ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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大魔王ゾーマと死闘を繰り広げたネドラ達。ネドラ以外がみんな回復している中、ネドラだけ回復に時間がかかっているようです。


第46話 ネドラの療養生活2

 

 

 

アンのアプローチが凄いんです。

誰か、止めてくれませんかねぇ!?

 

アン「ほら、ネドラ!!お風呂に入ろう!!」

「もう動けるから!?さすがにそれはマズイ!?」

 

 

確かにまだ万全とは言えないけど、ある程度は動けるようになったんだ。だから、そんな事はしなくて良いんだよ!!

 

アン「毎回、なんで断るかなぁ!?そんなに私とお風呂に入るのがイヤなの!?」

「イヤじゃないけど!?そういう問題じゃないんだよ!?分かってやってるだろ!!」

アン「一回ぐらい良いじゃない!!」

「良くないから言ってるんだよ!?」

 

 

エルフの女王様が、なんて言うのかが分かるから拒否しないといけないんだよ!!!俺の知ってるゲームの物語からかなり変わったけど、これが原因で自殺なんてされたらたまったもんじゃない!!

 

「頼むから……!!心臓に悪い事をしないでくれ!!アンのためを思って言ってるんだよ!!」

アン「むうぅ!!!私のためを思ってるんだったら、一緒にお風呂に入っても良いじゃない!!」

「せめて別の事にしてくれよ!?そもそも、今の俺は病人扱いなんだよね!?心労をかけないでくれ!!」

アン「………私だって、ネドラの事、心配してたのに……」

「うぐっ!?」

 

 

それを言われちゃうと………凄く困るなぁ。俺の体が満足に動けない事をアンが知った時、凄く取り乱してたからな……

 

「それは悪かったって……でも、この通り帰って来れたんだしさ。それで許してくれよ……」

アン「帰ってきてくれたのは嬉しかったけど、まさかそんな状態になるなんて思わないじゃない……傷が治ってたとしても、そのまま眠ったように、死んじゃうかと思ったんだから………」

 

 

しんりゅう様が叶えてくれた願いがなければ、間違いなく死んでました……なんて言ったら、絶対に監禁される!?それぐらいにアンの俺への依存度が高い。……どうしてこうなった?

 

「大魔王ゾーマを討伐するまでは、絶対に死なないから。アイツを見つけて、殺さないと安心できないし。」

アン「………ネドラをそんなふうにした大魔王ゾーマを倒せるの?もう、神様に任せて良いでしょ?」

「ルビス様は、自衛みたいな最低限の行動しか許されてないからね……その部下のキャリーさん達だって、他に仕事があるんだから。」

 

 

頼りっきりなのはよくない。ルビス様もキャリーさんも、ゾーマ討伐だけに専念できるわけじゃない。知っている俺たちがやらないと………

 

アン「はぁ……どうせ、ネドラは何を言っても無理をするからしょうがないか……」

「それは………ごめん。」

アン「その代わり、ちゃんと元気になってよね!!ネドラとやりたい事だって、たくさんあるんだから!!」

「やりたい事ってなんなんだよ……」

アン「それはもちろん!!恋人がするような事よ!!……今は恋人じゃないけど、必ずなってみせるわ!!」

「別の相手を見つければ良いじゃんか……」

アン「ネドラじゃないとイヤなの!!何回も言ってるでしょ!?」

 

 

本当になんで俺を好きになったんだか………とはいえ、別の人を好きになったら、それはそれで自殺フラグが立ちそうだし………どうすれば………!?

 

 

この後、添い寝で妥協してもらえる事になり、一人で風呂に入る事ができた。それは良かったんだけど……抱きついてきたり、キスしまくったり、耳元で愛を囁いたりするのを止めてくれませんかねぇ………まぁ、寝ようと思えば寝れるんだけどね……………………ZZZZZZZZZZZ………………

 

 

 

……………………………………………

 

 

 

…………最近、目が覚めるとアンの顔がドアップで視界に入る。気配で分かるから、驚く事はないんだけど………寝ぼけながらキスをしてくるのは何故だ!?朝のルーティンじゃないだろうが!!!

