ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
そしてまた数日後、アニスは再びユフィ達を呼んで今度は外に集まらせた。
今度は一体何なんだろうと思っていると目の前には机と機材があるのを見るとではと
アニスはユフィ達に向けてこう言った。
「今日は快晴だから外でやるけど今回は授業では無くて実際に魔道具を
作ってみようと思いまーす!」
はーい拍手拍手と言うとユフィとベルはぱちぱちと少し大人しめであるが拍手すると
それではとアニスはある物を見せた。
「これは組み立てる前の保温ポット、まだ使えナイからよく見てみてね。」
アニスがそう言うとどれどれとユフィとベルはじっと観察しているとそれでは質問ですとアニスがそう言うとこう続けた。
「魔法を使うイメージを深めるために必要な物は何かな?」
そう聞くとユフィがこう答えた。
「詠唱・・・ですか?」
「正解!詠唱する事で魔力を食した精霊が使う人間がどういう風な魔法を使いたいのかを伝える為に必要なんだけど魔道具を作るに至ってはこれが重要なんだよ。」
アニスはそう言って保温ポットの台座を2人に見せるとそこには文字が刻まれていた。
「これには保温ポットはどう動くのか?どう動いてほしいのかを指示させるための
回路の様な物だよ、これには細工と加工の技術が問われるんだ。」
「文字を書くだけですよね?其れなのに何で加工までいるんですかアニス様??」
ベルがそう聞くとそれはねとアニスは精霊石を見せてこう言った。
「魔法石は媒体としては最も都合が良いんだ、勿論なくても出来るけどそうなると
火属性の魔法を使わなきゃいけないけど誰もが持っているわけじゃないから媒体としては
精霊石がうってつけなんだよ。」
「へえ、それじゃあ加工って一体何をですかアニス様?」
「先ずは文字だね、文字を刻むために溶かした精霊石に特殊な塗料を混ぜ込ませたり台座その物に精霊石を混ぜ込ませた合金とか・・・ユフィは知ってるでしょ?
無属性の魔石。」
「はいアニス様、使用用途は少ないですが確かあれは儀式に使われる奴ですよね?」
「そうその通り、まあぶっちゃけた話賑やかし程度でしか使わないから儀式のときに
砕くか魔力を注いでから砕いて粉状にして加工する魔力の回復薬」
「ポーションみたいなのですか?」
「まあそれに近いかな?滅茶苦茶不味くて一度飲んだけどもう二度と飲みたくないね
あれは!」
「アニス様、良薬は口に苦しと言います。あれは魔力を回復する事で戦闘時間を
継続させれる事から国でも重宝されておりますので不味いとは言ってはいけません。」
イリアがアニスに向けてそう言うがえええとぶつくさあれ不味いんだよねとかあんなの作るんならもっと味を良くするようにしてよねとか言っているとユフィがアニスに向けてこう言った。
「少し聞いた程度ですがこれは・・・加工に細工、ものすごく
手間がかかるのですね。」
「そうだよお、でも誰でも魔力があれば魔道具が使えるって証明されてるから便利だし職人の雇用だって拡大するから王国はますます繁栄するし何よりも手に職を持った経験は別の仕事でも生かされる!」
今のパレッティア王国は平穏無事であるがそれでも貧富の差がある、
実際に貧しくて明日の糧にも困ってしまうが全て救えるわけではないが
需要が高まれば供給も高まりやがてはもっと魔道具の開発を刻悪とすることで
広めると言う考え方があるのだがアニスは未だ時期尚早だと見ている。
本人にとって王位継承権とか政治闘争だとかが目に見えるがために・・・
面倒くさいんだよなとアニスは遠い目をしていた。
だがベルの方ではふぁああと・・・感心していた、アニスの言っていることが
正しければ自分の世界にも対応できると踏んだのだ。
自分の様に田舎から来た人間達ももしかしたらと思ってしまうのだ、自分達が
使っている冷蔵庫やキッチンなどの物資はファミリア管轄であるがそれを
誰でも造れると言う利点が発揮されれば・・・どれだけの人間が助かるんだろなあと
思っているのだ。
するとユフィはアニスに対して目を丸くするのを見てどうしましたですかとイリアが
ユフィに向けてそう聞くとユフィはこう答えた。
「いえ・・・アニス様が王族らしいことを言っていたのが驚いてしまって。」
「そうですね、普段は滅茶苦茶な事しかしませんから余計にですが・・・これが
現実なのですユフィリア様。」
「私マジで王族なんですけど!」
ユフィの言葉にアニスがツッコミを入れるとゴホンごほんと咳払いしてこう言った。
「と、とにかくだよ!平民雇用の中にはこういった細工師や鍛冶師が必要なんだけどパーツを順番に組み合わせること自体は子供でも出来る事だから幼いスラム街にいる
子供だって小遣い稼ぎで手伝えれるからね。それに時間だってそんなにかからないから
子供を持つ親だって少ない時間で出来るからパートとして勤務できるという利点・・・
つまりは稼ぎが出来るって事だね。」
「そうなりますと家族は安心して資金を手にして貧富の差が埋まりますね。」
そうだよおとアニスがそう言うとさてととアニスはベルとユフィとイリアに向けて
こう言った。
「それじゃあ・・・実戦の一つ!我が国が誇る国王も認めた一品をお見せします!」
次回へと続く。