【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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誤字脱字訂正いつもありがとうございます!

感想いつも楽しく読ませて頂いております。
お返事返せずすみませんが、もう少しお待ち下さいm(_ _)m


第十二話

だいぶ日も暮れてきたので、リジーズ・バーを後にした。

ジュディとは明後日会う約束をしたので、暫しの別れである。

とは言ったものの、メールでのやり取りは毎日それなりの頻度で行っているため、あまり離れている感じはしない。

 

金田バイクでエル・コヨーテ・コホに向かい、ペペから注文しておいた大量のトルティーヤやタコス、ポソレの入った密閉容器を受け取った。

ついでに、缶ジュースと瓶ビールも幾つか売ってもらう。

 

ちょうどガレージから戻ってきたらしいジャッキーと合流して、購入した大量の料理を持つのを手伝ってもらう。

袋に入れてもらっているとは言え、大柄なジャッキーと私の2人でやっとこさ抱えて、通りの反対側にあるグレンの自宅に向かった。

デイビッドにはすでに連絡してあって、目立つけどデラマンタクシーに乗ってこちらに向かってもらう事にしてある。

本人は、初めて乗れるデラマンタクシーにウッヒョイ言っていた。

気持ちはわかる。

 

レベッカにも、サポートとして一緒に仕事をする事になるジャッキーを紹介するので、こちらに来てもらうよう連絡を入れたら、もう既にグレンの自宅に上がり込んでいると言われた。

私が留守の間、お留守番をしているサーシャが招き入れたらしい。

一度帰宅して、メインに1日の予定を聞いたらしいのだが、ネットランナーが不在の状態で依頼を受けるのはリスクが高いという事で、暫くは動きようがないから私の家に厄介になるとの事。

普段は兄のピラルと一緒に、アパートの部屋に同居しているのだが、ピラルが暇すぎるという理由でエロBDでひたすらシコっているのが鬱陶しいらしい。

まぁ、確かに一日中汚い兄貴の喘ぎ声を聞かされたら、頭がおかしくなりそうなのは理解できる。

 

マリアナ海溝より深く同情した。

 

ともあれ、アパートの受付から台車を借りた事で、2人とも荷物から解放された。

そのままエレベーターに乗り、自分の階まで向かった。

台車はそのまま借りてて良いみたいで、一階に降りるときに返してもらえればいいそうだ。

 

エレベーターのフェンスが開くと、レベッカとサーシャがソファーに座って大型テレビで番組を観ており、お酒の瓶とニコーラの缶が幾つか転がっている。

それなりに長時間、2人でテレビを見て時間を潰していたようだ。

 

「んぁ、おかえり〜」

 

「こらこら、ゴミはちゃんとダストシュートに頼むよ。あと、銀河一美味しいお店でメキシコ料理買って来たから、テーブルの上を空けてね」

 

「へへっ、銀河一とはお袋が喜ぶねぇ」

 

「あ、知らない人じゃん」

 

サーシャは身を縮こませて、レベッカは相変わらずな感じでヒョコッとソファーから身を乗り出している。

ジャッキーは、いつも通りの人の良い笑みを浮かべて、右手をヒラヒラさせていた。

それを見てか、私と一緒にいるのを見てか、両者ともすぐに警戒を解いてくれた。

 

各々テーブルの上を片付けて、晩御飯を広げているとちょうどデイビッドも到着した。

全員が揃ったので、改めてジャッキーにみんなを紹介した。

最初はレベッカのちみっこさに驚いてはいたが、すぐに仲良くなってビールを飲み始めていた。

サーシャにも、落ち着いて話し掛けて打ち解けていたので、さすがコミュ力MAXのジャッキーだ。

デイビッドとは、一度会って少しだけ話しているので、2人とも気兼ねなく会話できているようだ。

 

デイビッドとサーシャについては、レベッカが姉御肌を見せて上手く仲介してくれているおかげで、問題もなさそうである。

コミュ力の高い人間が同じ空間に2人も居ると、こんなにも上手くいくもんなんだね。

大変助かります。

 

「さてさて、みんなある程度お互いの事はわかったかな?ジャッキー、どう?みんなとやっていけそう?」

 

「おう、こりゃ仕事で楽出来そうだな。みんな宜しく頼むぜ」

 

