仮面ライダーストライカー   作:自分不器用ですから

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少し章の名称を変更しました(゜レ゜)


game16~電脳と妖精の世界、ALO~

 

 

その日、いつものように訓練を終えたツバサは、はやてに呼び出されて隊舎へ戻っ

て来たのだがそこであるものを渡された。

 

ツバサ

「なんだ、これ?なんかのヘルメットか?」

 

はやて

「まぁ、見た目はそうやけどね。それは今、はやりのVRMMORPGに使うアミュスフィアや」

 

なのは

「あっ、それ知ってる。確か仮想空間にフルダイブしてやれる限りなく現実に近い

 RPGって銘打ってるゲームだよね。ヴィヴィオの友達もやってるって言ってた」

 

このVRマシン、正式名称『バーチャルリアリティ』マシーン。

ハードの内側に埋め込まれた無数の信号素子で発生させた多重電界でユーザーの脳を

直接接続し、脳に直接仮想の五感情報を与えて仮想空間を生成する。

同時に脳から体へ出力される電気信号も回収するので、仮想空間でいくら動き回って

も現実世界の体はピクリともしない。

また、一定以上の痛覚もペイン・アブソーバ機能によって遮断される。

 

ヤス

「確か、魔法が使えん一般人でもゲーム内では強力な魔法や武術の達人になれるって

 んで結構な人気ゲームやったな。でもリアルの身体能力も問われるからそれなりに

 適合してる必要もあるみたいやけどな」

 

はやて

「いつも事件、訓練、サッカーって忙しいやろうからたまには現実から離れた冒険の

 世界に浸るってのもええやろって思ってね。実はうちもやっとるんで仲間、欲しい

 なぁ~なんて思ってたんや。面白半分でやってみ~ひん?」

 

ツバサ

「仮想空間のRPGねぇ~・・・まぁ、暇潰し程度にやってみてもいいかな」

 

はやて

「ほなら早速、やってみようや~。うちがいつもやる時、使ってるプライベートル

 ームがあるからそこに特別ご招待したげるから♪」

 

ちょっとした気分転換にはいいかなとはやての誘いに乗って彼女と彼女の言うプラ

イベートルームへ向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやて

「そしたらアミュスフィアを装着して電源入れて」

 

はやてに案内されたのはホテルの一室を貸切にしていて防音などの設備も完備して

いるプライベートルームで仕事終わりなどにここに来て本当の冒険だけの世界に入

り、気分をリフレッシュするのが最近の趣味だとか。

 

ツバサ

「にしてもこんな小さいメット1つで仮想空間にダイブ出来るとは開発者ってのも

 凄いもんだな。てかお前もこれるのか、エース」

エース

「コノアミュスフィアヲ バイタイトシテ ドウヨウノログインヲスレバ ワタシ

 モハイレル。ソレニショシンシャノキミニハ ワタシガカイニュウシテ オリジ

 ナルアバターデータヲ ツクロウジャナイカ」

 

はやて

「考えてみると簡単にシステムに介入してアバター決めれるエースも凄いな~」

 

そんなこんなではやても同様に準備するといよいよログインを開始する。

 

はやて

「そしたら音声認識で『リンクスタート』って言ってな」

 

ツバサ

「ああ」

 

電源を入れてベッドにお互い寝転がるとリンクをスタートする。

 

はやて・ツバサ

「「リンクスタート」」

 

それから目の前が真っ白な空間から動き出し多くの粒子が裏へと流れていき、感覚

的にどこかへと飛ばされているような感じだ。

 

ツバサ

「・・・・・・・んっ?」

 

すると何かの部屋のような場所にでて突如として空間に画面が出現した。

 

「まず最初に性別と名前を設定してください」

 

ツバサ

「ってこういうところはゲームっぽいんだな」

 

性別と名前を設定すると次の項目が出現する。

 

「これらの中から好きな種族を選択してください」

 

ツバサ

「随分とあるんだな・・・サラマンダー、ウンディーネ、シルフ、ノーム、スプ

 リガン、ケットシー、レプラコーン、プーカ・・・妖精世界がモチーフのRP

 Gなだけあって種族も妖精か」

 

そして種族として選択したのはスプリガン、影妖精族。

 

