ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
オルファンスの怒号が部屋一帯に響くが当たり前だ、何せドラゴンともなれば
その利用価値は絶大だ、硬い皮膚に鋭い爪、高い飛行能力を持つ翼に牙、そしてドラゴンの魔法の根源ともいえる魔石は国宝級の者。
本来ならば独占など許されるものではないがアニスはオルファンスに対して
所有権の行使をするのに対してオルファンスはこう続けた。
「あれが国にとってどれだけの価値になるのかお前には分からぬのか!」
「全部とは言いませんから!少なくとも魔石は渡せません!!」
「論外レベルだ戯け!あの魔石には一体どれ程の魔力が備わっているのか
分からんのだぞ!!幾ら貴様の魔学の為とはいえ限度があるわい!?」
オルファンスからすればドラゴンの魔石は加工次第では間違いなく国宝になる物を
一体何に利用する気だと問い詰めようとすると・・・アニスはオルファンスに対して
こう答えた。
「あれは私とベル君に託された物です!ドラゴンから託されたからあれは
私とベル君の物です!!」
「・・・何託された?お前とベル・クラネルに??・・・ドラゴンがか?」
「はいそうです!」
アニスの言葉を聞いてオルファンスはマジかと言う目をして更にこう続けた。
「だからせめて魔石だけでも・・・私とベル君に魔石だけでも宜しく
お願いしたいのです!」
「・・・待て待て待てアニスよ!お前は・・・いやお前達はドラゴンと
対話したと言うのか!?」
「あれは・・・独り言では無かったのですか・・・ベル・クラネル・・・
貴方の言ってたことは真実だったのですね?」
「ああはいって・・・まさか信じてなかったんですかユフィリア様!?」
「すみません・・・余りにも非現実的なものでしたから。」
「そ・・・そんなあ。」
ベルはそれを聞いて落ち込んでいるがまあ仕方ないだろう、ドラゴン・・・幾ら人を
遥かに超えるかのような存在だと思っていたがまさかそれほどなのかと思っているが
アニスの言葉を聞いて真実だったんだなと考えているとアニスは多分だけどと
ユフィリアに対してこう答えた。
「ドラゴンと対話できたのはあれと戦って傷を付けたベル君と倒した私に
声を掛けたんだと思っているんだ、信じる信じないはどっちでも構わないし独断専行した罰は私だけが受けます。ユフィとベルは私に着いて行っただけで関係ないですから・・・だからせめて魔石だけでも譲ってください!」
アニスはそう言ってオルファンスに対して頭を下げるとオルファンスはユフィとベルを見回して・・・はあと溜息付いてこう言った。
「全く貴様は・・・次から次へと厄介事を出してくれる・・・分かった、
魔石については私が融通を利かすように掛け合おう。だがお前達についてはてさて
どうするべきか。」
オルファンスはそう言って今後の事を考えていた、何せアニスとベルはドラゴンと
やり合った数少ない生き証人。
その存在は正に貴重であり王国からすれば英雄となるであろう存在なのだが
アニスは無断で出撃、ベルに至っては戸籍が無い事から恩賞の付け方を慎重にしなければいけない中どうするべきか考えていると・・・グランツがオルファンスに対して
こう言った。
「陛下、一つ宜しいでしょうか?」
「何だグランツよ?何か妙案でもあるのか??」
それを聞いてええとグランツはそう言うとこう続けた。
「現在ドラゴン討伐に対してですが国民に隠し通すことは出来ない状況と
なっております、ドラゴン討伐に対してその片目を屠りアニス様の戦いに貢献してくれたベル・クラネルと直接討伐貢献してくれたアニスフィア王女殿下である事から
この状況の中アニスフィア王女殿下の独断専行を咎めて罰を与えれば民の反感に
繋がりかねません、ですがかといって御咎めなしともなれば王族びいきと言われて貴族の反感を買う事となりどっちにしても不穏な状況となりましょう。」
「うむそうだ、全くこの馬鹿娘め・・・儂に色々と無理難題背負わせるような事
しおってからに。」
オルファンスはそう言いながらアニスを睨んでいるとアニスはうへと呟いて
戦々恐々としている中グランツはこう提案した。
「そこでです、今回のアニスフィア王女殿下の独断専行はユフィリアへの功績に
繋げたいと言う焦りとするのは如何でございましょう?」
「・・・お父様今何を仰っておられるのですか?」
ユフィリアはそれを聞いて目を大きく見開いて驚いている中グランツは更に
こう続けた。
「既に行動を起こしてしまった以上は仕方ありません、アルガルド王子殿下の
思惑を潰し更に言えばそれよりも年下の少年も連れ立っての行動ともなればユフィリアの名誉回復で真っ向対決もあり得ましょう。ですので・・・。」
「貴様の家がアニスの後ろ盾になると言うのか?」
オルファンスがそう言うとそう言えばとオルファンスはグランツに対してこう聞いた。
「貴様は軍閥だ、アニスはそう言う連中からは好かれておるし好意的なものも国内には所属関係なく多いからな。其れが所以か?」
「はい、私が後ろ盾となって王家とアニスフィア王女殿下への感謝とすると
いうのです。」
「あの・・・私政治的なものは面倒事と言う観点で巻き込まれるのは」
アニスがそう言うとグランツはこう答えた。
「今回は悪目立ちにも程がありますので諦めて下さい。」
「そ・・・そんなあああああああああああああああ!」
嘘だあああと言わんばかりに悲鳴をアゲルアニスであった。
続きます。