仮面ライダーストライカー   作:自分不器用ですから

39 / 43
久しぶりの投稿。
言い訳じみていますが理由があります。というのも・・・・・
バックアップとるの忘れてた劇場版データが消えたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ―――――やかましい>(V)o¥o(V))д゚)<グハッ

ストライカー編はいいんですがドライブ編の後編部分とMOVIE大戦編のデータがない、何処探してもない('Д')‼‼‼❓

もう来月あたりからストライカー編だけでもあげます。全編一気は諦めます、すいません
(;'∀')<許してください、なんでもし――――(ry


game28~戦士ストライカーとはなんなのか?~

 

 

なのは

「今日の教導任務も終了。ふぅ~・・・・疲れたな~」

 

なのははいつも通りに教え子の教導作業を終えて帰宅しようとしていた。

 

なのは

「あれは・・・ウエンブレー?」

 

だがその途中で普段は見かけない光景を目にした。地上本部にあるメディカル施設

にウエンブレーが停車していた。

 

なのは

「なんでここにこれが?もしかしてツバサ、何か怪我でもしたのかな?」

 

するとそこに丁度、ツバサとシャマル、そしてマドモアゼル・サカモトこと博士が

一緒に施設から出てきた。

表情はいつも通りの飄々とした感じでなのはを見つけるといつもの笑みを浮かべる。

 

ツバサ

「よっ、なのは。お勤めご苦労さん」

 

なのは

「うん。でもツバサ、どうしたの?こんなところに・・・何か怪我でもしたの?」

 

ツバサ

「ん?いや、ちょっと波紋の修業で酷使し過ぎて喉に来たからシャマル先生に診て

 貰ってたのと博士にエースの調整も頼んでたんで引き取りにな」

 

そしてそこで2人と別れるとなのはを送っていくことにした。

 

なのは

「う~ん♪風が気持ちいいね~、速い、速い♪」

 

ツバサ

「ってなのはは空も飛べるんだし、これより速いだろ?空飛ぶ方がよかないか?」

 

なのは

「こうやって地面を走ってる感じが飛ぶのと違って新鮮なのッ」

 

だがここである事に気が付いた。背中にのせているせいで密着している。詩乃との

関係でそういった事もあるのだが何分、戦力の差というのは歴然である。

 

なのは

「な~に~?ツバサ、胸がすっごいドキドキしてるよ~?男の子だね~♪」

 

ツバサ

「人が運転中に男心を弄ぶような悪戯するんじゃありません!?」

 

やはりなのはは苦手だと思いながらも何だかんだで気軽に付き合える性格もあって

か嫌な感じはしない。だがこのたまに上から姉御対応は止めて欲しいらしい。

それからなのはの家の前までやってくるとヴィヴィオが出迎えてくれた。

 

ヴィヴィオ

「こんばんわ、ツバサさん♪」

 

ツバサ

「うおっと~ぉ~!相変わらずヴィヴィは元気だな、調子はどうだ?」

 

飛びついてきたヴィヴィオを抱きかかえていつものように頭をワシワシと撫でまわす。

 

ヴィヴィオ

「いつでも全力全開で元気いっぱいです!」

 

フェイト

「ふふっ、ヴィヴィオったらツバサがくるといつも嬉しそうだね?」

 

中からフェイトも出てきてどうやら今は休暇中らしい。執務官というのもあってか

普段から家を空ける事が多いので来ると大体はなのはとヴィヴィオの2人だけだ。

 

なのは

「ヴィヴィオが今日は特製ハンバーグ作ったんだよね~?」

 

ヴィヴィオ

「うん♪」

 

ツバサ

「そりゃあれだな、焦げ焦げな肉団子になったんだな、ヴィヴィ」

 

ヴィヴィオ

「な、なってないもーん!?」

 

なのは・フェイト

「はははっは♪」

 

一見すると最早、多妻持ちの夫婦にしか見えない状況で前にも間違われた事があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィオ

「あうあう~!?わわっ!?ツバサさん、画面端でハメ技とか酷いですよー!?」

 

ツバサ

「はっはっはー、勝負の世界は非情なのだよ、青少女、っはっはっは―――」

 

だがここで信じられない事が起きた。夢中で押したコマンドがどうやら必殺技も絡

めた上級者コンボだったらしく、剛体持ちの技から一気にツバサのキャラをコンボ

に巻きこんでトドメに超絶技が炸裂して一気にKOしてしまった。

 

