ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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ラーミアの祭壇のおかげでパワーアップしたネドラ達。どこまで強くなれるんでしょうか?


第31話 光の力の修行 竜の女王の延命案

 

 

 

一度テドンに戻り、村のみんなにレイアムランドで起きた事を伝えた。さすがに、魂の残滓の事は話さなかったけど……

 

ラーミアが飛び立ってから、姿は見えないが気配は感じるので問題ない。母さんも気配を察知していたようだった。

 

ネドラ母「ラーミア……見てみたかったわね……気配がする場所に行けば会えると思うけど、レイアムランドの祭壇の方が気になるわ!!」

ネドラ父「そうだな!光の力だけじゃなく、全体的に強くなれるんだろ?是非とも行ってみたいな!」

メタラン「私も行きたい。強くなるために!……すぐこの村に戻らないといけないけど……」

 

メタランはメタルスライム達のリーダーだからな……メタランが不在の時の、他のメタルスライム達の慌てっぷりときたら……

営業している武器屋スライムのガンキン、宿屋のスヤリン、服屋のアパレラ、一人で旅をしまくる(現在ほぼ勇者のベビーシッター)のメタブレイブは大丈夫なんだけどね。

 

弥美「わらわも興味があるのう!連れていってはくれぬか?」

「別に構わないけど……仕事は一段落したの?」

弥美「なんとかな……また、アパレラの手伝いをしなくてはならぬがな。……また、よく分からぬ衣服を着けねばならんのか…」

 

すっかり、着せ替え人形が板についてきたようだ。

 

 

……………………………………

 

 

俺、父さん、母さん、メタラン、弥美がレイアムランドに行った。ベロニカさんとセーニャさんには、テドンに帰る前に用件を伝えてある。魂の残滓についても、内緒にしてくれるように頼んであるから大丈夫なはず。

弥美の正体については、ちょっと前にベロニカさんとセーニャさんに話しているため、問題にならなかった。……多少警戒してるけど。

 

ラーミアの祭壇を使う順番を決めていたが、メタランはすぐにテドンに戻らないといけないため、最初に使う事になった。メタランの体が少し光り、以前よりも強い気配を感じるようになった。

 

メタランが帰った後に父さん、母さん、弥美の順番でラーミアの祭壇を使った。父さんも母さんも力がみなぎると言っていた。……でも、父さんの火傷の跡は消えなかった。もう、一生火傷の跡が残り続けるんだろうか……?心配だ。

母さんは……まだ強くなるんですか?どれくらい強くなったか確かめてくると、父さんを連れてレイアムランドの修行場に行ってしまったが……父さん……頑張れ。

 

弥美は、ラーミアの祭壇を使う前より少し強い気配を感じる程度だった。……なんで、弥美だけこんな効力が少ないんだ?

 

弥美「うーむ?力を手に入れた感覚はあるが……微妙じゃな。」

「メタルスライム達はもっと強くなってたんだけどなぁ……」

ベロニカ「おそらくですが……光の力に対する適正が低いのかもしれませんね……いくら改心したとはいえ、魔王バラモスの配下でしたし。」

弥美「それを言ったら、サランやメタルスライム達はどうして強くなったのじゃ?サランに至っては元大魔王の配下じゃぞ?」

セーニャ「メタルスライム達は魔物とはいえ、あまり好戦的ではなかったからじゃないでしょうか?サランさんは、この世界に来てからの生活に馴染んだからだと思います。」

 

弥美は母さんの事情を知っているのか……母さんが話したのかな?

それはともかく、単純に適正の問題だと思うなぁ。たぶん、メタルスライム達も全く同じパワーアップをしているわけじゃないだろうし……

 

ベロニカ「……もしかしたら、私とサランさんがよく一緒に修行をするので、光の力の適正が上がったのかもしれません。稽古をする時は、私がいつも光弾を撃ちまくってますし。」

「ああ……段々光の力を理解したり、体に受けて耐性がついたりして母さんの適正が上がった可能性がありますね。それは。」

セーニャ「という事は……弥美さんに光弾を浴びせ続ければ、光の力の適正が上がって祭壇の恩恵をもっと受けられるのでは!?」

弥美「なんじゃと!?光の力で傷つかねばならんのか!?そんな苦行はイヤじゃぞ!?」

ベロニカ「物は試しです!!えい!!」

弥美「え!?止め……ぎゃあぁぁぁ!!??

「……痛そうだな。」

弥美「痛いに決まっておるではないか!?はよう治療をしてくれ!!痛くてかなわんわ!?」

 

とりあえず、弥美に回復魔法をかける。……そういえば、光の力が強化されたんなら俺も光弾できないかな?

