【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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ありがとうございます!

仕事の繁忙期が続きますので、隔日更新から2日空いての更新になったりする事があると思いますが、ご了承ください。

尚、今回は少し展開が早いです。



第十四話

一旦、レベッカとも一緒にソファーで二度寝し、12時ごろになってからジャッキーにコールをすると、まだ二日酔い中で頭を抱えながら通話に出た。

サーシャは平気そうだったが、レベッカもジャッキー並みにしんどそうだったので、今日はそのまま休日になった。

明日は、元々ジュディの予定に付き合うことになっていたので、連休ということになった。

ジャッキー1人でも火力が足りないし、そもそもデイビッドとレベッカがどういう動きをするのかもわからないだろうから、無理に仕事をして怪我をしたりするよりは…という流れである。

損害は相手だけに押し付ける。

サイバーパンクの基本だ。

 

さて、時刻は12時ちょうど。

これからワトソンに物件の下見をしに行こうと思っていたら、ローグからメールが届いた。

どうやら、キーウィとルーシーの所在がわかったらしい。

ついでに、良い物件もピックアップしてくれていたので、そちらのデータチップも受け取りにアフターライフに向かう。

 

前回のジュディの時とは違い、やはり優秀なネットランナー相手には少し手間取っていたらしい。

まぁ、これは仕方ないだろう。

キーウィはかなり優秀な方だし、ルーシーは元々アラサカのディープダイブネットランナーで、そこから抜け出して今まで生き延びて来ているのだから、居場所を隠すのは得意なはずだ。

それは今の今まで、アラサカに見つかっていないのが証拠である。

見つかっていたら、機密を知っているルーシーを必ず拉致か抹殺しに来るはずだからだ。

謎の情報収集源があるローグとはいえ、こればかりは一週間や一ヶ月くらい平気で掛かると思っていた。

それでも丸一日で見つかれば、こちらとしたら御の字だ。

むしろ、良くやってくれましたと言いたい。

 

サクッとアフターライフまで出向き、ローグからデータチップを投げ渡される。

 

ルーシーの本名、ルキナ・クシナダという情報まで割れていて、日本人とポーランド人のハーフであるという情報まで書いてあった。

マジで、一体全体どんな手段で情報を抜いて来ているんだ?

意味がわからなすぎる。

 

キーウィに関しては本名こそ書いてなかったものの、いままでどんな仕事を受けて来たやら今ファラデーの情婦をやっているやらも書かれていた。

うーん、これファラデー破滅させたら、キーウィから恨み買うやつじゃないか?

一度破局する筈だから、そのタイミングでどうこうすれば大丈夫かなぁ。

 

下手に裏切られたら、当初のエッジランナーズを生存させるという大目標が頓挫してしまう恐れがある。

あの郊外のノース・オーク慰霊堂の片隅で、ぽつりとみんなと離されて埋葬されているのはやはり寂しいものがある。

ルーシー的には恩人でもあるが、心情と先に死んでいった仲間たちが許さないだろうと言う理由で、別のところに1人埋葬されたのだろう。

レベッカだったら、死んでもブチギレそうな気がする。

いや、案外笑って許しちゃうかな?

 

ルーシーはやっぱり、ジュディの隣の部屋に住んでいたみたいだ。

前回は、居留守を使われたか本当に出掛けていて留守だったんだろう。

キーウィはファラデーのところと、コーポプラザにある自宅とを行ったり来たりしているそうだ。

読み進めてみると、住所が私のコーポプラザの自宅から近い建物だった。

案外ご近所さんだったらしい。

 

「そして、これが物件のリストだ」

 

追加で渡されたデータチップには、10件ほどの物件の詳細が書いてあった。

どこそこの誰兵衛の持ち物件という事まで記載されているので、交渉の際に持ち主を探す手間が省けて、大変助かる。

 

「ちなみに、私のオススメは3件目さ」

 

どれどれ、3件目は……H10メガビルディングの自宅のすぐ側じゃん。

と言うか、ここヴィクターのリパーが地下にあるビルの左隣だった。

全四階建ての青色のビルで、一階にBD SHACKという名前のBD屋(いわゆるビデオ屋)が入っている。

希望はカブキだったが真隣のリトルチャイナなので、まぁ誤差の範囲だろう。

そして持ち主はなんとびっくり、ローグさんじゃありませんか。

 

「つまり、ご出資をご希望という事ですね?」

 

「そうだ、話が早いな。私を一枚噛ませろ」

 

