なのは&アスナ
「「SAO&ライダー通信!」」
アスナ
「みなさん、新年あけましておめでとうございます」
なのは
「さて今回も始まりました、SAO&ライダー通信、司会はわたくし、なのはと」
アスナ
「アスナの2人でお送りしまーす」
なのは
「今回の企画はこちら~!」
『MOVIE大戦・番外編―ライダーSAOライフ』
なのは
「ナニコレ?」
アスナ
「(ガクッ!?)言っておいてそれですか!映画の本編ではあまり語る事が出来ない
ツバサのSAOで活躍とか暮らしなどを番外編として編集した第一弾ですよ」
なのは
「え~と?映画本編ではシリアスな展開がほとんどなのでこちらではコメディー調と
ラブ調なんかも入れた(入れさせるなの♪)内容みたいだね」
アスナ
「(・・・・なんかさっき間に入っていたきが・・・・)」
なのは
「そんなこんなで早速、いってみましょう」
アスナ・なのは
「MOVIE大戦・番外編―ライダー&SAOライフ、スタート!」
OVA版 第一話・前編『プロローグ的な』
朗らかな晴れの日。草原で1人、寝そべっている青年がいた。
ツバサ
「にしてもこれが電脳世界ってんだからミッドチルダ外の技術ってのも馬鹿に出来ないな」
彼の名前は『ツバサ』。
ある理由からこのフルダイブ技術を活用した新型RPG『ソード・アート・オンライン』
にログインした青年で『攻略組』と呼ばれるこのゲームクリアを目指す集団と共に戦う
日々を過ごしていた。
ツバサ
「このゲームでの死が現実での死か・・・たくっ、そんなのなきゃ夢と希望があるい
い世界だってのにな。余計な事する馬鹿もいるもんだぜ」
突如として現れた謎の『PLAYER』によって突如としてデスゲームが宣告された
世界、そしてこの世界をクリアする事でした現実世界に戻る手はない。
このゲームに入る際に使う『ナーヴギア』はここでゲームオーバー、または外部から
の停止・解除が試みられた場合、強電磁パルスによって装着者の脳を破壊するという。
ツバサ
「しかもご丁寧にその世代型のVRマシンじゃなきゃログイン出来ないとはね、俺自身
も危ない橋を渡るはめにはなったが今更、考えてもどうしようもないか」
この世界『アインクラッド』は100層まで存在していて今現在が80層目。最後の層
をクリアすることで初めてこの世界からログアウトできるのである。
ツバサ
「この世界に来て早2週間か・・・ペース的には十分に早いらしいが何だかこちらの世
界に慣れてきたっていう奴の話も分かる気がするよ」
それほどまでにこの世界はリアルに近く今ここが現実なのではと錯覚するほどだった。
エース
「シカシ ゲンジツハタシカニアル。イマハスコシズツデモ ススムノガダイジダ」
腰につけられている特殊なベルトは彼の相棒の1人であり人工AIナビの『エース』。
ツバサ
「分かってるさ・・・まぁ、今日はいい天気だし、このまま寝かせて――――」
???