 

「あ、光弾できた。」

弥美「うお!?そ、それをどうするつもりじゃ?」

「触るだけなら大丈夫じゃない?ぶつけられるわけじゃないんだから。」

弥美「……それもそうか。さすがに触る程度であれば問題ないか。どれ……いだぁぁぁぁ!!??

「あ、あれ!?弥美!?大丈夫か!?」

 

触っただけで!?なんで!?って弥美の肌がボロボロだ!?回復しないと!!

 

「ごめん……まさかこうなるとは思わなかった。」

弥美「回復魔法が体に染み渡る……いいのじゃ。わらわも己の意志で触ったからの。」

ベロニカ「これは……致命的に光の力の適正がなさそうですね……」

セーニャ「むしろ、相性が悪すぎるのでは……?」

「ま、まあこれでもう一度祭壇の中心に立てば、何か変わるかも……たぶん。」

弥美「……まぁ、やってみるかの。」

 

もう一度ラーミアの祭壇の中心に立った弥美。……また少しだけ強くなった……のか?

 

「どう?さっきと変わった事はある?」

弥美「……また力を手に入れた感覚はあるぞ?じゃが、それ以上の変化は……なさそうじゃな。」

「弥美に光の力の適正がないから、あまり効力がないのか?ちょっと俺もやってみるよ。」

 

今度は俺がラーミアの祭壇の中心に立った。……そういえば、これで三回目だな。……おお!!??

 

「また力が溢れてくるぞ!?」

ベロニカ「ネドラさんがまた光りましたよ!?光のオーラもさらに強くなってます!!」

セーニャ「さらに気配も強くなりましたね……やはり、ある程度の適正が必要なんですかね?」

弥美「これでも、わらわも強くなっている実感はあるんじゃがの……なんだか悔しいわ……」

 

なんというか……ドンマイとしか言いようがないな。少しでも強くなったんだから、よしとしよう!!

 

 

 

………………………………………

 

 

弥美「ぎゃあぁぁぁ!!??死ぬ死ぬ死ぬ!?死んでしまうぞ!?サラン!!一旦攻撃を止め……あぶな!!??」

ネドラ母「大丈夫よ!!これでも手加減してるんだから!!それに、すぐに回復してあげるから!!」

弥美「なんでこうなるんじゃあぁぁぁ!!??

 

現在、レイアムランドの修行場。母さんと弥美は見ての通りだ。一方的に人間状態の母さんが弥美に攻撃をしている。使えるようになった光弾も交えて。弥美は一切反撃できていないようだ。

 

俺と父さんは、光の力を上手に扱えるように特訓をしている。父さんは、母さんとの修行の後という事もあり、かなり上達している。俺も頑張らなきゃな!!

 

「ビーストモードの要領で、ふん!!!」

ネドラ父「さっきよりも強い気配を感じるな!段々慣れてきたんじゃないか?」

「まだまだだよ。母さんのように光弾を撃ちまくれないし……なんで母さんはできるんだ?」

ネドラ父「そりゃ、大魔王の下で働いてたんだ。戦いの経験の差じゃないか?」

 

本当に母さんは凄いなぁ。父さんも凄いけど。

 

「父さんだって、光の力を使いこなしてるじゃんか。」

ネドラ父「まあ、さっきまで死に物狂いで母さんと修行してたからな!身に付いてくれなきゃ困る!!」

 

父さんは、火傷を負ってしまう前より早く動けるようになったらしい。凄いな、ラーミアの祭壇の効果。ゲームではあり得ない光景だ。

 

とりあえず、父さんと実戦形式で修行を始めた。不慣れな光の力を使いながら。

 

ネドラ父「ほら!!隙だらけだぞ!!そおぉら!!!」

「ぐ……この!!こっちだって光の力を纏わせれば!!」

 

父さんは、属性剣に光の力を纏わせて攻撃をしてくる。俺も同じ事をしているが、父さんの方が扱い方が上だ。だったら!!

 

ネドラ父「ぐお!?魔法壁をぶつけてきたか!面白い!!」

「おまけの光弾だぁぁ!!!」

ネドラ父「まだまだぁ!!もっと撃ってこい!!」

 

段々光の力に慣れてきたな……これもできるはずだ!!

 

「これが、光の防御だ!!」

ネドラ父「なんだそれは!?ビーストモード……じゃないな!?」

「できるようになったんだよ!!光の力を上手く扱えるようになった証拠だ!!」

 

ゾーマが闇の衣を纏うなら、こっちは光の衣だ!!これなら!!