隣り合っているレベッカとデイビッドは、同時にグッドサインを出して息ぴったりだ。

サーシャは、一つ頷きを返した。

まだまだ人見知りな感じだが、慣れて来たらMVのような猫っぽい溌剌さを見せてくれるだろう。

期待して気長に待つのが吉と見た。

 

そのあとは、みんな各々好きな飲み物を持ってどんちゃん騒ぎ。

ジャッキーはテキーラ、レベッカは強炭酸ビール、デイビッドは未成年なので100%ぶどうジュース、サーシャはニコーラのビール割り、私はニコーラ・クラシックだ。

 

みんなが思い思いに飲み食いして居るのを、少し離れたキッチンの方にある丸椅子に座って、ニコーラをチビチビ飲みながら眺めていた。

エッジランナーズのキャラとジャッキーが一緒にいるって言う光景を見て、思わず涙が出そうになる。

まだそんなに時間も経ってないけど、少なくとも自分が行動して来た甲斐があったと思いたい。

みんなに隠れて、キロシの機能でこの光景を切り取った。

ここの場にはエッジランナーズのメンバーは

3人しか居ないけど、これは私が観たかった光景でもあるのだ。

好きな人達が笑っている姿を写真に残しておきたかったんだと思う。

全員必ず生き延びさせる。

そう堅く心に誓った。

 

改めて心に誓っていたら、レベッカが身体が小さい癖して、両手にビール瓶を握ってパカパカ飲むもんだからあっという間に出来上がってしまった。

おチビの酔っ払いは、ジャッキーという名のデカい酔っ払いに絡み出し、私は今日はアルコールを摂らない気で居たのに、テキーラのショットを飲まされて居る。

目の前に置かれたショットグラスを出された瞬間に、自動的に飲み干す。

もうこれで6杯目だ。

ジャッキーはまだまだ平気そう。

レベッカは、2杯目あたりから挙動がおかしくなって、デイビッドに抱き付いて猫みたいにスリスリしている。

唯一素面のデイビッドは、顔を赤くしてどうして良いのか分からないように、手をあっちこっちに振り回して助けを求めていた。

 

レベッカほどは飲んでないサーシャも、なんだかデイビッドの方に座る位置をにじり寄らせて居る。

お酒の所為なのか、年下の可愛いイケメン男子が気になって仕方がないようだ。

と言うか、絶対にレベッカの姿に当てられて居るだけのような気がするが、まぁ当人達の問題なので、デイビッドの助けを乞う縋るような目を見て見ぬ振りをする。

あぁ、デイビッドは今日で大人の漢になってしまうのか…

 

トンと置かれたショットグラスを飲み干す。

気付いたら10杯目だ。

そろそろ視界がグニャングニャンになると思っていたのだが、全然酔ってきた気がしない。

ジャッキーはもう顔面が真っ赤だ。

 

「ねぇ、まだ続ける気?」

 

「へへっ、まだ俺はイケるぜ…」

 

「いや、それは典型的なダメなパターンでしょ…」

 

11杯目をさらりと飲み込む。

うーん、肝臓までクロームにした覚えはないんだけどなぁ。

あ、状態異常にならないmodとか入れてたかな?

それで、毒状態にならないとか?

うーん、アルコールは一応毒物だしなぁ…

 

結局、14杯目でジャッキーは沈没した。

危ないので、トイレまで引っ張っていって簡単に酒を吐かせる。

床に寝かせるわけにもいかず、仕方がないのでソファーの端っこに横にさせた。

 

デイビッドを観ると真横にはモジモジしたサーシャが座っていて、膝の上にはレベッカがゴロニャンしながら、デイビッドの顔面全体にキスの雨を降らせている。

アニメと違って、随分と大胆だなぁと思っていたけど、目玉がグルングルンしていてとても正気じゃ無さそうだ。

 

飲んでいた強炭酸ビールの瓶の度数を確認すると、なんと驚異の25度!

一般的な焼酎と、同じくらいのアルコール度数があるビールって一体…

たぶん、これはきっとビール味の焼酎なんだろうな。

さすがナイトシティだ。

想像の斜め上を行く、奇抜な商品が沢山あって飽きない。

 

ついに、サーシャもデイビッドの服の裾を摘み始めた。

デイビッドは逃走を計った!

