仮面ライダーストライカー   作:自分不器用ですから

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game31~暴君ノ王、タイラント・ルフィアン~

 

 

 

 

SーLiRoi

「まずはわたしのお披露目といかないとね?まずはこれだよ」

ルイ

『STYLE SELECT!LINE BREAKER!』

 

直線的な加速で一撃を見舞うとアポロガイストも加速して反撃を返すのだが上下左

右に小刻みな加速で回避し、さらにまた直線の加速で一撃を見舞う。

 

エース

『アノカソクリョク ファンタジスタナミノ ソクリョクダ。キホンテキナスペッ

 クモ ストライカーヲハルカニ ウワマッテイル』

 

ドライブ

「直線的な加速を上げる能力なのか?回避行動も直線の回避だったぞ」

 

H・アポロガイスト

「ちょこまかと!周囲ごと吹き飛ばしてやるのだッ!アポロコレダー!!」

 

地面に盾を叩き付けるとドーム状の衝撃波が発生して接近していたSーLiRoi

にカウンターとして繰り出される。

 

ルイ

『スタイル SELECT!SHADOW STRIKER!!』

 

瞬間、SーLiRoiの身体が粒子のように消えてアポロコレダーは不発に終わり

直後、裏から奇襲をしかけるがこれは反応したアポロガイストに防がれる。

 

H・アポロガイスト

「りゅ、粒子化だとッ!」

 

SーLiRoi

「5秒間しかやれないけどね~?回避にはもってこいでしょ!ハッ!」

 

H・アポロガイスト

「だが油断大敵なのだ」

 

すると突然、左右にモノクロのオーロラが現れてそこから他の怪人が襲撃してSー

LiRoiを吹き飛ばしてさらに間髪いれずの追撃で後退させる。

 

H・シュバリアン

「久しぶりだな、仮面ライダーども!さらに強くなり戻ってきたぞッ!!」

 

それは以前、倒し損ねたクライシス帝国の戦士『シュバリアン』でその体から感じ

る力からこの敵もヘルティック化しているようだ。

さらにヒヒのような体にカラスの頭部を持つ怪人も現れて飛行している。

 

ストライカー

「そろそろ向こうさんも本気ってところか、行くぞ、進之介!」

 

ドライブ

「ああ、ヴィヴィちゃんとアルトも援護頼む。あんまり無理はしないようにな?」

 

アインハルト

「ご心配なく、闘えます、わたし達も」

 

ヴィヴィオ

「もちろんです!」

 

SーLiRoi

「おぉ~・・・これがヴィヴィ伯母さんにアルト伯母さんの若い頃なんだ~!」

ルイ

『こらこら、どこに感動してるのよ。まったく・・・・(汗。』

 

光太郎

「たぁッ!」

 

さらに飛び込みながらシュバリアンに組み付いてそのまま押し倒しながら投げ飛

ばし、着地するとストライカー達に合流する。

 

ドライブ

「南さん!来てくれたんですか」

 

光太郎

「ああ、クライシスも暗躍しているのに何もしないわけにはいかないからな」

 

そういって構えを取り、変身する。

 

光太郎

「変・・身ッ!」

 

閃光と共に仮面ライダーへと変身して着地し、相手に向き直る。

 

RX

「仮面ライダー!ブラック!!R!X!!」

 

そしてアポロガイストにストライカーとSーLiRoi、シュバリアンにはRX

とアインハルト、もう1体の怪人『テング』にはドライブとヴィヴィオが応戦する。

 

シュバリアン

「RX、積年の恨みを晴らしてくれるッ!怪魔界最強の戦士の力、受けよ!」

 

RX

「やれるものならやってみろ!ハッ!」

 

地面を一度、叩いてそこから反動をつけて飛び上がり、ひねりを加えながら高角度

からのドロップキックを繰り出すがそれを防がれて弾き返された。

 

RX

「何、以前よりさらに強度が上がっているッ」

 

H・シュバリアン

「魔導の力によって全身の硬度、そして戦闘能力も引き上げられている」

 

そう言って今度は両腕から光弾を放ってくるがアインハルトが立ち塞がる。

 

アインハルト

「覇王流 旋衝破」

 

しかしその魔力光弾を砕く事も弾く事もなく受け止めて投げ返した。

さらにそれを牽制に攻撃を返されて怯んでいたシュバリアンに近づいてその手に

魔力と気の2つを収束させてその拳を叩き付ける。

 

アインハルト

「示現覇王流 散砕」

 