ヴィヴィオ

「やった~~♪」

 

ツバサ

「Oh・・My God・・・・・」

 

向こうでワイワイ騒いでいるヴィヴィオとツバサに苦笑しながらママ2人は料理を

続けていた。

 

フェイト

「ヴィヴィオったらあんなに大声で騒いでよっぽど嬉しいみたいだね~」

 

なのは

「気兼ねなく大騒ぎするのってツバサと遊んでる時だもんね。ああやってみると2

 人って仲良し兄妹に見えるよね、たまに大人気ないお兄ちゃんだけど(笑。」

 

ふと見ると廊下にツバサの荷物が置きっぱなしでヴィヴィオにせがまれてすぐに遊

びに入ったまま置きっぱなしにしていたようだ。

 

なのは

「ここら辺は男の子だね~、大雑把というか、まったく玄関に置いておこう」

 

荷物を持って玄関に立てかけておいたのだが置き方が甘かったのか倒れてしまう。

 

なのは

「いけない、いけない・・・わたしもガサツかな(汗。・・・・んっ?これは・・」

 

倒れた鞄から書類が落ちてきて拾い上げたなのははその文面に覚えのある単語をみ

つけ、文面に眼を通した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツバサ

「お~い・・・これで何件目だ~・・・・?」

 

ある日のオフ日。明日菜に呼び出されて地球へやってきていたツバサ。

 

明日菜

「今日は色々と鬱憤晴らしなんだがからわたしに付き合うのッ!」

 

到着した時に明日菜の表情が妙に怒り気味だったので嫌な予感はしたのだが大方の

予想通りに和人と喧嘩(一方的)したらしくその鬱憤晴らしの買い物に付き合わさ

れているようだ。そして今日は直葉も一緒だ。

 

直葉

「(お兄ちゃんがボスモンスターにやられそうなプレイヤーを助けたのはいいんだ

 けどその時に(ry。)」

 

ツバサ

「あのラッキースケベめ・・・てか何故、それで俺が付き合わさ)――どわっ!?」

 

いきなり現実に引き戻す力が加えられて見ると明日菜に腕を引っ張られたようだ。

 

明日菜

「さぁ、次いくよ、次~!」

 

直葉

「まぁ、今日は付き合ってよ。こんなに可愛い子達で両手に花でしょ?」

 

そういって直葉は逆の腕に組み付いて3人で商店街を歩いていたのだが・・・・?

 

ツバサ

「両手に花ってな、お前ら自分でそれを・・・・」

 

ここで改めて思う両腕の感触。ある意味でこれはことわざの意味に沿っている。

 

ツバサ

「まぁ、明日菜も対比がスグじゃなきゃ、いいんだろうが圧倒的だな、戦力が」

 

明日菜

「直葉ちゃんが対比・・・・」

 

直葉

「?」

 

そこら辺は感のいい明日菜だ。すぐに何を言っているのか理解したらしくワナワナ

と震えて怒りの鉄拳制裁を加えるのだが至近距離でも避けられる。

 

明日菜

「ど、どこを比べてるのよ、ツバサのエッチ!?ふぅんぬ!」

 

直葉

「・・・って、む、胸のこと?ツバサ・・・詩乃さんに怒られても知らないよ~?」

 

ツバサ

「だからわざわざ離れたこっちにしたんだろうが、てかしつこいぞ、明日菜」

 

さっきから鉄拳やら足踏みやらを繰り出しているのだが悉く避けられていた。

 

明日菜

「こ、この至近距離でも当たらないなんて・・・うぐぐ」

 

ツバサ

「鍛え方が違うんだよ、鍛え方が」

 

余裕な笑みを浮かべながら頭をポンポンと叩いて腕を曲げて目くばせをしてきた。

 

ツバサ

「まぁ、今日くらいは付き合うよ。腕をどうぞ、姫騎士様?」

 

いつもの飄々とした笑みに少し紅くなる明日菜だが首を振ってすぐに正気に戻して

その腕におずおずと腕を絡めて歩き出した。

 

ツバサ

「あいつの好きな菓子でも買って家に押しかけるか、繋ぎはしてやるからちゃんと

 謝るか、和解してまたいつもの如くイチャイチャすればいいじゃないかな!?」

 