「さっさと起きなさい」
刹那、目の前に迫るハンマー。
ツバサ
「ギャァアアアーーーース!!!?」
飛び起きて避けたところに突き刺さるハンマー、そしてそれを持つ見慣れた少女。
ツバサ
「おい、シノン!?お前は俺をナチュラルに殺すきか!?あれは顔面潰れ饅頭で強制ロ
グアウトレベルに危険な一撃だったぞ!てかスキル使ったろ、スキル!?」
シノン
「あんたが寝呆けて怠けてるのが悪いんでしょ、皆とクエストに行くんだからあんた
もさっさと行く準備するの。おいてくわよ?」
彼女の名前は『シノン』。リアルでは『朝田 詩乃』というらしくツバサ同様にこの
世界に最近、来た新参プレイヤーだが彼女の場合はPTSD治療に用いられた第三世
代機のVRマシンを利用していた最中にあくまで予測ではあるがエラーを起こしたシ
ステムにナーヴギアと誤認され、SAOにログインさせられたとみられる。
ツバサ
「たくっ、会った当初は戸惑って疑心暗鬼で信用すらしてなかったのに2週間で人を
こき使うまでに回復してなによりだよ」
シノン
「ほめ言葉として受け取っておくわ」
そういって先に歩き出し、ツバサも遅れて立ち上がり、大きく背伸びして息を整える
のだがまたシノンが戻ってきて手を引かれる。
シノン
「ほら、さっさと行くわよ、相棒!」
ツバサ
「ふぅ~、やれやれだぜ」
この世界に来て初めて出会った少女『シノン』。最初は警戒し、全く信用も無かった
のだが今、ツバサとシノンの2人は互いに『相棒』と呼び合う間になっていた。
そしてその他にもこちらで多くの仲間も出来ていた。
エース
「ソレナラ ツバサ。サッサト セントウモードニキリカエルンダ」
ツバサ
「というより装備起動にこっちでも変身しないと駄目って選択でポンポンでよくないか」
シノン
「あら。特撮ヒーローっていうのは変身があって初めてでしょ?ほら、さっさと変身」
ツバサ
「はいはい・・・さてと」
そういって一枚のカードを取り出してエースのドライバーの挿入口に差し込む。
『STARTING READY?』
ツバサ
「変!身ッ!!」
『KICK OFF!』『№ZERO・・・フォ!ワード!!』
本来であれば仮面をつけた状態になるのだがこちらにログインする際にナビのエースと
リンクした状態でログインし、アバターもエースが作成したのだがファンタジーな世界
にメカメカしいのも無粋とこうしたらしい。
ツバサ
「というか、お前、いい加減にクラブガンソードを返せ。俺の武器だぞ、それ」
シノン
「アイテム共有してるんだし、わたしが使ったって問題ないでしょ?それにルフィアン
系のモンスターはあなたの武器じゃないとダメージ通らないじゃない」
ツバサとシノンの2人はシステム状『結婚』状態にある。このゲームには結婚システム
というものがあり、これになるとアイテムストレージの共有、相手ステータスを互いに
いつでも確認できるなどがあり、生命線の共有ともいえるシステムだ。
とは言っても2人は結婚という考えはなく、共に戦うための『相棒』という認識だ。
キリト
「おっ、来た来た。遅いぞ、ツバサ、シノン」
シノン
「ごめんなさい、相棒が昼寝しててなかなか起きなくて」
この黒髪の少年は『キリト』といい、攻略組に名を連ねる『黒の剣士』と有名な実力者
で二刀を操る二刀流剣士を職業にしている。
ちなみに同じ攻略組の中でシノン・ツバサ同様に結婚をしている。
アスナ
「なんだかお疲れみたいだね、ツバサ」
茶髪のロングヘアーに城を基調とした軽装の鎧姿の少女が『アスナ』。キリト同様に攻
略組に名が知れている『閃光のアスナ』の異名をとる。
ツバサ
「目覚めにハンマースキルの素敵なモーニングコールを相棒がしてくれやがったんでね」