シュバリアン

「ぐぬぅ!だがこの程度の一撃で」

 

アインハルト

「波断拳!」

 

少し拳を緩めた直後に拳を体へ押し込んだ直後に衝撃波が放出されてシュバリアン

の身体が吹っ飛んだ。

 

H・シュバリアン

「ば、馬鹿な!俺の防御を抜いてきたというのか!」

 

アインハルト

「あなたがいくら硬くても内部からの衝撃は耐えられないようですね、さらに」

 

接近戦を挑み、相手の攻撃を回避行動で散らしながら隙を露呈した腹部を狙う。

 

アインハルト

「示現覇王流 連穿空波断!」

 

ボディーブローの強打から直後に3連続で衝撃が奔りその装甲に亀裂がはいった。

 

RX

「今の技は一体ッ!」

 

アインハルト

「最初の攻撃は内部に炸裂させる空破断の応用版で内部から装甲を削り、二撃目で

 3発分の空破断を拳撃を当てた場所に一度に叩き込んで釘打ちのように衝撃を内側

 へと打ち通すさらなる応用技です」

 

通常、距離が離れていても彼女の技『覇王空破断』は衝撃を炸裂させる事が出来る

のだが『散砕破断拳』は至近距離から確実に相手の内部で炸裂させ、装甲を削った隙を

逃さない二段構えの追撃として削った装甲を貫く空破断を連続して内部へと打ち込む技

『連穿空波断』を編み出した二対必壊の技なのだ。

 

シュバリアン

「だがこの程度ではまだ俺は死なん―――――」

 

だが忘れてはいけない。撃ち抜かれた装甲など彼には格好の的であることに。

 

RXロボライダー

「俺は悲しみの王子!RX!ロボライダー!!」

 

メカメカしい姿に変わり、オレンジとメタリックな色合いの装甲となり、その手には

専用武器・ボルティックシューターが握られており、それを構える。

 

シュバリアン

「このぉぉおおお!!!これでも喰らえ、RX!!」

 

両手から一心不乱に光弾を放ち続けてRXに直撃して火花が散っているのだがその歩

みは一歩一歩と自分へ近づいて強烈なパンチ一発で吹き飛ばされさらに照準を合わせる。

 

アインハルト

「・・・・・・(あれ?これってわたしの戦闘要りました・・・?)」

 

RXロボライダー

「おのれ、クライシス!アインハルトの心に傷をつけるとは、ゆ゛る゛さ゛ん゛!!

 ボルティックシューター!」

 

H・シュバリアン

「まてなんだその理不尽な理由―――――がああああああああああ?!!?」

 

一直線に白色の閃光がシュバリアンを空中で貫き火花を散らして地面に迎撃される。

 

ヴィヴィオ

「光太郎さん、やっぱり強いですね。というか攻撃を受けていくスタイルなんて」

 

ドライブ

「前に戦った事あるけど理不尽なまでに固いからなあのフォーム・・・・」

ベルトさん

『フォーミュラー砲受けてそれなりに痛いな、で済ませたフォームだからね、あれ』

 

そんなこんなをしている2人にテングが奇襲をしかけてまとめて薙ぎ倒す。

 

ヴィヴィオ

「はぁああ!!アクセルスマッシュ!!」

 

光の尾を引く拳をタイミングよくテングに合わせるのだがアクセルスマッシュを

真正面から片手で受け止めてなんと片手でヴィヴィオの身体を持ち上げる。

 

ヴィヴィオ

「なッ!?――――――きゃぁ?!」

 

そのまま地面に叩き付けて振り上げたもう片方の手で追撃をしかけようとする。

 

ドライブ

「させるか、ハンドル剣!ドア銃!」

 

機動力と手数が必要と判断してトレーラー砲から剣と銃の二刀流へ変えて加速する。

 

ベルトさん

『FO!FO!FO!FORMULA!!』

ドライブ

「ヴィヴィちゃんを離せ、このでかっ鼻が!」

ベルト

『ターン!』『Uターン!!』『ドリフトカイテーン!!!』

 

高速移動の突進力を活かして斬り貫け、さらに回転斬、追撃の回転斬、さらにハン

ドルを回してクラクションを鳴らし、必殺技を発動する。

シフトフォーミュラーの特性を活かした縦横無尽な蒼い閃光と化す連撃の嵐を浴び

せかけて最後の追撃にドア銃による乱射攻撃も加える。

 

ヴィヴィオ・クリス

「お返しとおまけだよ!シルバーウエポン《タスラム》リリース!」「(ビッ!)」

 