 

 

アンをどかしてからが、最近の俺の一日の始まりだ。父さんも母さんも何も言わないし……どうなってるんだよ……彼女じゃないんだよ?

 

 

父さんや母さんと組手をする事が許されたので、積極的に行っている。早く、体を鍛え治さないと!!

 

というわけで、今日も父さんとテドン南の修行場に来ている。

 

ネドラ父「そんなに焦らなくても良いんじゃないか?病み上がりなんだから。」

「ほとんど動けなかった分を取り戻さないと……まだ、脅威が去ったわけじゃないし。」

ネドラ父「でも、下の世界の闇は晴れたんだろ?大魔王ゾーマが闇で世界を覆わないって事は、力が回復していない証拠なはずだ!ルビス様やキャリーさんに任せても良いと思うんだが……」

 

 

確かに、ゾーマの力が回復していないかもしれない。でも、逆だって考えられる。実はすぐに回復できてて……なんて事になってたらシャレにならない。でも、今の俺の状態じゃ、足手まといだ。早く強くならないと………!!

 

「もっと強くならないと、ゾーマが不意に現れた時に瞬殺されちゃうからね!!」

ネドラ父「……そうか!分かった!ネドラが満足するまで、とことん付き合うぞ!!」

「ありがとう!父さん!!」

 

 

俺と父さんは組手を続けていった。……途中で白熱しすぎて、実戦形式になってしまったが……二人だけの秘密だ。

 

 

 

………………………………

 

 

 

母さんから、レイアムランドになら行っても良いとの許しが出た。これでようやく、ベロニカさんとセーニャさん達に直接報告ができる!!

 

 

昼頃に、俺がレイアムランドに行こうとルーラをしたら、突然アンが抱きついてきて、一緒にレイアムランドに来てしまった。

 

「アン………危ないよ!?なんで俺に抱きついたんだよ!?」

アン「だって……また、どこかに行っちゃうと思って……」

「アンだって、ルーラ使えるよね?」

アン「もし、私の知らない場所だったらついて行けないじゃん………危ない事してごめんなさい………」

「……いいよ。次から気をつけてね?」

 

 

まったく……まぁ、俺を心配しての事だろうし、そこまで叱る必要はないけどね。危ないから注意するだけだ。

 

 

レイアムランドの塔の周りに、リンゴの木が生えてる……いつの間に?しかも、全部の木も生っているリンゴも立派だ。若干、木とリンゴから光の力を感じるが………今はいいか。

 

レイアムランドの塔を登ると、ラーミアの祭壇の中心にいるメタンガと、それを見守るベロニカさんとセーニャさんがいた。

 

「お久しぶりです!ベロニカさん、セーニャさん!」

ベロニカ「……気配で分かっていましたけど、無事で良かったです!!」

セーニャ「アンさんから、ネドラさん達が生きている事は伝えられていましたけど…………本当に良かったです……!!」

「ご心配をお掛けしました……この通り元気になりましたから!!」

アン「私の看病のおかげね!!」

 

 

看病してくれた事は嬉しいし、感謝してるけどさ………別のところで疲れてたんだよなぁ……言わないけどね?

 

「ところで、メタンガは光の力を蓄えてるんですか?」

ベロニカ「そうですよ?結構、時間が経ってますけど痛みが感じられないみたいですね。」

セーニャ「痛覚がおかしくなっているわけでもなさそうですし………私たちが様子を見ているんです。」

メタンガ「オレはもんだいない。つよくなれるだけ、げんかいまでやる!!」

 

 

だいぶ、メタンガから感じる光の力が強くなってるけど………母さんやメタブレイブ程ではないな。……比べる対象を間違えてるかも。

 

アン「私も祭壇の中心に立った事があるんだけど、ちょっとだけしか強くなれなかったんだよね………」

ベロニカ「メタンガの後にまたやりましょうよ?体に痛みが走らなければ、問題ないはずですし。」

セーニャ「アンさんは、弥美さん程ヒドイわけではないんですが………光の力の適正が低いのかもしれませんね。」

 

 

お、おう。よほど、弥美は光の力との相性が悪かったんだな………でも、アンも光の力の適正が低いのか。なんでだ?