キリト
「随分と情熱的な起こし方だな・・・・」
アスナ
「ははっ・・・まぁ、シノのんが元気そうで何よりだよ」
ツバサ
「その元気で私の寿命がマッハになりかけるんですがそれについてはどう思う?」
シノン
「諦めて受け入れればいいのよ」
ツバサ
「自分で言うか普通・・・・」
しかしここでキリトが手をパンパンと打ち合わせて話を切ってくる。
キリト
「とりあえずは次の階層の攻略を進めよう。まだボス部屋も見つけてないし、情報だ
って集まってないんだ」
ボス攻略の際にはキーとなる情報が必要でそれには条件をクリアしなくてはならない
ので手順的には迷宮区に到達、ボス部屋の発見、そしてボス攻略情報の収集、攻略組
で連携してのボス討伐、次の階層のアクティベートという流れになる。
アスナ
「今回はシノのんはキリト君と迷宮区の捜索、ツバサはわたしと一緒に攻略情報のク
エストとキーモンスターの討伐だね。これからを考えると迷宮区の攻略もやってお
いて損はないと思うからキリト君、しっかりサポートよろしくね」
シノン
「分かったわ。よろしくね、キリト」
キリト
「ああ」
アスナ
「ツバサも今回はコンビ、頼むわよ?頼りにしてるから」
ツバサ
「副団長様に期待をされちゃ、応えないわけにもいかないな。それに嫁さんに何かあ
ったら旦那様に二刀で襲い掛かられそうだしよ?」
少し含み笑いを浮かべながらキリトとアスナを見やる。
アスナ
「もう、ツバサったら・・・・///」
ツバサ
「まぁ、何はともあれさっさといこうぜ?しくじるなよ、相棒」
シノン
「あなたもね」
そういってお互いに手の甲を軽く打ち合わせて歩き出す。
キリト
「なんだかんだ言ってあの2人も随分とコンビらしくなってきたよな」
アスナ
「そうだね。ツバサは元から強かったけどシノのんも随分と強くなってきた・わたし
達も負けていられないよ、キリト君」
キリト
「だな」
まだまだ100層攻略も半ば。これからさらなる激戦が彼らを待っている。だがしか
しこれはまだプロローグ・・・物語は後半に続く。
なのは
「それではここでドライブ編主人公のお二人に登場していただきましょう。まずは仮
面ライダードライブこと『泊 進之介』と!」
アスナ
「ドライブ編ヒロイン、リリカルなのはより『ティアナ・ランスター』のお二人です!」
そしてスモークの煙を抜けて2人が会場に入場してくると一台の赤い車も会場内に入っ
てきて停車する。この車はドライブの専用カー『トライドロン』だ。
進之介
「どもども~!あっ、どうも!応援ありがとー!!」
ティアナ
「ちょっとあんまりはしゃぎ過ぎないでよ、わたしまで同類に思われるでしょ」
ベルト
「君もまたお堅いね~?もう少しフランクな感じでイベントは楽しんだらどうだい?」
進之介の腰につけられているのはドライブの専用ドライバーでもあり、彼の相棒の1人
でもある愛称『ベルトさん』でそれぞれに席に着席した。
アスナ
「まさかのドライブとリリカルなのはタッグですがどういった経緯ですか?」
ティアナ
「今回のSAO事件でツバサがログインした後にVRマシンのリンク先をたどっていっ
た世界で同じように調査していた彼と共闘したのだが始まりかしら」
進之介
「その共闘で大量に出てきた敵をバカみたいな砲撃でぶちのめして俺まで巻き込まれた
けどな。師匠が師匠なら弟子も弟――――」
しかし即刻気づいた、黒い笑みを浮かべている漆黒の白い悪魔。
なのは
「わたしの指導方針に何か文句あるかな、かな?」
ティアナ
「お、落ち着いてください、なのはさん・・・!?」
アスナ
「なのはさん・・・キャラ変わってます、キャラ」
なのは
「あら、いけない」
