ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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ネドラ母は大魔王ゾーマと戦い、ネドラはバラモスナイトと戦うようです。

現在、キャリーとメタブレイブ達は、ネドラとネドラ母のガイアフォースによって仕留めそこなった魔物を殲滅しています。しかし、途中でメタブレイブがネドラ達の元へ向かった模様。



第43話 バラモスナイトとの戦い 合流

 

 

「まさか、バラモスナイトが、なす術なく倒された俺を覚えててくれてるとはね。」

バラモスナイト「なす術なくだと?お前は確実に、ワシを殺す方法を実行したではないか!ワシにとっては、かなり手痛い攻撃をくらったぞ?お前は間違いなく強者だ!!」

 

 

バラモスナイトは、レイアムランドで見た時と同じように完全武装をしている。武器ははかいのつるぎ、盾はなげきのたてを持っている。そして、闇の力を纏っているのが分かる。

 

 

……….俺は龍人化をする。

バラモスナイトも構える。

 

「強いあんたに強者と言われるのは嬉しいよ。……一つだけ、聞きたかった事があったんだ。」

バラモスナイト「なんだ?……これが互いにとっての最期になるかもしれん。言ってみろ。」

「バラモスフロップの事はどう思っていた?」

 

 

俺はホーリーモードと光の衣を纏う。

バラモスナイトもビーストモードと闇の衣を纏う。

 

 

バラモスナイト「ワシよりも先に生まれた者の事か……ワシは、同じ失敗作であるアイツに同情していた。ゾーマ様が気にかけていた事も知っている。……バラモスエビルの事は憎いが、アイツは……バラモスフロップの事は同志だと思っていたよ。………一度もまともな会話はできなかったがな。」

「……すでに、話せなくなってたのか。バラモスフロップからゾーマの力を除去した時は、話せるようになってたよ。ずっと苦しんでいたらしい。………殺そうとした俺に感謝するほどだ。」

バラモスナイト「そうか……一度でも、同じ失敗作として話をしてみたかった。……バラモスフロップを苦しみから解放してくれたお前に感謝するぞ。だが、ワシはゾーマ様のために全力を尽くすつもりだ。」

「………できれば、武人であるあんたとは別の出会い方をしたかったよ。」

 

 

母さんとゾーマの戦いが始まっている。俺もバラモスナイトも、お互い退けない。

 

 

バラモスナイト「ワシもそう思っていた。では……」

「ああ、始めるか………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いくぞ!!!!!」」

 

 

お互いの覇気がぶつかり合う。以前のバラモスナイトに完敗した俺じゃない。ゾーマに対する余力を残しておきたいが、そんな事をバラモスナイトが見逃すはずがない。

 

……ひかりのたまの効果はあるはず。でも、闇の衣が解ける事はなさそうだ。

 

 

バラモスナイト「お前も覇気を使えるようになっていたか!!やはり、お前は強者だ!!」

「そうかよ!!あの時のようにはいかせない!!」

 

 

ガキイィィィィィィン!!!!!

 

 

お互いにいてつくはどうを放ちながら、何度も何度も切り合う。いてつくはどうは打ち消し合い、お互いの力を打ち消すことができていない。

俺の使っているオリハルコンソードを、バラモスナイトははかいのつるぎで抵抗してくる。……はかいのつるぎも強化されているか!!!

 

 

「剣だけが全てじゃないぞ!!!」

バラモスナイト「!!!………巨大な拳か!!!いくら、知らない技を使われようが関係ない!!慣れるまでよ!!」

 

 

俺は、バラモスナイトに近接戦をし続けながら、大量のホーリーフィストを展開する。それぞれのホーリーフィストで会心必中を打ち込む。さすがにバラモスナイトも防ぎきれないのか、なげきのたてを使って防御するようになってきてる。

 

 

バラモスナイト「数が多いな!!これだけのものを良く制御できるものだな!!……だが、これで怯ませられると思うなあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

ドン!!!!!!!

 

ドン!!!!!!!

 

ドン!!!!!!!

 

 

バラモスナイトの強い覇気が、ホーリーフィストを次々と弾いていく。そりゃ、これで終わるわけがない。でもな!!

 

 

「そんな覇気で、俺が怯ませられると思ったか!!!」

バラモスナイト「なんだと!!??ググググ……グワアァァ!!??」

 

 

なげきのたてに攻撃をすれば、間違いなくダメージがこっちに来る。バラモスナイトの隙をついて、なげきのたてを持っている腕ごと切り飛ばした。防具もろともいけた。

 

 

 

 

 

ドスン………!!

 

 

なげきのたてが、俺たちのいる場所よりも遠い地面に落ちた。……かなりの重量みたいだな。あのなげきのたても特別製か!!

