ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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バラモスフロップというゲームでいなかった存在を見て、頭に血がのぼっているネドラ。しかし、暴走はしていません。修行の成果が出ていますね。


第35話 ルビスの復活 今後の動き

 

 

 

龍人化をしなくても、デーモンアミゴは一撃で葬れた。メタブレイブの斬撃を、俺でもできるように修行しといて良かった。

 

バラモスフロップは、ひかりのたまで苦しんでいて何もできないようだ。……最後でいいか。

 

ここからは龍人化で戦う。ルビス様の部屋を龍化の体で壊すわけにはいかない。まずは、ホーリーモードとピオラで加速する。

 

狙うは、バラモスブロスの背後だ!!

 

「おらあぁぁ!!!」

バラモスブロス「!!??いつの間……ゴハアァァ!!??」

 

 

ルビス様から引き離すために、バラモスブロスの背後にまわって蹴り飛ばす。これで、封印されたルビス様を背に戦える。ルビス様を傷つけるわけにはいかないからな!!あとは………

 

「この粉をくらえ!!!」

バラモスブロス「ググ……今度はなんだ!?………何も起こらないではないか。ハッタリか!!」

「さあ?どうだろうね?」

バラモスブロス「おのれ……!!!舐めた態度を取りおって!!ザラキをくらうがよい!!」

 

 

何を起こらないよな?そりゃそうだ。なにせ、武器屋スライムのガンキンが作ってくれた魔封じの粉をぶっかけてやったんだからな!!すでに効果は試してあるんだよ!!

 

バラモスブロス「な、何故だ!!??何故ザラキが使えんのだ!?貴様!!我に何をした!!」

「自分で考えろよ。バラモスエビルより頭が良いんだろ!!!」

 

 

ガン!!!バキッ!!!ドガガ!!ドゴオォォン!!!

 

バラモスブロス「グフアァァァ!!!???」

 

魔封じの粉は、まいた範囲で魔法が使えなくなるだけだ。別に自分のかかってる魔法は消えない。黒いきりよりも使い勝手が良い。

 

魔法ではない光弾を撃ちまくり、少し小さめのホーリーフィストで殴りまくる(もはやばくれつけん)。ルビス様に傷つかないように。部屋を壊さないように。

 

 

バラモスブロスを部屋の出入口まで押し出せた。バラモスブロスは、見るからにボロボロだ。

 

バラモスブロス「お、おのれ……よくも我に傷をつけおったなぁ!!!」

「随分怒ってるじゃないか!!こっちもここまで来るのに疲れてるんだ!!終わらすぞ!!」

バラモスブロス「この小僧が!!魔法が使えぬのなら、ブレスや物理こうげ………き…………?」

 

 

キイィィン!!!

 

 

グシャ!!!!!

 

この部屋のトビラの側に潜んでいた……今の状況でいえば、バラモスブロスの背後を取る形になった父さんが、バラモスブロスを思いっきり切った。

そして、母さんがバラモスブロスの頭を蹴り砕いた……

 

いや、グロ!?

父さんは分かる。胴体を剣で切ったから。母さん!?母さんの蹴りの威力がおかしすぎるぞ!?バラモスブロスの頭が粉々になったぞ!?どうなっているんだ!?

 

ネドラ父「ふう、どうにか不意打ちができたな!!」

ネドラ母「念のため、バラモスブロスの体を消しておきましょう!!ゾーマ様だったら、体が残っているだけでゾンビにするかもしれないから!!やってやるわ!!」

 

母さんは、部屋の外に絶命したバラモスブロスの体(頭部分の肉片を含めて)を引っ張り出して、龍化をした。そしてそのままグラビモスビームを吐いて、バラモスブロスの体を消し炭にした。

 

……まさか、骨すら残らないとは(ネドラもバラモスに対してやっている)

 

キャリー「やりましたね!ネドラさん!皆さんもありがとうございます!!」

「まだですよ?まだ、そこにバラモスフロップが残ってますから。」

ネドラ父「これは、酷い有り様だな……敵ながら同情する。」

 

父さんもそう思うよね……さすがに酷すぎる。せめて、楽にしてあげよう。

俺はバラモスフロップに近づいていく。

 