進之介
「(お前の上司怖すぎるだろ、なんだ冗談1つで人じゃなくなったぞ、おい!?)」
ティアナ
「(なのはさんは本編以外は魔王とか、悪魔とか、破壊神キャラなんだから下手な事
いうんじゃないわよ!わたしの寿命まで縮まるわ!!)」
アスナ
「(あなた達ね、司会進行を一緒にしてるわたしの身になりなさいよね!打ち合わせ
とかでも暴走したこの人、止めるのどんだけ大変か・・・)」
進之介・ティアナ
「「デスヨネー」」
アスナ
「とりあえずですね、ストライカー編が電脳世界を舞台にしているのに対してドライ
ブ編は現実世界を舞台に事件の真相に迫っていくストーリーになっています」
ティアナ
「もちろん現実世界からも電脳世界のツバサやアスナ達に出来るだけのバックアップ
をしていってるわね。現実ではわたし達とドライブが事件解決に奔走するわ」
なのは
「後はやっぱりMOVIE大戦の醍醐味はダブルライダーの共闘だけど出来はどう?」
ベルト
「非常にFANTASTICな出来だ。ドライブとストライカーの力を余すことなく
全力で使った戦闘シーンになっているぞ」
進之介
「他にも先輩ライダーとか、紘太達、頼もしい味方も出てきてくれてるしな」
アスナ
「鎧武、ドライブ、ストライカー以外にもわたし達を助けてくれるライダー達が登場
するらしいので是非、そちらもお楽しみに」
なのは
「それではOVA版、第一話後編を引き続きお楽しみください、それでは」
アスナ・ティアナ・進之介
「「「どうぞ!」」」
OVA版 第一話・後編『ユイの兄貴』
アスナ
「あれ?キリトくん、ユイちゃんは?」
キリト
「あれ、店の方にはいないのか?いつもエギルの手伝いをしてただろ」
アスナ
「うんうん、見当たらない」
そんな時、2人のドアがノックされて入室許可をだすとそこに立っていたのは黒いロ
ングヘアーに白いワンピース姿の少女、彼女がキリトとアスナのこの世界で出来た1人
娘の『ユイ』だ。
ユイ
「ただいまです、パパ、ママ」
アスナ
「ユイちゃん、どこ行ってたの?ちょっと心配しちゃったよ」
ユイ
「ごめんなさい、実は・・・」
ツバサ
「俺とサッカーしてたんだよ」
すると裏から現れたのはツバサでその足にはサッカーボールがあった。
キリト
「ツバサと遊んでたのか。でも一言くらいママに言っていかないと駄目だぞ、ユイ?」
アスナ
「というか、この世界にサッカーボールなんてあったの?」
ツバサ
「ああ、そういえば見せた事なかったっけな、ほらよ」
そういって丁度、アスナの手元に収まるような放物線を描く軽いパスを蹴った。
アスナ
「わわっ!ってあれ・・・?このボール、妙に機械っぽいというか、硬いというか・・・」
エース
「ナカナカセンレンサレタ ボディートハ オモワナイカナ?アスナ」
キリト
「ええっ?!このサッカーボール、エースだったのか!」
普段からアイテムストレージか変身してベルト型だったので現実世界では普通なボール
形態を見せていなかったので初めて見た2人は驚いていた。
ツバサ
「宿屋で暇そうにしてたから現実世界で鈍らないようにちょっとした練習を遊びがてら
ユイに手伝ってもらってたんだ、なぁ~、ユイ?」
丁度、2人には背を向けていたので向かい合っていたユイだけに見えるようにウインク
して合図を送るとそれを理解したのか嬉しそうに同意する。
ユイ
「はい、とっても楽しかったです!」
ツバサ
「さてとまた散歩にでも行くか、今度はパパとママに行ってきます、してきな」
ユイ
「はいです。パパ、ママ、ツバサさんとおさんぽに行ってきます」
アスナ
「うん、いってらっしゃい」
キリト
「あまり遅くならないようにな」
