アスナ・なのは
「「SAO&ライダー通信~!!」」
アスナ
「さてお久しぶりです、番組の進行はわたくしアスナと」
なのは
「なのはでお送りします」
アスナ
「ここで皆様にお知らせです。前にも活動報告などでも言いましたが作者のリアル事
情やらネタの製作が滞り、劇場版が夏に延期となりました」
なのは
「大変ご迷惑をおかけします、申し訳ありませんでした。あとでO☆HA☆(ry」
アスナ
「ですがこちらでは今回、重要なストーリーが展開されるみたいよ?」
なのは
「久しぶりにシリアスな展開なのでお楽しみに!では~」
アスナ&なのは
「「ストーリー、スタート!」」
OVA版 第四話・前編『異界を望む者、運命の邂逅』
ある日、ツバサはクエストから戻ると皆が集まって何かを話しているのを見かけた。
ツバサ
「どうしたんだ、皆集まって?」
リズベット
「あぁ~、ツバサ。前に聞いた血盟騎士団とヒースクリフについて聞いてたのよ」
ツバサ
「確かアスナの所属しているギルドだよな?ヒースクリフってのは確か・・・」
リーファ
「うん、75層の攻略の時にキリト君が戦った今回の事件の首謀者なんだって。でも
その戦いでキリト君が倒したらしいんだ」
その時の条件に自分が勝てばゲームクリアにしてもいいという内容で倒したのにも
関わらずゲームは終了せずに今に至るというわけだ。
キリト
「だからもう前に進むしかないと考えて攻略を続けようって答えになったんだよ」
シノン
「そうだったの・・・それは知らなかったわね」
シリカ
「でもすごいですよ!ラスボスにキリトさんは勝っちゃったんですもん!」
皆から励ましの言葉をかけられ、礼を言うキリト。他の皆もラスボス格の相手を
倒したキリトがいることに心強さを感じていた。
しかしふとシノンは相棒の顔を見た時、すぐに違和感に気づいた。
ツバサ
「ちやほやされて調子のって足元すくわれるなよ~?黒の剣士様~(笑」
キリト
「うっさい!お前の方こそ油断して足元すくわれるなよ、仮面ライダー様~!」
お互いににかりと笑いながら宿を出て行くツバサをシノンが追いかける。
シノン
「相棒」
ツバサ
「どうした?今日は別に俺らの出番は入ってないぜ、ゆっくりしてろよ」
シノン
「そうじゃないわ、どうしたのよ。さっきあんた、作り笑いしてたでしょ?その後
のキリトとの会話じゃ本当に笑ってたけど・・・・」
問いかけるような表情で真っ直ぐに眼を見つめてくる。
ツバサ
「・・・まったくよくもまぁ~、俺の演技を見破ってくれるもんだな、お前は」
苦笑いしながら仲間内が他にいないのを確認して彼女を裏路地に連れ込んだ。
シノン
「皆には聞かれたくない話ってこと?」
ツバサ
「俺とお前が一番最初にあった時の事、覚えてるか?」
シノン
「ええ、確か安全エリアにあなたがいた時にわたしが上からいきなり落ちてきた、
だったかしら?それがどうしたの?」
ツバサ
「あの時、実はお前が来るのは知っていたんだ。いや、知らされていたと言うべきか」
シノン
「それってどういう事?」
ここで彼の口から衝撃的な発言が飛び出した。
ツバサ
「教えられたんだよ、さっきあいつらが話していたプレイヤー『ヒースクリフ』にな」
シノン
「・・・ッ!なんですって!」
そう。ここにログインして少したった時に彼は一度、闘っていたのだ、この事件の
首謀者であるプレイヤー『ヒースクリフ』そして現実では『茅場 昌彦』に。
少し戦った後にこれからここに来客が現れる、『彼女』も助けてやるといいと。
ツバサ
「それで落ちてきたのがお前ってわけだ」
シノン
「でもさっきの話だとキリトの攻撃で倒せたって話じゃ・・・・」
エース
「ジツハ75ソウチカクマデ イッテスコシシラベテキタンダガ アノカイソウカ
ラ カーディナルシステムヘノ アクセスガカクニンデキタ」
本来であれば人の手を借りずともすべてを管理・運営出来るシステム機構ではある
のだが75層のバグやさらに以前からカーディナルシステムの一部だったユイとい
う存在が生まれたり、それらを考えてもすでにカーディナルシステムだけで統括が
出来なくなって不具合や暴走などを引き起こしている。
エース
「ワタシハシステムニカイニュウシテ ストライカーシステムヲ SAOニジッソ
ウサセタ。ソレイジョウノ ソウサナドハデキナイガ ケイレキヲカンランスル
グライハデキルカラネ」
シノン
「それがどうかしたの、エース?」
ツバサ
「お前だってパソコン使った事あるだろ。必ずパソコンのシステムってのには管理
者がいる。アクセスやシステム使用、管理者権限とか、管理者の容認なんて項目
もよくみるはずだがSAOだって同じだ、この世界を管理するカーディナルシス
テムというOS、そしてそれを扱う『管理者』がいる」
今にして思えば彼が自分を呼んだのは75層でのバグによって一時的に管理者へと
戻され、その際にもう1人いたスーパーアカウント持ちのプレイヤーで彼の後輩に
あたる『須郷 伸之』に管理権を奪われかけていたのがツバサをSAOへと行かせ
ようとした時だったようだ。
エース
「スゴウハタシカニ スーパーアカウントヲ ツカッテシステムニ カイニュウシテ
フセイヲハタライテイタガ カレノシステムニハ ツケイルスキガアッタカラネ
ワタシモソレヲリヨウシテ カレノケンゲンヲスベテムコウニシ イゼン タタ
