ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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ルビス様から天界に行けると言われたネドラ。ネドラはかなり動揺しています。


ここまで、お気に入り登録が増えるとは……
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第36話 天界やしんりゅうについて いざ天界へ

 

 

 

い、いつから天界に行けるようになってたんだ!?ルビス様の封印を解いたから!?ルビス様から魔力石を貰って、いつでも連絡ができるようになったから!?

 

「ル、ルビス様?俺って……天界に行けるんですか?」

ルビス「ええ、行けるはずですよ。私の関係者になりましたし、世界を救うために貢献してくれましたからね。」

キャリー「良かったですね!!ネドラさん!!」

「た、確かに俺の望んでた事なんですけど……具体的にいつから行けるようになったんですかね……?」

 

 

ラーミアの復活に貢献したし、ルビス様の復活にも貢献したけど……これが、竜の女王様が言っていた多大な功績ってヤツなのか?

 

ルビス「まず、前提条件として世界にとって多大な功績を挙げる事です。ネドラさんは上の世界で、ラーミアの復活に大きく貢献しました。これによって、アレフガルドにはびこるゾーマの配下達が弱体化しました。功績として十分です。」

 

 

ラーミアの復活に関わっただけで、すでに条件は満たしていたのか?でも、竜の女王様の城にある導きの光は何も反応がなかったぞ?

 

ルビス「そして、ネドラさん。あなたはキャリーといつでも連絡できるように、魔力石を貰いましたね?」

「そうですね。ルビス様からも貰って、体に勝手に吸収されましたよ。」

ルビス「天界に行く事を望む者……それ以前に、天界の存在を知る者が少なかった。ですので、この度の事態は今までとても少なかったのですが……実は、キャリーが許可をネドラさんに出すだけで、その時に天界への移動はできたのです。」

キャリー「……え!?そうなんですか!?」

 

 

なん……だと!!??

 

 

すでに全部条件は満たしてたのか!?って、キャリーさんも知らなかったのかよ!?

 

キャリー「ルビス様!?知りませんでしたよ!?そんな大事な事!?」

ルビス「本来であれば、私や他の神々がやる事ですからね……キャリーだけでなく、他の者も知らないでしょう。」

「……という事は、最短で考えるとしたら……ラーミアの復活の後に、キャリーさんに天界へ行くための許可を貰えば、竜の女王様の城にある導きの光から、天界に行けた……そういう事であってますか……?」

ルビス「そうなりますね。キャリーには、私の代わりとして動いてもらっていたので私の権限を使えたのですよ。……伝える事は叶いませんでしたけど……」

 

 

……そりゃそうだ。ルビス様は封印されていたんだから。そうか、天界に行けるのか。ギアナの大穴関連の問題が解決できるかもしれないのか!!やったぞ!!!

 

キャリー「……ネドラさん、ごめんなさい。ギアガの大穴に関して、もっと早く解決していたのかもしれませんね……」

「キャリーさん、謝らないでくださいよ。本来、神様がやる事らしいですから知らなくて当然ですよ!!……そもそも、俺が天界やしんりゅう様について、知っているのがおかしいんですから。」

 

 

前世の記憶がなかったら、絶対に分からなかった事だもんな……裏ダンジョンとしんりゅう様の願いを叶える力を知らなかったら、天界の存在を知っても行く気にならなかったはずだ。

 

「異世界の存在である、俺がイレギュラーだっただけです。誰も悪くないですよ。」

キャリー「……ネドラさんがそう言ってくれるのなら……絶対にネドラさんのご恩に報いてみせます!!何でも言ってくださいね!!」

「ほ、ほどほどにお願いします。」

ルビス「……お詫びは必ずしますので。それでは、しんりゅうについてお話しますね?」

「はい!よろしくお願いします!!」

ルビス「しんりゅうは、私と同格の神です。……彼は戦いを好み、彼の元にたどり着いた強者に褒美をちらつかせて戦おうとするのです。」

 

 

へぇー。同格の存在なんだ。初めて知った。……ルビスの剣を守ってきたとかゲームで言ってたような……?褒美をちらつかせるって言い方よ……

 

「戦い好きですか……殺し合いではないですよね?」

ルビス「ええ、決してそのような事はありませんよ?安心してください。しんりゅうへ挑戦する者の力量を試す……と言ったところですね。しんりゅうがその者の実力を認めれば、褒美としてその者の願いを叶えるという流れになります。」

「なるほど……その願いはどんな事でも良いんですか?極端な話、大魔王ゾーマを倒してほしいとか……」

ルビス「……その願いができれば良かったのですが……大魔王ゾーマは強大な力を持っています。しんりゅうがこのアレフガルドに来れたとして、勝てるかどうかは分かりません……」

