【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !! 作:持麻呂
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誤字訂正もありがとうございます!!
ノミの心臓がアダム・スマッシャーの旦那にお酌に行ってきました!
『今の状態のオレが飲み食いできると思ってるのか』って言われました。
プロジェクトタイルランチャーだけは勘弁してください…
デイビッドを自宅まで送り届けて、ジャッキーに今日の報酬の折半分を送金してから、私もサッとシャワーを浴びる。
今回は結構危なかったかもしれない。
原作では、2075までは生きているけど、この世界でもその時まで無事に生存しているとは限らない。
バタフライエフェクトみたく、どこまで自分の行動の結果、影響が及ぼされるか分からないのが気になるところ。
かと言って、ずっとデイビッドに張り付いているわけにもいかないからなぁ…
とにかく、今日は運が良かったと思うようにしよう。
ゲームだとセーブがあるけど、現実にはそんな便利なものは無いからね。
「しかし、どうしたもんかなぁ」
これから、NCPD関連の暴力事件を鎮圧してまわっていたら、いつかは絶対にギャングと闘争するハメになるのは目に見えている。
現状、モックスとヴァレンティノズには手を出してないけど、最大勢力のタイガークロウズの末端はかなりファックしてる。
と言うか、アイツら数が多いからって下っ端のくせに調子に乗ってる奴が多すぎる。
幹部を見せしめに殺すか甚振るか?
いや、下手打つとワカコさんの息子を殺しかねないから、これは一旦無しだな…
うーん、取れる選択肢が少ないなぁ。
いまはとにかく、依頼をこなしてフィクサーの方から連絡してくるくらいには、クレド(知名度)を上げるしかないか。
さっさとアフターライフに入れるくらいにはならないとね。
それもそうだけど、考えなきゃいけないことが多過ぎる!
ジャッキーの防御力もクロームを渡して上げないといけないし、デイビッドの自衛力も上げないといけない。
デイビッドの興味を惹き続けるために、BDも用意したほうがいいだろう。
その為には、ジュディと早目に接触するしかない。
ちょうど今の自分の身体は女性体だから、ジュディとロマンスをしてこちらに引き込むのもアリだな…
元々ジュディの事は好きだし、この案は案外悪くないように思える……
ただ、ジュディは最終的にナイトシティを出る事を考えているから、自分も全てが終わった後その選択肢を取れるか否か…
不義理な事はしたくないけど、その問題はその時考えれば良いとして、あのBDの技術を放っておくのはあまりにももったいない。
デイビッドはこれから先、つまらない学校生活に嫌気が差して、サイバーサイコシスの裏BDに手を出すようになる。
サイバーパンクに憧れるのはいいけど、個人的にはサイバーサイコシスのBDはまともな調整がされていない可能性があるから、何かしらの悪いフィードバックを受けるのではないかと考えている。
基本的に、サイバーサイコはマックス・タックに鎮圧されるので、怪我で鎮圧されるならまだしも、射殺を持って鎮圧されたりしたらかなりやばい。
死の追体験は強烈だ。最悪、廃人になるリスクもある。
これはゲームでもVが言っていた。
それが思春期の子供の脳と精神にどれだけの影響を与えるか未知数だ。
そこで考えたのは、代わりに自分の戦闘をBDとして記録したものを定期的に渡してやればいいと言うものだ。
流石に、サンデヴィスタンの連続使用はしない予定で、シナプス加速器とケレズニコフと光学迷彩あたりで決着をつけるようにするつもりである。
「考えれば考えるほど、ドツボにハマりそうだね…」
何しても、このままでは取らぬ狸の皮算用になってしまう。
それに、アニメだとジュディの部屋の隣にルーシーが住んでいる設定になっていたから、そちらも早めに接触するのもありだな。
ただ、原作の5年前だから、他のキャラクターが今どこにいるかわからないのが問題で…
ルーシーは18歳だろうから、もうナイトシティにはいるはず。
ジュディは、もうリジーズバーの地下にいるのか、クラウドのマイコのアウトプットをしているのかどちらかわからない。
ナイトシティにいることを確認するために、アフターライフに潜り込んで、ローグさんに依頼を出すのもありだな。
たぶん、そのほうが確実で本人に悟られなさそうだから、早速そっちに行ってみよう。
方向性が決まったので、シャワーを終えて身嗜みを整える。
そこに、インターホンが鳴った。