 

ネドラ父「全く攻撃が通らんぞ!?……それなら!!」

「やっぱり、いてつく波紋をやってくると思ったよ!!」

ネドラ父「また光の魔法壁か!!こんの……!!」

「これで、どうだぁぁ!!!」

 

 

ガン!!!!

 

ネドラ父「ぐおおお!!??……参った!!降参だ!!」

「はぁ、はぁ……上手くいった!!」

ネドラ父「まさか、デカイ拳が出てきて殴られるとはな……」

 

ぶっつけ本番だったが、正義の鉄拳(イナズマイレブン)モドキができた!!これで、会心必中とか撃ったら凄い事になりそうだな!!夢が広がるな!!……光の力で作った拳で殴ったからホーリーパンチか?……ダサいな。別の名前を考えよう。

 

 

この後も休憩を挟みつつ、父さんと修行をしまくった。だいぶ強くなれたのを実感している。ビーストモードの要領で光の力を上乗せするホーリーモードや光の衣、正義の鉄拳モドキ改めホーリーフィスト等々新技もできた。……ゴッドハンド(イナズマイレブン)もできるけど……魔法壁の方が使いやすいんだよな。せめて、光の力でできた手の指を正確に動かせれば、役に立てそうだが……

 

今回の新技と龍化を組み合わせれば、凄く強くなりそうだな!あとでやろう!!

 

いつの間にか母さん達の方も終わったようだ。果たして、弥美は無事なんだろうか?

 

弥美「………もう、うご、けん…」

ネドラ母「ちょっとやりすぎちゃったかしら?」

弥美「ちょっと、とは……?」

 

………無事みたいだな!ヨシ!!

 

 

……………………………………………

 

 

いつものように勇者の家に行ったり、いつものように竜の女王様の城に行ったり、レイアムランドで修行をしたり、ネクロゴンドの洞窟で魔物を食べたり……なんだか毎日が充実してるな。オーブ探しが終わったからだろうか?心にゆとりがあるというか……大魔王ゾーマがいるから慢心しちゃいけないけど。

 

 

今は、竜の女王様の城の外にいる。ハーゴンさんのためになるかどうか分からないが、教えたい事がある。

 

キャリー『本当にレイアムランドの祭壇を教えてしまうのですか?未来が心配なのですが……』

 

物語のハーゴンの事は、キャリーさんやベロニカさん、セーニャさんにすでに話してある。不安なのは分かるけど、俺含めて四人で相談して出した結果だ。もしかしたら、竜の女王様が長く生きられるかもしれないからね!!

 

「少なくとも、今のハーゴンさんは心優しい神官長様ですよ?むしろ、あの人が未来の物語で悪に染まる事が考えられないくらいです。」

キャリー『私もそう思いますが……あなたの言う物語で、もっとハーゴンについて詳しい情報はありませんか?』

「それが……今から少なくとも数百年後の話なので分からないですね。その数百年に何が起きたかは分からないんですよ……」

 

本当に途方もない年月だよ……俺はその時まで生きられないし、それこそキャリーさん達に任せる事しかできない。

 

キャリー『そうですか……いえ、情報があるだけでもありがたい事です。本来であれば、知る事は叶いませんでしたから……何か対策を立てる必要がありますね。』

「俺はその時まで生きられませんから、無責任な形で任せてしまいますが……どうかよろしくお願いします。」

キャリー『………分かりました。こちらでどうにか手を打っておきます。』

 

頼みます。キャリーさん。それはそうと、今をどうにかしないとな!

 

 

………………………

 

 

ハーゴン「これはネドラ様!!ようこそ、お越しくださいました!本日も女王様の安否確認ですか?」

「それもありますけど、ハーゴンさんに話があって来たんです。」

ハーゴン「私にですか?どういったご用件でしょうか?」

「実は……………………」

 

俺はレイアムランドにある、ラーミアの祭壇の効果について話した。そこで、俺たちの力が強化されたうえに光の力まで手に入れた事、光の力も強化される事を話した。

 

「もし、竜の女王様の光の力が増せば、延命できるかもと思ったんです。」

ハーゴン「なるほど……そうすれば、病にかかったとしても女王様の生命力で打ち勝つ事ができるかもしれないと。可能性としては、十分にありえますね……しかし、女王様はこの地から離れられないのです。使命がどうしても足枷になってしまいますね……」

「でしたら、ハーゴンさんが祭壇の配置や仕組みを調べて、竜の女王様の部屋に作るのはどうでしょうか?」

ハーゴン「……そうか!!何も連れていかなくても!!ありがとうございます!!ネドラ様!!今から、女王様に外出許可を貰って来ますので少々お待ちを!!」

 

 

希望に満ちたハーゴンさんの顔を見ると……本当にドラクエ2のハーゴンと同一人物とは思えないな。

 

 

(キャリー『やはり、彼が悪人になってしまうなんて信じられませんね……』)

 

キャリーさんもそう思いますよね?