さらに強力な砲撃でテングを押し返し、空中高くへと後退させた。

 

ヴィヴィオ

「そろそろギア、上げていきましょう。ブーストオプション1から3、遅延スペル解凍」

 

3色の魔力スフィアがドライブとヴィヴィオを包み、基本性能を底上げする。

 

ドライブ

「あぁ。ベルトさん、そろそろ俺達もトップギアでいくぜ」

ベルトさん

『ヴィヴィオ達に負けていられない、一気に行くぞ』

 

H・シュバリアン

「ぐああああああああああああああああ?!?!?」

 

だが向かってこようとしたテングを巻き込み、シュバリアンが吹き飛ばされてくる。

 

RXロボライダー

「さすがだな、アインハルト。さっきの技の威力、見事だ!」

 

アインハルト

「ありがとうございます(・・・いえ、確かに強打の衝撃で吹き飛ばす示現覇王流

 『金剛烈震掌』を使いましたが7割は光太郎さんの威力なのですが(汗。)」

 

それにテングが襲い掛かってその剛力を振るうのだがRXは持ち上がらずに逆に重

い拳を撃ち込んで今度はシュバリアンにぶつけて完全に手玉に取っていた。

 

ヴィヴィオ

「もう全部、光太郎さん1人でいいんじゃないかな?(というか、この件必要だっ

 たのかな、神様・・・ストーリー構成的な意味で)」

 

アインハルト

「(それ言っちゃうんですね、ヴィヴィオさん。というか、メタだぁ・・・)」

 

アインハルト同様にこれわたしの件が必要だったのかなどとメタな発言をしだすヴ

ィヴィオに心の中でツッコむ。

 

RXロボライダー

「おのれ、クライシス!!アインハルトだけでなくヴィヴィオの心にまで傷をつけ

 るとはゆ゛る゛さ゛ん゛!!」

 

H・シュバリアン

「知るか、そんなもん!!くらえ!くらえ!くらえ!!」

 

テング

「!!」

 

やけくそになった2体がRXに攻撃をしかけるのだがここで不思議な事が起きた。

 

H・シュバリアン

「や、奴の身体をすり抜けてしまうぞ!?」

 

突如としてその体がゲル状に変化すると2体をそのまま弄ぶように体当たりで翻

弄し、そして着地した姿は青と銀を基調とした姿になる。

 

RXバイオライダー

「俺は怒りの王子!RX!バイオッライダー!」

 

そして腰に手を翳すと同時に手には柄のない直剣が生成されてそれを振るう。

 

RXバイオライダー

「バイオブレード!」

 

高い切断力を誇るその剣撃にさっきまで強固を謳っていたシュバリアンの装甲を

例外なく切り裂いて飛行して体勢を整えようとしたテングはゲル状となって飛翔

し、体当たりで軽々と迎撃するとまた形態を変える。

 

RX

「RXッ!キィック!!」

 

テングを後方回転しながらのジャンピングドロップキックで迎撃、追撃をしかける。

 

RX

「リボルケイン!!」

 

腰のベルトに手を翳すと光子剣『リボルケイン』が生成され、それを構えると大きく

飛び上がり、そこから一気に強襲してアインハルトが砕いた場所へとそれを突き立て

てさらに奥にねじ込む。凄まじい両の火花が飛び散った。

 

H・シュバリアン

「ぐああああああああああああああ?!?!?」

 

そしてRXの文字の軌跡をたどる流れるような構えから裏を向き、止まるとそのまま

相手は火花を散らしながら倒れ、直後に大爆発と共に消え去った。

 

アインハルト

「(何て言うんでしょう・・・もう全部、あの人でいいんじゃないですか?)」

 

ベルトさん

「おぉ・・ッ!あれが噂に聞くリボルケイン=「相手は死ぬ」なのかッ!!」

ドライブ

「何に感動してんだよ、ベルトさん!相手が来るぞ!」

 

ルイ

『STYLE SELECT!HARD PRESS!』

 

エース

『ATTACK!HOT LINE!FORWARD!MAXIM POWER!』

ストライカー・SーLiRoi

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」」

 

互いに強化した拳と蹴りのラッシュ攻撃を浴びせかけて反撃の隙を与えず、性能で

上回るSーLiRoiが先行してメインで戦いサポートにストライカーが入った。

 

H・アポロガイスト

「アポロ――――」

 

ストライカー

「させるかよ」

エース

『SHOES!WINCH DRILL!』

 

