ルフィアン50
「おらぁッ!!」
ストライカー
「ハッ!」
殴りかかってくるルフィアンの腕をいなしながら素早く裏と腕を取ってダブルリストロックで腕をきめて怯んだところを膝裏を蹴り、体勢を崩して腕を離した直後に強烈なミドルキックを食らわせる。
ルフィアン50
「ガキがくだらねぇ技なんて使ってんじゃねぇよ!ぶちのめしてやらァッ!!」
ストライカー
「これでも結構実践、積んでると思ってるんだが、ねッ!」
不用意に出してきた蹴りをキャッチして脇腹にクラッチすると素早く錐揉み式に内側回転しながら足首を決め乍ら投げ飛ばすドラゴンスクリューで返した。
さらには前かがみに体勢を取らせるとそのまま首を掴んで力任せにバックドロップで投げ飛ばす。
ルフィアン50
「このッ!!」
エネルギー弾を発射するとそれはよけられずにまともに喰らって宙を周りながら吹っ飛ばされる。
ルフィアン50
「オラ!オラッ!セイッ!!」
ストライカー
「くッあああああああ!?」
強烈なパンチの連撃でさらにダメージを食らい、ボディーから火花を散らしながら地面を転がるがどうにか体制を整えるとエースがサポートを入れてくる。
エース
「ツバサ シューズユニットヲ タイムウォッチブレスニ セットスルンダ!」
ストライカー
「これの事か?よし」
そして『A』の文字が刻まれたシューズの機器を右腕につけていたブレスに直立にセットした後に押し倒すと機械音と共にストライカー独自のシステムが発動する。
『SHOES!ATTACK!』
するとストライカーの足に赤と銀を基調としたメタリックな装甲が追加されて足にもメタルシューズが装備されるとさっきまでと少し感覚が違っているのに気がついた。
またルフィアン50が攻撃を仕掛けてきたが力で押される感覚はなく、逆に押し返す。
エース
「タイマーウォッチヲ カイテンサセテ プレーノソクドヲ アゲロ ツバサ!」
今度はタイマーウォッチを上まで回すと機械音が鳴って瞬間的に体が軽くなる。
『HARD SHOES!ATTACK!』
ストライカー
「軽い、軽い!パワーが漲る!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!」
するとマシンガンのようにパンチのラッシュを浴びせかけてアッパーで真上に浮かせ、その場で遠心力を利用し、縦回転しながら強烈な打下ろしの蹴りで地面に蹴り伏せた。
ヴィヴィオ
「すごい・・・ツバサ選手、格闘技まで出来るんだ・・・!」
ストライカー
「君!危ないからそこの林の中にでも隠れてて、出てきちゃダメだぞ?」
ヴィヴィオ
「は、はい!」
ルフィアン50
「なんで俺の力は天才でも打ちのめせる力のはず・・!ならこれでどうだぁああ!!」
そういって取り出したのは死神のマークが描かれた赤いカードでそれをドライバーにセットするとその体がさらに一回り隆起するように強化されてエネルギー弾を今度は溜めて放ってくる。
ストライカー
「ぐはぁっ!?くっ――――ッ!」
エース
「キケンナシュートハ スベテ シャットアウトダ!ナンバーカード『1』ヲ!カード ヲカエレバ フォームト プレースタイルガ ヘンカスル タメシテミルンダ」
ストライカー
「いいね、プレーに幅が出る」
『STARTING READY?』
『№1・ゴールキーパー』カードをセットし、待機音がなり右ドライバーマウスを押す。
『KICK OFF!』『№ONE・ゴール!キーパー!』
すると今度は全身各所に装甲が追加され、ボディが黒と白、アイカラーは翠へと変化して両腕には大型の籠手を装備しており、踏みしめるたびに重量のある音が響く。
これが防御特化型の形態、ストライカー『ワン・ゴールキーパー』フォームである。
ルフィアン50
「それがどうした、消し飛びやがれッ!!」
またエネルギー弾を溜めて放ってくるがそれを両手でしっかりと受け止めて弾き返す。
ルフィアン50
「オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!」
ストライカー
「無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!」
エネルギー弾のラッシュを両腕のハンドアーマーで叩き落とし、ブレスを回転させる。
『HARD SHOES!ATTACK!』
ストライカー
「今度はお前がぶっ飛べ!!」