そういってユイを肩車したツバサは2人で部屋を出て行った。
アスナ
「なんだかツバサっていつの間にかみんなの兄貴分って感じになってるよね、ユイち
ゃんもすっごく懐いてるし」
キリト
「現実世界でも弟分とか妹分が多くて他の一部のプレイヤーからもアニキとか言われ
てたっけな、本人は若干、苦笑いしてはいたけど」
その時、また別の訪問者なようで声を確認してみるとどうやら仲間だったらしい。
リーファ
「あっ、アスナさん、いたいた。この間借りた入浴剤、返しにきました。とってもい
い香りで久々に長湯しちゃいましたよ♪」
金髪のポニーテールに童話の妖精をモチーフにしたようなファンタジー感のある服装
の女性プレイヤーはキリトの現実の妹で『桐谷 直葉』こと『リーファ』だ。
アスナ
「うんうん、借りたい時はいつでも言ってね、リーファちゃん」
だがここで驚くべき発言が飛び出した。
リーファ
「そういえばユイちゃんは戻ってきてるんですか?」
キリト
「ユイならさっきツバサと散歩に行ったよ。その前にもサッカーで遊んでたみたいだけど」
リーファ
「あれ・・・?でも少し前にユイちゃんがツバサさんと一緒に街の外から帰ってきた
のを見かけたんだけど・・・・」
キリト
「外から!?本当か、リーファ」
リーファ
「うん、でももしかしたら前みたいに花を取りに外に出ちゃったのかも。ほら、前に
もエギルさんが花があれば店も華やぐんだけどとか言った時に」
少しでもみんなの役に立ちたいと思った彼女が外のフィールドに出てしまい、モンス
ターに襲われかけたという事件が前にあったのである。
アスナ
「もしかしたらツバサ、ユイちゃんを連れ戻しにいってフォローしてたのかな」
キリト
「どちらかと言えばさっきもツバサがまくし立ててユイをのせてたような気もするが
・・・とにかく無事だったからいいけど。少し目を離さないようにした方がいいかな」
アスナ
「あんまり危ない事をさせたくないけどあまり束縛し過ぎたくもないし・・・・」
リーファ
「ツバサさんがついてるから大丈夫じゃないかな、最近、よく2人でいるのを見かけ
るし、この間も肩車しながら楽しそうに歩いてたよ?兄妹みたいに。っとわたしも
出来るだけユイちゃんは見るようにするよ」
キリト
「ああ、頼むよ、リーファ」
そしてリーファも部屋を出て行った。
キリト
「俺からツバサにも頼んでみるよ、よく一緒にいるなら気を付けて見てくれないかって」
アスナ
「そうだね」
次の日。
アスナ
「今日は、何にしようかな~?・・・ってあれ、あれは・・・・」
丁度、街の門のそばにユイがいて街の外をソワソワとした雰囲気で心配そうに見つめていた。
アスナ
「ユイちゃん、どうしたの?」
ユイ
「あっ、ママ!えっとあの・・・」
アスナ
「?」
何やらバツが悪そうな顔で言葉を濁しているユイをしゃがんで目線を合わせて問いかける。
アスナ
「ユイちゃん、この間、外に出てたの?」
ユイ
「!」
アスナ
「リーファちゃんが外からツバサと一緒に帰ってきてたのを見てたの。もしお花とかを
また取りに行ってるならわたしやキリトくんに頼めば代わりに取ってくるからユイち
ゃんは危ない事しないで?もし何かあったら―――――」
刹那。
ツバサ
「アタッカー・ドロップ!!」
その声と共に轟音が外から聞こえてきてそれからしばらくすると現れたのはツバサでみ
てみるとライフにダメージを受けていた。
アスナ
「ツバサ!どうしたの、あなたがライフをそんなに削られてるなんて」
ツバサ
「そんなにってたかが4000くらいだろ。心配すんなよ、ちょいとモンスターハウス
的な感じの群れを一掃してただけだ・・・目的も達成できたしな」