バラモスフロップ「……ワ、ワシ、ハ?」

「……その状態でも話せるのか。今からお前を殺す。せめて、痛みを感じずに死んでくれよ。」

バラモスフロップ「カイホウ、サレル、ノカ?………アリ、ガトウ………」

 

 

かがやくいきで凍らせて、部屋の外にバラモスフロップを持って行く。龍化して、グラビモスビームで消滅させた。………まさか、感謝されるとはな。ずっと、辛かったんだろうな。

 

ネドラ母「……まさか、バラモスエビルができる前のヤツを出してくるとはね。」

「母さんは知ってたの?あのバラモスフロップの事……」

ネドラ母「ゾーマ様が、バラモスの複製を作るってなってた時に元同僚から聞いたのよ……失敗作ができてしまったって。あんなに酷い状態だと思わなかったけどね……」

ネドラ父「……あの状態で長い年月、放置されていたのか……?」

ネドラ母「そこまでは分からないけど……死が救済だったのは間違いないと思うわ。よくやってくれたわ。ネドラ。」

「……うん。」

 

……死ぬ事が救済だとは思いたくない。でも、あの状態でずっと苦しむくらいなら……同じ失敗作であるバラモスナイトと扱いが違いすぎる。創造主から見放されるなんて……

 

……今は切り替えよう。ルビス様の封印を解かないと!

 

「ルビス様の封印を解こう?もうここには、敵はいなさそうだし。」

ネドラ父「そうだな。……ようやく目的が果たせるな!!」

ネドラ母「そういえば、それが目的だったわね……バラモスの失敗作について考えてたから、完全に忘れてたわ!!」

 

 

母さん……さすがに目的を忘れないでよ!?めちゃくちゃ重要なんだから!!

 

キャリー「少し待っていてください。ルビス様に情報を伝えますので。」

 

キャリーさんは、封印されている(石化?)ルビス様に触った。……情報って今までの事だろうか?

 

 

(キャリー『ネドラさん、ネドラさんの事情やしんりゅう様の事、ギアガの大穴関連の情報もルビス様に伝えました。』)

 

おお!?わざわざ俺だけにテレパシーで伝えてくれるなんて!?ありがとうございます!!

 

(キャリー『あなたには数えきれない程の恩がありますし、当然の事ですよ!』)

 

 

 

キャリー「……情報を伝え終わりました。ネドラさん!ようせいのふえを吹いてください!!」

 

……本当に俺がやるのか。確かに受け取ったけどさ。とりあえず、魔力を笛に込めて……吹く!!

 