ツバサ

「黒は結構好きだしな、カラー的に」

エース

「キミ ホカニステータステキナモノミナイノカネ。ハンダンザイリョウガスキナイロトハ」

 

どうやらエースもこちらに来たようでベルト形態としてすでに腰に装備されていた。

 

「それではスプリガン領のホームタウンへ転送します。幸運を」

 

それから光に包まれてまたどこかへと飛ばされる感覚になった後、衝撃が走る。

 

ツバサ

「ぐへっ!?」

 

気づいた時には地面とキスしていた。

 

ツバサ

「痛っ~~~・・・・てか痛い・・・それに・・・・」

 

寝転がっているのは草の上、そして目の前に見えるのは深い森と木々。そしてこれ

がゲームであると忘れてしまったような本当に草の上にの転がっている現実と同じ

感触と肌や髪を撫でていく風の感覚。

 

ツバサ

「本当に現実と同じだな。少し変な感じはするけど・・・五感もリアルっぽいな」

エース

「ソレガコノゲームノ ダイゴミダロウカラネ。ダガココハタウンナノカナ?」

ツバサ

「どう考えても違うだろうよ。さすがに妖精世界だからって森そのものが街とかな

 いだろ・・・いきなりバグ食らったのか?まぁいい、色々と確認してみるか」

 

そういって最初に説明を受けていた通りに手を翳し、脳内で考えた通りにメニュー

画面が現れてそれを色々と確認してみる。

 

ツバサ

「装備は・・・お前だけかよ、エース・・・」

エース

「ストライカーノ ソウビガアレバジュウブンダロウ。ホラ クラブガンソード」

 

エースからクラブガンソードが出現してそれを腰につけると装備画面に表示される。

 

ツバサ

「んで・・・これがステータスか。ん?ぜんぶ「????」になってるぞ」

エース

「サッキイッタダロウ。キミノアバターハ ワタシガオリジナルニ セイセイシタ

 モノダカラネ。リアルノキミノチカラソノママニ ハンエイサレル」

 

それを聞いて試しに精神を集中し呼吸を整えてみる。

 

ツバサ

「これは・・・波紋も使えるのか」

 

呼吸法により血液中のエネルギーを蓄積し、生命エネルギーを活性化させる波紋を

こちらでも使えると思わなかったツバサは驚いたのだがエースが説明する。

 

エース

「ゲンジツトリンクスルナラ アバターモキミトオナジコウゾウデアレバ モシヤ

 トオモッタノデ ヤッテミタガ オモッタトオリダッタヨウダネ。ダガリアルニ

 シタブン スプラッタテンカイニナルト カナリ グロテスクナ・・・」

ツバサ

「お前な・・・そういうところにリアルを追及するなよ・・・ふむ」

 

そういって少し体を動かしながらクラブガンソードを振ってみたり、体術の演武を

してみたりなどと感覚を段々と合わせていき、少しして頷いた。

 

ツバサ

「うん、慣れた」

エース

「キミモ タイガイダネ」

 

そしてこのアバターとゲームについての解析を完了したエースが指示を出してくる。

 

エース

「ドウヤラ コノゲームニハドクトクノシステム。フライトエンジンガ アルナ」

 

説明によると時間制限はあるが自分の『翅』で自在に飛び回れるとのこと。

 

ツバサ

「えっと・・・こうやるのか・・・?」

 

すると背中から絵本の妖精によくあるような翅が生えてきた。

 

エース

「ソシテ セナカノセキズイ ソノマンナカアタリニ チカラヲイレルカンジデ

 トボウトシテミルンダ ツバサ」

ツバサ

「こ、こういう事か・・・・ぬぐぐぐぐっ・・・・」

 

どうにか言われたあたりに力を入れて翅を動かそうとしてみると翅が動いて体が

宙を浮き、空へと飛びあがった。

 

ツバサ

「うお~!本当に空を飛べーーーあら?あれ?おい!これどうやって止め、うわ!?」

 

しかし操縦が聞かずに右往左往と飛び回ってしまい、止めることが出来ない。

 

エース

「オチツケ ツバサ!アワテルトヨケイオカシ―――マエ!?マエ!?マエ!?」

ツバサ

「うおぉ!?!?ぶつか!?おうっ!?よ、よけらーーーぶふっ!?」

 

避けたのも束の間今度は、林にツッコんで止まらず木々を突っ切りながら落下していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????

