ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
「それではこれよりアルガルドの突如とした婚約破棄についての報告会を執り行う、
尚ユフィリアこの議題に対して精神的な事を考慮して欠席である事は皆理解してほしい。」
オルファンスの言葉に全員がこくりと頷くとではと言って資料を手に取ると・・・
オルファンスを筆頭に全員が苦虫噛み潰したかのような表情をするのでベルは
ドウシマシタかと聞くとアニスはベルに対してこう言った。
「あのね、聞き取りを執り行ったら出た結果がこれはまた散々なんだよ。先ずユフィが
シアン男爵令嬢に対して嫌がらせをしていたのはユフィ本人じゃなくてその周囲にいた
連中なんだよねえ。」
「それって・・・ユフィリア全然悪くないじゃナイデスカ!」
「その通り!然も彼女たちは全員ユフィの意を受けてこのシアン男爵令嬢を
陥れようとしていたんだけどその解釈違いだね、ユフィからすれば相手が既に相手が
見つかってる殿方とそういう関係になるのは如何な事かって言う感じなんだけど其れを
取り巻きの子達は酷い連中でさ。ソレデユフィが向こうからの勘違いで
そうなったらしいんだけど・・・他の連中もまたまたどうして。」
そう言うと更にアニスはベルに対してこう続けた。
「ユフィはシアン男爵令嬢にも苦言を呈した事はあるけれど其れは完全に常識の範囲内、寧ろシアン男爵令嬢は貴族学院が¥に不慣れだって事もあって窘めなければならない状況になってるんだよねえ。」
「つまり・・・ユフィリア様は何もしていないという事ですよね?」
「そ、指示されたって言っているだけで明確な証拠は一つもない。言い張っているのは
主犯の令嬢、けど誰がどんな感じに嫌がらせを行ったのかは特定してないんだって。」
「あの・・・つまり其れは何も分からなかったって事じゃないんですか?」
「その通り!まあ正直な話シアン男爵令嬢が過剰に反応しているだけとかそういう風に言っている人もいるようだし本人が過剰反応しているかのどちらかだね。」
アニスはベルに対してそう言って今回の事を説明していると・・・グランツはその資料を読みながらこう言った。
「・・・舐められた話ですな、ユフィリアが我がマゼンタ公爵家の娘が他者を
陥れるためにそのような低俗な行いによって手を染めると思っている者達が
ここ迄多いとは・・・少々お灸を据えるべきでしょうか陛下?」
グランツの底冷えする程の平坦で・・・どろっとした黒く冷たい声色に
まあそうでしょうねとシルフィーヌはそう思って居るがオルファンスとアニスとベルは
互いにぞくりとしていた。
何せ自分の娘が何の罪もないが無いのにこの様な理不尽な事に巻き込まれて何もしない親が何処にいるという形である。
そんな暗い空気に対してゴホンごほんとオルファンスは少し咳をして場を
落ち着かせるとではと言って説明を続けた。
「最早誰の証言に対しても聞いたとして誰が信じようか、ユフィリアや
シアン男爵令嬢との間に距離を取っていた者達は比較的冷静な意見を
述べておられましたが問題は・・・シアン男爵令嬢の周りにいたアルガルドを中心とした有力子息達だ、調べればまたまあまあとんでもない奴らだ。近衛騎士団長の息子に
魔法省長官の息子、貴族も無視することが出来ない有力商会の息子・・・これだけ
並び立つと最早シアン男爵令嬢がスパイでハニートラップで誘惑しているんじゃないかと言いたい気分だわい。」
「その可能性も十分だわ貴方、けどもしそれが本当だとするならアルガルドの
人を見る目が圧倒的に欠けていると言われてもしアルガルドが国王になったとすれば
他国からすれば良い鴨でしょうね。」
そう言っているシルフィーヌは資料を読みながら頭を抱えているが同時に・・・
目を鋭くしてまるで獲物を捕らえようとする猛禽類の様な空気を感じたアニスは
哀れだねえと対象となった面々に対してアーメンと十字を切るがまあ自業自得だねと
思いながら続きを聞いた。
「・・・かといって当事者に近い者達に話を聞けばある者は全面的にユフィリアが
悪いと言う者とシアン男爵令嬢がユフィリアの不興を買うのが悪いと言うまた証言が
両極端だ。」
「・・・普通ここ迄証言が真っ二つになるってことありますか父上?」
「普通は無い、普通ならばもうちょっと分かれるがここ迄両極端になると
頭を悩ますぞ。そこで当事者であるシアン男爵令嬢とシアン男爵をこの城に
登城させるつもりだ、そして彼女の人となりを把握するためにお前達にも来てもらうぞ
アニス、ベル。」
「「ハイ!」」
それを聞いたアニスとベルは互いに頷くが其れとと言ってこう続けた。
「シアン男爵令嬢を取り調べした時なのだがどうも取り調べした者達は
シアン男爵令嬢に対して同情的な意見があってな。中にはユフィリアが
悪いんじゃないかと言う者もいるらしい。」
「・・・其れって可笑しくありませんか?その人達は理由を聞いて無いんですよね
父上?」
「ああ、その事で儂も気にはなっておる。然も全員が男性の為お前に立ちいって
貰うのだ。少し気を引き締めるように。」
それを聞いてアニスとベルはこくりと頷いてさてとと言ってアニスは立ち去ろうとする手前で待ちなさいとシルフィーヌはアニスとベルを止めるとシルフィーヌは
アニスに対してこう言った。
「アニス・・・他には何も無いのよね?」
次回はその意味。