ーーーーーー
「ど、どうして空が?」
目が覚めると、そこには黄色い花は足元になく、私はコンクリートの上に立っていた。そして何より不思議だったのは「フリスク」という個人の意思で動けていたということ。
ーーーフリスク、問題が起きた。少し話そう。
「キャラ?!どうして私の意思と共存できて...いや、わかった。少し話そうか。」
見たところ人影はなさそうだったので、近くにあった狭い通路に身を隠し、キャラと話をすることにした。
「…キャラ、どうなっているの?どうして私は私の意思で動けているの?」
ーーーーーふむ。どうやら世界に「バグ」が起こったらしい。そこから更に不具合が重なって、ここまで来てしまったらしいな。
それと私の意思がお前に伝えられているのはこの魂はどうやら私とお前で意思の切り替えができるようになってしまったらしい。
これは同化とまではいかないが1つの魂にはっきりと意思がある2つの意思があるということは、基本ありえん。これも一種のバグと見ていいだろう。
まぁ、私の意思がない状態はまた面倒だからな。これはメリットと見ていいだろう。
...それとここはあの時と同じ地上ではないようだ。
「ーーまぁ。それは私も薄々感じているよ。だってーーーーー」
「…ここから見える人たち、ほぼ全員銃を持ってるもん。
あの日はそんなことはなかったし、僕が持ってる記憶の中でもこんな光景はしらないよ。」
この通路から見える人たちは全員銃か、護衛みたいなロボットをつけてる。それに頭の上には変な輪?がある。
ーーーーまぁ。それはこの世界の常識として受けとめよう。私たちには皮肉なことにケツイの力がある。
運悪く殺されたとしてもロードすればいいだろう。
「…うん。...そう..だね」
ーーーーーおや?これは...
「どうしたの?」
いい知らせが二つほどある。
「え?この状況で?一体どんな?」
一つは今、いじけんボックスを確認したところ、地下世界のアイテムが全てあった。
「ケータイ」を確認してみろ。
「...ほんとだ。それに異次元ボックスの容量おかしくない?」
ーーーーまぁ。それもバグのせいということにしておこう。やけに都合がいいのは怪しいが。
そしてもう一つの良い知らせは、「リセット」がつかえなくなった。ということだ。
「...そう。」
「なんか、呪いから解放されたみたいだね?」
少しスッキリしたのは事実だな。プレイヤーの支配からも解放されたからな。
「そういえば...プレイヤーがここに干渉してまた操られるということはないの?」
おそらくその可能性は0に近しいだろうな。これは奴にとっても予想外だろう。
更にそもそもの世界が違うことを考えるとあちらで再びリセットが行われたとしても私達があちらに戻ることはないし、プレイヤーが来ることはないだろうな。
「そっか、それはよかっーーーー」
だが、それは私たちも同じだ。
「...どういうこと?」
言葉の意味通りだ。奴がこちらに干渉できないように私達もあちらの世界に干渉できなくなったということだ。
つまり地下世界との奴らとは今後合間見えることはないだろうな。
「え...あ」
そっか、それもそっかいやでも良かった。
私達がいないということは少なくとも私がみんなを殺すことはない。
でも...みんなとはまた話したいこともあったし、お別れも...でも...
でもでもでもでもでもでもでもでも
ーーーーーーー
「うん?急に私に体の所有権を渡してくるとは...まぁお前には辛かったかもしれんな?」
「だが運命が変わることはないのだ。プレイヤーによる殺戮は逃れられなかったように...」
「時間はやる。次は心の整理をし終わった後にでてくるんだな。」
「さて、私はこの世界のことでも調べておくとしよう。少しでも怪しまれないようにからっぽのピストルだけでも装備しておかなくてはな...」
キャラとフリスクは書きやすくて助かりますねぇ