 

(キャリー『はい。カギは竜の女王様の安否……延命できれば、物語のような人物にはならなくなるかもしれませんね。……どうしても、彼を殺める気にはなりません。』)

 

 

確かに考えた事はあったけど……今のハーゴンさんは善そのものだからな。「未来で悪い事をするから殺すね!」なんて理論は通用しない。絶対に信じてもらえない。

 

ハーゴン「お待たせしました!ネドラ様!!さあ、行きましょう!!……とその前に、本日分のひかりのたまです。」

 

……袋にも自宅の倉庫にもレイアムランドの塔にも大量にひかりのたまがあるんだよなぁ……いっそのこと、ギアガの大穴から落としてみるか?

 

(キャリー『ひかりのたま……欲しいですね。』)

 

あとで、ギアガの大穴に落としてみましょうか?

 

(キャリー『お願いします!!』)

 

 

さて、心の会話はこれくらいにしよう。

 

「いつもありがとうございます!それでは、レイアムランドに行きましょう!まずはマジックバリアを重ねがけして…………」

 

 

……………………………

 

 

レイアムランドにハーゴンさんを連れてきた。ベロニカさんもセーニャさんも、いつか連れて来る事を知っているから動じていない。

 

ベロニカとセーニャ「「ようこそ、お越しくださいました。ハーゴン様。我ら一同歓迎します。」」

ハーゴン「これはご丁寧にどうも。改めまして、ハーゴンと申します。よろしくお願いします。」

「では、ベロニカさん、セーニャさん、ハーゴンさんにこのラーミアの祭壇の仕組みを調べさせてもらえますか?」

ベロニカ「大丈夫ですよ!」

セーニャ「竜の女王様のお役に立てるのであれば、喜んで。」

ハーゴン「ありがとうございます!それでは、失礼します。」

 

ハーゴンさんは祭壇を調べ始めた。ハーゴンさんは頭が良いから、竜の女王様の城でも似たようなものができそうだ。

 

ハーゴン「ふむふむ……なるほど……オーブの力が漏れる事なく……女王様のひかりのたまで増強して………」

 

真剣に調べているなぁ。竜の女王様の命に関わるかもしれないから、当然ではあるけど……

 

ハーゴン「ネドラ様!!少しよろしいですか?」

「はい?なんですか?」

ハーゴン「確かめたい事がありまして……祭壇の中心に立っていただけますか?」

「俺は良いですけど…ベロニカさんもセーニャさんも良いですか?」

ベロニカ「私たちに許可なんて取らなくて良いですよ?」

セーニャ「自由に活用してください!」

 

それじゃあ失礼して……また力が送られてくる!?四回目だぞ!?

 

ハーゴン「では、ネドラ様!!そのままでいてください!!」

「分かりました!」

ハーゴン「なるほど……こうして力が送られてくるのか……あの魔法陣で代用できるはず……問題はオーブか?これ程の力を持った物が、ひかりのたま以外であるだろうか……?ひかりのたまだけでは構築できない………」

 

い、いつまでいればいいんだ!?めちゃくちゃ力が送られてきてるんですけど!!??体が痛くなってきたぞ!?

 

「あ、あの!?ハーゴンさん!?そろそろ俺の体が限界です!!!体が凄く痛いです!!??」

ハーゴン「……ああ!?失礼しました!!もう大丈夫ですよ!!申し訳ございません!!」

 

はぁ、はぁ、はぁ……力の過剰供給はよくないな……こんなにツラくなるとは。

 

ハーゴン「構造は分かりました!代用できそうな魔法陣もありますし、再現はできると思います!!ネドラ様!!ありがとうございました!!」

「役に、立って、良かった、です……」

ベロニカ「大丈夫ですか!?ネドラさん!?……あの方向に光弾を撃ちまくりましょう!少しは楽になるはずです!!」

セーニャ「祭壇の中心に長く居すぎると、ネドラさんでも耐えられなくなってしまうんですね……使い方には気を付けなければ……」

 

言われた方向に光弾を撃ちまくる。……段々楽になってきた。というか、平然と光弾を撃ちまくれるようになったな。

 

