ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
アニスとユフィリア、ベルが互いにドラゴンの元に向かうとそこにいたのは・・・
ドラゴンの胸から胴体にかけて縦一文字に斬り裂かれていたのだ。
血が大地を濡らしてドラゴンが倒れ伏していた、その光景は現実とは言えない夢のような光景であった。
するとアニスはベルに肩を貸すような形で近寄ろうとするが・・・魔力を最大にした
影響で喉は焼けるカノ如き熱を持ち全身はくまなく痛みが迸っている。
だがアニスはドラゴンが今どんな状態なのかを確認しようと近寄るとドラゴンは
片目となった瞳で・・・左の眼でアニスとベルを見つけるとドラゴンは・・・喋ったのだ。
『見事だ・・・稀人に流人よ。』
「「!」」
その声を聴いてアニスとベルが互いに驚いているとアニスはドラゴンに対して
こう聞いた。
「今の声は・・・貴女が?」
そう聞くとドラゴンはこう答えた。
『如何にも、奇異なる稀人よ。其方に討たれるのならばそれもまた導きよ、
真に奇怪であったが其方の在り方は愉快の一言なりよ。』
そう言うと今度はドラゴンはベルに対してこう言った。
『そして流人よ、其方も勇敢であった。己を犠牲にしてでも得ようとするその
勝利に対する渇望にして己の弱さを乗り越えようとする信念に敬意を込めよう。』
「あの・・・突然モンスターが喋るとか初めてで・・・その、御免なさい。」
『何故謝る流人よ?貴様は勝者なのに何故??』
そう聞くとベルがこう言った。
「僕・・・モンスターが喋るとか初めてで・・・其れにその・・・貴方とは
分かりあえたんじゃないかと思ってて。」
「其れは私もだよベル君、あの時はこの国を守る事で頭が一杯で倒す事しか
考えてなかった。分かり合えたかもしれないと考えると自分が情けなくってね。」
そう言うがドラゴンは・・・その程度かと言ってこう続けた。
『それはお互い様だ、我とテ今際の際であるが故に言葉を選んだに過ぎん。
そして誇るが良い、稀人である其方がその身にして取り込んだ者共の
生命の欠片の様に。』
それを聞いてアニスはドラゴンに向けてこう聞いた。
「・・・そんな事も分かるの?」
「あのアニス様・・・今あのドラゴン何って?」
言いましたかと聞くとアニスはこう答えた。
「あのドラゴンは今迄私が造った魔薬の原料になった魔石の事だと思うけど・・・
そんな事迄分かるの!」
アニスがそう聞くとそうだとドラゴンがそう言うとこう続けた。
『お前程奇異なる稀人はそういないだろう。』
「あのさ・・・稀人って私に対して言うけど・・・どうして私の事をそう呼ぶの?」
そう言うとドラゴンはこう答えた。
『人と言うのは矮小な種でありながら己の魂で道を切り開く者だ、我の様な至りし者を討つ時折この世に現れる稀なる者よ。』
そしてとドラゴンはベルを見てこう言った。
『そして流人よ、我は長い間生きていた中で初めて見たぞ。まさか世界をも超える者がこの世におったとは我も驚きだ。』
「僕は・・・もっと貴方と言葉を交わしたかったです。」
「私もだよ、もっと貴方の事を知りたかった。」
ベルとアニスが互いにそう言うとドラゴンはこう答えた。
『いや、我らの間に於いて言葉など必要ない。其方たちが何を求めていたのかは
我は知らん、だがその先を予見する事位ならば容易い事。其方は今迄そうしてきたように我すらも喰らうのであろう?』
アニスに対してそう言ったドラゴンは今度はベルに目を向けてこう言った。
『そしてお前もだ、貴様はこれから先幾多もの試練が襲いかかるであろう。
時には人の悪意、時に我らすら理解できない天上からの者達の思惑に、だが恐れるな。
貴様が我の目を穿いた様に、数多の理不尽をその信念をもって打ち払いそして切り開け。我が体を自由に使え、貴様達は我に打ち勝ったのだ。この身は全てお前達の物だ、そして何れお前達は至るであろう。稀人である其方が喰らえば我もまた共に行こう・・・
予言するぞ、其方は何れドラゴンとなろう。』
「・・・私を恨もうとか思わないの?」
アニスが早期うとドラゴンは・・・高笑いしてこう答えた。
「くはははははははははははは!恨むか?恨むと来たか!真に愉快な者だな貴様は!!そして流人よ、貴様は我と分かり合えるかもと言ったが覚えておけ!例え言葉を
交わせようとも最後には戦う事になる結末がある事もまた然り!!我に傷を与えし稀人と流人よ、我はお前達の人生を『呪(いわ)おう』!そして
『呪(まじな)・(となえ)おう』!!我と言う存在を未来永劫その象徴を背負いそして足掻き続けるが良い!』
ドラゴンの言葉に2人はまるでぞわりと背筋が泡立つような寒気を感じたが2人は
ドラゴンの瞳がまるで・・・自分達に対してナニカを思うかのような
感じであったがために2人は互いに名乗った。
「私は『アニスフィア・ウィン・パレッティア』。貴方を殺して喰らう者。」
「僕は・・・僕の名前は『ベル・クラネル』、神ヘスティア・ファミリアの
眷属です!」
そう言うとドラゴンはアニスの名前を聞いて・・・大笑いしてこう言った。
『・・・パレッティア?・・・そうかそうかくはははははははははははは!あの精霊の愛し子の血族から稀人が生まれたとはこれは愉快愉快!!そして流人の中にありし
その感覚は神か・・・そうかそうかこれはこれは・・・片や皮肉な血族片や神の血を
刻まれているのかこれは面白い我を倒したのがコのような者達ならば・・・
ああ、アニスフィア、そしてベルよ・・・どうか・・・如何か・・・
・・・・・如何か『呪われておくれ』。」
ドラゴンがそう言うと同時に左目がギラリと妖しく輝いていた。
これからもちょくちょく書きます。