよ。あなた方は報われるべきですから……どうか、天国でもお元気で。」
オリビア「あの!!旅のお方!!もしかしたら、これがお役に立つかもしれません!!」
え?オリビアさん?いったい何を………海から何か浮かんできたぞ?……………って、イエローオーブじゃないか!?
オリビア「海の底に落ちていたんです!光っていて、とても綺麗で……何か特別な力を感じるんです!!」
「嬉しい誤算ですよ!!ありがとうございます!!ずっと、俺はこれを探していたんです!!お礼として十分すぎるくらいですよ!!」
オリビア「そうですか!!良かった……!!」
エリック「どうか、旅のお方に光がありますように……ありがとうございましたー!!!」
……無事に二人とも成仏したな。良かった。
まさか、イエローオーブをくれるとはな。潜って探そうとしてたけど、手間が省けた!!早く、レイアムランドに届けに行こう!!!
……………………………
レイアムランドに来たは良いけど………
眩しすぎる!!!???
なんでここに来る度にに眩しくなってるんだ!?サングラスが欲しい!!
………塔の上から声が聞こえるな。
セーニャ「このラーミアの卵の光はどうにかならないのですか!?眩しすぎて、目を開けていられないんですけど!?」
ベロニカ「ま、まさかここまで光輝くとは……さすがに想定外でしたね……竜の女王様のひかりのたまはすごいですね!!」
セーニャ「ひかりのたまの効力に感心している場合ですか!?遠く離れた位置からでも分かるぐらい、光っているんですよ!?今まで何も言わなかった、メタンガもサランさんも意見を言うぐらいですよ!?」
ベロニカ「で、でも光の力はとんでもないくらいに増してますし……ここまでやってきたんです!!もう退けませんよ!!」
セーニャ「せめて、一度は退いてください!!!……なんでこうなってしまったんですか……」
なんだが言い争いをしてるな……早く登ってイエローオーブを渡そう。……もうラーミアの卵については驚かないと思ってたんだけどなぁ。
「あ、あの!!ようやくイエローオーブが手に入りました!!」
ベロニカとセーニャ「「ネドラさん!!!」」
「……めちゃくちゃ眩しいですね。お二人が見えにくい……」
セーニャ「ベロニカ!!だから言ったじゃないですか!?ネドラさんですら言っているんですよ!?」
ベロニカ「でも、ネドラさんはイエローオーブを持ってきてくれたんですよ!?これでラーミアが生まれるなら、問題はありません!!!」
セーニャ「この眩しさに物申しているのですよ!!??」
「ま、まあまあ……これで、ラーミアが生まれるはずですし、落ち着いてください。」
セーニャ「………失礼しました。では、イエローオーブをこちらに。」
セーニャさんが最後の台座にイエローオーブを捧げた。……もう卵が眩しすぎて、オーブの光が見えないや……
セーニャ「ようやくオーブが揃いましたね……」
ベロニカ「この時をどんなに待ち望んでいた事か……!!」
ピカアアァァァァァァ!!!!!
うお!?ラーミアの卵がさらに眩しく!?
ベロニカとセーニャ「「では改めて、ネドラさん。今までラーミアの復活のために、世界のために協力していただき、ありがとうございます。どうか、祈りを……」」
「……分かりました。」
いよいよか。ようやくラーミアの復活。関わってから……長かったなぁ。感慨深いものがある。……祈ろう。
ベロニカとセーニャ「「この日をどんなに待ち望んでいた事でしょう。ラーミアは神のしもべ。心正しき者だけが、その背に乗る事を許されるのです。」」
……ゲームでも感動した、あの言葉を……
ベロニカとセーニャ「「さあ、ラーミア復活の時!!ともに……祈りましょう。」」
いつの間にか、メタンガ達も来ている。祈っているようだ。俺が関わってからいろんな事があった。メタルスライム達がラーミアの卵の護衛をするなんて、前世じゃ考えられなかったな。
ベロニカとセーニャ「「ときは来たれり……今こそ目覚める時……大空はおまえのもの……舞い上がれ………空たかく!!!」」
パキッ!!!パキッ!!!
………ラーミアが生まれる!!!
黄金に輝く不死鳥………ゲームよりも遥かに輝いている。ラーミアの体は白じゃない。黄金だ……凄く綺麗だけど……威圧感も、気配も桁違いだ!!!
ベロニカとセーニャ「「ラーミアがついに復活しました……ラーミアは闇を祓う希望の光……きっと大魔王ゾーマの抑止力となりましょう。」」
ベロニカとセーニャ「「さあ、お行きなさい……成すべき事を成すために!!!!」」
ラーミアが飛び上がった。……これから、この世界を守っていくんだろう。あれが、大魔王ゾーマが恐れた光の力か……抑止力になってくれるなんて、頼もしすぎる味方だ!!!
(キャリー『今までよりも遥かに強い光の力を感じます!!』)
ついに、ラーミアが生まれましたよ!!キャリーさん!!
(キャリー『おめでとうございます!!ネドラさん!!こちらの世界……アレフガルドにも影響が出始めています!!』)
影響ですか?まさか、魔物が弱体化したんですか!?
(キャリー『はい!!先ほどよりも倒しやすくなっています!!ラーミアの光の力が、我々に恩恵を与えてくれています!!いくら、大魔王ゾーマといえど被害はまぬがれないでしょう!!』)
それは良かったです!!頑張った甲斐がありましたよ!!……複数のひかりのたまの影響もあるとは思いますけどね?
(キャリー『ひかりのたまを捧げていたようですね。どうやら、レイアムランドの巫女たちの判断は正しかったようです!!ここまで、世界をまたぐほどの光の力があるとは思いませんでしたよ!!』)
キャリーさん大喜びだ。そりゃそうか、一気に事態が好転しているんだから。……下の世界に行く準備をしないとな!!まずは、ルビス様の復活が目標だ!!!