「デスペナルティーが怖くない人からかかってきなさい!」

 

大木の下、数人の重武装をした騎士と1人の妖精女剣士が相対し、睨み合いをしていた。

 

???

「-------------ぁぁぁぁぉぉぉおおあああ!!?ぐへっ!?」

 

そんな張りつめた緊張感をぶち壊す情けない声を上げ乍ら1人の青年が顔面から地面

にツッコんでそのまま青天して倒れてしまう。

 

???

「こ・・これは・・・さすがに何度か練習しないと無理だ・・・やったら死ぬ・・」

???

「オモワヌトコロニ キミノジャクテンヲ ハッケンシタゾ ツバサ」

 

何故か、青年1人なのに2人の声がするという不思議な事になったがこのゲームに存

在する使い魔だと思い、その青年に警告する。

 

????

「スプリガン領でもないところにあんな初心者が・・・君!早く逃げて!何してるの!」

 

ツバサ

「ああ・・・初めてログインしてタウンに飛ばされるはずがわけわからない場所に飛

 ばされて飛ぼうと思ったらもうちょっとで意識飛びそうになっただけだ、心配する

 な・・・さてとおたくら、見たところ重戦士っぽいがそんなのが女の子1人によっ

 てたかって集団戦闘とは少しは礼節ってのはないもんかね」

???

「ドウヤラカレラハ サラマンダーノヨウダナ。コノゲームデハ タシュゾクハPK

 デキルシステムノヨウダ」

 

サラマンダー1

「初心者のスプリガンがなめた口を!望み通りこのゲームの礼節を教えてやるッ!」

 

そういってそのランスを構え、ツバサに突進し、直後に衝撃音が響く。

 

????

「・・・ッ。・・・・えっ!?」

 

そのランスがその青年を貫いたと思った少女が目を開いた先にあった光景はその青年

の拳がサラマンダーの頭部鎧を破壊し、顔面にめり込んでいる光景だった。

 

サラマンダー1

「な・・・なんでこんな初心者が・・・こんな強さを・・・」

 

ツバサ

「見た目はごついがいつも相手してる鬼教官はもちろん、チビ達にも劣る。ハッ!」

 

そして強烈な薙ぎ蹴りが炸裂して破壊された頭部にまた直撃して錐揉み回転しなが

ら木に激突して蟲の息になりながら立ち上がろうとするが直後に追撃される。

 

サラマンダー1

「つ、強すぎるぞ・・・こいつ・・・」

 

どうやら最初の薙ぎ蹴りから離した相手のランスをシュートの要領で蹴り飛ばし、

サラマンダーの1人にトドメを刺したようで埃をはらい少女に質問する。

 

ツバサ

「1人やっといて何だが、そこの2人も片付けていいのかな?」

 

????

「え、ええ・・・いいと思うけど・・・、ッ!先方はそのつもりのようだし」

 

エース

「コノテイドナラ ヘンシンモヒツヨウナイ。エンシュウガテラ キミヨウニサ

 クセイシタ オリジナルスキルヲ ツカッテミテモイイダロウ」

ツバサ

「スキルね・・・なるほどこうやってやるのか。そんじゃ、行くぜ?」

 

持っていたクラブガンソードに焔が宿り、そして踏み込もうとした足に魔法陣が

浮かび上がり、刹那、その姿が消えた。

 

サラマンダー2

「え?」

 

サラマンダー3

「な・・・んだと・・・・」

 

気づいた時には2人は一閃され、胴体が切り離されて宙を舞い、刹那、魂を模し

たエフェクト体になって少女が気づいた時には青年は斬りぬけた状態だった。

 

ツバサ

「抜剣・紫電疾走」

 

このスキルは彼の仲間で彼の言う『チビ達』の1人『ミウラ・リナルディ』とい

う少女の技で収束打撃に分類される魔力を収束して強力な打撃や加速を行う技の

『抜剣』と剣の師でもあるシグナムの十八番『紫電一閃』の合わせ技である。

 

