ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
「アルディーネ・・・良い名前です!大切に致します!!」
ユフィがそう言うと・・・離宮からイリアが出てくるとアニスに向けてこう言った。
「アニス様、戻って来ていたのでしたら身嗜み位は整えて下さいませんか?
だらしないですよ??」
「ああ御免御免、ついね・・・気が逸っちゃって。」
「それは・・・ようございました。」
それを聞いて何時ものような表情・・・僅かで分かりにくいが口の端が
上がっているのを見て喜んでいるのが分かる、この2人の間には確かな親愛と信頼関係が
見えるとユフィがそう思っていると・・・何やらユフィが自身の胸に手を当てて
一体何なんだと思うような感じのユフィを見てベルがこう聞いた
「あの・・・どうしましたかユフィ様?」
そう聞くとええととユフィはベルに向けてこう答えた。
「いえ・・・その・・・何でもな」
「ユフィ、ちょっと頭貸して?」
そう言ってアニスがユフィの額に片方の手を置いてもう片方は自分の額に
手を当てるとこう言った。
「ちょっと熱っぽいよ!イリアもしかしたら風邪かもしんない!!」
「それは宜しくないですね、ベル。私はこれからお部屋のセッティングに入りますので
近くの水道から水を出してください、それと氷室から氷を出して下さい。氷室は
この間教えた場所にありますので。」
「はい行ってきます!」
そう言ってベルは・・・目にもとまらぬ速さで出て行くのを見ていやあとアニスは
それを見てこう呟いた。
「イコルだっけ?神様の力で多分潜在的力を発揮させれるって凄いねえ。」
「でしたらアニス様も如何ですか?」
強く成られますよと言うがいやあと言ってこう答えた。
「私確かに冒険者なんだけど自分の力だけで今あるからそんなに余計なの要らないね。」
「左様ですか。」
イリアがそう言うのを聞いて・・・えっとユフィはアニスに向けてこう聞いた。
「あの今ですけど・・・アニス様・・・冒険者って言いませんでしたか?」
ユフィがそう聞くとアニスはあっけらかんとこう答えた。
「うんそうだよお、然も金ランクで高位冒険者!いやあ今迄やりまくった
甲斐があったってもんだよお。」
それを聞いてユフィは・・・顔を真っ赤にしてこう答えた。
「何しているのですか貴方は!王女でありながらも何故冒険者しているのですか
危ないのですよ!!」
ユフィの言葉に対してアニスはこう答えた。
「いやさあ、あたしの魔道具作ったり開発資金を貯めるに近道なの
これしかなくてさあ。ほら魔物の素材は只で手に入るし『マナ・ブレイド』だって
性能実験出来る環境が幾らでもあるから。」
「そのおかげで冒険者の方々の間では『略奪姫(マローダー・プリンセス)』と
呼ばれていますが。」
「そうなんだよねえ、あたし一応偽名で登録しているはずなのに何でだろうねえ。」
解せぬと言うがそれはですねとアニスに向けてイリアがこう答えた。
「貴方が魔法を使えない事や『マナ・ブレイド』を武器化させたことなどは
評判でございます、それに工事現場の監督などで王族名義で良く出ておられますから
お顔は既に知られております。」
「ああそれでかあ・・・まあ良いけどね、あたしは何言われようとも
これだけは曲げる気無いから。」
そう言っているとさてととイリアはアニスに向けてこう言った。
「私はベッドのセッティングをしていきますのでユフィリア様をちゃんと
お連れしてくださいねアニス様?」
ちゃんと歩いてくださいよと念を押すかのように言うので分かってるよおと言うが
本当に分かっているのでしょうねえと思いながらイリアは其の儘すっ飛んで行ったのだ。
「ねえユフィ?」
「・・・何でございましょうかアニス様?」
ユフィがそう聞くとアニスはこう答えた。
「これからはさ・・・我儘になろうよ。」
「?」
何言ってるのですかと思っているがアニスは更にこう続けた。
「ユフィってさ、今迄我儘とか何かしたい事って・・・本当に自分の意思で・・・
家とか関係なく自分の為とかでやった事って一つもないよね?」
「それは・・・その・・・。」
「これからユフィには色々と私と魔道具とか理論とか色んなことを皆の前で言わなきゃいけなくなっちゃう、だけどさ・・・其れまでは楽しくやろうよ?自分が
今迄やってこなかったこと一杯一杯楽しんじゃおうよ!」
そう言うと・・・窓からイリアの声が聞こえた。
「アニス様、ベッドのセッティングが終わりましたのでどうぞ。」
そう言うと同時にベルが・・・氷と水を持って現れたのだ。
「アニス様、ユフィ様!氷と水を持ってきましたーー!!」
「ありがとうイリアーー!!ベル君ーー!!じゃあ行こうかユフィ!後で薬も
持ってくるから!!」
「ええと・・・アニス様!?」
ユフィは其の儘アニスに引っ張られながらも離宮に共に向かって行った、
我儘になって良いと父親やアニスから言われてもじゃあどうすれば良いのかと・・・
そう考えるユフィであった。
その後ユフィはアニスの手を握ったまま眠りについたのを見て恐らくは
今迄我慢し続けた弊害が今風邪となって現れたのであろうとイリアはそう思っていた。
次回は起床後から。