カッタトキニ カンゴクヘトオクッタワケダガ」
須郷はそのアカウント権限を使って無法者のように傲慢な言動を繰り返して彼の目
的の1つだった『明日菜』に手を出してきた際にエースとツバサによって倒されて
そのまま監獄へと送られて今にいたる。
シノン
「それじゃ、ツバサを呼んだのは須郷を倒させてまた自分が管理者に戻るため?」
ツバサ
「ああ、キリトとの戦いで発生したバグを戻す際にカーディナルシステムはあいつ
を強制的に管理者に戻した。だから倒したように消えたんだろ、だがその時に一
足先に須郷に管理者を乗っ取られて介入が出来なくなった、だから俺とエースに
目を付けた」
スーパーコンピューター以上の情報処理能力と感情能力すらもちさらには実体化し
ていないエネルギー粒子を現実世界にストライカーとして具現化するその高性能の
システムに目をつけ、彼らを利用して須郷を排除しようとしたのだ。
エース
「ソシテワタシタチガツカッテイル ナーヴギアハ モトモトガヤツガツクッタ
オリジナルトイッテイタ。ナニカサイクヲシテイタノダロウ ワタシヲバイカ
イニシテ SAOヘト ログインシタノダロウネ」
ツバサ
「直葉を助けに行こうとする俺をまんまと利用したってわけだ。簡単に利用され
た俺も俺だが・・・してやられたよ。さっきのキリトの話を聞いてある意味で
俺とエースの予想は確証に近いモノになった」
シノン
「それじゃまだSAOが続けられている原因は・・・・」
ツバサ
「さっきキリトの話で言っていただろ、自分を倒せればゲームクリアにしてもい
いと。つまりはまだ自分を倒していないからクリアにはさせない、そういう事
だろうさ」
エース
「アノオトコノシタコトハ ヒドウダ。ダガ アノオトコニハイッシュノ ポリ
シー カッコタルシンネンハアル。ソレヲマゲルオトコデハナイ ソウオモウ」
シノン
「でもツバサとキリトがいれば。前はシステムの力で強制的な1vs1だったけど
2人で戦えば勝てる相手でしょ?」
ツバサ
「相手がそうしてくれればな。キリトの攻撃も恐らくバグによって生まれたタイ
ムラグが無ければ管理者に戻されたとは言え通らなかっただろうし・・・俺も
一太刀交えて解った、奴の実力は本物だ、俺と同等か、以上にな」
まだシステムに慣れていない状態で戦い苦戦したが実戦経験の利から形成を逆転
させて撃退したものの下手をすればなのは達、隊長クラスの強さだった。
キリトを圧倒した対人はツバサかヒースクリフのみ、本気の戦いではなかったの
でその点ではどれほどの実力差があるのかは未知数だった。
シノン
「この事、キリト達に知らせなくていいの?」
ツバサ
「さっきのあいつらを見ただろ。ラスボスを倒せる力を持ったキリトや強大な敵
が1人いないってだけでもかなり精神的な支えになる。今更、その可能性は低
いって不安材料を与える必要はない、万が一に潰せる人間は少数でいい」
シノン
「・・・・でわたしにはそれを教えてもいいのかしら?」
ツバサ
「お前は俺の何だよ?」
シノン
「・・・・相棒」
ツバサ
「悪いが付き合ってもらうぜ?俺1人じゃ互角でも詩乃と2人なら負けやしないさ」
さも当たり前のように言ってくる彼にある意味苦笑してしまった。
シノン
「こういう時って恋人は危険にさらしたくないから自分だけでって展開じゃない?」
ツバサ
「お前はそっちの方がいいのか、相棒?」
これにきっぱりと言い切った。
シノン
「そんな事言ったらわたしがあんたをぶっ飛ばす」
ツバサ
「さすがは詩乃だ」
予想していた応えに今度はツバサが苦笑してしまう。だが互いに頷いてハイタッチ
を交わしてそれ以上は何も言わずに2人で宿へと戻る事にした。
しばらく経ったある日。
キリト
「ツバサ、ちょっといいか?」
部屋をノックされたので開けてみるとキリトで珍しいなと思いつつ招いた。
ツバサ
「どうした、俺を訪ねてくるなんて珍しいな」
キリト
「いや、ユイの奴を見なかったかと思って。こっちにも来てないのか・・・」
ツバサ
「どうかしたのか?」
キリト
「まだ戻ってないみたいなんだ、まぁ・・・散歩によく出かけるから少し遠くを歩
いているのかもしれないけれど。今日は90層突破パーティーなのに」
索敵スキルを使ってみたのだがそれに反応しない範囲に行っているのかもしれないと
心配そうに考え始めたのを見て溜息交じりに身支度を整えた。
ツバサ
「俺も探しに出るからお前は商店エリアを見てきてくれ。俺は中央広場の方から探し
てみる。何かあったらすぐに知らせるよ」
キリト
「あぁ、頼む」
ツバサ
「エースの奴もいないし・・・前にたまに1人の時間もとか言っていた事があった
から教えてやった秘密の場所でジャミングかけてもらって遊んでるんだろ」
いつもキリトとアスナの2人が一緒にいるのだがたまには1人でゆっくりとしたい
事もユイにはあるようでエースに協力させて彼の見つけた秘密基地でりんごを食べ
たり本を読んだりして過ごせるようにした事があったのを思い出した。
ツバサ
「・・・と・・・おやおや・・・ぐっすりとおやすみ中か(苦笑。」
やはりエースと一緒でツバサに気づいて「( 一一).。o○sleeping」の文字が
浮かんでいて一緒に口元に指を置いてしぃ~とそこに座り込んだ。
エース
「オヤ バレテシマッタヨウダネ」
ツバサ