 

「まぁ、時間が許す限り試してみよう?力が全く手に入らないわけじゃないんでしょ?」

アン「それはそうなんだけど……強くなれるか不安でね……」

「とりあえず、メタンガの後にやってみよう?ベロニカさん、セーニャさんもそれで良いですか?メタンガもそれで良い?」

ベロニカ「全然大丈夫ですよ!!自由に使ってください!!」

セーニャ「アンさんに害がなければ良いのですが……」

メタンガ「ふおんなこと、いわない!……いたくなってきたな。」

 

 

メタンガが祭壇の中心から離れた。前よりも強い力と気配を感じる。……十分凄いはずなのに、母さんとメタブレイブの存在のせいで、正しく評価ができないな……

 

メタンガ「それじゃあ、オレはしゅうぎょうに、いってくる!!アン、つかっていいぞ?」

アン「分かったわ!ありがとう!メタンガ!」

 

 

メタンガは塔から飛び降りた。………相変わらず、飛び降りるの好きだな。普通の人だったら、大ケガどころの騒ぎじゃないぞ?

 

次は、アンが祭壇を使う事になった。祭壇の中心に立ち、目を閉じて集中するようだ。

 

「そういえば、この場所に魔物の襲撃はなかったんですか?」

セーニャ「ありませんでしたよ?おそらく、大魔王ゾーマもこちらに手出しができなかったのでしょうね。」

ベロニカ「ネドラさん達が大魔王ゾーマを追い詰めてくれたおかげで、魔物の襲撃を防げたのかもしれませんね!!」

「なるほど……ゾーマが逃げるくらいですからね。後がなかったのかも……ギアガの大穴も閉じましたし。」

ベロニカとセーニャ「「え!?ギアガの大穴が閉じてしまったんですか!?」」

「?そうですよ?ゾーマと戦っている途中で、閉じてしまったんですよ。維持ができなくなったんでしょうね。」

 

 

ギアガの大穴が維持できなくなったのは、吉と出るか凶と出るか………ギアガの大穴に力を使わなくて良くなったんだ。そこも警戒しないとな!!というか、アンは知らなかったんだっけ?……二人に伝えられてないって事は知らなかったかな?

 

ベロニカ「という事は……大魔王ゾーマの配下が来れなくなったという事ですかね?」

セーニャ「ギアガの大穴を維持できない程消耗しているなら、その可能性はありそうですね……回復されたら困りますが、今すぐに召喚はできないと考えた方が良いかもしれませんね!」

ベロニカ「ネドラさん達のおかげで、さらに世界の平和に近づいたんです!本当に救世主ですよ!!」

「………できる事なら、倒しきりたかったんですがね。」

 

 

あの時、体が動けば……いや、逃げられちゃったんだから、もしもこうだったらとかは考えても意味がない。

 

「とにかく、警戒はしておいてください。ゾーマは生きているはずですから。」

ベロニカ「分かりました!ここに来たら、この勇者のつるぎのサビにしてやりますよ!!」

セーニャ「私たちもあれから特訓したんです。防衛は任せてください!!」

「よろしくお願いします。……そろそろかな?アン!!調子はどう?」

アン「ちょっとは強くなったと思うけど……さっきのメタンガみたいに、劇的に強くなる感じではないかな。」

 

 

アンの気配は、多少強くなったぐらいか。時間をかければ光の力をもっと強化できそうだけど………

 

ベロニカ「うーん……多少、アンさんの体が光っているんですけどね。何がダメなんでしょうか?」

セーニャ「特に理由が見つからないんですよね……光弾も弥美さんとは違って、普通に触れましたし……どうにかして、光の力の適正を上げられないでしょうか?」

「………光の力を人から人へ、流し込んでみるとかどうですかね?」

ベロニカとセーニャ「「え?流し込む……ですか?」」

「マホトラの逆のイメージでやれば、もしかしたら成功するかもしれません。やった事はないですけど……」

 