 

 

……しんりゅう様ですら無理なのか。ゲームの理論はやっぱり通用しないか。

 

ルビス「そもそも、神々の力は世界に影響を大きく与えてしまうので、やみくもに世界に干渉してはならないのです。……私の場合は、自身が創造した世界に問題が起きているので、解決のために動く事ができます。それも、最低限になってしまいますがね……」

「では、結局しんりゅう様をこの世界に呼べないですね……」

 

 

自分の作った世界で問題が起きても、最小限しか動く事を許されないのか……

 

「ルビス様からしたら、凄くもどかしい話ですね……大魔王ゾーマをどうにかしないといけないのに、他の神々の力を借りれないとは……」

ルビス「……そうですね。仕方のない事ではありますが、くやしいですよ……ですから、キャリー達に無理をさせてしまっている状態なのです。」

キャリー「ルビス様!!私たちは無理などしておりません!!ルビス様のお役に立てるのであれば、どんな事でもいたします!!」

ルビス「……ありがとうございます。キャリー。」

「では、しんりゅう様が世界に行かない願いであれば、叶えてもらえるという解釈で良いんですかね?」

ルビス「その解釈で大丈夫です。さすがに限界はあるでしょうが、ネドラさんのギアガの大穴関連の願いであれば叶えられるはずです。……私が叶えられたら一番良かったのですが……願いを叶える力を司っていないので無理ですね……」

 

 

まあ、神様でも限度はあるよな。それに、神様が全員願いを叶えられるなんて思ってない。誰だって得意不得意あるし、できない事があってもおかしくない。

 

「教えてくれてありがとうございます!!明日にでも行ってみようと思います!!」

ルビス「もし、何かあれば連絡してくださいね?答えられる範囲に搾られてしまいますが……」

「分かりました!!しんりゅう様の所に着けたら、そのまま俺の状況を見ててください!連絡しますから!キャリーさんもそれでお願いします!」

キャリー「はい!では、そのように……ルビス様、私は引き続き、魔物を討伐していきます。」

ルビス「ええ、お願いします。キャリー。他の精霊や妖精にもそのように伝えてください。」

 

 

できるだけ、早めにしんりゅう様の所にたどり着かないとな!!ゾーマが何をしでかすか分からないし。

 

 

…………………………………

 

 

テドンに戻り、村のみんなにルビス様から言われた事を言った。

大魔王ゾーマの力によってギアガの大穴ができているので、もし今のまま討伐してしまうとギアガの大穴が閉じてここに帰れなくなるという事。しんりゅうという願いを叶える神が天界に存在していて、ギアガの大穴が閉じてもここに帰れるように願えば、ゾーマを倒しても問題ないという事。俺はどうやら、天界に行ける資格を得たという事等々。

 

「しんりゅう様に力を認めてもらえれば、願いを叶えてくれるらしいんだ!だから、明日行ってくるよ!」

ネドラ父「一人で行くのか?……って資格がなければ、どのみち一人で行くしかないのか。」

ネドラ母「……天界は確か、ゾーマ様の魔物が攻め込んでたはずよ。危なくなったら、無理せず帰ってきてね?」

「分かってるよ!死にたくないからね!」

 

……あ!アンやコハビンさんにも伝えないと!……オルテガさんにも伝えるか。魔王軍の偵察が終わったって。

 

 

この村に住んでいる人以外には、バラモス勢力の魔王軍の偵察が終わった……という嘘を伝えてほしいとみんなに言った。大魔王ゾーマの事は絶対に内緒で……と念入りに言った。

 

弥美「そういえば、アンには魔王軍の偵察だと伝えたんじゃったな。心配しておったぞ?」

「どうにかごまかしてくれ!!俺が無事に帰ってきて、またどこかの洞窟で魔物を食べてるみたいな嘘をついてほしいんだ!!」

弥美「どういう内容の嘘じゃ……?まあ、分かった。メタランよ。それで辻褄を合わせようぞ?」

メタラン「分かった。天界の事はどうする?話す?」

「話さなくていいよ。信じられないだろうから。」

メタラン「分かった。私たちはその方針でいく。」

ネドラ母「ゾーマ様みたいに、私たちを天界に送る事ができれば良かったんだけど……どうやってやってるのかしらねぇ?」

 

 

そこは本当に分からない。ギアガの大穴を開けて、維持してる時点でおかしいんだから。

 

 

 

………………………………

 

 

翌日、俺は竜の女王様の城にルーラをした。……マジックバリアをし忘れたが、霧の結界に入る前に何とか間に合った。

 

あぶねぇ……

 

天界に行けるからって、結界の事を忘れてどうするんだ!?俺は!?休まなくちゃいけなくなる!?