「まぁ、教えたの俺らだしな。しかし気持ちよさそうに寝ちまって・・・親バカ連
中が必死こいて探してたし怒られてもしらねぇ~ぞ?」
エース
「マァ オヒルネガナガビイテシマッタトイエバイイサ。ソロソロ オコスカ。ソ
ロソロ ストレアモ モドッテクルコロダロウカラネ」
だがそれからユイが起きてしばらくしてもストレアが戻ってこないのを不審に思っ
たツバサは街と他の階層の街を探してみることにした。
ツバサ
「というかあいつってキリトを撒く位のハイドスキル持ちだからな、探すのも一苦
労ではあるが・・・」
エース
「ソレニシテモ ユイ1ニンデチャントカエレタノダロウカネ」
ツバサ
「ああ見えてもしっかりしてんだ。宿に戻るくらいどうって事ないだろ」
それからしばらく探し続けていると何やら人ごみが出来ていて覗いてみた。
ストレア
「はぁ~辛かった~!でも美味しかった、ごちそうさ―――」
ツバサ
「何を呑気にくってやがる、この問題児娘!!」
ストレア
「痛ぁぁーーーい!?もぉー!何するの、ツバサ!」
ツッコミのハリセンが炸裂して涙目になりながらツバサの方を向き直った。
ツバサ
「お前な、ユイをほったらかしにして何をしてやがる、まぁ、ちゃんと宿には帰ら
せたがあいつも戻ってこなくて心配してたぞ」
ストレア
「あちゃ~・・・それは悪い事しちゃったね。さてそれじゃわたしも戻ろうかな!」
ツバサ
「あぁ、そうしろ。まったく・・・俺らも帰るぞ、エース」
エース
「リョウカイダ ツバサ」
ツバサ
「たくっ、あいつらめ、ドンちゃん騒ぎはいいが飲み過ぎ、食いすぎだ。どんだけ
喰う気なんだ?結構な買出し量だぞ、これ」
エース
「ゴールガミエテキタンダシ タマニハコウイウノモイインジャナイカナ?」
ツバサ
「・・・まぁ、気が緩められない戦いが続くし・・・たまにはいいのかね」
しばらく歩いていたらメールの着信音が響いて何だと思って開いてみる。
ツバサ
「シリカからか・・・・?・・・―――――ッ!?」
そこに映っていたのは拘束のスキルか何かなのか両手をしばられてだらりと気を失
いうつむきつるされているシリカの姿だった。
ツバサ
「さっき俺と買出しにいかされてたはずだがそこを狙ってきたのか・・・、ッ」
そしてそれには文章も一緒に添えられ、その名前に驚愕する。
「君との1対1の戦いを所望したい。85層街ニドラトで待つ。1人でくれば人質
には危害を加えない、約束しよう ヒースクリフ』
エース
「マサカ コウモハヤクアラワレルトハネ。ドウカンガエテモワナダゾ ツバサ」
ツバサ
「行くしかないだろ、1人でってんなら望み通りにいってやる、だが・・・・」
クラブガンソードを取り出すとあるスキルを発動してエネルギーを装填し、途中で
の状態で停止させるとそれを道のど真ん中に突き刺した。
ツバサ
「こいつは俺か相棒しか引き抜けない。取ってかれる心配もないだろうしな」
エース
「カンガエタナ。アトハ コノメッセージヲ カイドクシテクレルカダナ」
ツバサ
「いくぞ」
そういって手紙に書かれていた階層85層の街へと向かった。
ここは85層『ニドラト』。
青い光を放つ発光体が街を包み込み中央には巨木が立ち、同じ光の粒子を町全体へ
と放出し続けている。その粒子が何とも幻想的に漂い、普通の夜に来るならとても
心の落ち着く場所だろう、だが今現在のツバサには関係が無かった。
ツバサ
「ッ」
指定された中央の巨木の下にある広場へとやってくるとそこにその男は立っていた。
ツバサ
「彼是・・・・2か月ぶりってところか?ヒースクリフ・・・いや、茅場 昌彦」
オールバックのブロンド髪に長身の背丈と身の丈ほどの巨大な盾と剣が一対となっ
た装備に赤を基調とした鎧と棚引く白いマント。
そしてその顔には余裕とも喜びとも取れる笑みを浮かべている。
ヒースクリフ
「いやぁ、ツバサ君。君とも久々に会うな・・・SAOは楽しんでくれているかね」
ツバサ
「あぁ、ALOをやってた身からすればこのリアル感は楽しめるね。こんなくだら
ないデスゲームじゃなけりゃな、シリカはどこだッ」
ヒースクリフ
「心配しなくてもいい、あそこにいるさ。助けに行ってもらっても構わないよ」
ツバサ
「・・・・・」
その場から飛び上がってシリカが拘束されている光輪を波紋で破壊すると崩れ落ち
るシリカを抱きかかえて頬を軽くたたいて意識を取り戻させる。
シリカ
「・・・あ・・あれ・・・?わたし・・・・どうして・・・・?」
ツバサ
「良かった、無事みたいだな。心配するな、ちょっと疲れて寝てただけだ。もう少
し眠ってても大丈夫だ・・・少ししたら起こしてやる」
そういってその顔に手を翳して睡眠効果のスキルを発動してシリカを寝させて安全
な太い木の幹へと飛び乗って自分の着ていたジャケットを着せてまたヒースクリフ
の待つ広場へと降り立った。
ヒースクリフ
「おやおや、さっきまでの好青年の顔から随分と変わったものだね」
ツバサ
「てめぇを潰すのに好青年ぶる必要あるか。覚悟できてんだろうな・・・おい」
エース
「レイセイナレ ツバサ。ボウソウシタチカラデ カテルアイテデハナイゾ」
ツバサ
「安心しろ、エース。冷静だよ、自分でも驚くくらいにな・・・キレすぎて逆に頭
が冷静になってきた・・・無駄な雑念がなくなってな」
そういって№ZEROのナンバーカードを取り出し、エースもドライバーモードになる。