 

マホトラは、相手から魔力を奪う。なら、逆に魔力を与えるイメージでやれば………MPパサーとかマホヤルとかのイメージでやれば、流し込めるかもしれない。光の力って譲渡できるか分からないけどね……

 

アン「…………いつまで、ここに立ち続ければいいの?ちょっと疲れてきちゃったわ……」

「さっきよりも変化はある?」

アン「強くはなってると思うけど……痛みがくる事もなさそうだし、やっぱり私には不向きだったのかも。」

「分かった。じゃあ、ちょっとこっちに来て。試したい事があるからさ!」

 

 

アンを祭壇の中心から移動させて、俺たちの近くに来させる。俺は、アンの肩に手を置いた。

 

アン「え!?なに?なにをするの?」

「光の力をアンに渡せるか、試してみる。じっとしててね?」

アン「わ、分かったわ。」

 

 

さて、イメージを………俺の光の力を渡すイメージを……

 

アン「あら?なんだか暖かく……いた!?いたたた!!??」

「あれ!?大丈夫!?」

アン「う、うん。なんとか。最初は暖かい感じがしたんだけど……急に痛くなったわ!?」

ベロニカ「……大丈夫そうですね。光弾は出せそうですか?」

アン「やってみるわね?………あ、できた!!」

セーニャ「効果はあったみたいですね!!……これも限度がありそうですけど。」

 

 

俺の光の力の譲渡ができたからなのか、祭壇の中心に長時間居続けたからなのかは分からないけど……アンが光弾を出せるようになった。

 

一応、ベロニカさんとセーニャさんにもやってみた。どうやら、光の力が増したらしい。……譲渡はできているのか。名前は………………ホーリーパサーかな?

 

 

アン「私も光弾を出せるようになったし、ネドラとお揃いになったわね!!」

「元々はベロニカさんとセーニャさんの技なんだけどね……」

 

 

アンがよく分からない事を言ってるが、まぁ、良しとするか!!

 

そういえば、俺ってまだラーミアの祭壇の力に耐えられるんだろうか?痛みが走った時からは、やってないけど……

 

「俺も祭壇を使ってみますね?しんりゅう様との修行で、何か変わってるかもしれませんし。」

ベロニカ「確かに!!もっと力を貰えるかもしれませんね!!」

セーニャ「痛みが走ったら中断してくださいね?いくら、ネドラさんでも以前のひかりのたまみたいに砕けてしまう可能性があるので………」

 

 

セーニャさん、不穏な事を言わないでくださいよ……

 

俺は、ラーミアの祭壇の中心に立った。

 

 

ピカアァァァァァァァ!!!!!

 

 

お!?痛みがこない!!修行のおかげかな?体が耐えられるようになったんだろうか?ともかく、良いぞ!!力がどんどん俺に流れてきている!!

 

ベロニカ「すごく眩しいです!!メタンガの比になりませんよ!?ネドラさんの光の力が、より強くなっていってます!!」

セーニャ「以前よりも光輝いてますね!?ネドラさん!!体の調子はどうですか?」

「今のところ、問題ないです!!痛みもないですし、どんどん力が上がっていってる感じがしますよ!!」

アン「ネドラはすごいなぁ……私の時とは大違いだよ。私も、もっと修行すればネドラみたいに強くなれるのかなぁ?」

 

 

たぶん、強くなれると思うけど……母さんとメタブレイブとしんりゅう様が修行相手だからな。アンの実力だと、まだ相手をするのに早い段階だ。というか、光の力の適正って上がるんだろうか?