その体にワイヤーを巻き付けてドリルによる高速回転でアポロガイストを振り回す。

 

エース

『HEAVY!HOT LINE!GOALKEEPER!WALL HAND!』

ストライカー

「波状攻撃だッ、続け、SーLiRoi!」

 

SーLiRoi

「OK!おじいちゃん!」

ルイ

『STYLE SELECT!BUILD UP!!』

SーLiRoi

「どっせい!!!!」

 

オーラハンドを真上から飛来させてアポロガイストを地面に叩き伏せた直後に一撃

の威力を上げるスタイル『ビルドアップ』で拳の一撃を強化して追撃を叩き込むと

大きく地面にめり込んだ。

 

H・アポロガイスト

「ぐあああああ?!?!くっ、こい、我が僕共よ!」

 

するとまたオーロラから無数の戦闘員が現れて一端、距離を置いてドライブ達と合

流して互いに体制を整えた状態で構える。

 

ドライブ

「さてそろそろ最終コーナーってところかな」

 

ストライカー

「ああ、こっからがロスタイムってところだな」

 

SーLiRoi

「それじゃ、一気に倒しちゃおっか!!」

 

H・アポロガイスト

「調子に乗るな、仮面ライダー!我が兵力をなめてもらっては困るのだ」

 

両軍にらみ合いをしている最中、突如として空から禍禍しい球体が飛来してきて

その中心へと激突して衝撃波と砂煙が上がる。

 

ドライブ

「なんだ?!」

 

ストライカー

「なんだ・・・この生命エネルギーの波紋はッ。ザラついて気持ちが悪い・・・」

 

するとその中から現れたのは仮面ライダーに酷似している部分があるもののその体

組織は間違いなくルフィアンであり、その口が開いて吐いた息が煙として上がる。

 

?????

「・・・・ようやく見つけたぞ・・・仮面ライダーストライカー」

 

H・アポロガイスト

「お前は・・!!脱走したルフィアン51、進化実験が成功して29にランクアッ

 プした後、脱走して姿が消えたと聞いていたがどこへ行っていたのだ!我ら、シ

 ョッカー軍団の同胞として吾輩に協力するのだ」

 

?????

「貴様などに興味はない・・・・」

 

刹那。

 

H・アポロガイスト

「ぐあああ?!」

 

いきなりアポロガイストが吹き飛ばされて地上に落ちる前にさらに追撃を加えられ

て空中で木の葉のように弄ばれてしまう。

 

SーLiRoi

「あいつ・・・、そうかまだ凶王と言われる前のタイラント・ルフィアンッ!!」

 

そしてアポロガイストを弄んでいるタイラント・ルフィアンと呼ばれる新しい個体

にSーLiRoiが挑みかかって戦いに割り込むと凄まじい速度の乱戦を繰り広げる。

 

タイラント

「俺の力に対抗するとはな・・・、お前は何者だ?」

 

SーLiRoi

「仮面ライダーSーLiRoi、未来の世界であんたと戦っていた仮面ライダーよ。

 あの時代のような強大な悪になる前にここで倒すッ!そしてわたしのお爺ちゃん

 の仇取らせてもらうよ」

 

ドライブ

「お爺ちゃんの仇って・・・まさか未来であいつにツバサが負けたって事かッ」

 

だがここでSーLiRoiにさっき召喚された怪人達が襲い掛かってタイラントとの

戦いが中断されてしまい、その隙にタイラントはストライカーを狙う。

 

ドライブ

「やらせるかよ、いくぜ、ベルトさんッ!」

ベルトさん

『ああ!FO!FO!FO!FORMULA!!』

 

超加速から向かってくるタイラントと戦闘を開始するのだがスピードは互角でも力で

押されてしまい、上手く加速に乗せた攻撃を打つことが出来ない。

力任せに押し切られてそのままストライカーへタイラントが迫る。

 

ルイ

『まずいわよ、この時代のストライカーじゃ奴に対抗するのは辛いわッ!』

SーLiRoi

「くそっ!!どけぇッ!!あんたらの相手してる暇ないのよッ、お爺ちゃん逃げて!」

 

タイラント

「死ねぇええええ!!!ストライカー!!!」

 

ドライブ

「ツバサッ!エースッ!」

 

それぞれの叫びが木霊するがこの男は仮面の下でいつものように笑みを浮かべていた。

 

ストライカー

「たくっ、どいつもこいつも・・・・・」

 

迫る高速の狂撃。重い衝撃音が響く。

 