アスナからポーションを貰ってライフを回復し、ユイの前にしゃがんで何かを差し出す。
ツバサ
「ほれ、店に飾る花、取ってきてやったからこれでいいだろ?ユイ」
ユイ
「!・・・は、はい。ありがとうございます、ツバサさん」
アスナ
「やっぱりユイちゃん、お花を取ってこようとしてたの?」
ツバサ
「まぁ、前もそれで外に出かけてたんで門の前で待たせて俺が取りに行ってたんだ、
黙ってて悪かったな。これで任務完了、今日は少し休むよ、またな、2人共」
軽く挨拶だけをしてそこから立ち去っていくツバサ。
アスナ
「もう・・・今度からはわたし達に頼むのよ?分かったわね、ユイちゃん。あとで
ちゃんとツバサにもお礼言っておこうね?」
ユイ
「はいです。・・・・・」
アスナ
「・・・・・?」
ちゃんと返事をしたユイだったが何となくその表情が晴れていないのに疑問を持った
アスナだったのだがそのままユイを連れて宿へと戻る事にした。
しかしまた別の日。
キリト
「なんだって?またユイとツバサが街の外から?」
今度は仲間の1人でもある『シリカ』からまたツバサとユイの2人が外から帰ってきた
という知らせを受けた。
さすがに不振に思ったキリトはアスナをつれてツバサの元を訪ねる事にした。
アスナ
「ちょっとツバサ!」
ツバサ
「どうしたんだ、2人共。そんな血相変えて」
キリト
「お前、最近、ユイと外から帰ってくるのを目撃されてるんだぞ。ユイは前みたいに戦
う力もないんだ。下手に外へ出すなよ、何かあったらどうする――――」
そこまでいいかけた後に発言を制して徐にその場で正座する。
アスナ・キリト
「「?」」
ツバサ
「誤魔化すつもりもないが確かにユイを連れて外に出た。それは俺がやった」
アスナ
「あなたね・・・!」
ツバサ
「叱責でも焼きでもなんでもやってくれて構わないが1つだけ約束しろ」
キリト
「約束?」
ツバサ
「そろそろユイからメールが届くだろうがあいつと会ったら何も知らない、何も聞い
てない。いつも通りに接しろ、約束するなら本当の事を話す」
アスナ
「・・・・キリトくん・・・」
キリト
「分かった・・約束する。だから教えてくれ、本当の事って奴を」
それから数分後。部屋の前で正座させられているツバサの姿があった。そこを通る他の
部屋の人間からはくすくすと笑われてしまってはいたが。
エース
「フム。コレハ シンカンカクノ メンタルトレーニングダナ ツバサ」
ツバサ
「物はいいようだな・・・。あぁ~・・・足が痺れる・・・正座でも分かるわ」
シノン
「何やってんのよ、相棒」
ツバサ
「シノン」
いつの間にやらシノンが立っていて徐にツバサの隣に同じく正座し始めた。
ツバサ
「俺はおしおき中で正座してるんだ、お前までなんで一緒になってやってるんだ」
シノン
「相方がおしおき中なら連帯責任よ、後でパスタセット奢ってもらうわよ」
エース
「カッテニ ハイッテキテ バイショウセイキュウトハ ヤルモノダネ シノノン」
シノン
「シノのん言うな」
そして窓の外から声が聞こえてきて少し体勢を伸ばして覗き見してみるとキリトとア
スナ、ユイの3人でユイから2人に何かが渡されていた。
シノン
「あれってブローチ?」
彼女の手には2つの輝く宝石が埋め込まれた花形のブローチがあった。
ツバサ
「ユイが2人にお礼の品を送りたくて自分で考えたんだとさ。ただモンスターがいる
場所にしかないし、あれにつけた機能のためにコンソールまであいつを連れて行か
ないといけなかったから色々と手間取ってな」
シノン
「だから嘘ついてまで渡す日まで白を切ってたってわけ?相変わらずのお人好しね」
ツバサ
「うるせぇっての。・・・まぁ」
もう一度、窓から下のユイを覗き見て苦笑にも笑みにも取れる表情を浮かべる。