 

 

 

 

~~数時間後~~

 

 

………全然痛くならないな。もしかして、ゾーマと戦う前にやってたら楽に倒せてたんじゃないか!?畜生……気づけば良かった……

 

一応、ベロニカさんとセーニャさんに頼んで、父さんと母さんにテレパシーで伝えてもらっている。まさか、こんなに時間がかかるとは………

 

もしかして、母さんやメタブレイブもこれ以上強くなれるんだろうか?……俺が祭壇を使えてるんだから、強くなれそうだな。母さんには伝えてもらってるから、メタブレイブに話そう。

 

アン「このリンゴ美味しいわね!!塔の下の木に生ってたヤツ?」

ベロニカ「そうですよー!メタルスライム達が、この雪原地帯でも育てられる作物や果物を持ってきてくれたんですよ!!」

セーニャ「……いつの間にか、私たちの趣味の一つになっていましたね。こんな日常を送る事ができるとは、思いませんでしたよ!!ネドラさんのおかげですね!!」

 

 

ベロニカさんとセーニャさんが、リンゴの木を育てていたのか。たぶん、魔力を注いだんだろうな。じゃなきゃ、あんな立派な木がたくさん並ぶわけがない。いや、光の力を感じたから、光の力を注いだのか?

 

アン「ネドラ!!はい、あーん!」

「……ありがとう。アン。でも、別に手が使えないわけじゃないから、そのリンゴを渡してくれれば………」

アン「良いじゃない!まだまだ、ネドラには看病が必要なんだから!!はい、あーん!」

 

 

人前でやるんじゃないよ………看病じゃないよこんなの。というか、俺は動けてるんだよ!?

 

セーニャ「………………その手がありましたか……」

ベロニカ「セーニャ、悪い事は言いません。悪巧みは止めましょう?」

セーニャ「悪巧み!?そんな事は考えてませんよ!!ただ、なんとなく、ですね……その……」

ベロニカ「ネドラさんが気づく時が楽しみですよ!フフフ………面白くなってきたかもしれませんね………」

セーニャ「ベロニカの方が悪巧みしてそうじゃないですか………」

 

 

なんか、向こうでベロニカさんとセーニャさんが話してるな。何の話をしてるんだろうか?

 

アン「ほら!ネドラ!!こっち向いてよ!!」

「………どれだけリンゴを食べさせる気だよ!!??もう、五個は食べてるよ!?お腹いっぱいなんだよ!!」

 

 

美味しいリンゴだけど、もう今はいらない!!これ以上は吐くぞ!?

 

アン「そう?まだ、こんなにリンゴがあるのに。」

「エルフの里へのお土産にすれば良いんじゃない?一人どころか、複数人でも食べきれないよ………」

アン「そうしようか!……まだ、食べさせ足りないけど……」

 

 

アン?君は何を言っているのかな?あーんはもう結構だからね!!

 

 

「………段々体に痛みがきたな。そろそろ、祭壇から離れるか!」

アン「かなり長かったね……もう夕方だよ?」

「まさか、ここまで時間がかかるとは思わなかったよ……」

 

 

俺は祭壇の中心から離れた。力は……祭壇を使う前よりも強くなった感じがする!!

 

ベロニカとセーニャ「「お疲れさまでした!ネドラさん!!」」

「こんな長時間、祭壇を使わせてくれてありがとうございます!」

セーニャ「ネドラさんのためになったのなら、それが一番ですから!!」

ベロニカ「さて、ではネドラさん?私と戦いましょう!!強くなった力……試したいでしょう?」

「そうですね……お願いします!!」

セーニャ「また、ベロニカは………」

アン「………強くなれば、ネドラとずっと一緒にいられる。ネドラが私だけを見てくれる……強くならなくちゃ。」

 

 

 

この後、ベロニカさんと戦ったが、余裕で勝つ事ができた。ベロニカさんは悔しがっていたが、「くらいついてみせます!!」と意気込んでいた。向上心が凄いな。負けてられないな!!

 

 

そういえば、この修行場の他にも施設があるんだよなぁ。いつの間に宿屋ができたんだろう?畑はずっと前からあるけど、範囲が広がってるし。……ベロニカさんとセーニャさん用の宿屋か?ここって、旅人来ないし……

 

 

アンと一緒にテドンへ帰るために、レイアムランドの塔の頂上に行ったが、アンとセーニャさんがなにやら話をしていた。………俺には聞かせられないのか、すぐに中断してたが……なんなんだ?

 

ベロニカ「これは……やっぱり、面白くなりそうですね!」

 

 

ベロニカさん?何がですかねぇ?