ルイ

『・・・!!』

SーLiRoi

「そんな・・・・」

 

タイラント

「・・・・・・・」

 

ストライカー

「・・・・・・・」

 

2人は交錯していたのか互いに背中を向けていてタイラントがゆっくりと振り返る。

 

タイラント

「ほぉ・・・俺の一撃を避けるか。力では遥かに劣るその張りぼての姿でよくやるものだ」

 

ストライカー

「・・・・そんなもんか?ウォーミングアップにもならないがな」

 

だがストライカーも向き直ると同時に膝をついたのはタイラントの方だった。

 

タイラント

「何ぃ・・・ッ?」

 

ドライブ

「どうなってんだ?さっき、ツバサの奴が何かしたのか?」

 

これに対してそれを見逃さなかったのはその『業』を知るアインハルト。

 

アインハルト

「あれは恐らく陸奥圓明流の技の1つ『虎砲』です。相手に拳を当てた状態で全身

 の気の力を込めて叩き付ける発勁と呼ばれる技法に似ている技だったかと」

 

ヴィヴィオ

「クロスカウンター気味に入ったのとさっき波紋の光もありましたら気と波紋、そ

 れにライダーの力も込めた強化版、威力は絶大なはずです」

 

確かに性能では自分が大きく劣っているのは理解出来ていた。恐らくはまともにや

りあって『ストライカー』に勝ち目はない。

だが『ストライカー』に『自分』が加われば話は別である。

 

タイラント

「図に乗るな・・・むぅっんッ!!!」

 

ストライカー

「ぐっ!!?うぁぁあ!?」

 

強烈な拳撃を食らって大きく吹き飛ばされてどうにか体勢を整えて着地する。

 

タイラント

「往生際が悪い、ならばその体ごと両断してくれるッ!!」

 

以前のヴィリアン状態で使っていた両腕の鋭利な刃を甲剣のように伸ばしてそれに

オーラを纏わせて伸ばしながら斬り掛かってくる。

 

エース

『SHOES ARM!DUAL SWORD!』

ストライカー

「パリィングを応用すればッ・・!チィッ!なんつうパワーだ、もってかれる!」

 

SーLiRoi

「なんで?ストライカーの性能じゃまず対応なんて出来ない力なのに」

ルイ

『わたし達の時代の祖父様もファンタジスタで敗れてその大怪我で戦えなくなった

 はず・・・なのに何でこの時代の祖父様がやりあえてるの?』

 

タイラント

「くらうがいいッ!!」

 

空間に無数のコアを出現させて次々に光弾として撃ち込んでくる。

 

ストライカー

「武器を伝われ波紋・・戦闘波紋ッ、銀色の波紋疾走(メタルシルバー・オーバードライブ)!」

エース

『SONIC!HOT LINE!SPEED STAR!TOP SPEED!!』

 

最高速に乗ったアクロバティックな剣舞で光弾を次々に弾き返して他の光弾に当て

相殺したがやはりパワーで劣るのか、弾き返しきったものの後退させられる。

 

タイラント

「(確実に俺の力は奴を上回っている、だが何故、倒せんッ)おぉぉおお!!!」

 

そして今度は拳を叩き付けてマグマのような紅蓮の波動が地を走って襲い掛かる。

 

ストライカー

「地を伝われ波紋、仙道波紋ッ疾 走(オーバードライブ)ッ!

 

これにストライカーも地面を疾走する波紋の波動を放ち、その紅蓮の波動にぶつける

が多少の押し合いはしたもののやはり吹き飛ばされて襲い掛かる。

しかしそれだけの時間があれば避けるのは容易く軽々と回避する事が出来た。

 

SーLiRoi

「あのお爺ちゃん、わたしの時代のお爺ちゃんより波紋・・・というか生命エネルギ

 ーが強い。それに見た事がない戦闘技法まで使ってる」

ルイ

『40年後の熟練した祖父様並、それか以上の力を持ってるなんて』

 

「世界ってのはちょっとしたきっかけで変化する」

 

すると現れたのは士でさらにその後ろには出現していた大量のモンスターを迎撃して

いたシグナムとアギトの2人も援護にかけつけていた。

 

「お前の時代のツバサとは違う道をこの世界のあいつは歩んでいる。だから強いのさ

 少しの世界の変化がその先の未来を大きく左右する、あいつの力が劣っていたとし

 ても培ってきた知識と経験、そして能力は性能の差程度はいくらでも埋められる」

 