 

~~~~~~♪♪♪

 

「……どうですか?」

キャリー「問題ないですよ!美しい音色でした!!」

「それなら良かったです!!不安だったので………」

 

 

ピカアアァァァァ!!!!!

 

 

うわ!?眩しい!!ルビス様が光ってる!!!これがようせいのふえの効果か!!……壊されてなくて良かったよ!!本当に!!

 

 

……どうやら、封印は解けたみたいだ。さっきのルビス様に色がついている。赤色の長髪に、天使のような立派な白い翼、白いドレス。……これが復活したルビス様か。エルフみたいに耳は尖ってるんだな。

 

ルビス「よくぞ私にかけられた封印を解いてくれました。感謝します。……しかし、選ばれし勇者ではないのにその光の力……勇者と見間違える程の力をお持ちのようですね。」

キャリー「ルビス様。お怪我はありませんか?」

ルビス「ええ、大丈夫です。今はキャリーと呼ばれているそうですね。とても良い名前だと思いますよ?……あなたも良く頑張ってくれました。」

キャリー「ありがとうございます!!ルビス様!!私に気をかけていただいて……感無量です!!」

 

 

なんだか、間接的に褒められた気がする。……むずがゆいな。

 

ルビス「ディアンさん、サランさん、そしてネドラさん。あなた方の事は、先ほどキャリーから聞きました。……私の創造したこの大地……アレフガルドまで来てくれた事、キャリー達を助けてくれた事……なんとお礼を言ったらいいか……」

ネドラ母「お礼がしたいんだったら、この世界の闇を祓ってくれる?神様なんだからできるでしょう?」

「か、母さん!?せめて、オブラートにつつんで!?」

 

母さん!!??ルビス様に向かってなんて事を!?前にもあったぞ!?

 

ルビス「……そうしたいのですが、今の私の力では足りません。大魔王ゾーマに封印されてから、力の大半を奪われてしまいました……」

ネドラ父「力……それなら、ラーミアの祭壇を使えば回復できるのでは!?我々も光の力を得たのは、その祭壇によるものなのです!!」

ルビス「なるほど……確かに回復は可能かもしれませんね。どうか、連れていってもらえますか?」

ネドラ父「もちろんですとも!!なぁ、サラン!ネドラ!」

ネドラ母「そうね!……ルーラで帰れるかしら?」

「一旦、塔の外に出ようよ!!そこから、ルーラをしよう!!」

キャリー「お願いします!!」

 

 

ルビス様とキャリーさんを連れて、ルビス様の塔の外に出た。そこから、レイアムランドにルーラをした。

 

 

…………………

 

 

レイアムランドに俺、父さん、母さん、キャリーさん、そしてルビス様が来た。……ルーラが使えて良かったよ!!

 

ネドラ母「ルーラが使えて良かったわね!!じゃあ、テドンの様子を見に行きましょう?ディアンはだいぶ疲れちゃってるから確定として、ネドラはどうする?」

「俺はここに残るよ!案内役がいないとルビス様たちが困っちゃうしさ!!あとでテドンに帰るよ!」

ネドラ父「ちょっと待て!?俺は強制なのか!?」

ネドラ母「当然でしょ!?ディアンは休息をとらないと!じゃあ、ネドラ!!あとは、よろしくね!!」

 

 

父さんが母さんに連行されてしまった……

 

ルビス「面白い家族ですね?ネドラさん?」

「……お見苦しいところをお見せしてすみません……」

ルビス「良いんですよ。あなた方は恩人ですし、今まで勇者の代わりに頑張ってきてもらったのですから。」

キャリー「ネドラさんには、返しきれないくらいの恩がありますからね!」

 

心の広い神様で良かったよ……

 

レイアムランドの塔の頂上に来た。ベロニカさんとセーニャさんが、涙目で近づいてきた。

 

ベロニカとセーニャ「「ネドラさん!!ご無事でよかったです!!ずっと祈っていましたが……心配しましたよ!!」」

「そ、そんな声を揃えなくても……ただいま戻りました。」

ベロニカ「お帰りなさい!!ネドラさん!!……ってそちらの方々は!?」

セーニャ「もしや、ルビス様ですか!?もう一人は……ルビス様のつかいの方ですか!?」

ルビス「その通りです。ネドラさん達に助けてもらいました。改めて、精霊ルビスです。よろしくお願いしますね?」

キャリー「私はキャリーと申します。よろしくお願いします。」

 

 

ベロニカさんとセーニャはひと目で分かったか。魂の状態が見れるんだもんな。分かって当然か。まぁ、前世の知識もできるだけ教えてるし……お?自己紹介をお互いし終えたようだ。

 

ルビス「この場にいるのは、ネドラさんの事情を知る者だけですね?」

「はい。キャリーさんから聞きました?」

ルビス「ええ、聞いているだけでも凄い情報量でしたよ?あとは……竜の女王たちですね。」