ヒースクリフ
「言う前から既に戦う気十分とは嬉しいな。だが君には相棒となる女性がいたよう
だがいいのかね?いっそ2人相手でも構わないが」
ツバサ
「生憎、今はいないんでな。あんたは1対1がご所望なんだろ・・・それに」
エース
『STARTING READY?』
ツバサ
「変!身ッ!!」
エース
『KICK OFF!』『№ZERO・・・フォ!ワード!』
さらにドライブから譲り受けたデータシフトカーを取り出してそれを起動する。
エース
『START YOUR RUN!T~ype!DRIVE FOR!WARD!』
彼の前にアクセルのエフェクトが現れてメーターが振り切ると共に炎に包まれてそ
れを振り払うと青と白から赤と白のボディへと変わり背中のナンバーにタイヤのマ
ークが追加され両腕と両足首に車輪の装備品がつき、肩には車のウイングを模した
装甲が装着されたストライカーの亜種強化形態『ドライブフォワード』になる。
ツバサ
「お前の断末魔は・・・うるさそうだからな」
その姿を一瞥したヒースクリフはさらなる好敵手の強化にある種の喜びを感じていた。
ヒースクリフ
「ほぉ~・・・それは見た事が無い形態だな。嬉しい限りだよ・・・・」
その顔は笑みのままだが目に冷徹さが宿り剣を引き抜き、盾を構える。
ツバサ
「俺と一緒にこの事件解決のために戦ってくれている仮面ライダー、ドライブから
譲り受けた力さ。それに他にも何人もの仲間から力を譲り受け、支えてもらいな
がらここまで来た・・・こいつもようやくデータをこっちに実装出来たんでね」
最初に多くのスキルや装備データをエースにインプットしておいてそれをこちらの
システムに介入し、少しずつではあるがストライカーの強化装備として実装してき
たのだが今回の戦いにこのシフトカー達も間に合ったようだ。
ツバサ
「こい、ハンドル剣!」
するとドライブの装備であるハンドルが付属されている専用武器『ハンドル剣』も
ドライブシフトカーを装備した事で扱う事が出来るようになっていた。
さらに腰につけていたリズの剣も引き抜いて二刀流として構える。
ヒースクリフ
「二刀流か。キリト君のみのユニークスキルだが君も使えるとはね」
ツバサ
「あいつは強い。だがまだまだ二刀を振り回してるレベルだ・・・今はな」
ヒースクリフ
「ならば君は本当の二刀流が扱えると・・・そういうわけかな・・・?」
ツバサ
「さぁな・・・・応えは・・・ッ!!」
一気に駆け出す両者。そして双方ともに地を蹴りだして激突する。
ツバサ
「てめぇの眼と体で実際に確かめろッ!!」
ヒースクリフ
「そうさせてもらおう・・・・ッ!!」
アスナ
「こ、こんな事になってたの!?」
なのは
「かなりこの企画からは外れていくくらいにHARDシリアスな展開だね」
須郷
「前にツバサ・ハヤカゼと茅場が戦っていた画像があったがこれのことだったのか」
アスナ・なのは
「「・・・・・・。ハッ!」」
アスナ
「す、須郷!?なんであなたがここに・・・・ッ?!」
須郷
「もちろん、君を手に入れるために決まっているじゃないか。邪魔はいない、女だけ
のこの会場ならこちらの雇った警備部隊で簡単に制圧・・・・」
なのは
「あぁ~・・・それなら・・・後ろ見た方がいいよ」
*個人的にぶちのめしたいのでネタでも使ったあの人etcを呼びました。
視聴者1
「てめぇは・・・・俺を怒らせた・・・・」
視聴者2
「カエルの小○より下種な下種な顔を・・・よくもこの俺の眼前にぃぃぃ!!!」
謎の学ラン服をきた190cmは超える背の青年と奇抜な黄色の衣装を身にまとっ
た端麗の男が警備部隊の男達をそこら中の壁に植木として植えていた。
須郷
「・・・・・へっ?」
アスナ
「(視聴者ってジョ○ョな人達じゃん!?てかあの人たち視聴者なの!?まじ!?)」
視聴者1
「てめぇのツケは・・・金では払えねぇぜ!オラッ!!」
するとその体から何か霊体みたいな戦士が現れて強烈な拳が須郷の腹に直撃する。
視聴者1・後ろにたつ霊体
「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオ
ラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオ
ラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!オゥラッ!!」」
最早内臓から骨からズタボロにされた状態で空に投げ出された先に何かが見えた。
視聴者2
「ニィ・・・・」
見えたのは巨大な石の円柱塊を持った大型車。そして笑うその男。
視聴者2
「ロードローラーだッ!!!」
須郷
「ぎゃああああああああああああああああ!!?!?」
アスナ
「お茶の前に流せないグロテスク映像が流れちゃったーーーーー!!?)」
さらにここで最恐の視聴者が現れた。
視聴者3
「ぶらあああああああああああああああ!!屑がッ!!アイテムなんぞ・・・!!」
振り上げられる斧。
須郷
「おい、まてよ、まて、まて、まて!!」
視聴者3
「台詞中に口はさむんじゃ!!ねぇええええええええええええええええ!!!!」
アスナ
「(ナニその理不尽すぎる理由ーーーーーーーーーー!!?)」
それによってロードローラーごと吹き飛ばされるが間一髪生き延びた目の前にその