しかし、動けなくて逃げられない!

これはデイビッドの貞操が危険で危ない。

まだウブなせいで、レベッカを持ち上げて退かす事が思い付かないのか、はたまた出来ないようでジタバタしている。

 

「ネイト!見てないで助けてくれよ!」

 

「いやー、御口直しのニコーラは美味しいなぁ」

 

「めっちゃ棒読みじゃねぇか!!」

 

さて、そろそろ邪魔者は消えて、あとは若者達に任せますか。

そうと決まれば、老兵(20歳)はただ消え去るのみ。

泥酔ジャッキーをおんぶして、エレベーターに乗り込む。

 

「た、助けてっ!置いてかないで!」

 

「デイビッド…据え膳食わぬは男の恥って諺があってね。じゃ、そういう事だから。Adiós amigo☆」

 

エレベーターの扉がスーッと閉まって行った。

 

「うぉぉぉぉっ!!ふっざけんなぁぁぁぁ……!!!」

 

 

いやぁ、全国の思春期男子が夢見そうな光景でしたね。

大人としましては、とても介入する気にはなれませんね。

これは必要な犠牲なのだよ。

 

とりあえず、酔い潰れたジャッキーをエル・コヨーテ・コホに連れて行って、笑っているママ・ウェルズに引き渡したのち、H4メガビルディングに帰った。

前もって私たちと合流しているか伝えてあるか分からないが、あの状態だとたとえ母親からコールが掛かってきても、応答出来る勇気も余裕もないと思われるので、本人は今日帰れないことを伝えに行った。

今日は、外でギャング相手のオシゴトをしていないので、早めに帰宅できて居るだろうと言う予想の下、デイビッドの家のインターホンを鳴らす。

 

予想は当たったようで、疲れ果てて仮眠していたのか、寝ぼけ眼のグロリアさんが出てきた。

あまりの疲れからか、警戒が疎かになっているようで、インターホンのカメラで誰かを確認することさえしないで出て来たので、少しびっくりした。

 

「あ、あらネイトさん…」

 

インターホンを押した相手が私だと分かって、寝癖の跳ねるひっつめ髪を慌てて手櫛で整える。

ちょっと焦った感じのグロリアさんも魅力的だ。

 

「こんばんは、グロリアさん。デイビッドくんの事なんですが、今日はグレンの方で仲間達と泊まるそうですから、帰らなくても心配しないで下さい」

 

「あ、そんなわざわざすみません…」

 

「いえいえ、みんなで楽しそうにしていたので、どうせ帰るなら私が伝えたほうがいいかなと思いまして」

 

そうそう。3人でオタノシミかも知れませんからね。

嘘は言ってないね。

とても、貴女の息子さんの息子さんが(性的に)食べられちゃって居るかも知れませんが安心して下さいとは、口が裂けても言えないよ。

 

「それに、随分とお疲れのようですね…良いジャスミンティーがあるんですが、リラックス出来ますし、良かったら私の部屋で召し上がりませんか?」

 

「えっ?いや、そんな高価なものを頂けません…」

 

「1人でお茶を飲むのも寂しいですから、私を助けると思って是非是非」

 

「そ、そうですか…?」

 

「そうですよ。素敵な方と一緒にお茶が出来たら、これに勝るものは有りませんし、何より1人よりも2人の方が楽しいですから」

 

ずいっと近寄って、さりげなく手を握る。

すっとグロリアさんの頬に薄く紅が差したのを見逃さなかった。

鬼の居ぬ間のなんとやら…この機を逃す手はない。

ゆっくりと手を引いて、隣の自分の家に招き入れる。

 

「で、でも、私仕事から帰って来て着替えも何も出来てないですし…」

 

「大丈夫、大丈夫ですよ。お茶を飲んで愚痴を聞いたりするだけですからね…」

 

グロリアさんを椅子に座らせ、お茶請けを食べていてもらって居る間に、ウォーターサーバーから水を出して沸かす。

2072年の科学力はすごいもので、10秒くらいでお湯を沸騰させる事ができるのだ。

サンデヴィスタンを使って、その10秒の間にコップを二つとソーサーをテーブルの上に置き、ティーポットにティーバッグを入れて

1秒。

残りの9秒は普通に待つ。

ポットに沸騰直前のお湯を注ぎ、蓋をして蒸らしながらテーブルに移動した。

 