明日菜

「いつもの如くって何!?イチャイチャなんてして―――――」

 

直葉

「じぃ~~~~・・・・・」

 

そして向けられる避難にも似た妹君の視線。

 

明日菜

「すいません、自粛します」

 

ツバサ

「はっはっはっは」

 

しばらく歩いていると明日菜がため息交じりに苦笑しながら言ってきた。

 

明日菜

「なんかツバサってずるいよね」

 

ツバサ

「何がだよ」

 

明日菜

「いつもはわたし達とワイワイ騒いだり、ふざけたりしてるのに肝心な時はキリト

 くんだって真っ先に頼りにするくらいの人になって何だかんだでやっぱり大人だ

 なって・・・何度もツバサに諭されたり、励まされたりしたもの」

 

直葉

「確かに普段のツバサとサッカーやライダーのツバサってギャップ凄いよね」

 

ツバサ

「あのな、普段の俺が凄くないみたいな言い方だな。まぁ、切り替えは激しいが」

 

明日菜曰くはそれくらい懐が深ければいつでも和人に頼りにされるのかなと思った

ようなのだがこれにはツバサの方が笑ってしまった。

 

明日菜

「な、何よ~」

 

ツバサ

「そんな事気にしてんのかと思ってな。お前が思ってるよりあいつはお前に依存し

 てるよ、何も言わなくたって分かってくれると思ってんのさ。スグにだって何も

 言わないけれど頼りにするときは頼りにするだろうよ」

 

直葉

「そうだけど、言ってくれないと分からないってのもあるんだよ?」

 

ツバサ

「はははっ・・・男なんて意地張ってる生き物だからな。大切な人には出来るだけ

 負担や危険はかけたくない、だから言わない」

 

だがそう言いつつ2人の頭に手を置いてクシャクシャと撫でながら笑みを浮かべた。

 

ツバサ

「でもあいつが本当にダメな時はしっかり受け止めてやれ、それでいいさ」

 

直葉・明日菜

「「うん」」

 

ツバサ

「お前らの胸で受け止めてもらえればあいつだって男の子だから喜――――」

 

直葉・明日菜

「「ふんッ!!」」

 

ツバサ

「ぐぼあ!?」

 

強烈なダブルパンチが炸裂してそのまま青天を食らって蟲の域になっていた。

 

直葉

「折角、いい話でカッコよかったのに・・・」

 

明日菜

「そういうところがツバサの余計なところだよ、まったく(怒。」

 

なんとか起き上がったツバサだったのだがその眼に横断歩道で信号が赤なのにも関

わらず入ってきてしまった男の子が目に入った。

 

直葉

「あっ、あれ!ダメ!戻って!!」

 

その声に見てみると車線の向こうから侵入してくる車がいて男の子は気づいていない。

 

明日菜

「――――ツバサ!?」

 

だがそれより早く走り出していたのはツバサで男の子も車に気づき、車も気づいた

のかクラクションを鳴らしブレーキを踏むが間に合わない。

 

ツバサ

「コォォォォ」

 

波紋を練って身体能力を強化し、さらに前に出海から教えてもらった技を使う。

 

直葉

「ダメッ・・・!?」

 

眼をつむる直葉の耳にさらに甲高いブレーキ音と衝撃音が聞こえて一瞬の静寂が訪れた。

 

明日菜

「・・・・どう・・なったの・・・?あっ・・・」

 

車は横断歩道を大幅に超えたところで停車し、その少し後ろで子供とそれを抱えた

ツバサが地面に転がっていてまったく動かない。

 

直葉

「ツバサ・・・・ツバサァァアッ!?」

 

明日菜

「ツバサ!?」

 

すぐに2人が駆け寄って動かないツバサの身体を揺すって声を投げかける。

 

直葉

「しっかりして、ツバサ!ツバサってば!?死んじゃだめだよ!」

 

明日菜

「早く救急車に連絡しないと・・ッ!えっと番号・・番号ッ」

 

だがここで明日菜の手をツバサの手がガシッと掴んだ。

 

ツバサ

「人を・・・・勝手に・・殺・・すなよ」

 

ゆっくりと体を起き上がらせて懐に抱えている少年を見るが無事なようだった。

 

ツバサ

「とりあえず俺もボウズも無事みたいだな」

 

