ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ?   作:caose

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 アニスが何故魔石を狙っているのかについて。


アニスの目的について。

「は・・・は・・・は・・・はくしょん!うううう・・・・風が当たると肌寒いなあ・・ユフィ、ベル君大丈夫か~~い?」

 アニスの言葉に先ずはベルがこう答えた。

 「は・・・はい大丈夫ですってうわわわ・・・すみませんこれに乗るとバランスが

難しくて。」

 「まあ初めて乗った奴だし私のぶっ壊した魔女箒を直しただけのやつだからねえ・・・

ユフィはどう?寒くない??」

 アニスがそう聞くとユフィは・・・落ちないようにしているのであろうアニスの腰を

力強くそして体を密着していたのだ。

 それを見てそれどころじゃないんだなあと思いながら高度を確かめた。

 初心者2人がいるので高度は何時もよりも下げているが黒の森迄は馬で行けば

半日は確実であり障害物等を楽々超える事が出来る事から重宝されるのだ。

 そしてベルの世界であるオラリオならば18層以降のダンジョンにおいては間違いなく

ダンジョン探索に必須となる事は間違いなかろう。

 するとユフィはアニスに向けてこう聞いた。

 「あのアニス様・・・一つ宜しいでしょうか?」

 「何かな?聞きたい事って??」

 アニスは何だろうなと思っているとユフィはこう聞いた。

 「アニス様が魔石を求める理由なんですが冒険者になっているのもそれが

理由なのでしょうか?」

 それを聞いてベルもそう言えばと思っていた。

 魔道具を使うのに必要なのは確か精霊石である事から採掘の為だけに冒険者になったとはとてもではないがそう思えないのだ、其れだけであるならば冒険者以外に

王族としての権限が使えるんじゃないかと思っているとアニスはこう答えた。

 「私が冒険者をしているのはね、まあ確かに魔石は大事なんだけどやっぱ素材が

必要なんだよねえ。魔学の研究ってお金がかかるんだよ、私単独だから国内では

認可されてなくて自分で稼いでるんだ・・・まあ魔石が欲しいってのが一番の理由だよ?

今の私の研究で一番熱中しているからね!」

 「魔石・・・ですか?」

 「そ、前にベル君の魔石を失敬して友達に解析させて貰ったんだけど私達の世界とは

全てが違っていたからねえ、そもそもだけど魔石って皆は何だと思う?」

 アニスがそう聞くと先ずはベルがこう答えた。

 「ええと・・・魔石はモンスターの核で・・・ギルドで換金してもらってます!」

 「魔石が魔物の核となっているのは私も知っております、ですがそれと素材との

関係とは?」

 一体何ですかとユフィがそう聞くとアニスはこう答えた。

 「一般的に魔石持ちの魔物が危険視されているのはね、魔石持ちは固有魔法が

使えるって事なんだけどじゃあ魔石はどうやって生まれると思う?そして何故魔石が

魔物にとっての核なのかを調べて分かった事があるんだ。」

 アニスがそう言うと彼女はこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「魔石って魔物の体内で変質した精霊石の亜種の様な物だって分かったんだ。」

 「な!魔石が精霊石の亜種とはどういう意味なのでしょうか!!」

 ユフィが驚いた声でそう言うとあのねとアニスはユフィに向けてこう答えた。

 「そう、魔石は魔物が精霊を取り込んで体内で変質した精霊石を生み出すことで

魔石持ちの魔物は固有魔法を持つことが出来るんだけど・・・ベル君が持ってた魔石は違ってたんだ。」

 アニスの言葉を聞いてどういう所ですかと聞くとアニスはベルに向けてこう答えた。

 「ベル君の持ってた魔石は元から魔物が魔法を使えるように出来てたんだ、

それも時間をかけずに簡単な奴だったって私の共同研究者が言ってたんだ。」

 「共同研究者ですか?どのようなお方なのですか?」

 ユフィがそう聞くとああそれねと言ってこう続けた。

 「ユフィはさ、ティルティ・クラーレットって人を知ってる?」

 アニスがそう聞くとユフィは顎を摩りながらこう答えた。

 「クラーレット・・・確か伯爵令嬢にそんなお方がいる事は聞いたことはあります、

ですがその・・・不穏な噂を耳にしたことが幾つかありますが・・・その彼女ですか?」

 「うんそうだよ!魔石とかの研究は彼女と一緒にやって気づいた事なんだけど・・・

どうも魔石持ちの魔物が固有魔法を使った場合媒体が必要があったんだよ。」

 「媒体・・・一体何なんですか?」

 ベルがそう聞くと・・・アニスはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「生きている生命体・・・例えば人間だよ。」

 「「!」」

 それを聞いて2人が目を見開いて驚くがアニスはあはははと言ってこう続けた。

 「臨床実験はちゃんとやったよ!大丈夫大丈夫!!技術を確立させたのは

私が冒険者としての活動した時期だったしね!?」

 「本当に貴方のしている事は・・・陛下の心中をお察し致します。」

 後ろでユフィが頭を抱えているのを見て溜息付いているがベルはアニスに向けて

こう聞いた。

 「魔石を人体にって・・・そんな事したら・・・危ないんじゃ!」

 「まあねえ、研究者からも駄目だしされたけどまあ何とかなっているしねえ。」

 良いんじゃないと言うが・・・ベルもまたある意味頭を抱えていたのだ。

 だけどねとアニスは2人に向けてこう言った。

 「魔石は其の魔物にとって存在していた証なんだよ、其れに感謝しつつ私が魔法使いになる為には必要な事だから・・・だからこそ必要なんだ。」

 まあ必死にやっている理由がこれ何だけどと言うが・・・ベルはアニスを見て

こう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(必死さか・・・僕にはあったのかな・・・必死になる理由が。)」




 次回はこれの続き。
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