ここで、ローグが出資者の1人になるのはメリットがデカ過ぎる。

まずは事業に箔がつくことだ。

この街のフィクサーの中でも、ローグの知名度と信頼度、そして歴は頭ひとつ分飛び抜けている。

だから、サイバーパンク達はこのアフターライフに出入り出来るようになることを夢見るのだ。

ローグから仕事を回してもらうということは、少なくとも一流に近いサイバーパンクの証明でもある。

 

次に、ローグが出資する事で、新しく開く病院がサイバーパンクに認知されるという事である。

連中は一般市民よりも、大怪我をするリスクが圧倒的に高い。

フィクサーに回ってくる依頼の大抵がイリーガルな依頼なので、ステルスで仕事を終えられるならまだしも、基本的にドンパチに発展してしまうのが大半である。

そもそも、撃ち合いにならないような依頼は、三流以下の連中に回されるかそもそも依頼がないことが多いので、腕に覚えのあるサイバーパンクは人から直接依頼を受ける事以外では、荷運び等の依頼は受けないのだ。

何故なら、ノーマッドの運転技術の様なその筋のスペシャリストというのが必ず居るので、重要な雑務依頼はそういう専門家に、普通の雑務依頼は二流三流にという棲み分けが出来ているからである。

みんな最初から一流ではなく、下積み時代があって苦労した経験があるので、なるべく新人やらの食い扶持を減らさない様にという暗黙の了解もあるそうだ。

 

そして、大怪我をするサイバーパンクが、無事に病院から退院する様を見れば、一般市民達も安心してくるようになるだろう。

治療費も人間が見るわけではないので、比較的良心価格にすれば大勢流れてくるはずだ。

最低コースだと生きて帰れるかわからず、それ以外のコースだと保険に入ってなければ数千〜数万エディを取られる。

それでも、一般市民はそう言ったコーポの藪病院に連れて行かれてしまうのだ。

安くて殺される心配がなければ、誰だってそっちで診てもらいたがるだろう。

あとは、向こうの病院だかコーポから手を出してくれば、大義名分の下にフロント藪病院を粉砕(物理)玉砕(相手が)大喝采(私が)出来て一石三鳥だ。

こんなに素晴らしい事はない。

今の私に、この申し出を断る理由は全く無い。

むしろ、今回このように向こうから言い出してくれた事に、感謝しなければならないだろう。

 

「それは私としても願ってもない申し出です。こちらこそ、よろしくお願いします」

 

「ほう、ずいぶん聞き分けがいいじゃないか。嫌いじゃないね。建物の売値は安くしてやるが、分かるな?」

 

「ええ、場所もよく知っていますから、ここで大丈夫です。それで、株式と売上両方の一割でいかがでしょうか。ここだけの話、デラマンとの事業展開はこれだけには収まらないので、その都度お声を掛けますから」

 

「…まぁ、それで良いだろうさ。せいぜい儲けさせてくれ」

 

「お任せください」

 

代金は50万エディとの事だったので、その場でニコニコ現金お支払いで書面を交わす。

繁華街の四階建てのビルが、多少古いとはいえ50万エディとは格安だ。

もちろんそのまま使うのではなく、リノベーションとかもするので、実際に稼働したら内装も外観もかなり変わるはずである。

それに、現入居者の追い出しという名の引っ越し斡旋もしてくれるそうだ。

費用は私持ちにするので、その手間を負担してもらえる事になった。

裏から面倒なやつが出て来たら、そこは連絡してもらって、私が出張るからと伝えた。

 

これでひとまず今回の要件は終わったので、一礼して踵を返そうとすると呼び止められた。

 

「あぁ、もう二つあるんだ。バイオテクニカの件はもう少し洗うのに時間が掛かる。それと、最近アンタの周りを嗅ぎ回っている連中がいる」

 

「なるほど…ご忠告ありがとうございます」

 

ローグがわざわざ言ってくる程だ。

多少面倒な連中なのかもしれない。

まぁ、来たら来たでやることは一つ。殺すだけだが。

 

アフターライフを辞してから、メインにコールをする。

数回で繋がった。

 

『ネイトか、どうした』

 

『あぁ、約束通り優秀なネットランナーのあてが見つかったよ。居場所込みでね』

 

『本当か?随分早いな』

 

『まぁ、お急ぎで探してもらったからね。アフターライフのローグさんに探してもらったから、情報の精度はかなり高いはずだよ』

 