明日菜

「無事なわけないでしょ!?車にはねられて・・あんな凄い音までしてたのにッ」

 

ツバサ

「ぶつかる瞬間に波紋と金剛の防御を取ったから痛みはほとんどないよ、心配すんな」

 

筋肉の収縮を利用して一点集中で車との接地面に防御を集中させてさらに波紋によ

って膂力を底上げした強化版を使って難を逃れていた。

 

ツバサ

「出海さんに教わっておいて正解だったな、さすがに冷や冷やしたよ」

 

涙目になる明日菜に手を置いてあやすように頭を撫でるのだがここで気が緩んで

遅れて痛みが来たのか見てみると腕から出血していた。

 

直葉

「腕、物凄い血が出てるッ。やっぱり救急車を・・・・ッ!」

 

ツバサ

「まて、俺はこっちの医者に診てもらうわけにもいかないんでな。これぐらいな

 ら・・・コォォォッ!!」

 

そして波紋の呼吸で波紋を練り上げると裂けていた傷口が見る見るうちに治癒した。

 

ツバサ

「ふぅぅ・・・・さすがに超速再生は・・・呼吸が・・乱れるな」

 

波紋の呼吸を維持できなくなったのか波紋の光は止んでゆっくりと立ち上がる。

 

明日菜

「本当に大丈夫なの?体におかしいところとかない?」

 

直葉

「無茶し過ぎだよ・・・SAOからそうだったけどこっちが心臓に悪いって」

 

ツバサ

「心配かけて悪かったよ、とりあえずは俺も子供も無事だ、おっと母親が来たな」

 

泣きついて母親に飛びつく子供に苦笑しながらも帰り際に手を振る子供に手を振り

返し、無事な事に安堵するツバサの横顔を見る明日菜。

思い返すのはさっきの事、波紋の呼吸をした後にすぐに傷口が治癒したところだ。

 

明日菜

「(いくら波紋でもあんな事出来るの・・・?それにこっちの医療機関に診ても

 らうわけにはいかないって・・・普通の治療施設じゃダメってこと?)」

 

普段から彼は秘密にする主義だ。SAOの頃は詩乃には打ち明ける事はあっても

最近では彼女にも秘密にする部分もある、だがこちらからすればもっと言って欲

しいとも思う。

数えきれない程助けられて何かしてあげたくてもやれる事はほとんどない。

だからこそ彼の事を知って何か支えてあげられる部分はないのかなと仲間として

親友、戦友と言ってくれたからこそそう思う。

 

明日菜

「(なのはさんなら何か知ってるかな・・・?明日、聞いてみよう)」

 

料理談話などで親しくなったなのはとは最近では買い物などでも一緒にする仲で

色々と進路だとか人生相談も頼んでいた。

それから直葉とツバサを見送ったのだが心の突っ掛りは消えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは

「お待たせ、明日菜ちゃん、どうしたの?管理局に訪ねてくるなんて」

 

その日、明日菜に呼び出されたなのはは管理局員が利用する食堂で昼食を取り乍ら

話を聞く事にしたのだが明日菜の様子がおかしい事に気づいた。

 

なのは

「また和人くんと何かあったのかな~?随分と暗い顔してる気がするけど?」

 

明日菜

「ち、違います!?今日はそうじゃなくてツバサの事なんですけど・・・・」

 

なのは

「ツバサの?」

 

この間の事についてなのはに説明すると何か思案するような素振りの後に口を開く。

 

なのは

「うん~・・・わたしもさすがにすぐに言える内容じゃないね・・・。波紋について

 は不明な点が多いし、把握してるのは彼だけだからそういう力があるのかもしれな

 いけれど。本人にそれとなく聞いてみるからちょっと待ってもらっていいかな?」

 

明日菜

「はい」

 

なのは

「折角来たんだからユイちゃんに会いにいってあげたら?喜ぶと思うよ」

 

明日菜

「そうします、ツバサの事で何か分かったら知らせてくださいね、なのはさん」

 

なのは

「うん。それじゃ、しばらくしたらわたしも博士のラボに顔見せるからね、また」

 

そういってなのはは席を立ち、礼をする明日菜に手を振ってその場を後にする。

 

なのは

「ごめんね、明日菜ちゃん。これは一般人の子には教えられる範囲じゃなさそうだから」

 