 

 

腕を切られたバラモスナイトは、すぐに腕が再生していた。

 

 

「強い魔法は使えなかったんじゃなかったのか?回復しているようだけど?」

バラモスナイト「相変わらず使えないままだ。だが、ゾーマ様よりいただいた力がある!!その力がある限り、ワシは戦い続けられるのだ!!!」

 

 

なるほどね。だけど、無限じゃないはずだ。

 

 

「さすがに、闇の力で守られていても防具の腕部分がなければ切りやすいだけだ。俺の力でも、あんたに通用する事が分かっただけでも良かったよ。」

バラモスナイト「まさか、身につけた闇の衣を貫通されるとは思わなかったが……まぁ良い。動けるのなら、ワシは戦い続けるのみだ!!!」

 

 

はかいのつるぎを巧みに扱いながら、俺の攻撃を捌いてくる。時折、向こうも会心必中を打ち込んでくるが、俺の作り出した魔法壁で威力を緩和されている。……さすがに魔法壁だけでは、打ち砕かれるけど………問題ない。一旦、距離をとって様子見をしよう。

 

 

「大量の拳を捌いてみろよ!!バラモスナイト!!!」

バラモスナイト「どんなに続けようが、ワシは止まらん!!絶対に止まるわけには……いかぬ!!!!」

 

 

バラモスナイトは、距離をとった俺に近づいてくる。大量のホーリーフィストを華麗に捌きながら来る。……なら、これはどうだ?

 

バラモスナイト「……!!あの時のブレスか!?こんなものはもう効かんぞ!!!」

「それはそうだ。俺を覚えているなら、対策はしてるはずだよ。だけど……………!!!!」

バラモスナイト「!!??近づいてきたか!!」

 

 

少しでも気をそらせればいいんだ。あんたなら絶対に対応してくると思ってた。しかも、距離をとった俺がまたバラモスナイトに突っ込んできたんだ。さっき、腕を切られたから警戒せざるを得ないだろう?だから…………

 

「今度は、はかいのつるぎごと切り飛ばしてやるよ!!!」

バラモスナイト「何度も同じ手が通用すると思うな!!!ナメられたもの………グハアァァ!!!???」

 

 

バラモスナイトは俺に気を取られ過ぎた。バラモスナイトの後ろで展開されてる、ホーリーフィストの存在に気づけなかった。そのおかげで、ホーリーフィストの会心必中がバラモスナイトの無防備な背中を打ち抜いた。

 

今、バラモスナイトはホーリーフィストによって空中に吹き飛んでいる。

 

 

「これでどうだ!!!!!」

バラモスナイト「ググ、こんなもの……!!今すぐ出て……!!!」

 

 

空中にいるバラモスナイトを、二つのゴッドハンドで捕まえて握りつぶす。……さすがに、そこまで上手くはいかない。でも、バラモスナイトは身動きが取れていない。

 

まずは、できるだけホーリーフィストを展開する。

だが、これはあくまでも牽制用だ。

 

 

 

シュイィィィン………

 

 

そして、左足に光の力を集める。………もっと集めろ!!もっと高めろ!!全てを切り裂くイメージだ!!!ゴッドハンドごとバラモスナイトを切り裂くんだ!!!

 

 

バラモスナイト「!!!このおぉぉぉ!!!ワシを止められると思うなあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

………もう遅い。

 

 

 

 

 

嵐脚・凱鳥!!!!!!!!

 

 

 

 

バラモスナイト「!!!ようやく拘束が弱く………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バラモスナイト「グガ……ゴオォォ………」

 

 

俺の左足から撃った全力の嵐脚が、バラモスナイトの胴体を切り裂いた。胴体は左肩から斜めに切れ、左腕と、腹から下の部分が力なく落下した。

 

念のため、落下した部分は大量の光弾で消し飛ばした。残るバラモスナイトの体は、胸の一部の部分から上と右腕だけだ。残っている部分も遅れて落下した。

 

 

バラモスナイト「グ……グハ!!……あの時よりも、遥かに、お前は強く、なったのだな!」

「…………もう、あんたから闇の力を感じない。闇の衣もない。再生できなくなったか。」

バラモスナイト「フフ、フフフ………さすがに、敗けを認めざるを……得ないな!……だが、まだワシは……動ける、のだ。」

 

 

……凄い生命力だ。心臓もないはずなのに、残った右腕でどうにか俺を掴もうとしている。

 

 

「勝負はついただろ?………もう、あんたは死ぬんだ。そんな状態にした俺が言うのはおかしいけど、ゾーマのために尽くしたんだろ?……もう良いじゃないか……」

バラモスナイト「ワシとの、勝敗がついたと……しても!!ゾーマ様は、戦っておられる!!最期まで……ワシは、戦う!!………力が、残って、なくとも………!!」

 

 