 

 

ハーゴンさんに会い、話をしつつ竜の女王様の所に連れていってもらった。………竜の女王様の部屋が、ない!?広々とした空間に、結界が張られてるだけになってる!?なにごと!?

 

竜の女王「ネドラさん!よくぞご無事で……ルビス様を解放してくれて、ありがとうございます。おかげで、少し負担が軽くなりました。……これは本日分のひかりのたまです。どうぞ。」

「あ、ありがとうございます。そういえば、竜の女王様も下の世界を見守ってるんですよね。やってた事はお見通しですか……ってそれは良いんですけど、部屋はどうしたんです!?」

竜の女王「ハーゴンの魔法陣を効率良く発動させるために、壁をなくしたのです。おかげで、とても体の調子が良いですよ?」

ハーゴン「まだまだ、未完成な部分はありますがね……ネドラ様のおかげで、ここまでできました!!」

「そ、それは良かったです。」

 

 

まさか、部屋がなくなるとは思わなかったな……代わりに結界の仕切りか。ラーミアの祭壇みたいな構図になってるし、台座も立派になってる(ネドラでは分からない模様が書いてある)……ハーゴンさんの魔法陣も完成しつつあるとか、天才か?でも、良い方向に向かってるな!!

 

さて、俺も要件を伝えないと……竜の女王様は分かってると思うけどね。

 

「さっきハーゴンさんにも話したんですけど、天界に行く資格を手に入れたので、それを伝えに来ました。」

竜の女王「なるほど……では、これからしんりゅう様に会いに行くのですね?」

「はい!ギアガの大穴がなくなっても、上の世界と下の世界を行き来できるように頼んできます!……ルビス様が言うには、神々は世界に大きな影響を与えてしまうから、大魔王ゾーマの討伐は願えないそうです。」

竜の女王「ルビス様方の話を聞いていましたが……そんな制限があるとは思いませんでした……神はルビス様しか動けないとなると、大魔王ゾーマとの戦いは厳しいものになってしまいますね。」

ハーゴン「神様にもやってはいけない事があるとは……」

 

 

俺も驚いたよ。それがなかったら、大魔王ゾーマは対処されてたんじゃないかと思うと……うーん。

 

竜の女王「おそらく、世界に生きる生物が、神々の力に頼りきりにならないようにする事が目的でしょうが……なんとも言いがたい制限ですね。」

「そうですね……ルビス様もくやしがっていました。」

ハーゴン「神官としてどう思えばいいのやら……なかなか悩まされる件ですな……」

 

 

ハーゴンさんも神官として悩んでるな……神々の制限なんて、絶対に聞かない内容だしな……

 

「まぁ、生きている自分たちで対処するしかありませんね……やるしかありません。」

竜の女王「まずは、ギアガの大穴についての願いのために動くのですね?……あなたの知る物語にあった、天界の魔物たちがいなければ良いのですが……そう都合良くいくとも思えません。どうか、お気をつけて……」

ハーゴン「我ら一同、ネドラ様の無事を祈っております!!どうか、無理をなさらぬように!!」

「分かりました!!いってきます!!」

 

 

また、ひかりのたまも貰ったし!!頑張るぞ!!……竜の女王様は、どれだけひかりのたまを作る気なんだろうか?ありがたいんだけどね?

 

 

…………………

 

 

さて、導きの光の前に来た。……緊張するなぁ。

 

エルフ「今度こそ、天界に行けますよ!ルビス様から許可を貰ったとの事ですし、大丈夫です!ネドラ様なら行けますよ!!」

「励ましてくれてありがとうございます!……ふぅ。行きます!!」

 

 

いつも導きの光の近くにいるエルフに見送られながら、導きの光の中心に行く。

 

 

パアアァァァァァ!!!!!

 

 

うお!!??視界が歪む!?段々真っ白に……………

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 

 

………!!??ハァ、ハァ、はあぁ……気持ち悪かった!!こんな感じは初めてだぞ!?……でも、天界に来れたって事か?

 

 

周りを見渡すと……草原や森が光輝いている。眩しくはない。不思議な場所だなぁ。なんだか、地面も普通の土壌じゃない感じがする。

 

 

適当に歩いていると、違和感のある洞窟を見つけた。……ゲームと似てるな。ここから、長い裏ダンジョンが始まるのか。しんりゅう様に会って、願いを叶えてもらうんだ。

 

 

 

 

絶対に突破してやる!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ルビスとしんりゅうの同格設定は、この作品のオリジナル設定です。

ハーゴンによる、竜の女王延命の魔法陣は完成に近づきつつあります。完成まであと4割ほどです。現段階の魔法陣でも、竜の女王の力はかなり増しており、体調も良い状態が続いています。
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