ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
この日アニスはユフィ、イリア、ベルと共に馬車にてある場所に向かって行ってた。
アニス、ユフィ、イリアは内部にて、ベルは行者と共に外にてある場所に
向かって行ってた。
「アニス様、一つ宜しいでしょうか?」
「?、何ユフィ??」
アニスがそう言うとイリアはアニスに対してこう聞いた。
「私たちは今何処に向かっているのでしょうか?」
そう聞くとああそれねとアニスはユフィに対してこう聞いた。
「ああ、今日はティルティの所に行くんだよ。」
「ティルティ?・・・どのようなお方なのでしょうか?」
ユフィがそう聞くとアニスは言い淀むようにこう答えた。
「何と言うかさ・・・ちょっと説明が難しくて・・・悪友か腐れ縁の友人・・・かな?」
「・・・・・?」
ユフィは一体誰なんだと思って居るとイリアが咳を一回してこう言った。
「ユフィリア様は『クラーレット』侯爵の事をご存じでしょうか?」
それを聞いてユフィはこう答えた。
「『クラーレット』侯爵・・・御高名はお伺いいたしております、国内の
食料自給率向上に貢献しその広大な領地から作り出された食料を飢饉で苦しんでいる
民や貴族に分け与えてその影響力から『食料の番人』と呼ばれている事位でしたら。」
「その通りです、そしてティルティ様は『クラーレット』侯爵の長女でございます。」
「長女・・・まさかあの引き籠り令嬢でその残虐無比な性格と加虐性から離れに
封じられているというあの?!」
「そうそうそのティルティだよ。」
「因みにですが件の噂は真なんですか?」
ユフィはアニスに対して眉を潜め乍ら問いかけていた、貴族界隈の噂は無論
尾ひれ背びれが付く中でどれだけの真実が埋もれているのかを確認するだけの知識と
思考力を持たなければならないのだ。
だがその噂は・・・間違いなく過激なのだ。
①使用人や気に入らない相手に向けて魔法を使う
②血を見る事が好きな令嬢
③それらによって離れに幽閉されている
④社交界にも顔を出さない
このような例が幾つもあり更に言えば今でも幽閉されている別邸にて
残虐非道な行為をしているんじゃないかと言う噂が後を絶えない。
「ああそれね、懐かしいねえ。私も初めて会った時は問答無用で攻撃されたり
殺されかけたよ。」
「殺され・・・!?」
ユフィはアニスの言葉を聞いて絶句したかのような表情をしているとアニスは
慌ててこう言った。
「昔の話だって!其れにその時は理由だってあるし其れが分かったうえで
接触したんだけど今は只の引き籠りなんだよ。ああそれとだけど血を見るのが好きだとか使用人に対して魔法を使ったりとかはあれ嘘だしまあ・・・ちょっと・・・
ちょ~~っとだけど変な所があるんだけど・・・まあ合えば分かるよ。」
「・・・何故そんな相手と会おうとされるのでしょうかアニス様。」
ユフィはアニスに対してそう聞くとイリアがこう答えた。
「ティルティ・クラーレット様は姫様の開発した魔薬の共同研究者何です。」
「魔薬・・・あれの共同開発者?!」
ユフィはアニスが飲んだところを見たことがある為あの魔薬がどれだけ危険な
代物なのかと分かっているからこそあれの共同研究者がそのティルティだとは考えも
付かなかったからだ。
「そう言う事、今回ドラゴンの魔石とか色々と手に入ったからね。ソレデ新しい事を
試したくなったから折角だしユフィとも顔を合わせて欲しかったんだ。」
「・・・危険は無いのですか?」
アニスに対してユフィがそう聞くとアニスはまあ大丈夫でしょと言うとイリアが
更にこう付け加えた。
「以前にお話したと思いますが魔力と魂のバランスが不安定になると異常を引き起こし体や精神が病んでしまうと言った事を覚えてますか?」
「え・・・ええ覚えていますと言うかあんな唐突な理論を説明してくれましたので
今でも今でも一語一句・・・まさか『クラーレット』侯爵の長女は!」
「ええその通りです、ティルティ様はその症例のお一人でしたので診察する事が
始まりで今は魔法を使わなければ精神や肉体に異常は置きませんので今でも別邸に
籠っております。」
「まあ頼りにはなるんだけど人格に問題」
「用は姫様の同類です。」
「イリア何その説明酷くない!」
「ああ・・・成程そう言う事ですか。」
「然もなんか納得されちゃってるし!」
其の後も何やら馬車の中でギャーギャーアニスは抗議するが2人は内心
こう思っていた。
「「(五十歩百歩の違いでしかない。)」」
この一言に事尽きた。
アニス達が向かっているのは社交シーズンになると多くの貴族たちで賑わう
別邸エリアである中『クラーレット』侯爵家の別邸はその貴族街の外れにアル日当たりの悪い日陰の場所である。
鬱蒼とした薄気味悪さを醸し出すその館を見てユフィはここですかと思って居ると
アニスはベルに対してこう言った。
「ベル君もこっちに来なよ?今日はベル君にも用があるんだからんエ。」
「えっと・・・僕にでしょうか?」
それを聞いてアニスはうんと答えるとベルは一体何だろうと思って居るとアニスは
こう答えた。
「ベル君・・・その腕の傷を隠す方法が見つかったよ。」
次回はティルティと出会います。