バグ
ーーーまた、か
何度、繰り返したんだろう
あの日ーー平和を掴み取って地上にいた時からどれほどーーーー
もう考える気力も湧かない
ーーーーねぇ、キャラ。そこにいるんでしょ?
「..まぁな。あともう少しで再びリセットは行われるだろう。」
「皮肉なものだな。フリスク。お前が掴み取った平和な世界は今や見る影もなく___」
「ただ殺戮が行われ続ける暇つぶしのための世界に成り下がった。」
ーーーーー君に、これを問うのはこれで確か19回目かな?まだ数えられるだけマシだけど、もう一度君に問うよ
なんとか、ならないの?
もう嫌だよ。プレイヤーは何がしたいんだろう。これ以上、みんなを傷つけたくない。また笑っていたい。
でも、プレイヤーにこの思いは、伝えられないし、気にかけられることもない。
何度も何度も何度も何度も何度も何度もリセットさせられて________
殺してはLOVEが上がって
悲しいはずなのになにも思わなくなって
最後は結局リセット
ーーーー後何回続けることになるんだろうね?
「分からんな。」
「私ももううんざりだ。まさかここまで殺戮を続けるとは、あの時思ってもいなかったからな。」
「あの時、プレイヤーにルートを与えなければ」
「あの時、奴に慈悲を与えなければ」
「そもそも、私が地下に落ちなければ」
「ーーーーこの結果は生まれなかったかもしれんのにな。」
………………
ーーーーねぇ。ちょっと、ここを探索してみない?
「無駄だ。もうそれは試した。だが暗闇が広がっているだけだ。」
二人でやれば何かちがうかもしれないよ?ルートは簡単に分岐するように「条件」さえ異なれば、また結果は違うかもしれない
「ーーーそうだな。やることはやるか。」
そうして私たちは、リセットされるまでの間にこの真っ暗な世界を探索し始めた。
ーーーーーーー「やはり何もないな。無駄足だったらしい。」
どれだけ時間が流れたのか。キャラが口を開く。
そうかぁ。それは残念だね。
「落胆するのも無理はない。また戻ることになるからな。だが今回は少しばかりリセットまでの時間が長いな」
飽きたんじゃない?
「それとはまた違った感じがーーーーー」
その時、私たちの足元が崩れる感覚がした。
ーーーーーえ?
「…!これは…!」
「フリスク!絶対に手を離すな!これは____おそ____く___!」
...!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「う、うーーん?」
「あ、あれ?空…?」
目が覚めると、あの日のような透き通ったような青空が一面にひろがっていた。
ふむ。やっぱフリスクはこうやって追い詰めるのが一番ですね^_^