ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
アニス達が上空にいる頃
「隊長!冒険者及び騎士団の配置終わりました!」
騎士団の隊員の一人が隊長に向けてそう言うとそうかと答えるが隊員に向けて
こう聞いた。
「王都から救援は?」
そう聞いてきたが隊員が首を横に振ったのを見てそうかといってこう思っていた。
「(援軍は間に合わず然もスタンピードの勢力はこれ迄の中で最多・・・ここを死地と覚悟すべきであろうな。)」
そう思いながら隊長は背後にいた騎士団と冒険者の混成部隊を見て・・・こう言った。
「これより我々はスタンピードのモンスターを相手取る!死を覚悟してここで
食い止めなければ奴らは王都を蹂躙するであろう!!武器を持つ者達ヨ今が
王都の興廃この1戦にありと覚悟せよ!?」
そう言うと剣を高く掲げて・・・こう言った。
「パレッティア王国に栄光あれ!」
そう言うと騎士団と冒険者も剣を高く掲げて・・・こう言った。
『『パレッティア王国に栄光あれ!!』』
ベルはアニスの言葉から自分の必死さとは何かを考えているとアニスは2人に向けて
こう続けた。
「ドラゴンは飛べる、其れはこの国にとっての一番驚異的な状況だよ。
飛行能力があるって事はつまりは地上での戦闘は無理だし戦える相手は私達みたいに魔学で造り上げた魔女箒で空を飛ぶか地上から圧倒的火力で撃ち落とすしか道はないけど
そう言う人たちはこの国にとっては宝なんだ、其れを失ってしまったら間違いなく
誰かが泣いてしまうだろうから・・・私は曲がりなりにも王女だから最低限の責任を
果たさなきゃいけないんだ。」
アニスの言葉を聞いてユフィはまさか死ぬ気なのですかと聞くとアニスは
其れにねと言ってこう続けた。
「魔法使いは誰かを笑顔にするためにいるんだ!だからこそ魔法を使う、私の魔法は
そう言う時に使うんだって分かってるから!」
アニスの言葉を聞いてベルはまるで英雄譚に出てくるアルゴノゥトみたいだと
思っていた。
道化と呼ばれながらも多くの人々を救いそして大勢の後の英雄達に笑顔を与えさせた・・たった一人の少女を助けると言う心から始まったそんな英雄譚を思い出しているとユフィはアニスに向けて・・・密着してこう言った。
「アニス様。」
「?」
「私にとって魔法とは使う事が当然でした、魔法を何の為に使う事なのかとか
考える事もなかった。・・・だからこそ言います、貴方の理想は・・・いいえその信念は
酷く眩しくそして輝いております!」
だからと言ってユフィはアニスに向けてこう言った。
「私ももっと先を見たいと思います、貴方と共にこの道を・・・その先を共に。」
そう言うとベルもこう続けた。
「ぼ・・・僕もですアニス様!」
「ベル君?」
「僕・・・今迄英雄になりたいとか言ってましたけど其れがどういったものに
なりたいのか考えたことありませんでした・・・それに必死になる理由が
見当たらなかったのに頑張ろうとか考えてましたけど・・・今なら言えます!」
そう言ってベルはアニスに向けて・・・こう言った。
「僕がなりたいのはアルゴノゥトの様に・・・アニス様の様に・・・誰かを
助けるために手を差し伸ばせれる英雄になりたいと思ってます!!」
その言葉を聞いてアニスは全くと言って・・・ユフィとベルに向けてこう言った。
「私に対してまあ色々と過大評価しまくってるようだけど・・・自分の道を
切り開くのは自分なんだ!だったら決められた道よりも自分が決めた道を突き進もうよ!なあにこれで死ぬわけじゃないんだ・・・ユフィ、ベル!私と一緒にこの道の先を
進もうよ!!ドラゴン何て前座扱いするくらいにさ!」
それを聞いてベルはドラゴンが前座扱い何ですかと白目向いているとユフィは頭を
抱えている様子でこう呟いた。