一瞬でテーブルの上にティーセット一式が出現して、グロリアさんは面を食らっている。

何でもないかのように振る舞い、ティーカップの中にゆっくりとジャスミンティーを注いだ。

本物のジャスミンティーなので、ふわっと自然な爽やかな香りが部屋に広がる。

きっと、このお茶がグロリアさんの心を溶かしてくれるだろう。

 

「とても良い香りですね」

 

「そうでしょう。日本に良いお茶屋さんがありましてね。私の好みもありますが、仕入れてみたんですよ」

 

「そうだったんですね…本当に良い香り…」

 

疲れている体に良いだろうと、角砂糖も勧めてみた。

私はそのままストレートで頂く。

全く渋味もなく、ほんのり爽やかでいてお茶の本来の旨味とほんの少しの苦味が舌の上を泳ぐ。

そのまま胃の腑に流し込むと、ホッと自然にため息が出た。

やっぱりお茶は良い。

 

ちらりとグロリアさんを伺うと、角砂糖を一つ落としたジャスミンティーを頑張って上品に飲もうとしていた。

 

普段からこういうのを飲み慣れていないと、なかなか綺麗に飲むのは難しいものだ。

 

「そう肩肘張らなくても大丈夫ですよ。私とグロリアさんの2人しか居ないんですから」

 

「すみません、私こう言うのに慣れていなくて…」

 

「良いんですよ。リラックスする為に淹れたんですから、飲みやすい飲み方で召し上がって下さい」

 

しばらく、お互いにお茶の香りを楽しみながら、お茶請けのクッキーを摘む。

ちなみに、ナイトシティで出回っている合成食材は一切使っていない。

ナイトシティの周辺は、4回に渡る企業戦争と、ジョニー・シルバーハンドのアラサカファックの熱核兵器使用の影響で、放射能汚染だけではなく重金属やら化学化合物によっても汚染されている。

バイオテクニカは、そう言った土を除染する技術を保有しているが、ナイトシティの食糧流通を握る為に街の周辺の土地は一切除染していない。

よって、ナイトシティの周辺は農業に全く適しておらず、荒野に生えているサボテンや植物は汚染され尽くしているので、たとえ食用に適した品種だったとしてもとても食べれたものではないだろう。

 

それでも、昔は建物の上で農作物を作る事が流行った時期があったようだが、高額で汚染されていない土をどこからか輸入して来て、無駄に高い植物の種を購入しなければならなかったので、大変費用対効果も劣悪だった。

しかも、建物の屋上に作った畑をビニールハウスの様に囲っておかなければ、風に乗って汚染物まみれの土埃が荒野からやって来て綺麗な土や作物を汚染してしまうし、鳥類駆除法以前だとカラスなどに食い荒らされたりしてしまった。

まぁ、時代なのか多少汚染されていても、みんな平気で食べたり売り買いしていたようだが…

結果、現在のナイトシティでは屋上菜園を含めて、農業はほとんど行われていないが、探したらまだどこかでやっている人も居るかもしれない。

 

そんな感じで、ナイトシティに流通している食糧の大半はバイオテクニカが卸していて、味を調整して化学合成されたペースト状のフードペースト食材と、それを使って作られた合成肉かワーム肉である。

野菜類は、まるで食品サンプルを作るかのようにしてフードペーストを加工してそれっぽい形に成形したなんちゃって野菜か、輸入した高い天然食材の2種類である。

それでも、まだ野菜はコーポの人間が高いお金を払ってでも食べるので、本物の牛肉豚肉に比べたらまだ値段も安く比較的流通量も多い。

天然野菜に関してだけは幾つかの会社が参入しており、各々品種改良した野菜で味を競い合っているらしい。

ただ、スーパーには置いておらず、上流階級向けの野菜専門店が存在していて、価格も貧困層の半月分の給料と同じくらいの値段がするので、中流階級の市民でもおいそれと口には出来なかったりする。