何かあっても壁ごとぶち抜けるように、ブーリャCOMRADE’S HAMMERを片手に、廊下の監視カメラをハックする。
監視カメラの映像には、グロリアさんとデイビッドが扉の前に立っているのが映っていた。
安心して、扉を開けて2人を出迎える。
「どうもグロリアさん。どうしましたか?」
「あ、ネイトさん。今日はデイビッドを助けて頂いたみたいで…本当にありがとうございました」
グロリアさんが深々と頭を下げる。
ナイトシティでは中々見られない礼儀正しさだ。
デイビッドも気まずそうな顔をして、ペコリとお辞儀している。
その顔を見て、思わず吹き出しそうになった。
「いえいえ、頭を上げてくださいよ。そんな大したことじゃないですから」
「いえ、そんなことありません!…ですが、今は持ち合わせがそんなに無くて、お礼のしようが…」
「それこそ気にしないでくださいよ!報酬はNCPDからキッチリ貰ってますし、現場にデイビッドくんが居たのも偶然なんですから」
グロリアさんが申し訳ない顔をしているので、慌てて弁明する。
自分が男100%だったら、放って置かないくらい美人な若い未亡人にそんな顔されたら、こっちがなんか悪い事した気分になってしまう。
実際、デイビッドが人質に巻き込まれていたのは偶然だったから、そこまでしてもらわなくても大丈夫なのだ。
「だから、ホントに気持ちだけで大丈夫ですからね」
「本当にありがとうございます…ほら、デイビッドもお礼を言いなさい」
「ありがとう…ございました」
なんだか萎れてて面白い。
きっと、あとから話を聞いたグロリアさんがかなり取り乱したに違いない。
その後も数回なだめすかして、2人を家に返した。
デイビッドが何か言いたそうな顔をしていたが、用があるなら後でコールしてくるだろう。
きっと、グロリアさんには聞かれたくないような内容だろうし。
再度鏡で身だしなみをチェックし、バイクにまたがってアフターライフに向かった。
入り口から少し離れたところにバイクを停めて、近くにたむろしていたチンピラ共を段平と小遣いで脅してバイクを見張らせる。
ちなみに、触ると感電して死ぬ事になるのは教えてやった。
建物の入り口を入って、すぐの階段を降りる。
降りた先の廊下の突き当たりがアフターライフなのだが、店の入り口には門番がいる。
エメリックと言う名のマッチョマンのナイスガイだ。
まだ1度も面識がないので、普通に入ろうとしても入れてくれないだろう。
階段の近くで、誰か入るか出るかを待つ。
1時間ほどして、数人のサイバーパンクの集団が店内に入ろうとしていたので、光学迷彩を使って一緒に紛れ込んだ。
どうやらエメリックは気づいてないようだ。
カウンターにはクレアがグラスを磨いており、ちょっと目を離した隙に目の前の椅子に腰掛けて、光学迷彩を解除する。
正面に向き直ったクレアが、びっくりしてグラスを上に放り投げてしまった。
とっさに、サンデヴィスタンを発動させて掴み取り、グラスを手渡す。
サンデヴィスタンの効果速度変更modで、アポジーでも5%の速度で動けるようにしているので、クレアの目では動いていない様に見えた筈だ。
「あ、ありがとう。…ところでアンタ、いつの間に座ってたの?」
「さっきからかな?」
「そ、そう…それに見た事ない顔だけど、新人?」
「そんな様なところかなぁ。まぁ今日はローグさんに依頼したくて、ここに来たんだけどね。ローグさんに会えたりする?」
「あー、そうね。……少し時間は掛かるけど、会ってくれるそうよ」
クレアの目がオレンジ色に光る。
わざわざ、ローグにコールして確認してくれたようだ。
「ありがとう!助かるよ」
「待ってる間、何か飲む?」
「うーん、そしたらウォッカのロックにライムジュースとジンジャービア、そして忘れちゃいけない愛情をたっぷりで」
「面白いモスコミュールね。愛情たっぷりで作ってあげるわ。ちなみに、名前はあるの?」
「ジャッキー・ウェルズかな。これからビッグになる奴の名前。私の相棒よ」
「オッケー、覚えておくわ」
クレアに作ってもらったカクテルを飲みながら、ローグに呼ばれるのを待つこと1時間。
彼女の配下が背後に立って、自分の順番が来たことを告げた。
クレアは、いってらっしゃい、と手を振って来る。
こちらも軽く手を振り返してから、案内の前に立った。
「ボスがお待ちです。ついて来てください」
フィクサーの手下にしては、やけに丁寧な対応である。
少し怪訝に思いつつも、別にとやかく言うような事ではないので、大人しく案内されることにした。
カウンターからすぐのところにある、ゲームでもお馴染みのボックス席にローグが座っていた。