アフターライフのローグという単語に、メインが明らかに驚いた表情をする。

まぁ、確かにサイバーパンクとすれば、ローグの名前は特別な意味を持つからな。

 

『それは驚いた。お前さん、もうアフターライフに出入りしてるのか』

 

『私は少し特別な理由があってね。それで、いつごろ直接会えるかな?』

 

『ふむ、明後日の夜はどうだ?』

 

今の所、明後日の夜は何も予定は入っていない。

それで了承した。

ナイトシティでは、メールのやり取りだとしても履歴が残ったり、無法地帯なのでネットランナーに遠隔地から漁られたりする可能性がある。

重要な情報の受け渡しは、結局手渡しや紙媒体の書類になってしまうのが、近未来になっても変わらなくて面白い。

やっぱり、紙媒体を金庫にぶち込んで、その金庫をアナログで隠しておくのが一番安全なんだよなぁ。

たとえ、やばいAIになってしまったオルト・カニンガムであったとしても、ネットに無いものは探せないのさ。

 

『場所は、前回も来てもらったグレンのアパートでも平気かい?』

 

『あぁ、そこで構わない。下に着いた時点で連絡をする』

 

『悪いね。じゃ、明後日の夜に』

 

そのままコールが切れた。

さて、これで一つ義理を果たした事になる。

お次は、デラマンに連絡を入れる。

用件は物件が決まったという内容だ。

すぐにこちらに向かうとの事だったので、直接リトルチャイナに来てもらう事にした。

私はアフターライフから歩いてすぐなので、そちらに向かう。

ゆっくり歩いて行くと、ちょうどデラマンタクシーも同じように建物の前に停まった。

車の横に立って、運転席の窓をコンコンと叩くと、パワーウィンドーが下がってデラマンの顔を映したパネルが立ち上がる。

 

「こんにちは、デラマン」

 

『お世話になっております。ネイト様、こちらの物件でしょうか』

 

「そう。ごめんね、断りもなく先に決めちゃって」

 

『いえ、構いません。私には、物件の良し悪しと言うものが上手く理解出来ませんので』

 

うーん、確かにデラマンの本社にゲームで入った時も、車両の整備工場がメインを占めていて、それ以外の部屋は車両AIの制御センターだけだったしなぁ。

人間が使う事を考慮していなければ、居住性なんて必要ないし。

まぁ、病院はそういうわけにはいかないので、そこはきっちり監修するつもりである。

 

「助かるよ。建物の費用は50万エディで、これからリノベーションもしないといけないから、もう少し時間とお金は掛かりそうだね。そっちの準備は進んでる?」

 

相変わらずアルカイックスマイルのデラマンが、はっきりと頷いて肯定を示す。

 

『はい、こちらの準備はほとんど終了しております。あとはネイト様の完了を待つ段階です』

 

「流石デラマンだね。仕事が早い!こちらもなるべく急ぎで仕事を済ませるようにするよ」

 

『よろしくお願い致します』

 

そのあと、デラマンに一つ二つお願い事をしてからその場を別れた。

私にはまだやる事があるので、その足でジグジグ・ストリートのパチンコ屋に向かう。

狭い店内には左右にパチンコ台が数台ずつ並んでおり、真昼間から数人のパチカスが一喜一憂して騒いでいる。

女性店員が1人いる受付を通り過ぎて、昭和チックなガラス製の珠暖簾のさらに奥に向かう。

奥の部屋の前に、大柄な力士みたいなタイガー・クロウズのオオゼキが1人立っており、私の行く手を阻んだ。

退く気配がないので、ジッと目を見てやると冷や汗を掻きながらスッと横にズレた。

ビビって退くくらいなら、最初から立ち塞がるんじゃないよ。

 

「こんにちは、顔を合わせては初めてお会いしますね。ワカコさん」

 

この部屋の主、ワカコ・オカダに会いに来たのだ。

当の本人は、刺青の入った足を組んで、打掛のような服を纏っている。

 

「…なんや、誰か来たと思うたらネイトやないの。今日はどないしたんや」

 

「ええ、ちょっと紹介してほしい業種の人がいまして。どうせやってもらうなら、地元の人がいいかなと」

 

「業種?話がよう見えんのやけど、出すもん出してもらえるんやったら、ええよ」

 

「ええ、勿論ですとも。それでですね、リトルチャイナにちょっとしたビルを一棟買ったので、リノベーションをしたいんですよ。タイガー・クロウズの息が掛かっていても問題ありませんので、ちゃんと仕事をしてくれる業者を紹介してほしいんです」