ツバサ

「にしても電脳世界だとなんでもありだな。俺じゃ使えない炎熱変換にミウラの

 技の合わせ技とは・・・まぁ、お前のおかげだろうけどな、エース」

エース

「イヤハヤ ヤハリデンノウセカイトイウノハ タノシイモノダネ。ワタシモ 

 コウシテアソビゴコロノアル ソウサクガデキルノハ ワクワクスルモノダ」

 

何だかんだでエースも開発者魂というのがあるようで博士などともそれについて

熱弁を交わしあう仲なのだがこと電脳世界では彼のAI能力は偉観無く発揮出来

るのでシステムを介さずにこういったチート行為も出来るようだ。

 

????

「す・・・凄い・・・なんで初心者の姿であんな技をそれに見た事ない装備」

 

今まで自分がプレイしている中で見た事がない装備の片手直剣にさらには魔法付

加の加速斬撃スキルなど知らない技を発動した初心者アバターに驚いていた。

 

ツバサ

「おっと折角の見せ場を取って悪かったね。ちょいとお節介をし過ぎた」

 

????

「うんうん、わたしも危なかったし助かったよ。というよりあなたは何者・・?

 初心者でサラマンダーのランス隊の隊長を一掃するなんて」

 

ツバサ

「あぁ、あれで隊長だったのか。リアルであれより遥かに強い化け物クラスの隊長

 連中にチビッ子ながら格闘の世界大会ランカー組なんかと手合せしてるんでね。

 ゲームは初心者でも戦闘ならそれなりにプロだぜ?」

 

????

「(た、隊長?格闘の世界ランカー?なんか武術とかやってる人・・かな?)」

 

リアルで戦闘に関した事をやっているから初心者でもあれほどの強さなのかと思っ

たのだがスキルが説明できなかった。

 

エース

「ソレハ ワタシガ ツクリダシタモノダカラネ」

 

????

「・・・・・・・・ひゃぁああ?!ベ、ベ、ベ、ベルトが喋った!?」

エース

「ハッハッハ。イヤイヤ ヒサビサナリアクションデ ウレシクナッテシマウネ。

 ハジメマシテ ワタシハ ジンコウAIナビ『エース』ダ」

 

????

「人工AI・・・?どういう事?」

 

ツバサ

「(そういえばこのゲームって次元超えてサーバー統括してるとか言ってたな。と

  いう事はミッドチルダ外の世界か)実は俺は軍属の人間でね、とは言っても開

 発部みたいなところでこいつはそこで開発した人工知能、いわゆるAIで俺が初

 心者離れしたスキルを使ったのはこいつが干渉してスキルを作ったからだ」

 

この格闘も軍属の人間なので軍隊武術をやって覚えたという事にした。チビ達とい

うのは体験学習で訓練している子供達という設定で伝え、どうにか納得させたとこ

ろでようやくお互いに自己紹介となった。

 

リーファ

「わたし、エルフ領のリーファ。あなたは?」

 

ツバサ

「一応はスプリガン領って事になってる、ツバサだ。んでこっちはエース」

エース

「ヨロシクダ リーファ」

 

握手を交わしあったところで話に入る。

 

リーファ

「というより何でいきなり上から降ってきたの?着地もめちゃくちゃだったし」

 

ツバサ

「いや、飛ぼうと思って飛び上がったまでは良かったんだが行動がままならない状

 態で森に突っ込んで暴走してたところだったってわけだ」

 

リーファ

「はははっ・・・いきなり飛ぼうと思ってもこんな狭い場所じゃなくて普通は広い

 場所でゆっくりとやるもんだよ?無茶し過ぎ」

 

ツバサ

「はっきり言って一番、命の危険を感じたは・・・てかこんなのもリアルっぽいの

 な。はやての奴め・・・人をこんなところに追いてどこ行きやがった」

 

リーファ

「はやて?」

 

自分がどういう経緯でここに来たのかを説明するとリーファから質問がくる。

 

リーファ

「そのはやてさんって種族とか分かる?」

 

ツバサ

「確か・・・そうだ、思い出した。君と同じシルフとか言ってたな」

 

リーファ

「それならわたしがシルフ領のホームタウンに案内するよ。もしかしたらそこで待

 ってるかもしれないし、ここにいるよりはいいでしょ?」

 

