ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
「僕の傷・・・ですか?」
ベルがそう聞くとそうだよとアニスはベルに対してこう続けた。
「今のベル君の右腕は完治にほど近いかも知れないけれどそれでも今の腕の状態だと
武器を使うのは無理そうだけど・・・あれを使えばもしかしたらッて事もあるし
私の研究成果もあるからそれを使う為に・・・ここに来たんだよ。」
そう言って門番に声をかけると現れたのは・・・人形の様な感じを持ち紫色の髪色も
相まって陰気な館と相まって不気味な感じがした。
「・・・ひぇ。」
ベルがそう呟くがアニスは知った様な感じで前に出るとメイドはアニスに対して
こう言った。
「王女殿下にイリア様、御無沙汰しております。それとそちらはマゼンタ公爵令嬢に
騎士公になられましたベル・クラネル様ですね?ようこそクラーレット侯爵家別邸へ。」
「あれ?そんなに久しぶりだったっけ??ティルティ元気している?」
そう聞くとメイドはこう答えた。
「ええ、元気でございます。其れでは・・・此方へどうぞ。」
そう言って表情一つ変えずにアニス達は屋敷の中にへと入って行った。
屋敷の内装は質素なもので内容次第では空虚さをも感じ取るがアニスはそんな事知らんと言わんばかりに歩くがユフィとベルは其れが不穏なようであちこちに視線を向けて・・・
ある場所に辿り着くとこう言った。
「こちらです・・・お嬢様、お客様をお連れ致しました。」
「・・・通しなさい。」
ドアの向こうから声が聞こえてきてメイドが扉を開くとその部屋から・・・
薬品の匂いが漂ってきた。
その匂いにユフィは顔に手を添えて眉を顰めるがアニスはその反応に対して
あははと苦笑いしながら部屋の中に入った。
部屋の中には幾つもの棚があり所狭しと様々な薬の材料が並べられており
机の上には資料や素材、薬の材料が乱雑した状態で置かれている中その机の傍に
一人の女性がそこにいた。
気怠そうに皴っていて陰気と言う言葉がよく似合う腰まで届く菫色の長髪と
黒い瞳、病的に白い肌、そして深紫色のドレスを身に纏った女性であった。
「ご無沙汰ね、この間の見たこともない魔石を持って来た時以来ね。」
「いやあ、相変わらず引き籠ってるねえティルティ。ちょっとは外に出て
太陽の光浴びれば?」
「あたしに死ねって言いたいの貴方?」
「日の光浴びて死んだらもうそれ悪魔じゃん?そんな程度じゃあ人間死なないし
それ以前に当たっておかないと体に悪いよ?」
「生憎だけど私の健康は日光に当たると崩れちゃうんだから、放って置いて
欲しいわ。」
ティルティの言葉にアニスはあははとにこやかに笑みを浮かべてそして・・・
大声でこう言った。
「この・・・陰険ジメジメ茸令嬢!」
「奇天烈王女のあんたにだけは言われたくないわよ。」
そう言う中あのとユフィがアニスの傍に寄って来るとあああんたがねと言うと
ティルティはこう言った。
「その子がマゼンタ公爵家の秘蔵っ子かしら?私と違って正真正銘の天才児。」
「そうだよ、ユフィリア・マゼンタ。私の可愛い助手と」
そういうとティルティはその近くにいるベルに目をむけるとティルティがこう言った。
「あんたが噂のねえ、意外に若いって言うか幼いわね。」
幾つなのと聞くとええととベルは暫くして・・・こう答えた。
「14・・・です。」
「若いじゃん、その年齢で騎士公になれるんだからちゃんとしてるじゃない。親は鼻が高いでしょうねえ。」
それを聞いてベルは顔を俯かせると其れを感じたティルティは御免と言った後に
それでとティルティはアニスに対してこう聞いた。
「ソレデ?私に一体何の用かしら??魔薬の調合だけだったらもうあなた一人でも
良いじゃないの?だけど従者に助手に騎士・・・目的は何なのかしら?」
そう聞くと今から話すねと言ってアニスはイリアに対して目配せをするとイリアは
机の開いたスペースに箱を置いてそして鍵を取り出して開けると
其処から出てきたのは・・・魔石であった。
「これはこの間手に入ることが出来たドラゴンの魔石の一部だよ。」
「・・・へえ、これがそうなの・・・もしかして今度はこいつで魔薬の調合かしら?
これ程の魔力があるんだからこれ迄よりも強い力手に入りそうね。まあその分反動は
でかそうだけどね。」
ティルティがそう聞くとアニスは違うよと首を横に振ってこう続けた。
「これを使って新しい技術を試したいんだ、だからその協力をしてもらいたいと
思ってるんだ。」
「新しい技術って・・・一体何する気よ?」
ティルティの言葉にアニスはどうしようかと思って居るとイリアはメイドの方に
目をむけるのを見たティルティは下がりなさいと言って下がらせると今度は何かを呟いて空中に魔法陣を形成させると其れが光となって霧散するとティルティは続けなさいと
言って来た。
それを聞いたアニスはありがとうと答えるとこう続けた。
「この間私たちはドラゴンと戦ったのを知ってるよね?」
「ええ、大立ち回りでそこの子も其れに貢献したって聞いたわ。」
「まあ倒したのは良いんだけど一つ面倒事があってね。」
「勿体ぶらずに言いなさいよ、私忙しいんだから。」
そういうとじゃあ答えるねと言うと・・・アニスは一息入れるとティルティに向かってこう言った。
「多分だけど私とベル君はドラゴンから知識を託されたんだと思う。」
次回はその意味。