長い脚を組んで、値踏みするようにこちらの顔をジッと見て来る。
「お前か、私に依頼があるって言う奴は」
「初めまして、ネイトって言います。人探しを依頼したくて来ました」
「ローグだ。分かっていると思うが、私はそこらのフィクサーとは違って高いよ?ま、金が払えるならなんでもいいがね」
こちらの顔を見つめたまま、左手をヒラヒラさせてそう言う。
ゲームでも、最初に会った時はこんな感じの塩対応だったので、これはたぶんみんなにやってるのだろう。
それよりも、本物のローグさんに会えたことに感動している。
「ええ、とりあえず3万エディくらいで大丈夫ですか?」
こう言う時はとりあえず、札束でビンタするのが一番効果的であることを知っている。
「……へぇ、それくらいポンと出せるのかい。悪くないね。で、私に誰を探させる気だい?」
「…ジュディ・アルヴァレスって言う女の子の居場所と所属を探して欲しいんですよ。年齢は10代後半から20代前半。たぶん、もうナイトシティには来ているはずなんですが、確証が持てなくて」
「ガキを1人探すのに3万も出すとは、随分と豪気だね。金はそれでいい。ま、こっちも仕事だ。あれこれ詮索する気はないよ」
「助かります」
早速、3万エディを送金する。
入金を確認したローグは、どこかにコールを入れた。
「私だ。調べて欲しい人物がいる。ジュディ・アルヴァレス。女、年齢は10代後半から20代前半。そうだ、住所、仕事先、所属組織全ての情報が欲しい。特急で頼む」
わざわざ急ぎで探してくれるらしい。
やっぱり金を積むと、物事はスムーズに片付く。
金持ち喧嘩せずの真理を見た気がする。
「それで、だ…ネイト、あんたエメリックを撒いて入って来たね。どうやったかは聞かないが、2度とそんなことするんじゃないよ」
「あらら、バレてましたか。了解ですよ。マダム」
「ふん、次からは普通に入って来な。あんたにはもうその資格がある。お前だろう、先日からギャングの暴力事件を片っ端から片付けてる傭兵ってのは」
「おや、そこまで分かっちゃいましたか」
「シックス・ストリートやらスカベンジャーやらが、あんたの情報欲しさにわざわざここまで御足労頂いたからね。まぁ、大した情報も得られなかったけど」
面白そうに、ローグは口の端を吊り上げながらジョニー・シルバーハンドらしきカクテルを一口飲む。
何かを思案しているような、少し遠い目をしたと思ったら、焦点が合ってこっちを見た。
「情報が届くまで暫くかかる。それまで、こちらから一つ片付けて欲しい依頼がある。どうだ、やるかい?」
どうやら、こちらのことを見定めるつもりらしい。
見定めて何をするつもりなのかは不明だが、ここは一つ乗ってやるのも一興だ。
「構いませんとも、マダム」
「威勢のいい奴は嫌いじゃないね。仕事の説明をしようじゃないか」
【Better Use/有効利用の仕方
今回の仕事内容を説明する。
最近、利用者が行方不明になると言う噂のリパードクがある。
消えたと思われる連中は、どいつもこいつも身寄りの無い奴か友達の少ない連中ばっかりだ。
故に、今頃になるまで発覚が遅れたと言うこともある。
依頼主はとあるコーポの管理職だ。
失踪した奴は直前に仕事場の上司である依頼人に、行き先を伝えていたらしい。
もし、この失踪したとされるアムロ・レーラインが生きて見つかるようだったら、上司のブライト・ノムーアに連絡して欲しい。迎えに来るそうだ。
死体で見つかった場合は、チップだけでも回収してくれれば良い】
依頼内容が記載されたチップを受け取り、UIに表示された内容を確認する。
よくある捜索・回収依頼だ。
どうせ、リパードクとスカベンジャーがグルで、患者の内臓やらインプラントを抜き取って裏で売り捌いてるだけだろう。
内容を確認した後、チップを返してすぐさま現地に向かうことにした。
バイクを見張らせたチンピラ共はキッチリ仕事をこなしたようで、1人丸焦げになっていた事以外は何事も問題なさそうだ。
ブルブル震えていたチンピラの1人に、現金を少し握らせて、バイクにまたがる。
場所は同じワトソン地区の北側、ノースサイドのど真ん中らへんだった。
向かってみると、どうやらありきたりなボロの雑居ビルの2階らしい。
そっと足音を立てずに階段を上がっていく。
2階には数室あり、噂の闇リパーは奥の部屋らしい。
左右にある部屋は、見た感じ空室で新居者募集の表示がされているが、本当かどうか怪しいところだ。
扉に近付いて、中の様子に耳をそば立てるが物音がするだけで、会話は聞こえない。
辺りを見回すと、壁の上の方に這いずれば通れそうな通気口があった。