少し考えたから埒があかないかと判断したツバサはその申し出を受ける事にした。

 

ツバサ

「それなら頼んでもいいかな、リーファ。ただし飛ぶ以外の方法で」

 

リーファ

「(ガクッ!?)飛ばないで行ったら何時間掛かるか分かんないって!」

 

ツバサ

「あのな、俺にまた林に突っ込んで歩く盆栽にでもなれというのか、お前は!」

 

リーファ

「大丈夫、大丈夫。今度はわたしが補助してあげるから一緒に飛ぼうよ!」

 

笑みを浮かべて手を差し出してくる彼女のある種の強引さに溜息を吐きながらも苦笑

してその手を取り、覚悟を決めた。

 

ツバサ

「よっしゃ、男は度胸だ。いつでも来やがれッ!」

 

リーファ

「あの戦闘じゃないからそんなに力まないで。てかまた落ちるよ、それだと(汗。」

 

ツバサ

「あぁ・・そうか」

エース

「キミッテ サッカーイガイハ ホントウニサイショダメダネ」

ツバサ

「黙れ、エース。また子供の群れに蹴り込まれたいのか」

 

リーファ

「・・・ふっふっふ♪なんだかエースって人工知能っぽくないよね。もっと機械的な

 応答しかできないってイメージだったけど兄弟みたいだよ・・・うん」

 

少し彼女の顔に陰りが見えた気がして疑問に思うツバサ。

 

ツバサ

「リーファ?」

 

リーファ

「ごめん!ごめん!それじゃまずは翅をだして」

 

言われたとおりに彼女に手を取ってもらった状態で翅を開いて深呼吸をしながらゆっ

くりと翅を羽搏かせて次第に体を浮かせていき、リーファの先導で空へと今度は安定

して飛び上がり、天高くを駆け、本当に鳥のようという表現な世界だった。

 

ツバサ

「おぉ・・・ッ!まじで風をきる感じもリアルだな、悪くない感じだ」

 

リーファ

「でしょ~!思うままに自分のいきたい場所までどこまでも高く飛べるんだ、ここは♪」

 

飛んでいるリーファの顔はとても楽しそうではやてに最初言われた言葉を思い出す。

 

「ある種の現実で普通なら叶わないドキドキな冒険やワクワクする出会いがある、そ

 んな夢と希望のある世界やからきっと気に入るよ~♪」

 

ツバサ

「ちょっと俺も飛んでみますか」

 

リーファ

「えっ、ちょっとツバサ、手を離しちゃ――――」

 

しかし手を離したツバサはその翅を羽搏かせるとグンッと急上昇して月夜を駆けた。

 

リーファ

「・・・・あぁ・・・・」

 

その飛び立つ姿を見たリーファが一瞬、『羽』が見えた気がした。白い双翼を羽ば

たかせて月を背に飛んでいくツバサに本当の『羽』を見たのだがすぐに我に返って

自分もその後を追い、すでに感覚を掴んだのか旋回や自在に停止などをし始めてい

る彼の元に寄った。

 

リーファ

「凄いね~!もう感覚を掴んだんだ、ツバサ」

 

ツバサ

「まぁね。楽しそうに飛んでるリーファを見て気張らないで楽しく軽い感じでやっ

 てみたら何となく出来たよ。なんでも楽しむ感覚は大事だな、やっぱ」

 

リーファ

「そういえばさっきエースがサッカーって言ってたけどツバサってサッカー選手?」

 

自分が実はプロサッカー選手でちょっとした息抜きにALOを始めた事、そしては

やてに関しては時空管理局など言ってもおかしな人に思われそうなのでクラブ関係

者で彼女の紹介で始めたという事にした。

 

ツバサ

「こう見えてもな」

 

にやりと笑みを浮かべながらすでに自分より速く飛び始めるツバサを追う事になる。

 

リーファ

「って!もう速いし!ツバサって飲み込み早すぎな~い!」

 

ツバサ

「器用貧乏ってタイプなんでな、それに一応、名前もツバサじゃ、それなりに空飛

 べないと格好つかないと思ってさ。早くタウンに案内してくれよ、リーファ」

 