 

「ビルを買うた?リトルチャイナに?それは景気のええ話やなぁ。まぁええよ、私の知り合いにきっちりと仕事をやり遂げる、腕のええ職人がおるんや。紹介したる」

 

「いやー、大変助かります」

 

頭を60度下げる。

礼儀を払うべき人には、きちっと払う。

お金もきっちり払う。

ワカコさんに仲介手数料として3千エディ支払った。

多過ぎると言われたけど、前回の引け目もあったので強引に受け取ってもらった。

 

「しかし、ここの用心棒大丈夫なんですか?私と目があったら、すぐに退きましたよ」

 

先ほどから、私の様子が気になって仕方ないようで、部屋の中をチラチラと覗いているオオゼキを振り返って見る。

目が合うと、ビクッとして慌てて前を向いた。

その様子をみて、ワカコさんも頭を抱えている。

だよなぁ、こんな用心棒不安で仕方ないだろう。

 

「あんなぁネイト、アンタのせいやで」

 

「えぇ?私のせいですか?」

 

「そうや、胸に手ぇ当ててよう考えてみい。アンタァ、ナイトシティでなにして商売しとった?」

 

「商売…?うーん、NCPDからの依頼を受けてましたね」

 

「…それだけやないやろ?そこいらを歩いとったギャングを襲っとったやろぅ。1日で何人も」

 

あー、確かにいいお小遣い稼ぎになってましたねぇ。

それで、ワカコさんからお怒りコールが直接掛かって来たのが、ワカコさんとの初会話だったのをすっかり忘れていたよ。

いやほら、自分が今まで食べたご飯の杯数なんて一々数えないのと一緒だよね。

 

「あぁ、確かにお仕事の一環ですね」

 

「そんな言えるんわ、アンタだけやろうな…ほんで、タイガー・クロウズではアンタの顔写真配りはってな?この顔見たら、すぐに逃げなさい言う事になってるんや」

 

はぇー、指名手配じゃなくて指名逃走だったのかぁ。

道理で、最近バイクに乗った珍走団やらも私の目の届く範囲に現れなくなったのかぁ。

これじゃあ商売あがったりだよ。

まぁ、近寄ってこないなら、私の方から探しにいけばいいだけの話なんだけどもね。

ギャングの数だけ飯の種が尽きないって、素晴らしいよね。

NCPDの上層部もギャングとズブズブだから、私が幾らギャングをダルマにしても、すぐ釈放されるシステムなので、これは市の財源が尽きるまで無限に稼げるボーナスステージなのだ。

 

「なるほど〜、つまり、彼は私にダルマにされるんじゃないかと心配してるわけですね」

 

「早い話がそう言うことやなぁ」

 

悲しいなぁ…

プルプル、私悪いサイボーグじゃないよ!

 

あまりにも、用心棒のオオゼキがビクつくものだから、少しだけかわいそうになってこの場をお暇する事にした。

ワカコさんに住所を教えたので、明日には職人さんが来てくれるらしい。

ローグからも、入居者が無事に明日までの退去に同意してくれたらしい。

先方の引越し費用とその人手に10万エディ追加でかかったとの事なので、その場ですぐ送金する。

あぁ、ブードゥーボーイズからの慰謝料はあっという間に無くなってしまった…

また、どこかに慰謝料転がってないかなぁ。

 

などと考えていたのが悪かったのか、突然猛スピードでトラックが突っ込んできた。

もちろん、私の視野角は重瞳のおかげで非常に広く、焦点の合う範囲は視界全体なので、多少よそ見をしていてもすぐに気付いた。

ピョンピョンと無限ジャンプで空中に逃げてやると、そのまま歩行者と信号待ちで停車していたの車数台を巻き込んで、建物の一階に突っ込んだ。

ちょうどその突っ込んだ先が、残念な事にタイガー・クロウズが屯している飲食店で、身体から血を流してブチギレてるギャング達がゾロゾロ出てきた。

 

もちろん、トラックを運転していた奴が引き摺り下ろされて、袋叩きにされていた。

まぁ、私目掛けて突っ込んできたのはわかっているので、助ける気なんてさらさら起きない。

そう思っていると、軍用車が数台走ってきて、箱乗りしたシックス・ストリートがこちらとタイガー・クロウズのチンピラ達に向けて銃撃を加えてきた。

私の方はすぐにエラッタで銃弾を撃ち返して、数人の脳天に穴ボコを開けて返り討ちにしたが、運転手を囲んで棒で叩くのに精を出していたチンピラ達は、当然のように反応に遅れて蜂の巣にされる。