シグナム

「我ら隊長・副隊長格を全員倒してみせたのだ、ツバサを甘く見て貰っては困る」

 

そして襲い掛かろうとするタイラントをアギトの力を借りた炎熱の込めたシグナムの

愛刀『レヴァンテイン』の連結刃の乱舞を浴びせかけて後退させるとその隙にストラ

イカーはしっかりと距離を取って一端、落ち着かせる。

 

ストライカー

「助かった、シグナム、アギト」

 

アギト

『へへっ、いいってこった!』

シグナム

「しかしあの乱舞を受けてもまるで怯まないとは今までの相手とはレベルが違うな」

 

タイラント

「不愉快だ・・・不完全な仮面ライダーごときに俺の力が防がれるなどッ!!」

 

H・アポロガイスト

「アポロ・ザーン!!」

 

強大な魔力を込めた魔力斬撃をタイラントに向けて放ち、爆発と火花が散る。

 

H・アポロガイスト

「最早、貴様も危険な存在!ここで消え去るのだァ!!」

 

タイラント

「・・・邪魔だと・・・・言っているだろうがァッ!!オォォオオオオオオ!!!!」

 

邪魔でしかない目の前の怪人風情に怒り任せにエネルギーを込めた拳を叩き込んでさ

らに間髪入れずに拳撃の連打が炸裂してアポロガイストの身体にスパークと火花が散る。

 

H・アポロガイスト

「うあがあああ!?あぁぁぁ・・・がほぉッ!?・・・き、貴様ぁぁ・・・!?」

 

タイラント

圧砕(ゼーク・ライナン)

 

高速の螺旋回転のエネルギーを纏わせた右拳昇打を叩き込んで大きくアポロガイスト

の身体は跳ね上がってそのまま空中で爆散、爆発の中からガイが飛び出してきて地面

を転がり、あまりの痛みに悶絶と叫びをあげる。

 

ガイ

「ば・・馬鹿な・・・これほどの力を。ルフィアンドライバーにこんな力はないはず」

 

タイラント

「ライダーへの憎しみ・・そして俺自身の確固たる凶暴な意志と力・・・それが可能

 にした進化の姿が俺だ。さっきまでは運が良かっただけの事だ」

 

そういって全身から強大な気を放出しながらストライカーに向き直る。

 

「さてこのレベルの相手に卑怯も何もない、全力でいく、変身」

『KAMEN RIDE!DECADE!』

 

ストライカー

「そろそろこっちも本当の全力全開でいくぞ、エース。あいつを呼んでくれ!」

エース

『アア!』

 

さらに援軍が現れた。

 

なのは

「そこのルフィアン、動かないでッ!もうあなたは逃げられないよ」

 

フェイト

「あなたを連行します、大人しくしなさい」

 

すると四方からなのは、フェイト、ティアナ、スバルの4人が囲っており、それぞれ

がすでに砲撃魔法を撃てる体勢で構えて動けば攻撃するという状態だった。

 

タイラント

「・・・・さすがにこの人数では多勢に無勢か・・・」

 

ティアナ

「この包囲網から逃げれうと思う?」

 

スバル

「少しでも変なマネをしたら総攻撃が襲う事になるよ。大人しく連行されて貰うから」

 

タイラント

「ふん。貴様らなどの言葉など聞かん。さらばだ、ストライカー・・・次はない」

 

そういって体全身に球体のオーラを纏い、それが浮遊した。

 

なのは

「逃がさない!全員、砲撃開始!」

 

スバル

「ディバインーーーー!!!」

 

ティアナ

「クロスファイア!」

 

フェイト

「プラズマ!」

 

それぞれが構えた直後に間髪入れずに砲撃を炸裂させる。

 

なのは・スバル

「「バスター――――!!!」」

 

ティアナ

「シュート!!」

 

フェイト

「スマッシャ―!!」

 

巨大な魔力爆発と閃光があがり、辺り一帯を猛烈な爆風と粉塵が駆け抜ける。

 

ストライカー

「相変わらず・・・・!!!」

 

ドライブ

「すげぇ馬鹿魔力砲だな!?」

 

SーLiRoi

「こ、これが管理局の白い悪魔と金色の閃光、それにその愛弟子の天才コンビって

 言われてた人ら・・・つうか、最早、災害レベルなんですけどーーー!?」

ルイ

『これでよくこの世界が今まで無事だったわね』

 

だがその時、粉塵を突き抜けてさっきのタイラントの光の球体が空へと飛び去って行く。

 