エネルギーを溜めたハンドアーマーを握り、そのまま振り抜くとエネルギー体の拳が身体にめり込んで言葉通りに吹き飛び、さらにハンドアーマーでしっかりとつかむとそのまま上に相手を水平より急角度に持ち上げると頭部から地面に叩き落とした。
ルフィアン50
「ぐはっ!!?くそがっッ?!」
どうにか振りほどいて距離を取ると一つ覚えのようにまたエネルギー弾を撃ってくる。
ストライカー
「このカードも試してみるか」
『STARTING READY?』
今度は『№9・スピードスター』ナンバーカードを取り出してセットした。
『KICK OFF!』『№NINE!スピード!スター!』
するとボディーがシャープになり、カラーリングも黄色と緑、アイカラーは白へと変化した。これがストライカー『ナイン・スピードスター』フォームだ。
ストライカー
「うおっ!体がめっちゃ軽いな!いくぜ?」
高速移動から息もつかせぬ連続体術を叩き込むのだがここである事に気づいた。
ルフィアン50
「なんだぁ・・・?随分と軽くなったじゃねぇ、かッ!!」
その攻撃を防御するのだがさっきはフォワードフォームでもまだ耐えられた一撃だけで裏に後退させられて足のブレーキが効かなかった。
ストライカー
「な、なんだ、このフォーム?パワーと装甲まで軽量化されてるのか」
エース
「スピードスターハ ワーストカリョクダ。シューズヲコウカンスルンダ ツバサ」
腰のホルダーから自動的に手元に来たシューズをアタックシューズと交換する。
『SHOES!SONIC!』
エース
「フウアツトベルトノ エネルギーヲチカラニカエルフォームダ スピードヲシハイダ!」
ストライカー
「おう!」
ルフィアン50
「ゴチャゴチャうるさい、ハヤカゼェエエエエエ!!!」
エネルギー弾をまた放ってくるがさらに加速能力が上がったスピードエースの速力に全く対応出来ず何もいないところに攻撃してしまい、完全に裏を取ったストライカーはその場で急回転した時、足が光ったのを見てエースがタイミングを伝える。
エース
「イマダ! アシヲフリヌケ!」
ストライカー
「ハッ!」
すると足から高速のエネルギー波が放出されてルフィアンが大きくバランスを崩し、それを見たストライカーはこの性能を即座に理解出来たのか、さらに加速する。
ストライカー
「まだまだギア上げてくぜ?」
『HARD SHOES!SONIC!』
最高速に達したスピードエースの速度を上手く振り回しながら四方八方からエネルギー波を浴びせかけて真正面から全加速を一転に集中してドロップキックを叩き込んだ。
ルフィアン50
「ぐああああああああああああああ!!???」
大きく火花を散らしながら吹き飛ばされて地面を転がり悶絶する。
そして隠れているヴィヴィオと目線があって彼女は笑顔でサムズアップをしていた。
ストライカーとエースの2人もそれにサムズアップで返す。
ヴィヴィオ
「(b!)」
ストライカー・エース
「(d・b!)」
そして完全に隙を露呈した相手にトドメを指しにかかる。
エース
「ツバサ、フォワードフォームニモドシテ ショウリノゴールヲ タタキコムンダ!」
『STARTING READY!』
『KICK OFF!』『№ZERO・フォ!ワード!』
ストライカー
「こうか!」
理解していたのか、ドライバー上部にあるスイッチを順番に押すと音声が響いた。そしてさらに今度は左のドライバーマウスを押し込むと発動音声が続けて響く。
『GOAL!GOAL!!GOAL!!!』『VICTORY SHOOT!!』
両足に収束したエネルギーを利用してまず左足で横に円を描くようにその場で回転してラインを引き、バク転しながら縦にラインを引くとボールのエフェクト体が形成されてそれをルフィアン目掛けシュートして追走し、それが直撃すると動きを完全に封じる。
ルフィアン50
「ぐぐぐっあああ!!!う、動けん・・・!!?」
エース
「フィニッシュダ!」
ストライカー
「ストライク・アサルト!!」
ソニックシューズによる最高速の加速のまま蹴り貫けて後方で急停止すると爆散した。
ルフィアン50
「ぎゃああああああああああああああ―――――がぁッ!?」
そしてそこから人間体に戻ったロビキーンが両膝をついたまま現れてその場に座り込んで動かなくなり、ストライカーの目の前にオレンジ色の球体が転がってきた。
ストライカー
「エース、これはなんだ?」
エース