ツバサ
「あの顔見られただけでも足を痺れさせたかいがあったってもんだろ?」
シノン
「どこぞの八方美人さんみたいに隠れ八方美人ね、あんたって」
ツバサ
「少なくともあいつみたいに器用には出来ないがね。どうやったらあんだけ多人数と
フラグを持てるのか教えてもらいたいくらいだは」
するとメールが届いてみてみるとアスナからだった。
ツバサ
「おしおき免除。一応、ありがとね、ツバサ・・・か。お許し得たみたいだし、俺も
そろそろ攻略にもど―――って足、足、足ーーー!?」
経った瞬間に足に恐ろしいしびれが戻ってきたのかその場で倒れてしまう。
シノン
「何やってるのよ、まったく・・・ほら、手貸してあげるわ」
手をとって何とか立ち上がろうとするのだがやはり足にきてしまったようでバランス
を崩し、前のめりにいったのでシノンをそのまま押し倒す形になった。
ツバサ
「へっ?」
シノン
「・・・えっ?」
見つめ合っていることに気が付いてお互いに感触に気づいて下を見てその原因につい
て思考を巡らせようやく答えを導き出した2人の脳。
そしてにっこりと微笑んだシノンに引きつった笑みを浮かべた顎に突き付けられるク
ラブガンソード・ガンモードの銃口。
突如、銃声が響いてそれに驚くキリト達。
キリト
「な、なんだ?」
すると入り口から物凄い勢いで転がってきたツバサ。
ツバサ
「まて、落ち着け、相棒!?あれは事故だ!冤罪だ!不慮だったんだ!?」
シノン
「やかましい!!不慮の事故で人のむ、む、胸を・・・!しねぇッ!?」
乱射を浴びせられながらどうにか避けつつ、危険な追いかけっこを始めるシノンと
ツバサの2人をある意味、それぞれの目線で見るキリトとアスナ。
キリト
「(なんだろ・・・すごく同情したくなる・・・がんばれ、ツバサ)」
アスナ
「(シノのんも大変だな~・・・ある意味、キリトくん同様に変なスキルありそう
だしツバサって・・・がんばれ、シノのん!)」
ユイ
「わたしも追いかけっこしまーす♪まて~、ツバサさ~ん!」
そういって何故か2人の危険な追いかけっこに入ってしまうユイ。慌ててユイを
とっ捕まえたツバサはそのまま肩車に移行して逃走を続ける。
シノン
「ユイちゃんを盾にするとは卑怯よ!なら双剣モードで叩っ斬る!」
ツバサ
「お前は襲撃以外に選択肢ねぇのか!?後でパスタセットになんでもつけてやるか
らそれで落ち着けぇ!?」
シノン
「んじゃ、一発殴り飛ばすわ!」
ツバサ
「変わってねぇええええええええ!!!!!?」
ユイ
「ハハハハハッ!それいけ~です♪」
キリト
「なぁ・・・あれ助けなくていいのか・・・?」
アスナ
「まぁ・・・ユイちゃんが楽しそうで何よりです・・・かな?」
ツバサ
「んなわけねぇだ―――――ぐべっ!?」
その日、スキル『黄金の右ストレート』を会得したシノンであった。
なのは
「これなんてエロゲ?もうちょっと揉みしだくく―――」
進之介
「おい、一応はメインヒロインがなんて台詞はいてやがんだ!」
アスナ
「とこんな感じでお送りしたSAO&ライダー通信、いかがでしたでしょうか」
ティアナ
「本編のわたし達の活躍も楽しみにしててねぇ~!」
進之介
「お前らもこれ放置し過ぎだろ、もう少し抑えろ!?完全に逆走車並みに危険だぞ」
アスナ
「(今更、そんなの気にしてても仕方がないよ、進之介さん♪)」
ティアナ
「(あんたが抑えておきなさい、進之介♪)」
進之介
「こいつら鬼だ!?血も涙もないぞ!?」
ベルトさん
「というわけで皆、さらばだ~~!」
進之介
「勝手に終わらせるなあああああああああああああああああ!!!!」
~SAOライダー通信・また来週~