 

 

とりあえず、ベロニカさんとセーニャさんに別れの挨拶をして、アンを連れてテドンにルーラをした。

 

 

 

…………………………………………………………………

 

 

そして、一週間が経過………

 

 

現在、テドン南の修行場でメタブレイブと修行中。さすがに光の力を使うと危ないので、剣だけの稽古をしている。

 

……レイアムランドの修行場を使えれば良かったんだけど、父さんと母さんとメタランと弥美が使ってるんだよな。メタランが、レイアムランドに行くなんて……テドンのメタルスライム達は大丈夫なのかとも思ったが、服飾スライムのアパレラがみんなに活をいれていた。

 

服飾スライム「こんな情けないところを見たら、メタランが失望するわよ!?役立たずなんて思われたいの!!??」

 

なんて言っていた。テドンの第二のメタルスライムのリーダーで良いんじゃないかな?メタルスライム達は、そこそこやる気を出してたし。

 

 

メタブレイブ「ふう!剣撃だけでも緊張感があるね!……欲を言えば、強くなった光の力を試したいけど。」

「しんりゅう様の所に行けば良いじゃないか。しんりゅう様の許可を貰ってるから、メタブレイブだけでもルーラで行けるよ?ほら、しんりゅう様の魔力石を取り込んでたでしょ?」

 

 

母さん、メタブレイブ、メタンガはしんりゅう様の魔力石を取り込んでいるから、俺なしでも直接しんりゅう様に会える状態だ。ちなみに母さんとメタブレイブは、またラーミアの祭壇を限界まで使ったらしい。……やっぱりできたか。

 

メタブレイブ「それはそうなんだけど……勇者に憧れてる身として、神様に頼りっきりなのはどうかと思っちゃってね。」

「神様に頼りっきりでごめんなさい………」

メタブレイブ「あ!?いや、ネドラを責めたわけじゃないよ!?頭を上げてよ!?」

 

 

メタブレイブの精神……見習いたいね。できるだけ、しんりゅう様にすがろうとしてる俺とは大違いだよ。本当に。

 

「……一応、弁明するけど、しんりゅう様は戦いが好きだから、メタブレイブにも来てほしいんだよ。修行にもなるし、しんりゅう様も楽しめるからさ。」

メタブレイブ「そういえば、そんな事を言ってたね……うーん、しんりゅう様が負担にならないなら、行こうかな!ネドラはどうするの?」

「俺は外出禁止が緩和されただけで、遠出禁止だから今はダメだね。」

 

 

いつになったら、母さんの遠出禁止令は解除されるんだろうか………大魔王ゾーマとの戦いで、母さんもメタブレイブも参加してたのに……この差はなんなんだ!!……体が動かせなかったからか。キャリーさんに見られちゃったし。

 

 

 

とりあえず、今日はメタブレイブと剣の稽古を続けた。

 

 

早く遠出禁止令から解放されたいなぁ……

 

 

 

 

 

 

 




日に日に、アンのネドラに対する依存度が高まっていく……ここまで来ちゃったら、責任を取るしかないでしょうね。

ネドラ父は、もう龍人化したネドラには勝てなくなりました。ネドラ父も十分強いんですがね……ですが、ネドラ母の願いとネドラの願いの対象なので、永遠の健康と不老、そして大魔王ゾーマとその配下がいる限り不死身という状態になっています。当然、ネドラ父は自分が人間を辞めかかっている事を知りません。

ネドラがさらなるパワーアップを遂げました。しんりゅうも喜ぶ事でしょう。
ネドラ母とメタブレイブも再度ラーミアの祭壇を限界まで使ったので、さらなるパワーアップを遂げました。メタランも限界まで使ってパワーアップをしていますが、メタンガ程強くはなっていないです。

後は、修行でみんなが強くなっています。アンはともかく弥美は伸び代が…………ちなみに、弥美にホーリーパサーをやると、弥美がとんでもないダメージを受けます。アンは許容範囲を越えたので痛みが走りましたが、弥美は致命的に光の力の適正がありません。

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