…………………………
ラーミアの復活の喜びを、レイアムランドにいるみんなで分かち合っていた。
それにしても、ラーミアが飛び去っちゃったから、祭壇の役目が終わってしまった。ゲームでは、オーブは捧げられたままだけど、どうなるんだ?ベロニカさんに聞いてみると、
ベロニカ「もしかしたら、私たちも使えるかもしれませんね……」
「え?使えるとは?いったいどういう事ですか?」
ベロニカ「この祭壇は、ラーミアに力を送るようにできています。しかし、現在はラーミアは飛び立ち、ラーミアの卵があった場所が空きました。……私たちがラーミアの卵があった場所にいれば、何かが起きるかもしれません!!」
ベロニカさんはそう言って、祭壇の中心に立った。……ベロニカさんは行動力の化身だな。
セーニャ「ベロニカ……さすがに無理ではないでしょうか?ラーミアのための祭壇なのですよ?」
ベロニカ「やらないよりやった方が良いじゃないですか!!これで、ラーミアの祭壇が放置されるなんて考えたくありませんよ!!……………っうう!!??」
「ベロニカさん!?」
なんだ!?ベロニカさんの様子が!?大丈夫なのか!?
シュインシュインシュイン……………
……ベロニカさんから強い光の力を感じる。まさか、パワーアップしたのか!?
ベロニカ「これが、祭壇の力……ですか。」
セーニャ「ベロニカから、とんでもない光の力を感じます!!まさか、ラーミアのための祭壇を利用できるなんて!?」
「というか、大丈夫なんですか!?ベロニカさん!!」
「ええ、大丈夫です!!それどころか、力が溢れてきます!!……手合わせをお願いできますか?ネドラさん。」
「え!?……分かりました。お願いします!!」
セーニャ「パワーアップをしても、ベロニカは変わりませんか……でも、本当にすごい力ですね……」
とりあえず、ベロニカさんが大丈夫そうで良かった。セーニャさんも気になるのか、祭壇の中心をチラチラ見ている。メタンガ達も気になるようだ。
俺とベロニカさんはレイアムランドの修行場に移動し、いつもと同じように戦った。だけど………
ベロニカ「ネドラさん!!もっと本気を出してください!!そんなんじゃ、私は倒れませんよ!!」
めちゃくちゃ強くなってるんだけど!?
飛んでくる光弾なんか当たったら、シャレにならないダメージを負うし、肉弾戦もメタブレイブほどではないけど以前より遥かに強い!!
そもそも、撃ってくる光弾ってなんなんだよ!?マホカンタで跳ね返せないし、魔法じゃないのか!?……まぁ、いい。やれるだけやってやる!!!
…………………………
どうにか、ベロニカさんに勝利する事ができた。……疲れた。
ベロニカ「はぁ、はぁ、……ふう…ありがとう、ございました。」
「こちらこそ。……急激に強くなるとは思いませんでしたよ……」
ベロニカ「ラーミアの祭壇の、活用方法を、見いだせて、良かった、です。」
ピカッ!!!ピカッ!!!
……戦っている最中から、レイアムランドの塔の頂上が光ってるんだよなぁ。しかも、強い気配が次々と……気配的にセーニャさんとメタンガ達だけど……
ベロニカ「……ふふ。セーニャったら……祭壇を試したようですね。全く、気になるなら、素直に言えば良いのに。」
「まぁ、ベロニカさんが急激に強くなるとは思いませんでしたからね。セーニャさんも強くなりたいと思ってたんでしょうね……」
……もしかしたら、俺も使えるんだろうか?大魔王ゾーマに通用しそうだし、やってみたいな。
俺はベロニカさんをおんぶして、レイアムランドの塔に戻った。……案の定、強い気配を放つセーニャさん達がいた。絶対強くなってるな……
「ただいま戻りました。みんな、気配が強くなってますね…」
ベロニカ「セーニャも素直じゃないですね!私たちが手合わせをしている間に……」
セーニャ「そ、そんなんじゃないですよ!?ちょっと、気になっただけで……って、いい加減ネドラさんから降りてくださいよ!?」
ベロニカ「フフフ!そういう事にしておきますね!ネドラさん、運んでくれてありがとうございます!」
「あ、はい。じゃあ、降ろしますよ?」
おんぶ状態から解放された俺。
俺はレイアムランドの二人の巫女を見る。言い訳をしまくってるセーニャさんに、それを受け流し続けるベロニカさん。微笑ましい光景だな。………俺よりもかなり年上のはずだけど…(これが合法ロリってやつ?)
メタンガ「おかえり、ネドラ。ネドラも、さいだんのちゅうしんにいけ!つよくなれるぞ!!」
「……強くなれるなら、やりたいな。テドンのみんなにも知らせたいし。」
ベロニカ「そうですね!!みんなでやれば、怖いものなしですよ!!」
セーニャ「確かに力が溢れてきますけど……過信はできませんよ?」
「それでも、光の力が強くなるならやります!!大魔王ゾーマの事もありますし!!」
俺は、ラーミアの祭壇の中心に立った。さて、どうなるかな?
ゴゴゴゴゴ…………!!!!!
…………んん!!??眩しい!?何が…………
ドラクエ3の主人公であるはずの、勇者アルスの活躍の場を奪っているネドラ。勇者が赤ちゃんなので、しょうがないですね。
ついに、ひかりのたまによる魔改造を受けたラーミアが生まれました。少なくとも、上の世界は安泰ですね。
ゲームではラーミアが生まれた後、使われなくなって見向きもされなくなったラーミアの祭壇が有効活用されるように……現在、ネドラを除くレイアムランドの者がパワーアップしました。