 

シナプス加速機で、軍用車達の前輪をブーリャ COMRADE’S HAMMERを使って次々にぶち抜いて行く。

シナプス加速機が終了する瞬間に、今度はケレズニコフで加速して、逃げられないようにエンジンも丁寧に破壊してやった。

数発体に当たるが、服の防弾繊維とディフェンジコフの効果、外皮系クロームのおかげで弾丸の方が砕け散った。

 

カタナで斬り掛かるならサンデヴィスタンなのだが、相手全員がまだ車内にいるのでまだ温存した。

 

車両のエンジンが破壊されたので、生き残っているシックス・ストリートがゾロゾロと車外に出て来ては、まだ生きているタイガー・クロウズと通行人に向けて銃を乱射し始める。

ちょうど後ろ側に数人の子供やらサラリーマンやらの通行人が固まっていたので、避けずにエラッタで全て弾き返して行く。

こちらを向いている敵を少し減らしたのを確認してから、改めてサンデヴィスタンを発動させて踊り掛かった。

 

軍用車はそこそこ乗れるので、5台の車から30人くらいが降りて銃撃をしていた。

そのうちの五人は、さっきの銃弾返しで始末している。

うまく、軍用車の分厚い防弾ドアやらを盾にして、遮蔽物を作って隠れながら銃撃している陣地に乗り込んで、最後尾からダルマにして行く。

こいつらには聞かなきゃいけない事があるんでね。

 

サンデヴィスタンの効果が終わっても、ミリテク〝アポジー〟の効果ですぐに再稼働させる。

3回の連続稼働の末、全員の手足を切り飛ばす事に成功した。

それから、そのうちの1人を首を掴んで持ち上げる。

 

「お前、誰を狙って来たんだい?タイガー・クロウズかい?」

 

「くっ……はぁはぁ…お前だ馬鹿野郎…」

 

「へぇ、そうなんだ。嬉しいねぇ。ちょうど私もお金が減って悲しかったんだよ。君たちから来てくれるなんて、嬉しいねぇ」

 

「お前は終わりだ!!化け物め!!」

 

「化け物…?違うね。私は悪魔だよ」

 

もうこいつに用はない。

向こう側にいて、銃撃から隠れていたタイガー・クロウズの構成員を呼び出す。

それから、ダルマにしたシックス・ストリートのバカ共を次々に横断歩道の方に投げてよこした。

 

「そいつら欲しい?」

 

「……お前はネイトだなコラ。こいつらを渡してくれるのかコラ」

 

「あぁ、煮るなり焼くなり好きにして良いよ。どうやら君たちにも喧嘩を売りに来たみたいだからね」

 

「なるほどなぁ」

 

まだ怪我をしても立ち上がれたり、上手く逃げれたタイガー・クロウズのチンピラ達が次々に現れて、ダルマにされた25人のシックス・ストリートを囲み始める。

まぁ、あとは好きにしてくれるでしょう。

視界の端に、2万エディがNCPDから振り込まれたのを確認して、私は次の目的地に向かって歩き始めた。




アンケートにたくさんのご参加ありがとうございました!
511人の方からご投票を頂きました。
民主主義的多数決の結果、Vくんちゃんのライフパスはコーポとなりました。
マックスタックにもかなりの投票をしていただいたので、せっかくですからもしマックスタックのライフパスだった場合のVが、ジョニーと出会う流れをここで簡単にご説明したいと思います。

V(マックスタック)「お、このサイバーサイコ、めっちゃ良いクロームつけてるぞぉ〜。ちゃんと仕事はするもんですねぇ」ぶちぶち〜

V「これは軍用品が多いやんけ。儲かった儲かった。お、まだ首に高そうなチップが入ってる。貰って行こ」
着用者バラバラ死亡で中途半端に作動中のrelicを引き抜いて、首にブスー

V「なんやお前!ワイまたサイバーサイコになったんか!知らん奴が見える!」

ジョニー「(狂人と同居なんて)たまげたなぁ」

という流れにする予定でした。
需要があったら、そのシーンだけIF閑話としたら書いても面白いかも知れませんね…

また、今度はVをくんかちゃんのどちらかにするアンケートを取りたいと思います。
良かったらご参加下さい

Vは

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