ディケイド

「あれをくらってもまるでビクともしてないってのか、相当な高レベル怪人だな」

 

ヴィヴィオ

「でもとりあえずは撃退出来た・・・でいいんですよね?」

 

アインハルト

「どちらかといえば撤退させたレベルでしょうか、結局、アポロガイストにも逃げら

 れたようですし」

 

いつの間にやらアポロガイストも消えていてとりあえず今回の騒動だけは終息させる

事が出来たらしい。

それぞれが安どのため息を吐きながら変身を解除した。

 

ツバサ

「はぁ・・はぁ・・・、ッ」

 

その場に倒れそうになるツバサを急いでコトリが支える。

 

コトリ

「大丈夫!?お爺ちゃん、怪我してない?」

 

見てみてハッとした。髪型は詩乃似で顔立ちなども自分に似ていたり、詩乃に似てい

るところがはっきりとあって波紋の波動も自分に似ていてそれは紛れもなく受け継が

れている生命エネルギーの確かな証拠だった。

 

ツバサ

「本当に・・・俺の孫みたいだな。あいつに顔立ちも似てるし・・・この波紋、生命

 エネルギーの波長は俺と一緒。これは血縁関係がないと感じない種類だ」

 

コトリ

「向こうのお爺ちゃんに鍛えてもらったからその波紋も受け継いでるんだ。でもあっ

 ちだと質量のあるホログラム映像体のお爺ちゃんしかしらないけど」

 

進之介

「どういうことだ、あっちのツバサは戦えなくなったってさっきも言ってたけど」

 

なのは

「込み入った話になりそうだし、一度、管理局に移動しないかな?そこならゆっくり

 と話も聞けるし。あなたもそれでいい?」

 

コトリ

「はい、もちろん!」

 

騒動を鎮静化した面々は一路、管理局へと帰還する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コトリ

「・・・・という事なんです」

 

それから彼女の口から語られたのは別次元のミッドチルダで起きる未来の話だった。

 

フェイト

「あなたの世界ではショッカー達に侵略されて攻防を世界レベルで繰り広げているっ

 てことなんだね?そして現れた新たなルフィアンがあの個体だったと」

 

コトリ

「はい。あいつはタイラント・ルフィアン、わたしの世界ではその強大な力と凶悪性

 で『凶王』と呼ばれる怪人の首領、実質、ショッカーの頭だったんです」

 

ルイ

「この時代の凶王はまだそれほど力を強化していないから倒すチャンスはあるわ」

 

そして彼女の祖父、つまり未来のツバサはそのタイラント・ルフィアンとの戦いに

敗北。その戦いで再起不能に陥る大怪我を負い、間一髪でエースの起点により彼の

脳と意志を電脳化してベルトに移し、電脳体として延命処置が施されたらしい。

 

ヴィヴィオ

「ツバサさんが負けるなんて・・・別世界の事だとしても信じられないです」

 

アインハルト

「ですがこちらのツバサさんでも苦戦を強いられ、あれだけの人数をかけなければ

 撤退にも追い込めなかったのを見るとそれも信憑性はあります」

 

だが話を聞いてみるとやはりこの世界と彼女の世界では流れた歴史の部分が各所で

違っていたようだ。

かつての大戦ではこちらのツバサは死を経験したが多くの人の想いと生命エネルギ

ーを与えられたことで遥かに高い波紋エネルギーを得ていたが彼女の祖父の時は、

死ぬことはなく、戦いでも数多くのライダー達の助けを得て何とか勝ったようだ。

 

光太郎

「こっちでは進之介とツバサの2人が強化体になって倒したんだったな。それに周

 りの状況も少なからず違っているようだし」

 

ヴィヴィオとアインハルトが強化デバイスを手に入れている事やドライブとの共闘

そしてその力を受け継いだ新たな強化機器、それらが彼女の時代とこの時代のツバ

サの能力に違いを生み出している。

 

ルイ

「それにわたし達の時代にはいなかった仮面ライダーが多いというのもあるわ。伝

 説上で聞いていた世界の破壊者・ディケイドが実際にいるなんてのも今回、初め

 て知ったし、それにドライブ、鎧武、ライダー以外の戦士までいるなんてね」

 

そういって眼を向けたのは彼女の時代にも共闘は無かったライダー以外の世界を護

る戦士達であるスーパー戦隊だ。

 

ダイゴ

「俺はキョウリュウジャーのキョウリュウレッドこと桐生 ダイゴ。皆からはキン

 グって呼ばれてんだ、遠慮せずにそう呼んでくれ」

 