ゾーマのためにそこまで………バラモスナイトの中で、ゾーマの事が一番優先度が高いんだろうな。心からの忠誠を誓ったゾーマのために………

 

バラモスナイトの右手が、俺の足を掴もうとしている。………俺には届いていない。俺の方すら目を向けられていない。……限界か。

 

 

「バラモスナイト……あんたは最高の武人だった。バカなバラモスエビルとは大違いだ。……全員、あんたみたいな実力者だったら完全に敗けていた。」

バラモスナイト「く、くは、はは……嬉しい、事を、言ってくれる、な。」

 

 

俺は、俺の足を掴もうとしていたバラモスナイトの右手に…………握手をした。

 

バラモスナイト「!!!」

「戦う前にも言ってたけど、できる事ならカッコいいあんたと違う出会い方が良かった。……友達になりたかったよ。あんたのおかげで、成長できた部分も多いしな。」

バラモスナイト「……ハハ、ハ……敵に、情けをかける、とは………ありがとう……………ゾーマ様、どうか、悲願を………………」

 

 

………バラモスナイトが動かなくなった。話さなくなった。………敵である俺が言うのもおかしいけど、どうか安らかに……

 

 

 

ビーストモードの覇気は、バラモスナイトで初めて知った。レイアムランドに攻め込んできた、バラモスエビルの大群なんか比じゃないくらい強かった。………俺の中で、越える目標になっていた。………敵ながらアッパレだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、バラモスナイトとの戦いに夢中になってて気がつかなかったけど……母さんとゾーマはどこにいったんだ?気配がかなり弱いし、遠いぞ!?……母さんだけでなく、ゾーマの気配もかなり弱く感じる。

 

 

いけにえの祭壇は俺以外いなかった。………というか、崩落が始まってる!!!脱出しないと!?

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

 

 

………………………

 

 

 

 

 

俺は母さん達の気配を辿りつつ、ゾーマの城の地下から出た。……感じる気配の方向は……上?

 

 

「な、なんだ!?光の力の結界か!?」

 

 

空に浮かんでいる、光の力でできた立方体の結界から気配を感じる!!あの中で、母さんが戦っているのか!?

 

キャリー『ネドラさん!聞こえますか!?』

「キャリーさん!!バラモスナイトは倒しました!」

キャリー『そうですか!ご無事でなによりです!!』

「いったい空で何が起こってるんですか!?あの空に浮かんでいる光の結界は何ですか!?」

キャリー『どうやら、サランさんがゾーマを自分ごと閉じ込めたようです!!』

 

なんでだ……?母さんとゾーマがあそこで戦うメリットってあるのか?ゾーマが空を飛べないなら、わざわざ結界で閉じ込める必要はない。

 

戦いの被害を最小限にしようとしたのか?いや、いけにえの祭壇で、そんな事を気にしなくても良い。いったいなにが……

 

 

バキ!!!

 

 

!!??結界にヒビが!?……いきなり、母さんとゾーマの気配が強くなった!!あの光の結界で、気配を感じ取りづらくなっていたのか!!

 

「キャリーさん!!光の結界に亀裂が入りました!!」

キャリー『!?今、ゾーマの闇の力が強くなりました!逃げていた魔物が、いきなり狂暴化しましたよ!?』

 

 

確かに、いけにえの祭壇で感じていたゾーマの気配より、さらに強くなってる!?

 

ルビス『みなさん!ゾーマの闇の力に気をつけてください。時間が経つにつ…て強く…って……す!!』

「ルビス様!?って、声が聞こえない!?」

 

 

ルビス様だけじゃない。キャリーさんとも連絡が取れなくなった!!

 

やっぱり、大魔王ゾーマはヤバい!!勇者のつるぎを使わないと!!二本ともだ!全力を…………………

 

 

 

バリィイィィィィン!!!!!

 

 

 

俺が勇者のつるぎを二本取り出したところで、空にあった光の結界が壊れた。

 

ネドラ母「ハァ、ハァ、ハァ………やはり、昔よりも遥かに、お強くなっているようですね!!」

ゾーマ「……まさか、ワシを相手にここまで耐えるとはな。この力まで使う事になるとは、さすがに思わなかったぞ?」

 

 

光の結界から現れたのは、ボロボロの龍化した母さんと………目が赤く、闇の力が増しているゾーマだった。

 

 

 

目が赤い……?もしかして、カードゲームであった……バトルロードの………

 

 

 

真の力を解放した大魔王か!!??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




大魔王ゾーマに産み出されし、最高の失敗作……バラモスナイトの命が終わりました。バラモスナイトはゾーマから闇の力を貰っていますが、それだけにとどまらず、修行をしていました。

ネドラがしんりゅうと会って修行をしていなければ、結果は大きく変わっていました。
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