ちなみに、アラサカの連中は味にうるさい日系人が多いので、ナイトシティ支部勤めの日系人社員には、比較的野菜を買いやすくする為に野菜手当なんてものがあったりする。

沿岸部以外では農業が盛んに行われていて、庶民でも平気で野菜が食べれる日本のアラサカ社に勤めるのが、全アラサカ社員の野望の一つなんだとか。

アメリカでも、人口の少ないど田舎の方だとまだ地面で農作業が出来るところもあるそうだが、その面積は小さく新合衆国を賄うには全然足りてない状態が現状らしい。

きっと、山岡士郎やら海原雄山が居たら、この街だと1日も持たずに食べ物関連で死んでしまう事請け合いだ。

 

話が逸れたが、本物のクッキーに気後れするのか、グロリアさんの手が中々伸びないので、一つ取って口元に運んであげた。

そうしたら、遠慮がちに手から食べてくれたので、感触は悪く無さそうだ。

それから、仕事に対する不満やデイビッドに対する子育ての愚痴、将来の不安、アカデミーの費用の為の生活苦。

1人で抱え込んで欲しくないと、蚕の繭から糸を紡ぎ出すかのように少しずつ聞き出していく。

グロリアさんはなんと15歳でデイビッドを妊娠しており、16歳で出産。

当時3歳年上だった夫は、デイビッドが2歳の時に銃撃戦に巻き込まれて亡くなっているらしい。

そこから、女手一つでデイビッドをここまで育て上げたらしい。

本当はデイビッドの将来の事もあったし、まだ若すぎる未亡人だったので、再婚も考えたり恋をしたい事もあったようだが、ここはナイトシティである。

連子になる幼いデイビッドに暴力を振るったり、殺されたりする可能性が少しどころかかなりあったので、歯を食い縛って働いて来たと言う事だ。

その反動もあったのか、最後まで教育を受けることの出来なかった自分の事があったからなのか、デイビッドにはそう言う苦労をして欲しくないので、無理をしてでもアラサカアカデミーに通わせたらしい。

 

元アラサカのエリートコーポ()であった私から言わせると、ブラック企業体質でゲロ吐きながら仕事をして、一つ間違えたら全財産と支給インプラントの没収の上、着の身着のまま前後不覚の状態で放り出されるので、はっきり言って要領が良くなければ絶対におすすめできない。

重役の子息とアカデミーで仲良くなり、そこに上手くぶら下がって、コネを持ったまま入社出来ていれば或いは…と言う感じである。

私の場合は出自が特殊な事もあるので、全く参考にならない。

未だに何故穏便に退社出来たかわからないし…

ちなみに、財産も支給インプラントやクロームも没収されていなかった。

 

ゆっくり、グロリアさんのペースで話を聞いて行き、彼女の今までを肯定しながら励ましていたら、遂に泣き出してしまった。

実はグロリアさんのカップにだけブランデーをほんの1、2滴混ぜてあったのだが、それをお代わりの度にしていたので、蓄積して効き過ぎてしまったのだろうか。

ハンカチを渡して、おずおずと椅子をずらして横から背中を摩ってあげたら抱きつかれてしまった。

仕方ないので、こちらも抱きしめ返す。

レベッカがサーシャにしていたように、優しくゆっくり背中をトントンする。

 

「……どうして、ネイトさんはアタシ達親子にここまでよくしてくれるんですか?」

 

「それを聞くのは野暮って言うやつですよ。でもそうですね……ひたむきで家族想いで一生懸命な貴女の姿に一目惚れしたんですよ」

 

「ネイトさん…ずるいわ、そんな事言われたら…あたし……」

 

グロリアさんの顔が近付いてくる。

まだ、ナイトシティの夜は始まったばかりである。




やめて!アルコールの特殊能力で、酔っ払った勢いのままデイビッドを貪り食ったら、シラフに戻った時のレベッカとサーシャの精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、犯されないでデイビッド!
あんたが今ここでヤラレたら、あとから出てくるルーシーはどうなっちゃうの?
夜はまだ明けてない。ここを耐えれば、作者はまだ(展開的な意味で)助かるんだから!
次回、「デイビッド、死す」デュエルスタンバイ!!


ナイトシティの野菜事情も少し考えて描写してみました。

Vくんちゃんのライフパスについて

  • コーポ
  • ストリートキッド
  • ノーマッド
  • マックス・タック(ネタ枠)
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