クイックハックで開けて、狭い配管の中を匍匐前進で進んでいくと、ちょうど部屋の中が見渡せるように通気口があった。
そっと息が漏れないように覗いてみると、闇リパーだと思われるやつが、患者のクロームを入れ替える作業をしていた。
見ている限りでは、今まで入っていたものをグレードアップしているらしい。
リパードクの知識に示し合わせても、特に変わった事は見受けられない。
配管の先はT字になっていて、先を曲がれば空室の部屋の中を見れそうだ。
物音を立てないように気を付けながら、そっと隣の部屋の中を覗く。
どうやら、隣の部屋は3Kのようなつくりになっており、ここの部屋はその一番奥側らしい。
案の定、男のバラバラ死体やら、開腹されて内臓を抜かれ、次にはインプラントを抜きに掛かられてる少女、6人くらいの順番待ちが縛られて転がっている。
どうやら、この部屋と闇リパーの奥の部屋の壁に穴を開けており、ここで商品を移動させていたらしい。
一人一人スキャンを掛けると、次の順番待ちがアムロ・レーラインらしい。
天パが猿轡を噛まされてもがいていたが、スカベンジャーの1人に蹴られて黙らされていた。
ひとまず廊下まで戻り、光学迷彩を起動しながら扉のロックを外して無音で入り込む。
中には4人のスカベンジャーが居たので、奥から順番に始末する。
サンデヴィスタンを発動させて、ランク5++のモノワイヤーを後ろから首に巻き付ける。
赤熱化したモノワイヤーは、なんの抵抗もなくスルリとスカベンジャーの首を通過して、ス/カベンジャーにした。
そのまま走り出して、少し後ろにいた銃持ちに投げ付けて輪切りにする。一瞬で8個になってしまった。
まだ終わってない。
速すぎて気付いていない残りの2人には、エラッタで切り掛かる。
少し離れていたので、強攻撃で距離を詰め、上段切りで縦に真っ二つにする。
そのままの勢いで、固まったままの最後の1人の喉笛を真っ直ぐ突き刺して、切り上げる。
FATALITYっとどこからか声が聞こえた気がした。
きっと、サンデヴィスタンのせいだろう。間違いない。
サンデヴィスタンを停止させ時間を元に戻すと、まだ空中を舞っていた残骸がボトボトと地面に落下して、汚いシミが広がる。
肉片には用はないので、転がって呻いているアムロ・レーラインに近付いて束縛から解放する。
目隠しを外されて、最初に見た部屋の惨状に呆然としている。
「アムロ・レーラインだな。上司のブライト・ノムーアからの依頼で助けに来た。連絡すれば迎えに来ることになっている」
「あ、あぁ…助かった。ブライトさんが君を寄越してくれたんだな……」
お人好しなんだか分からないが、暫く呆然とした後に他の縛られた人を解放していく。
コーポだがそこまで悪い奴には見えない。
「こちらはローグさんから依頼を受けたネイトです。ブライト・ノムーアさんですね」
『あぁ、私がブライトだ。アムロは無事に見つかったのか?』
「はい。やはり、裏でスカベンジャーと繋がった闇リパーに拘束されていました。少し遅かったら、今頃切り刻まれていたでしょう。運が良いことだ」
『やはりな…今回は助かった。報酬はいまローグに支払った。後ほどそちらに振り込まれるだろう。そちらの建物に迎えのAVを寄越すから、アムロをそのAVに押し込んでくれ』
「わかりました」
ブライトと名乗る糸目の男とのやり取りを終え、残りの患者を解放し終えたので、闇リパーを含めた残りの2部屋を制圧してNCPDに通報しておく。
スカベンジャーは生きていても仕方が無いので、漏れなくス/カ/ベ/ン/ジ/ャ/ーにしてやったよ。
アイツらはゴキブリのように湧いてくるからな。
見せしめのためにもこうした方がちょうど良いだろう。
おっとり刀でやってきたNCPDに後を引き継ぎ、アムロ・レーラインを迎えに来たAVに押し込んだところで、ローグから連絡が来た。
『随分早い仕事だな。依頼人も喜んでいたよ。百点満点と言っても良いだろうな。……いま情報が届いたから、店に戻って来い』
「分かりました。ありがとうございます」
どうやら、女王様のお眼鏡に適ったようだ。
初めてのフィクサーからの依頼は、移動時間を含めても15分位で終わってしまった。
今回はアフターライフ回でした。
次にはジュディを登場させたいな…
NC音頭
サブロウ・アラサカが、天からの閃きを受けて考え付いた盆踊りの振り付け。
たまにジャパンタウンやカブキでやるらしい。
日系人しか踊れないとか…
3日連続の更新となります。
毎日更新してる人は、どうやって仕事と両立しながら更新してるんでしょうか…?
化け物共め…!
お気に入り登録、高評価していただけたら、ノミの心臓はワカコ・オカダさんの前で腹踊りをして来ます。