ハーゴン「過剰供給にも気を付けなければいけませんね……ネドラ様でこうなるという事は、女王様も……」

「ふう……楽になりました。……竜の女王様が俺みたいにならないように、調整する必要がありますね。」

ハーゴン「ネドラ様……本当に申し訳ございません。ですが、その通りですね。あとはオーブですが……」

ベロニカ「オーブはこの祭壇でしか、効果を発揮しないはずです。」

セーニャ「そもそも、今の祭壇の活用方法が普通じゃないんですけどね……ラーミアの復活のためのオーブですから。」

 

オーブの代用品か……そうだよな。魔法陣だけじゃできないか。ひかりのたまだけで成り立ってるわけじゃないし……

 

ハーゴン「……疑問に思ったのですが、祭壇の中心にひかりのたまを置いたらどうなりますか?」

ベロニカ「……あ!?もしかしたら、オーブの力も入るかもしれませんね!!」

セーニャ「今まで人や魔物は試してきましたけど、道具は試してませんでしたね……やってみましょう!」

 

ベロニカさんが大量のひかりのたまから一つ、祭壇の中心に置いた。

 

 

ピカアァァ!!!!

 

おお!?光ったって事は、成功か!?

 

ハーゴン「なんという力!?それぞれのオーブの力を超えている!?成功ですね!!」

「という事は、この作業を繰り返せばオーブの代わりが作れるという事ですか!?」

ハーゴン「可能性は大いにありますね!!やってみましょう!!お二人も力を貸していただけますでしょうか!?」

ベロニカ「もちろんですよ!」

セーニャ「これは新たな発見ですね!あとで、他の道具でも試してみましょう!!」

 

大量にあるひかりのたまの強化作業が始まった。途中で、何個かひかりのたまが割れてしまった。おそらく俺の時と同じ、力の過剰供給によるものだろう。それ以外は、上手く割れずに作業が進んだ。

 

ハーゴン「これだけあれば十分でしょう!!みなさん、ありがとうございます!!」

ベロニカ「いえ、お役に立てたのならなによりです!!」

セーニャ「ひかりのたまの光が強くなりましたね……これを今のひかりのたまと入れ替えたら……………」

「たぶん、力の過剰供給のスピードが早くなると思いますよ?さすがに命の危険が……」

セーニャ「あ……そうですね。入れ替えないでおきましょう。」

 

試してみたくなるのは分かるけど、最悪死ぬからな……少なくとも、今は止めておこう。

 

ハーゴン「構築に行き詰まったら、また確認しにきてもよろしいでしょうか?」

ベロニカ「大丈夫ですよ?いつでも来てください!」

セーニャ「これで竜の女王様がより元気になってくれると良いのですが……」

「そういえば、ハーゴンさんってルーラは使えましたっけ?」

ハーゴン「……お恥ずかしながら、何故だか使えないのです。ですので、キメラのつばさを使います。」

「でしたら、俺がルーラで送りますよ。節約できるならそれに越した事はないですし。」

ハーゴン「……本当になんとお礼をしたら良いのか……ネドラ様!何から何までありがとうございます!!」

 

めちゃくちゃ感謝されるな。悪い気はしないけどね!

 

強化された数十個のひかりのたまを、ハーゴンさんの袋に入れた。……これでも大量にひかりのたまが残ってるんだよな。あとで強化しよう。

 

マジックバリアを重ねがけして、俺はハーゴンさんを連れてルーラをした。行き先はもちろん竜の女王様の城だ。

 

 

ハーゴンさんは、これから魔法陣の構築を始めるとの事。竜の女王様にも、さっきあった事を話した。ハーゴンさんの懸命な働きに、竜の女王様は嬉しそうだった。それと同時に、申し訳なく思っているとも言っていた。……ハーゴンさんは竜の女王様を想ってるからこそ、行動してる。竜の女王様はそれを受け取って欲しい。

 

竜の女王様の延命ができれば、遥か未来も変える事ができるかもしれない。……その時には俺は死んでるけど……

 

 

ハーゴンさんも頑張っている。……俺も頑張らないと。

 

 

大魔王ゾーマをどうにかしないとな。その前にルビス様の復活だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




光の力をドンドン上手く扱えるようになってきたネドラ達。弥美は不憫枠になってますね……

ハーゴンの疑問により、ひかりのたまが強化できる事が判明。これをゾーマ様が知ったら愕然とするでしょうね。
地味にネドラもさらに強化されました。




ホーリーモード

ビーストモードに、ドラクエ9で出てくるライトフォースを組み合わせたような効果。

光の衣

大魔王ゾーマの闇の衣の光バージョン。斬撃や魔法関係なく、受けるダメージを軽減する。

ホーリーフィスト

光の力でできた巨大な拳で攻撃する。ばくれつけんや会心必中等の拳の技と組み合わせられる。ロケットパンチのように飛ばす事もできる。
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