キャリー「そうです。ルビス様。」

「……今は力を取り戻しましょう!!ベロニカさん!セーニャさん!ルビス様に祭壇を使わせてください!」

ベロニカとセーニャ「「もちろんです!!どうぞ、お使いください!!」」

 

 

ルビス様にラーミアの祭壇の使い方を教えて、祭壇の中心に立ってもらった。これで力が戻れば良いけど……

 

 

ピカアアァァァァ!!!!!

 

 

眩しい!!!!元々強い光の力の持ち主だからか、凄い光を放ってる!!!大魔王ゾーマもそりゃあ警戒するよな!!

 

ルビス「体に痛みを感じるまで、立ち続ければ良いんですよね?」

「はい!!どうですか!?回復してる感じはありますか!?」

ルビス「そうですね……驚く程に力が満ちてきています。もう少し時間がかかるとは思いますが。」

キャリー「ルビス様!!次は私も祭壇を使いたいです!!」

ルビス「分かりました。……ですが、ベロニカさんとセーニャさんに許可を貰ってくださいね?」

キャリー「あ……そうでした。私とした事が……浮かれすぎてましたね。申し訳ございません……ベロニカさん、セーニャさん。」

ベロニカ「大丈夫ですよ!顔を上げてください!」

セーニャ「ルビス様が、ようやく封印から解放されたんですから……嬉しいに決まってますよ。心が踊るのも無理はありません。」

 

 

よくよく考えたら、俺以外みんな神様の関係者だな!?ルビス様に至っては自称精霊だけど、アレフガルドという世界を作った神様だしな!?俺の場違い感が凄い!!??いて良いのか!?俺は!?

 

って、みんなが許してくれているから良いか。そもそも、残るって言ったのは俺だしな。

 

……だいぶ長い事、ルビス様が祭壇の中心に立っているけど大丈夫か?メタブレイブや母さん以上に長いぞ!?これが神様ってヤツなのか?

 

ルビス「……少し、体が痛くなってきましたね。」

「それじゃあ、祭壇の中心から離れてください!」

ルビス「分かりました。……力を失う前よりも強くなった気がします。ラーミアの祭壇に感謝しなければなりませんね。」

 

とんでもない光の力を感じるよ……メタブレイブや母さんでもここまでじゃなかった……ラーミア以上か?

 

キャリー「では!次は私が使います!!」

「気をつけてくださいね?痛みを感じたら祭壇の中心から離れてください!」

キャリー「はい!……ようやく見ていた事が、やりたかった事ができるんですね!!」

ルビス「フフフ!キャリーがはしゃいでますね。あの子があんなに楽しそうにしているのは、久しぶりに見たかもしれません。」

「……愛称を俺がつけてから、あんな感じでしたね。急にテンションが上がったというか……」

ルビス「名前は大切なものですからね。力にも関係してきますし、なにより異世界の魂であるあなたから名前をつけられた事で、大幅に強く個性が出るようになったのかもしれませんね。あの子の元々の性格もありますが。」

「異世界の魂ってそんなに重要なんですか?」

ルビス「ええ、別の世界の力を手に入れるという点においては、かなり効果を発揮するはずです。ですが、前例はあなたしかいないので……」

 

 

他の異世界から来た魂は消えてるんだもんな……本当によく俺は消えなかったな。前例は俺だけ……なんだか変な感じだ。

 

 

ルビス「私もやりましょうかね……キャリーがあなたに魔力石を取り込ませたように、私もあなたに取り込ませましょう。さあ、この魔力石を。」

「え?ああ、はい。……キャリーさんの時と同じように、体に吸収されましたね……」

ルビス「これで、私とあなたに特別な深い繋がりができました。いつでも相談してくださいね?」

 

 

キャリーさんもそうだけど、ルビス様もなんで勘違いされそうな事を言うんですか!?心臓がバックバクなんですけど!?からかって楽しいですか!?……言わないけどさぁ!!!

 

「……まさか、キャリーさんだけでなく、ルビス様とも会話できるようになるとは思いませんでしたよ。」

ルビス「あなたの知る物語では、こういう事はなかったのですか?」

「俺も全てを知っているわけではないですけど……なかったはずです。勇者側から連絡する手段もなかったはずですから、俺がどんなに責任重大な状態になってるか……緊張が止まりませんよ……」

ルビス「そんなに気負わなくても大丈夫ですよ?ほら、リラックスしてください。呼吸を整えて……」

 

……神様に気をかけてもらえるの凄くない?なにこれ、俺って死ぬの?死にたくないんだけど?

 

「……!!そうだ!今のルビス様なら、大魔王ゾーマに勝てるんじゃないですか!?現在進行形で、キャリーさんもパワーアップしてますし!」