明日菜の後ろ姿を見ながらつぶやくなのは。

はっきり言って明日菜の話を聞いて彼女の中で点と点が繋がったようだ。

それはこの間、ツバサが家に遊びに来た際に彼の鞄にあった書類について。

 

なのは

「最重要患者の印が押されていている診察カード、あれは特殊な治療を受けている

 患者に渡される証明書。センターでも一部患者と管理局員しか入れない場所での

 特殊医療施設を使ったものだけど・・・・」

 

ストライカーに変身するとは言え、その後に記載されていた名前が引っかかった」

 

なのは

「確か今、本部に呼ばれて不在のはず・・・調べてみよう」

 

こういった事になると行動をしてしまうのが高町 なのはなのか、地上本部のメデ

ィカルセンターへと足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは

「確かここだよね、シャマル先生のオフィスは。レイジングハート」

 

RH

「Do you want?(よろしいのですか)」

 

なのは

「触れない方がいいのかもしれないけれど気になる事がいくつかあるんだ。それ

 をはっきりさせたいのもあるし、伝えるか、伝えないかを見定めるためにもね」

 

RH

「AII Right(了解)」

 

レイジングハートにドアのロックを解除させて中に入り、机にあるディスクを起

動させて保存されているカルテや診察録を開いて覚えているツバサの書類にあっ

た診察IDナンバーを入力して検索をかける。

 

なのは

「特殊IDナンバーがまとめられてる。プロテクト付か・・・レイジングハート

 やれる?」

 

レイジングハートがデスクにログインしてプロテクトを解除していく。

 

なのは

「見つけた・・・ツバサ・ハヤカゼ・・・健診日の最初は1年前・・・?これっ

 てツバサがストライカーになって少しぐらい・・かな?」

 

診察結果:突如として関節部に激しい痛みが襲ったらしいが原因としては波紋に

     よる肉体強化とストライカーシステムによる強化が推測される。

 

なのは

「ストライカーシステムで体にダメージ・・・?もしかしてそれが悪化した?」

 

新暦〇〇年〇月〇〇日

診察経過:SAOログイン前日に最後のメディカルチェック。状態は良好。

     初期段階から比べ肉体の強化も進み、ストライカーシステムとのシンク

     ロ率も常時100近い高水準を維持。引き続き治療は継続する。

 

なのは

「これより前はシンクロ率・・・というより共有性が低かったのかな。でもこの頃

 にはストライカーとも共有性があがって性能がより高いレベルになったのかも」

 

新暦○○年〇月〇〇日

診察経過:SAO並びに大戦終了後、初の健診。肉体に驚く変化が見られた。

     身体能力が前回に比べてさらに向上、さらにはシンクロ率も計測不能に

     なり、波紋エネルギーも遥かに上昇値を記録した。

 

なのは

「アレがあって確か肉体を復活させるのに膨大な生命エネルギーを入れたって話だ

 ったけどそれで波紋、基、生命エネルギーが強化された・・・かな?」

 

新暦○○年〇月○○日

診察経過:博士より召集が掛けられツバサ君同席の下、重要な話があるらしい。

     今回はそれにより診察は中止。研究ラボへ向かう。

 

なのは

「重要な話・・・?ここら辺から経過が細かくなってる」

 

新暦○○年〇月○○日

診察経過:本日より治療対応を特殊治療患者へ移行。並びにF計画、機人計画型の

     人工生命体用ポッドを緊急整備し、ストライカーシステムとの共有性を

     強化、並びに生体適正の最適化も進める。

 

なのは

「F計画・・それに機人計画って戦闘機人の事・・・?何でツバサがそんな治療を

 ・・・・、ッ」

 

そして次に目に留まった行を読み始める。

 

なのは

「何より驚異的なのは、その回復力。SAO帰還時もサッカー復帰は今シーズン中

 は無理と判断していたがポッドによる治療を開始してから重症だった状態からわ

 ずか数日で完全に試合、戦闘に復帰できるまでに回復・・・・」

 

新暦○○年〇月〇〇日

観察経過:波紋の習得、そして肉体的な死から蘇生した事でさらに強まった生命エ

     ネルギーと人工生命体として生まれた肉体的能力が目覚めたと仮説。

     そして本人からストライカー並びに彼の生まれについて説明を受ける。

 