青の長髪に筋肉隆々の身体、そして巨大な斧を持ったまさに鬼がいた。
視聴者3
「今日の俺は紳士的だぁ・・・故に・・・死ぬかッ!!」
アスナ
「(言葉が紳士とはまるでかけはなれてるんですけどーーー!?!?)」
強烈な踏みつけが大地を揺らすほどの衝撃を生むがまだ止まらない。
視聴者3
「消えるかッ!!土下座してでも生き延びるのかぁッ!!一瞬で終わる・・・耐え
ぬほうがみのためだ・・・・」
そして振り下ろされる無慈悲な世界も殺しちゃえばいいじゃん的な一撃。
視聴者3
「ワールド・オブ・デストロイヤー」
*******しばらくお待ちください*********
なのは
「それでは特別ゲストの視聴者の皆さん、ありがとうございましたー♪」
視聴者1・2・3
「「「(bッ!)」」」
アスナ
「(なんか・・・なのはさんの交友関係が絶望でしかないんですけど・・・・)」
慈悲の心は生まれないがあまりにも悲惨な猛攻でお空の星となった須郷にある意味
では同情してしまうアスナだった。
なのは
「それじゃゴミ掃除も終わったところで続きをどうぞ~♪」
アスナ
「ど、どうぞ~(苦笑い。」
OVA版 第四話・後編『不可能を越える2人、君の強さと僕の力』
ツバサ
「オォッ!!」
ヒースクリフ
「むっッ」
激しい火花を散らす金属同士。そしてぶつかり合う視線。闘いは激しさを増す。
ツバサ
「ハァッ!!」
上段斬りを放ってくるがそれを盾で弾き返しカウンターを狙いに行く。
だがその攻撃を寸でのところで止めるとステップで体を回転させながら即座に側面
へと移動し、ハンドル剣のハンドルを回す。
エース
『ターン!』
足のホイールが高速回転を始め、さらにハンドル剣の斬撃の切れ味を高めながらそ
こにホイールの効果による高機動力も加えた回転斬りを放つ。
ヒースクリフ
「ぐっ!」
盾の裏側を斬撃で弾き前のめりに体勢を崩し、さらにハンドル剣のハンドルを回す。
エース
『Uターン!』
ヒースクリフ
「ぬぅんッ」
しかしそれを体格に似合わぬ身軽さで回転させてUターンの斬撃を相殺し、即座に
繰り出してきた突きをリズの剣の刀身を滑らせるように無駄なく防ぎながら懐へと
飛び込んでハンドル剣を逆手に持ち替え薙ぎ斬りをしようとするのだがそれを盾で
防ぎ、剣の柄で峰打ちを狙うが体をなげうった回避で避ける。
ヒースクリフ
「このまま盾で叩き――――ッ」
この体勢からツバサが顔目掛けて前蹴りを繰り出して頬を掠めるがこれも避けて剣
で突いてこようとするが抜群の体幹を利用して首元に踵を落として無理やり体を起
こしてヒースクリフを踏み台にすると互いに一端、距離を置いた。
ヒースクリフ
「アバターの恩恵もあるのだろうがSAOのシステムに縛られないその多彩な攻撃
そして君自身に身についている本当の技術・・・なるほどやはり彼以上だな」
ツバサ
「キリトだってこれから実力をつければこれくらいにはなるさ。反応速度自体は俺
より上なんだ。ただ単に読みが甘いってだけさ」
ヒースクリフ
「まだ全力を出し切れていない君くらいというのもなかなか厳しい評価だな」
ツバサ
「まだまだ負けるつもりはないってだけ、だッ!」
攻撃をしかけようとするツバサだったが一瞬、動きが止まるような感覚に襲われて
気づいた時には目の前に切っ先が迫っていた。
ツバサ
「ッ!」
頬をスキル技がかすめて体勢を崩されるが即座にドライブシフトカーを使う。
エース
『DR!DR!DR!DRIVE!』
その場で両腕・両足のタイヤが高速回転を始めて二刀の高速回転斬りからブレイク
ダンスのような高速回転蹴りの連続攻撃で反撃を返すが盾で防ぎきられる。
ツバサ
「・・・?・・・?」
さっきの現象に違和感を覚えながらも向かってくるヒースクリフに応戦しながら乱
撃戦を繰り広げながらハンドル剣の攻撃を放とうとした瞬間に何かに引っかかるよ
うな衝撃が走って見てみると盾の先をハンドル剣のハンドルの穴にひっかけていた。
ツバサ
「なッ」
だがもう片方のリズの剣を牙突のように繰り出そうとした瞬間にさっきの感覚に襲われた。
エース
「ソウカ!ソウイウコトカ!」
ヒースクリフは自らの術中に嵌り、完全に露呈した隙に刃を突き立てようとしたの
だがツバサの速度がいきなり元に戻った。
ツバサ
「抜剣・電光一閃!!」
ヒースクリフ
「神聖剣・閃牙ッ!」
閃光の如く振り抜かれた突きと赤いオーラに包まれた突きが交錯し、これも互いを
掠めてツバサはハンドル剣でヒースクリフは盾で追撃の動きを止める。
ツバサ
「さっきのお前のおかげかエース・・・・ッ」
エース
「アア サッキノウゴキガトマルゲンショウノ タネガワカッタ。カンイッパツダナ」
ヒースクリフ
「やはり君と言う存在はツバサ君同様に厄介なものだな、AI・エース」
エース
「オホメニアヅカリコウエイダナ!」
さらに激しさを増す乱撃戦。
ヒースクリフの戦闘能力は予想以上に高くツバサも波紋の強化をフル稼働で応戦する。
ヒースクリフ
「現実世界の気というものだったかな、それすらもこちらに具現化するとは驚かさ
れてばかりだよ、君達には!」
盾による絶対防御も波紋によって強化した攻撃で当てる場所を散らし、ここぞの強
打で盾を跳ね除けたところに強打を放つという本来であればSAOスキルではうち
破れないヒースクリフのユニークスキルにも互角にやりあう。
ツバサ