すでに挑むようにニヤニヤ顔で言ってくるツバサにリーファも負けん気が出たのか

にやりと笑みを浮かべて自身も加速する。

 

リーファ

「それじゃ追いてかれないようにしてよ、ツバサ!全速力でいっちゃうから!」

 

ツバサ

「望むところ!」

エース

「キミタチハスガスガシイホドニ マケズギライダネー。モクテキカワッテルヨ モクテキ」

 

リーファ

「街に案内するのは本当だし、ゴールも街なら一石二鳥!」

 

ツバサ

「そんな事言ってる間においてくぞ~?町は見えてきたし、案内もいらないしな!」

 

リーファ

「ちょっと!ずるい!スポーツマンシップはどうしたのよ~!」

 

そんなこんなの言い合いをしながら街へ飛んでいく2人。

柔らかい光を降り注がせる月の夜を2人の妖精が楽しげに語り合う幻想的な時間は過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????

「これが我々が開発したルファインドライバー。その最新型です」

 

??

「ほぉ~・・・これが噂に聞く化け物に変化させる機器というわけですか」

 

????

「・・・化け物ではありません。新たな人類、選ばれた者だけが許されるより完全

 な世界です。あなたの持つ技術を提供する代わりにこちらも最高のドライバーを

 用意したのですから分かっていただけますね?」

 

??

「僕の技術は奴よりも上を言っています。賢明な判断痛み入る、さすがとも言える」

 

そのドライバーを手にその手元にはヘルメットのような機器があり、それに触れる。

 

??

「必要な者は手に入った。後は・・・このアカウントでSAOをクリアし、そして

 彼女だけを手に入れれば全て僕の欲しいモノは揃う。このドライバーの力もこれ

 に組み込めば何人も僕を止める事が出来ない、完璧じゃないですか♪」

 

????

「1つだけ忠告をしておきます。このルフィアンドライバーにすら対抗し、今まで

 多くのルフィアンを撃破してきた存在がいます」

 

??

「ルフィアンを撃破する存在・・・?つまりはこれに唯一対抗する力があると?」

 

????

「恐らくあなたのやる事は事件となり、その存在が公になれば必ず奴はあなたの前

 に現れるでしょう。その名は『仮面ライダーストライカー』」

 

だがそれに笑みを浮かべて高笑いに変わる。

 

??

「はっはっは!!現実では強いのかもしれないが奴が現れるとすればそれは僕の土

 俵・・・このアカウントとドライバーを合わせた僕の新たな力の前には仮面ライ

 ダーの存在など塵に等しい。心配せずとも一ひねりにしてみせますよ」

 

そんな彼を見つめながら交渉が成立し、部屋を後にする。

 

????

「こんなところまで監視とは趣味がいいですな、あなた方も」

 

目線の先には白尽くめの男達が立っていてその中央に立っている中年ほどのメガネ

をかけた男性が口を開く。

 

????

「我々が君達に資金提供をしているのを忘れたかね・・・?勝手をするならいつで

 も君たちの資金源などすぐに絶ち、存在を抹消する事も出来るのだよ」

 

????

「・・・・招致している、レム・カンナギ殿」

 

カンナギ

「早く手に入れて欲しいものだ。全てを創り変革する力『ザ・シード』・・・・」

 

部屋で高笑いする男の姿を笑みを浮かべながら手のひらで遊ぶおもちゃを見るよう

な眼で見つめ目の前の男性を見るカンナギ。

 

カンナギ

「だが仮面ライダー・・・奴らは侮らない方がいい。君も知ってはいるだろうがわ

 たしの力以外は苦戦を強いられるだろうからね、はっはっは」

 

笑いながら踵を返して去っていくカンナギを恨めしそうに見つめる男。

 

????

「(現状、奴の力・・・超銀河王に私のルフィアンでは叶わない。だが必ずザ・シ

  ードで究極のルフィアンを作り出してやる・・・ハイエナ共め)」

 

男も踵を返し、暗闇に消えていく。

着々と確実に闇は世界を次元を超えて広がっていく。新たな仮面ライダーの戦いは

始まってその闇がストライカーをツバサに迫るのも時間の問題だった。

次回へ続く!

 

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