先生と対策委員会のみんなが戦闘に加わったおかげで戦況が一気に変わった。
ホシノが前に出て公開を受けてくれるし、ノノミやアヤネの後方からのサポートによって格段に動きやすい。
何より先生の指揮が的確で次にどのような行動をすればいいのかの最善策を伝えてくれる。
僕にはない能力だ。
最後に出てきたクルセイダーは彼女らの連携になすすべもなく爆散していった。
YOU WIN!
30EXPと350円を手に入れた!
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*.....ん?*
"どうかしたの?"
*い、いや何でもない。*
どういうことだ?
30EXPを手に入れたなら間違いなくLOVEは上がるはず....
いや、よくわからないけど今はとりあえず帰ろう.....
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「みなさん、お疲れ様です。」
「セリカちゃん、フリスクくん、怪我はない?」
「うん、私は大丈夫。見てよ。ピンピンして......。」
言葉とは裏腹にセリカの足元はぐらつき、遂には倒れてしまった。
かといって.....
*ご、ごめん.....僕もちょっと、限...か....。*
今までプレイヤーに操られていたから、特には気にしていなかったけれどもここにきて初めて「疲労」という概念が僕を襲った。
「セリカちゃん!フリスクくん!」
「私が___ほ____に_______」
ーーーーーーーーーーーーー
*......あれ。*
どれくらいたっただろうか、どこか見慣れた天井が目に入る。
辺りを見渡すとニューホームの自室のような場所だった。
*まだ、夢のようななのかな.....早く起きないと先生に迷惑かけちゃうかも....。*
そう思い、また目を瞑る。
しかし、いつまで経っても現実に戻ることはない。
*現実の僕はよほど疲れてるんだな....。まぁ、子供の体で無茶しすぎたかな。*
せめて起きるまでは昔の思い出に浸っていようと体を起こし、ベッドから降りる。
.....にしても本当にニューホームにそっくりだ。まぁ、あれだけほんもののナイフやロケットを取りに来たんだから、目に焼きつくのは当たり前か。
部屋を出て、リビングの方に目をやるお誰かがソファに座って本を読んでいる。
*あれは.....。*
僕とほとんど同じ背丈、緑色の服、そして見開かれている赤い瞳。
近寄り、声をかける。
*キャラ?*
*やぁ、フリスク。気分はどうだ?*
*悪くはないけど.....ここって...。*
*ここは私たちの記憶を元に、再現したニューホームだ。そして私たちのような意識体でしか入れない場所でもある。*
*どうしてそんなものを?*
*いつまでもあの何もない空間よりはマシだと思ってな。それにこうして私たち同士で誰にも邪魔されずに話せる。*
*それとLOVEがあがらなかったのは私の方にEXPがきたからだ。そういうふうに『変更』した。*
*だから、お前のLOVEは1のままだし、私は20から上がり続ける。*
*まって......それじゃあ、キャラは.....。*
*気にしないでいい。プレイヤーの虐殺を見た時から、もう感情なんて、捨てたも同然さ。*
*それでも...!*
*フリスク、今から言うことは注意ではなく、警告だ。*
*お前はその優しさ故に、全ての存在を真の意味で救いたいと思っている。*
*そして、その思いは実際に『ケツイ』の力によって実現された。*
*だが、ここではそうもいかないだろう。既に『ケツイ』ほどではないにしても、私たちを脅かすであろう『強大な力』も観測した。*
*それに頼みの綱である『ケツイ』も現在一部機能するかどうかわからない。*
*だから、その考えは放棄することをお勧めする。*
*......。*
*残念だけど、それはできないよ。*
*.....そうか、まぁそうだろうな。*
*ならフリスク、一つ私と約束をしてくれ。*
*これからは自分だけで解決せず、『先生』と私を頼れ。*
*それだけ約束してくれれば、もう私はそれについて何も言わない。*
*もちろん、それにもう君たちには頼ってるつもりだよ?*
*どうだろうな。*
そうやって話ているうちに段々と自分の体が透けているのが分かった。
*これは?*
*そろそろ目覚めの時間のようだな。*
*フリスク、くれぐれも無茶はしないように。*
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フリスクが現実に戻ったのを確認して一息つく。
*さて。*
目の前の本を閉じ、椅子から立ち上がり、ニューホームの地下へと向かう。
ニューホームの地下通路の真ん中に不自然としか言いようがない。鳥居が鎮座しており、その中へ入った。
すると、景色がガラリと変わり、まるで神社の本殿の中の様な景色に変わった。
*全く、こうも簡単に意識内に入られると尊厳が破壊されるな。*
「正確に言えば、意識内ではなく、其方が作った次元の中じゃからのう。」
「本当に意識内であれば、こうして妾が入れるわけがあるまい。」
*クズノハといったな。話の続きだ。教えて貰おうか。*
*『色彩』とやらの力を*
ちょっと短いけど許してちょ。
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