「(もっと・・・ッ!もっと強く・・・!もっと疾くッ!)」
その想いを具現化するように山吹色の波紋が迸るがそれにすら彼は満足しない。
ツバサ
「(もっと波紋を制御してッ、放出される波紋も全て自分の力にッ、自分の身体を
文字通り疾走させるように・・・ッ!コントロールしろ、波紋をッ!)」
一瞬だったが瞳の中央に光の粒子が来てしまい、そこに斬撃が襲い掛かってきて体
を反らして避けようとするが攻撃がヒットしたエフェクトが肩を斬り裂いてさらに
追撃の連撃を受けてツバサは大きく後退させられる。
そしてHPを一気にイエローゾーンまで持っていかれてしまい、動きが止まった。
ツバサ
「・・・・・・ッ」
迸っていた波紋は段々と勢いが収まっていき、その光も少なくなっていく。
ヒースクリフ
「波紋とやらももうそろそろ限界かな。わたしに対抗しえる力が消えてどうするかね?」
そしてついには波紋のオーラは消えてしまう。
ツバサ
「・・・・・・・・」
エース
「イヤ コレハ・・・・!」
ヒースクリフ
「君との戦いは楽しかったよ、だがこれで幕引きとしよ―――――」
刹那。
ツバサ
「(ニィ・・・)」
その口元には笑みが浮かんでいた。顔を伏せていて目元は見えないが口元だけが
笑っていた、だがそれは自棄になった笑みではない、おかしくなった笑みでもな
く、その笑みに含まれているのは『喜び』にも近いモノ。
ツバサ
「この戦いはこのゲームを終わらせるか否かの運命が懸った戦い・・・だっての
に何故かな・・・この感覚は絶剣と戦って以来かな・・・」
上げられた表情は不敵に不遜に静かな笑みを浮かべ、自分が置かれた生死を賭け
た戦いに狂喜を感じているような武者震いに打ち震えている戦の荒神、まさに今
の彼を現すに相応しい言葉。
ツバサ
「こんな恐怖を感じたのは・・・・・ッ」
ヒースクリフ
「(・・・・そう、今の彼を言い表すなら―――――)」
思考が夢現に沈んでいたが目の前にはすでに拳が迫り、即座に意識が浮上してくる。
ヒースクリフ
「ッ!?」
拳が頬をかする。拳だというのに頬は切れていていつの間にか後ろに立っていた。
ツバサ
「(ニィ・・)」
エース
「ストライカート シューズノチカラモ ツカッテイナイノニコレホドノ・・・ッ」
ヒースクリフ
「波紋とやらは無くなったはず・・・何故、これほどの速度で動ける」
ツバサ
「あぁ・・・お前は波紋を感じられないもんな。なら分からないか、波紋は消えちゃ
いないさ、俺の内側、身体全身を駆け巡っている、迸るほどの迅さと強さで」
エース
「ハモンヲカンゼンニ セイギョシテイルノカ・・・ッ」
ヒースクリフ
「くッ!!」
駆け出し、また打ち合いを始めてさっきとはまるで違う攻撃になっていた。それはさ
っきまではまだ『戦い』の攻撃だったのに対し、今の彼の攻撃は『殺める』一撃をう
ちこみ始めていた。
ヒースクリフ
「ハァァッ!!!」
盾で弾き返して隙を露呈させそこを牙突で突こうとするが即座に体を立て直して拳を
振るってくるのだがタイミングが遅れたのか腕を狙いにいける隙が生まれた。
ヒースクリフ
「だが・・・思考が甘くなったぞ、ツバサ君ッ!!」
だがその笑みがさらに不敵なモノに変わって一気に懐に踏み込んできた。
ヒースクリフ
「なんだと・・・・ッ!?」
タイミング的にこちらが優位だったのにも関わらず腕に斬撃をかすらせてダメージを
うけ乍らも構わずそのまま脇腹に拳を叩き込む。
ヒースクリフ
「ごはっ・・・!?(ダメージを受けるのを覚悟で踏み込んできただと・・・正気か!?)」
さらに首元を掴んでそのまま引き寄せて頭突きをくらわして拳が光り輝く。
ツバサ
「アクセルスマッシュW」
自身の身体に瞬時に2連の衝撃が奔って見てみると防いだ自身の盾に陥没痕が2つ
出来ていてツバサの手を見ると現実でいえば肉が抉れているような状況なのか酷い
ダメージのエフェクトが無数に刻まれていた。
ヒースクリフ
「(自身の手などどうなろうと打ち込んだというのか・・・この男、内に秘めてい
たのがこれほどまでに危険なモノだったとは・・・・)」
ある意味で笑みが浮かんでしまったヒースクリフが口を開く。
ヒースクリフ
「わたしは君を冷静でありながら人として他のプレイヤーを導くどこまでも光の存
在だと思っていた・・・だが君の本来の姿はそれだったようだな」
回復薬を飲み干して粗雑に投げ捨てると前髪の奥から片目だけが自分を見据える。
もっと戦いたい、この生死を賭けた狂乱を早く始めたいとすら思えてくる。
ヒースクリフ
「人の皮を被った獣・・・そう・・・君の正体は・・・修羅だッ」
最初の戦いでは感じなかった凄まじい殺気と威圧感。ある意味で最初の彼は柔和さ
が抜けない部分があった、いかに怒ろうと。
だが今の彼は立っているだけで殺気を自分の全身に突き刺さらせている。
恐らくは常人がこの殺気を受ければ即座に発狂し、恐怖で潰される、それほどだった。
ツバサ
「さぁ・・・始めるか」
ヒースクリフ
「いいだろう、わたしも理性を捨てた戦いとやらもやってみたいと思っていた」
その顔にはツバサに似た狂喜の笑みが浮かび、双方が構えて殺気がぶつかり合う。
エース
「イ イカン!ヤメロ ツバサ!ソレイジョウハ モドレナクナルゾ!」
ツバサ
「・・・・ッ」
ヒースクリフ
「・・・・ッ」
エース
「ツバサ!!」
???・???・???