丈瑠

「俺は志葉 丈瑠。シンケンジャーのシンケンレッドだ」

 

「恐らくはこの時代に関して言えばお前らの時代より戦力はかなり整っている。奴

 を倒すなら申し分ないだろうが面倒な奴らも相手にしないといけない」

 

敵方にも変わっている部分はある。それがアポロガイストを初めとして『ヘルティッ

ク』化で怪人でありながらなのは達のような魔力攻撃や強化が可能な個体だ。

それから多くの意見交換が行われてそれをティアナ達がまとめていく。

 

はやて

「それなりに情報が集まったみたいやし、今日は皆も疲れたやろうから一端、ここら

 でお開きにしよか。うちらの方の情報と合わせてちと整理してみるわ」

 

ティアナ

「わたしは一度、現場と施設を調べ直してみるわ。何か手がかりがあるかもしれないし」

 

進之介

「だったら俺も行く。人手は多い方がいいだろ?」

 

ティアナ

「助かる、いきましょう」

 

ティアナと進之介の2人はショッカーの施設と現場を調査しに向かった。

 

なのは

「そういえばツバサは?」

 

スバル

「今はシャマル先生の施設で体のメンテナンスと治療をやってます。さすがに身体

 を酷使し過ぎて支障をきたしたらサッカーにも影響がありますし」

 

フェイト

「オーナーさんからも連絡があって彼はしばらく休養するようにって。オフシーズ

 ンだから練習より体を万全にする方を優先にしてだって」

 

はやて

「なら詩乃ちゃん達でも呼ぼか。皆来てくれた方がツバサもリラックスできるやろし」

 

コトリ

「えっ!詩乃お婆ちゃんも来るんですか!?」

 

詩乃ともそれほど長くはいれなかったようで祖母が来るというので目が輝く。

 

光太郎

「だがいきなりはダメだぞ?いきなりわたしが孫娘ですと言っても驚いてまともに

 話しも出来ないだろうし。まずは色々と説明してからだぞ、コトリ」

 

ダイゴ

「そういやあいつの事は詩乃達は知ってるのか?体の事とか生まれの事とか」

 

なのは

「確か詩乃ちゃんには全部伝えたみたいだよ。でも笑い飛ばされたって」

 

人工生命体のクローンだろうとストライカーが元はルフィアンであろうと関係なく

自分が知っているのは今ここにいる『ツバサ』と戦士『仮面ライダーストライカー』

だとどこ吹く風と笑い飛ばされて逆に気合を入れられたらしい。

 

フェイト

「でも他の皆にはまだ言いそびれてるみたいだよ。まぁ・・無理に話すことでもな

 いし、やっぱり怖い事だと思うから・・・触れないであげてくれるかな」

 

自分も似たような境遇でそういった環境も体験したからこそそれが壊れるのではと

いう恐怖をフェイトも知っている。

だから言いそびれているツバサの心境も分かるし、それゆえの言葉だった。

 

はやて

「コトリちゃんはシャマルの施設に行くとええよ。ツバサもいきなりでびっくりし

 てるやろうけど色々話してみるのが今は一番近づく方法やろからね」

 

いきなり現れて孫娘と言われても混乱するだけだが収拾がついた今ならゆっくりと

互いに話し合う時間は取れるだろうからという提案だ。

 

コトリ

「はい!わたし、お爺ちゃんと色々と話したい事あったし、ありがたいです」

 

丈瑠

「俺も同行させてもらってもいいか。爺に頼んで見舞いの品を持ってきている」

 

ヴィヴィオ

「それならわたしとアインハルトさんでご案内します」

 

アインハルト

「わたしもコトリさんと親睦を深める意味でもお話をしたいですし」

 

コトリ

「ヴィヴィ伯母さんにアルト伯母さんともいっぱいお話したいからお願いです!」

 

なのは

「それじゃ皆、今日は解散!明日、また集合時間をおって知らせるね」

 

今日はこれでそれぞれ解散となってコトリはヴィヴィオ達の案内でツバサが治療

している施設へと向かう事になった。

未来から来たツバサの孫娘『コトリ・ハヤカゼ』こと仮面ライダーSーLiRoi

の登場により新たな大戦の火蓋は確実に落とされようとしていた。

そして未来でツバサが敗北し、凶王と呼ばれる新たな脅威『タイラント・ルフィアン』

その2つの新たな邂逅に物語はさらに進み、加速していく。次回へ続く!!

 

 

 

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