「カレガナクシタ センシュトシテノタマシイダ。ストライカーニハ ケガレタスポー ツスピリッツヲ ジョウカシテ マタヒトニ タマシイヲコメル チカラガアル」
ストライカー
「どうすればいいんだ、あの人を助けるには」
エース
「サッキノビクトリーシュートハ テキニカツタメノモノ。コンドハ ユメトキボウヲ トモスタメノ ココロヲ コメタタマシイノヴィクトリーシュートヲキメルンダ」
選手としてかけるその心や魂を想いを込めてもう一度、シュートを放てという。
『GOAL!GOAL!!GOAL!!!』
ストライカー
「また皆に最高のプレーをみせてやってくれ、ハァッ!」
『VICTORY SHOOT!!』
今度はさっき放った時のような強いオーラではなく、淡い光を纏った左足を振り抜いた。そのシュートはロビキーンの胸に吸い込まれ彼の身体からゴールネットのようなエフェクトが現れてネットを揺らしたボールがまた体へと戻っていった。
ロビキーン
「あぁ・・・・サッカー・・・してぇ・・・」
そんな言葉を残して気絶したのかその場に倒れた。表情は穏やかになっているようだ。
ストライカー
「Vゴール・・・・決まったぜ?」
エース
「ナイスゲームダ ツバサ」
笑顔の電子表情の直後に光のエフェクトと共に変身が解除され、人間体に戻った。
ツバサ
「お・・・ありゃ?」
するとその場にツバサは尻餅をついて、なかなか立ち上がろうにも立ち上がれない。
ツバサ
「ははっ・・・柄にもなく腰ぬけた・・・(汗。」
エース
「ハジメテノセントウダッタンダ ムリモナイサ。ガンバッタナ、ツバサ(b!)」
サムズアップの画面が出てきたのでエースにサムズアップを返し、何とか立ち上がる。するといつの間にかヴィヴィオも騒動が収まったのをみてこちらにやってきていた。
ヴィヴィオ
「大丈夫ですか、ツバサ選手~!?」
ツバサ
「まぁ、なんとかね・・・。君こそ、怪我とかないかい?」
そういって頭に手をのせて優しくなでる。
ヴィヴィオ
「~♪」
エース
「ヴィヴィオ・・・トイッタカナ?スマナイガ ストライカーノソンザイハ ダレニモ イワナイヨウニ タノメルカナ?ワタシタチト キミノ ヤクソクダ」
ミッドチルダでは魔導以外の兵器や武装などは法律で禁止されており、自分を作ったツバサの父もそれを承知の上でルフィアンに対抗するドライバーを作成したといい、さすがにこれが公になって押収されようものなら対抗する手段が無くなるという。
ヴィヴィオ
「はい、わかりました!」
クリス
「(ビッ!)」
ツバサ
「ありがとうさん、そういえばサインをする前だったな、え~と・・・はい、どうぞ」
ささっとサインを書き上げるとヴィヴィオに手渡す。
ヴィヴィオ
「なんだか、秘密の関係っていうのはちょっとドキドキしますねー♪」
ツバサ
「とりあえずはそうだな~・・・友達って事にしとくか?」
ヴィヴィオ
「ツバサ選手と友達ですかー!?はい、喜んで♪」
しっかりと握手を交わして友人としての約束をしたツバサとヴィヴィオ。そんな2人を林の影から見つめる人物。
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「試作ドライバー被験者、バックナンバー50が正体不明の戦士に撃破されました」
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(ご苦労。引き続き、試作ドライバーの性能向上に努めろ、以上だ)
とある高層ビルの最上階。謎の男が通信を終えて窓辺に立つと笑みを浮かべつぶやく。
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「ついに出てきたかハヤカゼの残した飾りの力を持つ戦士ストライカー・・・面白い、 やっと奴とわたしの優劣の決定的な答えを出すことが出来る・・・それにまさか」
そうしてモニターに映されたのはルフィアン50を倒したストライカーの変身者・ツバサとヴィヴィオの2人。
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「その息子に託していたとはな。二代揃ってわたしの邪魔をした罪、償わせてやろう、 ははっ・・・ハッハッハッハ!!!」
高笑いしながらモニターを見つめる、この男の正体とは?
戦士・ストライカーの因縁と運命の戦いは静かに彼を巻き込み、確かに動き出した。