「ハッ!」「「させるか!!」」
互いがぶつかり合おうとした瞬間にツバサの顔面に蹴りが入ってさらにヒースクリ
フには2つの人影が割って入ってその刃を止めると弾き飛ばす。
ツバサ
「!?・・・!?」
我に返ったのか何事かと周囲を見回してみると目の前に仁王立ちしていたのはシノン
でヒースクリフに割って入ったのはキリトとアスナの2人だった。
ヒースクリフ
「君達は・・・・ッ。まったくいいところで邪魔してくれるものだね・・ッ!」
キリト
「本当に生きてたのか・・・ヒースクリフ、いや、茅場 昌彦ッ」
アスナ
「エース!権限の一部を行使できないようにして!」
エース
「モウスデニ ソノショリハカンリョウシテイル!タスカッタゾ ミンナ」
シノン
「というより何やってんのよ、相棒。さっきの戦い方は何?こんな奴に苦戦してさ
らにはHPまでレッドまで持ってかれるなんて」
ツバサ
「いや、レッドに持っていかれたのはお前の蹴りのダメージが―――」
シノン
「何か言った・・・・?」
今度はシノンが人も殺せそうな威圧感を放ってツバサをにらみつけた。
ツバサ
「いえ、なんでもないです」
そしてキリトとアスナに抱えられて立ち上がる。
キリト
「まったく下手な心配してあいつを1人で相手にするなんて無茶苦茶過ぎるぞ」
ツバサ
「折角、お前がちやほやされてるのに邪魔するのも何だかと思ったんでね」
アスナ
「わたし達に心配事を増やさないようにしてくれたんだよね。でもそれでこんな
無茶して・・・シノのんもすっごい心配して」
シノン
「余計な事言わなくていいのよ!黙りなさい、アスナ!!(赤面。」
ここでヒースクリフが口を開いた。
ヒースクリフ
「彼の動向は調べていたがメールなど接触もなかったはずだがどうしてここが」
これにシノンはクラブガンソードを持ち出してスキル画面を展開する。
シノン
「あなたが生きている可能性は既に相棒と話していたからこれが道のど真ん中にあ
って連絡がつかなければ接触してきたと思うのが流れよ。そして相棒はこのガン
ソードにあるエネルギー充填式のスキルをこの階層の数字を表すために「85」
で止めていた。緊急事態だし、助っ人も入れてね」
ヒースクリフ
「仕込みが素晴らしいモノだな、ツバサ君」
ツバサ
「へっ、そりゃどうも・・・」
だがここで彼の方が少し怒りにも似た表情に変わる。
ヒースクリフ
「だがそのおかげで彼の本来の力を見れなくなってしまった。やってくれたね」
あの戦いに狂喜を見出し常人を越えた力を発揮したツバサとの戦いを楽しんでいた
彼からすれば横槍を入れられたことに憤りを感じていた。
だがこれに対してシノンがその考えを真正面からバッサリと切り捨てた。
シノン
「あんなのは相棒の本当の力じゃない。あんな弱い戦士はツバサでもライダーでもない!」
その胸に拳で軽く小突きながら笑みを浮かべて言葉を続ける。
シノン
「わたしはあんな奴に苦戦して人を捨てるような弱い男に惚れたつもりはないわよ」
ツバサ
「詩乃・・・・」
シノン
「あんたは仮面ライダーストライカー。夢と希望を護り、皆を導く無敵の戦士、そ
れがあんたよ、わたしの惚れた男、ツバサ・ハヤカゼよ」
そしてクラブガンソードをガンモードにして肩を数度叩くような仕草をして笑う。
シノン
「そんなあんたならわたしは何者も恐れなし、怖くない。なんだって出来るわ」
アスナ
「随分と大胆な告白だね、シノのん」
シノン
「もう告白し合ったけどなにか?」
何故だか妙に笑いが込み上げてきて堪え切れずに笑ってしまう。
ツバサ
「はっはっはっはっは!!・・・たくっ、お前は強いなぁ~・・・本当に強いよ」
そして彼のナンバーカードホルダーの1枚に光が宿り始める。
ツバサ
「俺もとんでもない女に惚れちまったもんだな・・・恐れ入ったは」
シノン
「前に誓い合った事覚えてる?」
そういって手を差し出すシノン。
ツバサ
「俺に無い、いつも支えてくれる詩乃の強さと」
そしてツバサはその手に自分の手を重ねてその誓いを口にする。
シノン
「わたしが持ってない、いつも護ってくれるツバサの力」
ツバサ・シノン
「「重ねればどこまでも走り続けられる。不可能なんてない」」
笑みを浮かべ合い、しっかりとその手を握り、ヒースクリフに向き直った。
ヒースクリフ
「心温まる再会はすんだかね?君との戦いのためであればこちらも手段は択ばない
。それに1人でこなければこちらも言葉通りにさせてもらおうか」
すると周りに数体のモンスターがポップして咆哮を上げている。
ツバサ
「いや、お前の相手は俺だ。キリトとアスナは手を出すなよ」
キリト
「そんな事言ってる場合か、お前ならまだしもシノンじゃあいつの相手は無理だ」
アスナ
「ここはエースの力も借りて皆で倒すべきよ」
だがこれを制止するのはシノンだった。
シノン
「だがかあいつと戦うのは相棒。わたし達はツバサのバックアップよ、それに2人
にはわたしが相棒とエースと作ったスキルを発動してる間、盾役、頼める?」
我に秘策ありという顔で自信の笑みを浮かべて問いかけるシノンに彼女達のプラン
に賭けてみるだけの信頼があると判断した2人はシノンの前に並ぶ。
キリト
「そういう事なら任せろ。ツバサはシノンの守りは俺達がする」
アスナ
「任せたわよ、2人共。他の雑兵はわたしとキリト君で片付けるわ」
だが直後にそのうちの2体が一気に倒されて死亡エフェクトと共に消え去った。
リズベット
「ちょっと、ちょっと!わたしらを忘れてもらっちゃ困るんじゃない~!」
シリカ