なのは

「・・・・という事は、明日菜ちゃんが見た傷口が即座に治癒したのも・・・」

 

ツバサ

「管理局員でもドアハッキングで不法侵入ってのはどうなんだ?」

 

なのは

「!」

 

するといつの間にかドアを背凭れにこちらを見て苦笑しているツバサの姿があった。

 

なのは

「まさかツバサがここにいるとはね、治療以外はこないと思ってたのにね」

 

だがここでやはり飄々としながら抜け目がない男である。

 

ツバサ

「几帳面なのが災いしたな、わざと裏返しにしてた2枚目と5枚目がきちんと整理され

 てたんでね、調べるならシャマル先生が呼び出される日と踏んだだけさ」

 

なのは

「何か言い訳とか、言いつくろうとかはしないんだね」

 

ツバサ

「そこまで見ておいて今更、それってのはないだろ・・・いずれは話す事だったからな」

 

息を吐いて眼を閉じた後に何か思考が決まったのか、なのはに口を開く。

 

ツバサ

「明日、六課のメンバーを集めてくれ。話がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは

「皆、揃ったよ、ツバサ」

 

シャマル

「まったく・・・・」

 

六課メンバーが勢揃いするなか理由を知っているシャマルは勝手な行動をされた事に

怒り気味ではあるが同席した博士に宥められて席に座っている。

 

ティアナ

「どうしたんですか、なのはさん、いきなり召集を掛けて」

 

なのは

「うん、召集自体はツバサから頼まれてなんだ。皆に話があるから、ツバサ」

 

珈琲を飲んでいたツバサがカップを置くと話そうとするのだがシャマルに肩を掴まれ

て浮かない顔をしているが苦笑しながらその手をどかせた。

 

ツバサ

「俺自身も最近になって知った事で皆には伝えておいた方が良いと思って今日は召集

 を掛けたんだ、いくつかあるんだがまずはストライカーについてかな」

 

スバル

「ストライカーですか?」

 

「お前の父親がルフィアンに対抗するために作った戦士だろう、それ以外に何がある」

 

ツバサ

「問題なのは何故、ルフィアンの存在を現れる前からハヤカゼ博士が知っていたかだ

 。それこそ今回の話に関係する事だ、まずは博士についてだな」

 

まず自分の両親であるハヤカゼ博士夫妻がやっていた研究、元々は人工の人体パーツ

を作り、病気や事故などで身体的な障害を持った人たちにもう一度、それぞれの舞台

に戻るための支援をするのが目的だった。

 

ヤス

「確かにそうやな。2人の功績は結構なもんで今でも現役選手の中に結構な数、博士

 達に作ってもらった人工人体義手で現役を続けてる選手はおるな。うちのチームの

 ミシェルもその1人やし。確か・・・8歳の頃やったかな」

 

ユウスケ

「そうだったのか?でも普通、人工義手とかって成長と共に合わなくなるんじゃ」

 

それが博士達をその道では天才と称した由縁でもある。成長と共に本来であれば薬か

部分的な交換を施すのがこの手のものでは普通だったのが2人が作った人工人体は当

人との体と完璧に馴染ませ、オリジナルの身体と共に成長し鍛える事が出来た。

 

フェイト

「わたしも見せてもらった事があるけれどあれだけの理論や技術を完成形に持ってい

 ったハヤカゼ博士夫妻は本当に天才だと思う。普通は必ず拒絶反応が起きてオリジ

 ナルの身体にだって問題を引き起こしてしまうものだから」

 

エリオ

「でもそれとストライカーとルフィアン、そして博士達と何の関係があるんですか?」

 

ここでツバサから驚くべき発言が飛び出した。

 

ツバサ

「・・・・・ルフィアンを生み出した研究に2人も加担していたからだよ」

 

一同

「!!」

 

映司

「ツバサのご両親がルフィアンを作り出したっていうわけ?」

 

ツバサ

「ある理由からルフィアン、基、人工生物兵器を作り出してそれを秘密裏に裏で売買

 して巨万の富を得ようとした男の研究に加担して2人の技術理論を元にルフィアン

 に適合し、『扱える』人工生命体の身体を作り出していたんだ」

 