「それはそれで其の・・・頭が痛くなりますがそうですね。其れがアニス様にとってのこの道の先に向かう第一歩でしたら私も歩きます!助手としてこの道の果てへ!」
「(何だろう・・・普通なら止めなきゃいけないのにこの人とだったら・・・
この人達とだったら僕も前へ行けそうな気がする!)」
ベルはユフィの言葉を聞いてそしてアニスを見てそう思っていると・・・
爆炎らしき光景が見えた。
恐らくは既に接敵されたのであろう騎士団と冒険者がスタンピードのモンスターと
相手取っているのが分かるとアニスはユフィとベルに向けてこう言った。
「2人共・・・急ごう!もう始まってる!!」
「「ハイ!」」
地上では既に戦闘が始まっていた、スタンピードのモンスターの第一陣が
騎士団と冒険者連合と接触し戦闘が始まった。
グレイウルフの集団戦闘はキラーアントよりも厄介でヘルハウンドよりも
高い攻撃力を持って突撃していく。
キラーエイプは猿型の魔物でその俊敏はシルバーバックよりも小柄であり
ハードアーマードよりも硬い牙と爪で蹂躙した。
マンドレイクはその奇声に加えてその皮膚はライガーファングスの牙や爪すらも
寄せ付けないその表皮で突撃していった。
コカトリスは2つの頭部を持っている事から二重の攻撃が出来て其れだけではなく
その力はグリーンドラゴンと同格であると言う・・・ダンジョンよりもこっちの
冒険者の方が厄介じゃねと思いたいがこれらは全て・・・魔石持ちではないのだ。
そして魔石持ちのモンスターは・・・これ以上なのだ。
其の全てが中層下層以上で最悪は深層クラスがうじゃうじゃといる、
もしオラリオの冒険者たちがここにいれば間違いなくこう言うであろう。
ーーこここそ地獄だ。
そう言うであろうが其れがいないので間違いなく・・・狂気の状況となる。
そしてそんな中でも冒険者の一人が大型のモンスター・・・熊型のそれが冒険者の中で一部の新人が襲われているとベテランで教育係になっている冒険者が其の熊型と
相手取っていた。
ミノタウロス以上の其れに対してへへへと言いながらベテラン冒険者は
新人冒険者に向けてこう言った。
「何してんださっさと逃げろ!」
「け・・・けどリーダー!ここをやられたら・・・王都が!」
「分かってる!だから手前は逃げろ!!今回ばかりは相手が悪いんだからな!?」
「だ・・・だったらリーダーも!」
「へへ、逃げたとしても追いつかれて死んじまうだろうな・・・だから
まあ最後位は蛮勇見せてやるさ、どうせお前らが育てきったら引退しようと考えていたし何よりもこいつは人生の贐になるだろうな。」
「リーダー何言ってるんですか!長生きするのが冒険者の秘訣!『名声を惜しまず命を惜しめって!命があれば何度だって再起できる』って言ったくせに!」
「ああそうだな・・・だが俺がいれば冒険者達に波風当たらねえだろうよ!!俺の仇を討ちたいがためにそれを糧に生きるのもありじゃねえか?」
「そんなの・・・そんなのねえじゃねえすかリーダー!残っても引き際を
見極められないバカって言われて逃げりゃあ臆病者扱いじゃねえスカ!!何も
良いことねえのに・・・何で・・・?!」
新人冒険者がそう言って唇を噛み締めていると・・・ベテラン冒険者はこう続けた。
「それが冒険者ってもんだ、だから長く生きてチャンスを伺うんだよ!だからこそ命を惜しめって教わったんだろうが?」
「・・・リーダー・・・!」
「最後位はさ、かっこつけて良いじゃねえかよ?冒険者ってのはさ・・・
見栄っ張りなんだぜ。」
そう言うと新人冒険者が泣きそうになっていると・・・ベテラン冒険者は大声で
新人冒険者に向けてこう言った。
「さっさと行け!冒険者名乗るんなら自分で考えて動け!」
そう言うと同時に大型の熊型モンスターの其の爪を冒険者達に向けた瞬間に・・・
「どいたどいたどいたーーー!」
アニスがそのモンスター目がけてマナ・ブレイドで一刀両断した。
次回はアニス無双。