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アビドス高等学校 対策委員会教室
*みんな、おはよう。*
「おはようございます。フリスクくん。あれ?先生はいらっしゃらないんですか?」
*先生は後から来るって言ってたよ。*
「うへぇ。じゃあ、先生が来るまでみんなでお昼寝でもする〜?」
「ホシノ先輩はだらけ過ぎです!もうちょっとやる気を出してください!」
「ん、アヤネの言う通り。ここはみんなでアビドスを走って巡回するべき。」
「うへぇ〜。おじさんは遠慮しとこうかなぁ。」
「......」
「わ、わかった。行くからそんな目で私を見ないでアヤネちゃん!?」
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こんな会話をしながら流れていくおそらくこの人たちがいつもしている「日常」
その中に僕が入っていいのかはわからないけどそれでも心地よいと思っている。
地上に出たあの日の会話の数々を思い出す。
あれは間違いなく僕の日常だったものだ。
パピルスとドライブをして
トリエルとアズゴアの学校にいき
メタトンのショーを見て
アンダインとアルフィーと一緒に海で泳ぐ
だけどその日常が戻ることはない。
もう会えないとわかっていても、ここで会話するたびに、幸せだと思うたびにみんなを思い出す。
「ーーーーーーーーーーーーーフリスクくーん?」
*...あ、どうしたの?*
「大丈夫ですか?さっきからずっと呼んでたんですけど...。」
*大丈夫、ちょっと考え事。*
「そうですか...。あ、先生が来たのでセリカちゃんのバイト先でラーメンを食べることになったんです。」
*セリカってバイトしてたんだ...うん、お腹が空いたし、僕も行くよ。*
「うへぇ〜、それじゃあおじさんについてきてねぇ。」
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「いらっしゃいませ!柴崎ラーメンで...」
「わわっ!?」
「あのー⭐︎6人なんですけど〜!」
「あ、あはは...セリカちゃん、お疲れ....。」
*お疲れ。*
「お疲れ様。セリカ。」
「み、みんな....どうしてここを...!?」
「うへ〜やっぱここだと思った。」
"どうも。"
「せっ、先生まで...やっぱストーカー!?」
(やっぱ....?)
「うへ、先生は悪くないよー。セリカちゃんのバイト先といえば、やっぱここしかないじゃん?だから来てみたの。」
「ホシノ先輩かっ.....!!ううっ....!」
「アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれぐらいにして、注文を受けてくれな。」
「あ、うう...はい、大将。それでは、広い席にご案内します.....こちらへどうぞ.....。」
(そう言ってセリカはやや不機嫌そうに席へ案内してくれた。)
「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてます!」
「.....ん。私の隣も空いてる。」
"じゃあ、シロコの隣に座らせてもらおうかな...。」
「ふむ....。」
「あらぁ残念。じゃあ代わりにフリスクくんが座りますか⭐︎?」
*あはは...。*
「狭すぎ!シロコ先輩、そんなにくっついてたら先生が窮屈でしょ!もっとこっちに寄って!」
「いや、私は平気。ね、先生?」
「何でそこで遠慮するの!?空いてる席たくさんあるじゃん!ちゃんと座って!フリスクくんも!」
「わ、分かった....。」
*はい....。*
「セリカちゃん。バイトのユニフォーム、とってもかわいいです⭐︎」
*うん。僕も似合ってると思うよ。*
「いやぁー、セリカちゃんってそっち系か。ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ?」
「ち、ち、ち、違うって!関係ないし!こ、ここは行きつけのお店だったし......。」
「ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば一儲けできそうだねー。どう?一枚買わない、先生?あ、フリスクくんでもいいよぉ〜?」
「変な副業はやめてください、先輩....。」
「バイトはいつから始めたの?」
「い、1週間前くらいから....。」
「そうだったんですね⭐︎時々姿を消していたのは、バイトだったと言うことですか!」
「も、もういいでしょ!ご注文はっ!?」
「『ご注文はお決まりですか』でしょー?セリカちゃーん、お客様には笑顔で親切に接客しなくちゃー?」
「あうう.....ご、ご注文は、お決まりですか.....。」
「私は、チャーシュー麺をお願いします!」
「私は塩。」
「えっと....私は味噌で...。」
*僕は醤油ラーメンにしようかな。*
「私はねー、特製味噌ラーメン!炙りチャーシュートッピングで!」
「先生も遠慮しないで、ジャンジャン頼んでねー。この店、めちゃくちゃ美味しいんだよー!アビドス名物、柴崎ラーメン!」
「....ところで、みんなお金は大丈夫なの?もしかして、またノノミ先輩に奢ってもらうつもり?」
「はい、私はそれでも大丈夫ですよ⭐︎このカードなら、限度額までまだまだ余裕ありますし。」
「いやいや、またご馳走になるわけにはいかないよー。きっと先生が奢ってくれるはず。だよね、先生?」
"....え、初耳なんだけど!?"