ルビス「………勝てるとは断言できませんが、世界を覆っている闇を払う事はできると思います。ゾーマも私を放ってはおけないでしょうし……やってみなければ分かりませんね。」

「下手にゾーマに挑むわけにはいきませんからね……まずは闇を払うところから試さないとですか。」

 

 

これで調子にのって、ルビス様がやられちゃったら目も当てられない……慎重にいかないと……

 

キャリー「イタタタ……少し粘りすぎましたね……」

ベロニカ「大丈夫ですか!?キャリーさん!?」

セーニャ「体に不調はありませんか!?」

キャリー「不調はないですね。大丈夫です!祭壇の中心から離れたら、痛みもなくなりましたし!!それにしても、凄い力ですよ!!アレフガルドの魔物を倒しまくれます!!」

 

 

お?キャリーさんが祭壇を使い終えたか。……キャリーさんもさっきとは桁違いの力と気配を感じる。ルビス様程ではないにしても、俺より強い気がする。

 

 

 

 

 

キャリーさんのパワーアップが終わったところで、これからどうするかを話し合った。ルビス様いわく、ゾーマの闇をむやみに払えば、ゾーマ自らルビス様を倒しにくるかもしれないとの事。だから俺たちにゾーマの所に行ってもらい、ゾーマの隙を作った状態で闇を払えば、弱体化を狙えて倒せるかもしれないと。

 

「それで、ゾーマが倒せるなら良いですけど……ルビス様が一回敗れてしまっていると考えると、どうも俺だと力不足な気がしますね……ひかりのたまを大量に持っていても不安です。」

キャリー「確かに、大魔王ゾーマは恐ろしいですよ。それに、ゾーマのいる城にはたくさんの魔物がいますし……」

ベロニカ「私たちも手伝いたいですけど……本当に使命が邪魔をしますね……!!!肝心な時に動けないなんて!!」

セーニャ「……離れようとしても、変な力が働いてレイアムランドから出られないんです。なぜ、私たちは!!!」

「ち、ちょっと!?ベロニカさん!?セーニャさん!?それ以上は良くないです!!」

 

 

ベロニカさんとセーニャさんの気持ちは分かる。分かるんだけど抑えよう!?目の前にルビス様がいるんだよ!?神様がいらっしゃるんです!!??

 

ルビス「竜の女王もそうですが、使命を無視できないように創造されていますからね……他の神々に代わってお詫びします。」

ベロニカ「あ……いえ、ルビス様は悪くないですよ!?……こちらこそ申し訳ございません…」

セーニャ「申し訳ございません。ルビス様……私たちの使命はラーミアの卵の守護と、ラーミアを語り継ぐ事。ですが、ラーミアは復活し、この世界を飛び回っています。語り継ぐ事だって、ここにいなくともできるはず……少なくとも、半分は使命が終わっているのに、何故離れられないのでしょう?」

ルビス「……確証はありませんが、このラーミアの祭壇を守護しなければいけないのではないでしょうか?この祭壇をもし悪しき者が使ってしまえば、世界の秩序が乱れてしまうかもしれません。そこを他の神々は危険視している可能性がありますね……」

 

 

……どのみち、オーブと祭壇がある限り離れられないのか。使命っていうのは、俺が考えているよりも相当重いらしいな。………俺が「ベロニカ」と「セーニャ」の名前をつけなければ、ここまで二人が苦悩する事はなかったんじゃないか?あの時だって、性格がビックリするぐらい変わって………いや、もうしてしまった事だ。二人は名前を貰って喜んでいた。これ以上、考えてもしょうがない事だ。

 

それに、ベロニカさんとセーニャさんにはいつも助けられてるしな。バラモスナイトの時だって、命を助けてもらった。祭壇の新しい使い方を示してくれた。……最初に前世の事を打ち明けられた人たちなんだから。

 

俺がやらないとな……

 

ベロニカ「今度は、ラーミアの卵すらないこの祭壇を守るために……ですか。」

セーニャ「確かに悪しき者から守る必要があります……ありますけど、このままレイアムランドで待つ事しかできないなんて……」

「……待つだけじゃないですよ?」

ベロニカとセーニャ「「……え?」」

「お二人は俺たちにとって、いなくてはならない存在なんですよ。ここに来た時に安心するんです。メタンガ達もここを守るために、いつも修行をしたり、見回りをしたりしていますし。俺たちにとっては見慣れた光景です。……その見慣れた光景がなくなってしまったら、悲しいですよ。」

ベロニカとセーニャ「「ネドラさん……」」

「お二人にはいつも助けてもらってますからね……俺たちがやるべき事を、無理してやろうとしなくても大丈夫ですよ?どうか、俺たちの第二の故郷であるレイアムランドを守ってください!!」

 

 