「少し寝すぎてたみたいです!というか、こんな大変な事なら起こしてください!?」
クライン
「たくっ、水臭ぇだろうよ、ツバサ!いざって時は言ってんだ!」
フィリア
「そういう事!」
リーファ
「ツバサの仲間はシノンさんだけじゃないんだから!もっと頼ってよね?」
そしてツバサの後ろ、そしてシノンの前にリーファ達も集合して護りを固める。
ツバサ
「たくっ・・・お前らも物好きだね。ならいくとこまで相乗りしてもらうぜ?」
一同
「上等!」
シノン
「・・・ありがとう、皆。さぁ、いくわよ、ツバサ!」
ツバサ
「おうッ!見せてやるよ、ヒースクリフ。これが俺達の」
シノン
「わたし達の!」
両手を合わせて祈りをささげるように構えの直後にまばゆいエフェクトに包まれる。
キリト
「なんだ・・・?シノンとツバサの身体が光り輝き始めたぞ・・・?」
ツバサ・シノン
「「新しい力だッ!!」」
≪≪TWIN LINK SYSTEM・START UP≫≫
直後に一層強い輝きを放ってその光がツバサだけ体内に吸収されるエフェクトが
起り、ストライカーのアバターの各装甲が青白い光を放っていた。
さらにキリト達は自分の視覚に表示されているステータスバーの変化に気づいた。
アスナ
「ツバサのステータスバーだけがHPとSPどっちも2本になった!?」
キリト
「それにシノンのステータスバーとツバサのバーが統括されてLINKって状態に
なってるぞ。これは一体・・・・!」
シノン
「これがわたし達が作ったオリジナルスキル≪TWIN LINK・システム≫」
エース
「コノSAOにジッソウサレテイル ケッコンシステムハ タガイノステータスヤ
アイテムナドヲキョウユウスルモノダガ ソレヲリヨウシテ 2人ノノウリョク
ヲ リンクサセテ ツバサノセイノウヲ キョクゲンニタカメルシステムダ」
シノン
「それと同時に相棒が受けるダメージをわたしも肩代わりする事でダメージ軽減と
HPの予備効果もある。さらに元のステータス値もツバサに加算されるから元か
らHPとSPもわたしの数値分加算して大幅に強化できる」
クライン
「実質、バーが3本分あるってことか」
リズベット
「それだとシノンがかなり危ないでしょ、あんたはHP一本しかないのに」
シノン
「だからこれは切り札なのよ、発動したら必ず勝つ、そういう覚悟を込めたスキル
。でも回復は効くから誰でもいいから回復頼むわ」
フィリア
「つまりこのスキルを発動してる最中はシノンは完全に無防備になるって事ね」
元からボス部屋の相手などを想定した1対1用のスキルで勝負を一気に決めるため
の切り札として作った。シノンが無防備になるなどの欠点もあるがその分、強化と
してはSAO上でも恐らくは最強の強化系スキルだ。
ツバサ
「だが今回はお前らがいるからな、このスキルも安心して使える」
キリト
「随分と要の護りを任せてくれるな、こりゃなかなか重要な護衛任務だ」
アスナ
「でもみんながいるならいけるよ、それにこっちには仮面ライダーもいるんだから」
そういってツバサに全員が笑みを浮かべて承諾の意思を伝える眼差しを向けた。
ツバサ
「ここは任せた。さてヒースクリフ、最終ラウンドと行こうか」
ヒースクリフ
「よかろう・・・そのスキルの力とやら見せて貰おうじゃないか」
エース
「ザンネンダガ コチラニハサラナルキリフダガアル。ツバサ、ホルダーカラ フ
ァンタジスタノ カードヲトリダスンダッ」
言われたとおりにファンタジスタのカードを取ると今まではモノクロのカードだ
ったのが元のカラーに戻り、さらに光り輝いていた。
ツバサ
「こっちじゃ、ファンタジスタの力を満たすだけの想いが足りなかったはずじゃ」
エース
「ダガシノンノ シンニシンライシ ササエ トモニアユモウトスル シンシナ
オモイガ タリナカッタファンタジスタノ チカラヲウメテクレタンダ。リロ
ンテキデハナイガ コレハ 2人ガカノウニシタ シンノソウゾウノチカラダヨ」
フォワードのカードを取り出してファンタジスタのカードを構える。
ツバサ
「いくぜ?これが仲間から貰った強さと・・・仮面ライダーの創造の力だ!」
エース
『OK!STARTING READY!』
ツバサ
「変!身ッ!」
エース
『KICK OFF!』『№TEN・・・ファン!タ!ジスタ!オオ―ッ!』
そして真の輝きを取り戻したストライカー最高形態『ファンタジスタ』に変身する。
さらにその姿はいつもの人間形態ではなく、現実と同じ仮面ライダーの姿として変
身が完了し、棚引くマフラーに凛とした立ち姿で現れる。
ストライカー
「さぁ、ヒースクリフ、試合開始だッ!!」
ヒースクリフ
「来いッ」
ついに試合は最終局面へと向かう。次回へ続く!
アスナ
「なんとまさかの次回へ続くパターンなんて」
なのは
「まぁ、この内容で最後のバトルまで入れたらどれだけかかるかわからないもんね。
というか、情報によるとここら辺で作者が集中力使い果たしてリタイアしたとか」
アスナ
「劇場版と同時進行なんてするからリアル事情含めてパンクしたんだね」
なのは
「次回がついに決着らしいけどヒースクリフが相手だと新スキル+ファンタジスタ
でもなんだか対応してきそうでなかなか怖い感じがするね」
アスナ
「まぁ、実際は原作でラスボスですし・・・(汗。」
なのは
「とりあえず続きは次のSAO&ライダー通信をお待ちくださ~い!」
アスナ
「ではでは」
なのは・アスナ
「まったね~~~!!ノノ」
SAO・ライダー通信、次回第七回へ続く。お楽しみに!