「今聞いたからいいでしょ!」
ホシノがそう言うと、先生は逃げようとした。
「そうはさせないよー。」
しかし、あっさりとホシノに捕まってしまった。そしてポケットの中に手をつっこまれる。
「うへ〜大人のカードがあるじゃん。これは出番だねー!」
「大人のカードを使うような場所でもなさそうですが.....先輩、最初からこうするつもりで、私たちをご飯に誘ってくれたんですね。」
「先生としては、カワイイ生徒たちの空腹を満たしてやれる絶好の機会じゃーん?」
*先生....これは一本取られちゃったね。*
(その後、ラーメンを食べてちゃんと先生が会計を済ませてくれた。)
「いやぁー!ゴチでしたー、先生!」
「ご馳走様でした。」
*ありがとう、先生*
「うん、お陰様でお腹いっぱい。」
「早く出てって!二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」
「あ、あはは....セリカちゃん、また明日ね......。」
「ホント嫌い!!みんな死んじゃえー!!」
「あはは、元気そうで何よりだー。」
"それじゃあ、みんな帰ろうか。"
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(お疲れ様ー!)
「はぁ...やっと終わった。目まぐるしい一日だったわ。」
「みんなで来るなんて....騒がしいったらありゃしない。」
*でも退屈はしなかったでしょ?*
「まぁ、それもそ....。」
「......え、フリスクくん!?」
*こんばんは。セリカ。*
「もしかしてずっとまってたの!?」
*ううん、帰る時に気になったからちょっと覗いてみたら、セリカが出てきたんだよ。*
「せ、先生は....。」
*先生は『セリカにちゃんと駅まで見送ってもらうんだよ』っていって先に帰ったよ。*
「もう、あの大人は....!人使いが荒いわね!」
「はぁ....。わかったわ、あなたのような子供をこんな夜中に放置しておかないもの。」
*ありがとう。*
「......」
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「......はぁ、ちょっといい?」
少し歩いたところでセリカが話しかけてきた。
*どうしたの?*
「その....昨日は言いすぎたかなって...。」
「あの時は、私も頭に血が登ってたって言うか...。」
「....でも、よくよく考えてみたら、あなたのような子供に八つ当たりするようなことでもないって...。」
*セリカ....。*
「だから改めて言わせて頂戴。」
「ごめんなさ______」
(タタタタッ!)
*「....!?」*
「何よ、あんたたち。」
「黒見セリカ...そしてフリスク...だな?」
「....カタカタヘルメット団?あんたたち、まだこの辺をうろついてんの?」
「今大事な話を邪魔されて、虫の居所が悪いの。残念だけど手加減せずにボコボコにしてやるわ。」
*僕たちに危害を加えるなら容赦は____*
(ダダダダダダッ!)
*うわっ!*
「くっ、ううっ!!」
(背後にも...!?この人達、最初から僕達を...)
「捕らえろ。」
(プシューーーーー!!)
「ッ!?フリスクくん危ない!」
ドドドドーン!!!
「ゲホッゲホッ!」
「うっ...セリカ、大丈夫!?」
....どうやら意識を失ってしまったらしい。
かという僕も限界が...
「ッ....。」
(ガタッ....)
"小鳥遊ホシノ"
STAT
ATK 140 (90)
DEF 130 (450)
アビドス高等学校所属3年生
いつも昼寝をしていてとても怠惰。
しかしその目の奥には何かを探し求めている様な感情がある
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