俺にはこれくらいしか言えない。第二の故郷なんて、感情の押し付けにも程がある。でも、正直に思った事だ。実際、故郷のテドンの次に長くいるし。

 

セーニャ「第二の故郷ですか……考えもしなかったですよ。そんな風に思ってくれてたなんて!」

ベロニカ「嬉しい事を言ってくれるじゃないですか!!分かりました!!ネドラさん達のためにここを守ります!!使命よりも、そう考えた方が頑張れますよ!!」

キャリー「良かったですね!!ベロニカさん!セーニャさん!」

 

……調子を取り戻してくれたみたいだ。良かった。不快に思われてなくて。

 

ルビス「凄いですね、ネドラさんは。真の勇者にふさわしいと思いますよ?」

「そんな事はないですよ。勇者は別にいますし。」

ルビス「ネドラさんの精神性の話ですよ。……まぁ、光の力もですけどね!」

 

 

光の力も、ほとんどがラーミアの祭壇による外付けの力なんだけどなぁ。

 

 

ルビス様がアレフガルドに一旦戻りたいとの事だったので、ベロニカさんとセーニャさんに別れを告げて、ルビス様の塔にルーラをした。

 

 

 

…………………………

 

 

 

 

現在、ルビス様の塔。俺とルビス様とキャリーさんが来ている。

 

ルビス「私はここで力を隠しながら、ゾーマ討伐の時を待ちます。ゾーマの城に向かう際には、私やキャリーに連絡をお願いします。」

「分かりました。どれだけ通用するか分かりませんが、できるだけ食い下がって見せます!!」

キャリー「私もネドラさんに協力しますよ!!……まずは、私のほこらの様子を見ないと行けませんが。そのあとに、たいようの石を持ってきて、今持っているあまぐものつえを………」

 

 

キャリーさんが後半考えるようにブツブツ言っているな。……精霊のほこらは大丈夫だろうか?ひかりのたまの効果で、防衛しやすくなっているとはいえ、魔物の襲撃の頻度が多いと……ってルビス様にひかりのたまを渡してないな!?渡さないと!!

 

「ルビス様!いくつかひかりのたまを持っていてください!もし、ゾーマの配下が来ても弱体化を狙えると思いますから!!」

ルビス「ありがとうございます。本当に色々してもらって……お礼を考えなければなりませんね!どうしましょうかねぇ。」

 

な、なんだか楽しそうだな。お礼を貰えるなら貰うけど、持て余しそうだなぁ……

 

キャリー「ルビス様、ネドラさんにしんりゅう様の件を……」

ルビス「そうですね。そろそろ、ネドラさんにはしんりゅうについて話さねばなりませんね。」

「!?しんりゅう様についてですか!?」

ルビス「はい。もう天界へは行けるはずなので、しんりゅうがどういう者なのかを話しましょうか。」

 

 

 

 

へ?は!?ええ!?もう天界に行ける!?なぜ!?

 

 

 

 

 

 

 

 




バラモスブロスは体が全てなくなり、撤退もできず復活ができなくなってしまいました。バラモスも同様に消し飛ばされているので、今後の出番はありません。バラモスゾンビは、出てこなくなりました。

ルビスは現在が全盛期のようです。キャリーも大幅にパワーアップしました。

ルビスもまたネドラの事情を知る一人になりました。また、ルビスもキャリーと同じくネドラと連絡を取れるようになりました。

これだけやってるのに、勇者アルスは1歳の赤ちゃんです。


バラモスフロップ

バラモスの複製の失敗作。バラモスエビルが誕生する前から存在しており、常に痛みで苦しんでいた。バラモスエビルよりも頭が良いが、体はボロボロで溶けかかっている。バラモスをそのまま白骨化させて、所々肉片がついている状態。
作った張本人であるゾーマは見捨てたわけではなく、いずれ来る障害用に力を注ぎつつ、安定するように様子を見ていた。しかし、バラモスフロップは話せていた言葉もゾーマから注がれた力により、話せないぐらいに苦しんでおり、結果的に不安定になってしまった。ゾーマによる経過観察は失敗に終わってしまった。
自分を作ったゾーマの事は、恨んではないが死なせてほしかったらしい。

ネドラから押し付けられたひかりのたまにより、ゾーマの力が消えて話せる状態に戻った。最期は、この苦しみから解放してくれるネドラに感謝をし、消滅した。

もし、ひかりのたまを使わなければバラモスブロスよりも強い状態であり、理性が吹き飛んだ状態で戦っていた。ネドラ一人では苦戦していた。魔法は一切使えないが、近くにいるだけで……触れるだけであらゆる状態異常を引き起こす。しかし、その場合でもネドラには状態異常は効かないので、ジリ貧になるだけである。耐久力が異様に高い。攻撃力も異様に高い。
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