博士

「2人の人工人体はPERFECTなモノだったわ。故に今まで不完全で強大な力を

 持たせることが出来なかったルフィアンを生み出した組織からすれば2人の完璧な

 人工人体を元にすればそれだけ完璧な人工兵士を作り出せると考えたのよ」

 

だが問題はやはり起きた。2人の人工人体を元にしてもその力に耐えうる人工生命体

はなかなか作り出せなかった。

耐性能力もムラがあり、すぐに消滅するものもあれば多少は持続するものもいた。

 

キング

「作ったとはいえ、命を玩具みてぇに・・・許せねぇ奴らだぜ」

 

アンク

「おい、今、『扱える』って言ったな?そりゃ力って意味か、物って意味か?」

 

察しのいい性格のアンクがわざと吹っかけるように質問を投げかけてくる。

 

ツバサ

「ストライカーってのは博士が俺用にチューニングした際にそれに合わせてつけた

 2つ目の名前。ストライカーには元々、別の名前があった」

 

そして自分の鞄から取り出したのは一枚の写真、それは何かの設備の壁に埋め込ま

れた人型のアーマーのようなものだったが全員がそれに見覚えがある。

 

キャロ

「これって・・・・」

 

シグナム

「色や所々の形状は違うが間違いなくストライカーのアーマーだ」

 

ツバサ

「ストライカーの本来の名前は『№ゼロ・プロトルフィアン』。それが正式名称だ」

 

一同

「!!!」

 

ヴィータ

「ルフィアン・・・?ストライカーが元々はルフィアンだってのかッ?」

 

ツバサ

「ストライカー・・・基プロトルフィアンは組織が初めて開発したルフィアンでそ

 れに適合する素体を作るために2人の研究を援助し、その代わりとして素体を提

 供させた。多くの素体を犠牲にした怪物を作り出す研究の産物なのさ」

 

丈瑠

「だが何故、そのルフィアンとして生まれたモノが今、こうやって奴らの敵として

 ストライカーになったのだ。それにどうやって博士の手に渡った?」

 

これには当人が答えた。

 

博士

「わたしは元々、2人の研究の助手をしていたからよ。無論、ルフィアン研究にも

 携わったわ」

 

フェイト

「博士もルフィアン研究を援助していたっていうんですかッ」

 

博士

「ええ、それが違法と分かっていても博士の夢の実現のためにどうしても必要だった」

 

「さっきからツバサの両親がやっていた研究だの、夢だの、一体、なんなんだ?」

 

ついにきたかという表情のツバサの口からこのストライカー誕生の流れが口にされた。

 

ツバサ

「博士達はその研究の最中で自分達の夢を達成する事が出来た、だからこそその時

 にようやく自分達のしていることの危険さに気づいた、そのために自分達が研究

 のために預かっていたプロトルフィアンをこれから生み出されるであろう、新た

 なルフィアンの対抗策として奴らと戦うための戦士に改造する事を思いついた」

 

そして2人の夢、それがストライカー誕生にとって最も大きなポイントだった。

 

ツバサ

「2人の夢、それは死んだ息子を作り出す事・・・つまりはクローンの創造だ」

 

全員が驚きの表情を浮かべる。彼の言った意味を理解するのに時間がかかった。

 

晴人

「ちょっと待て。ハヤカゼ博士夫妻の息子はお前だろ、その息子が死んでるって」

 

だがこれに翔太朗が制するように肩に手を置いてその先に言うだろう言葉を言った。

 

翔太朗

「ここまで言えば分かんだろ、さっきからこいつは自分の親である2人を『ハヤカ

 ゼ博士』『博士達』って言い方で呼んでいる、まるで他人のようにな」

 

そして本を読んでいたフィリップが静かに本を閉じると核心の言葉を告げた。

 

フィリップ

「2人の息子、ツバサ・ハヤカゼという人物は死んでいて本来はもうこの世には存

 在しない・・・だが君がクローンとして新たにツバサ・ハヤカゼとなった・・・

 という事で間違っていないかな?ツバサ」

 

一同

「!?」

 

核心を持って告げた言葉に全員が驚愕するが本人は落ち着いた表情で静かに頷く。

彼の口から語られた衝撃に事実。

彼の出生、そしてストライカーが生まれた理由と仮面ライダーとなった経緯、そし

て2人が生み出した息子に何を想い戦士の力を託したのか、彼の口からそれが語られる。

次回へ続く。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。