【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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誤字脱字訂正、いつもありがとうございます!!(´;Д;`)

今回で終わらせることが出来なかったので、分割しました…
書きたい事をツラツラ書いていたら、あ、こっちのシーンも必要かな。あっ、これも無いと矛盾しそう!とかになって、全然終わらなかったよ…_:(´ཀ`」 ∠):
許してください!なんでもしますから!(なんでもするとは言っていない)
あと、毎度バイトテクニカになってしまう誤字はフリック入力のせいなんです!勘弁してください!!m(_ _)m


第三十四話

ナイトシティ精神病院を盛大に吹き飛ばした後、ダム・ダムに挨拶をする。

どうやってか、危機を聞きつけて駆け付けてくれたようだ。

他にもメイルストロームが6人くらい居たので、ジャッキー達もミリテクやバイオテクニカの保安部隊を始末するのに助かっただろう。

 

「ダム・ダム、わざわざ来てくれたんだね」

 

「ボス!無事で何よりだぜ。あのチビス『あぁん!?』…そこのレベッカが連絡を寄越してくれたんで、急いで戦力になる奴を集めて来たんだ」

 

「なるほど、レベッカが連絡を入れてくれたんだね」

 

「おうよ、戦力は幾ら有ったって良いって、ネイトなら言いそうだしなぁ」

 

「そう言うこったな。まぁ、着いた時にはドンパチ始まっちまってたから、そこまで助けになったかは分からねぇ」

 

ダム・ダムが両手をあげて肩をすくめる。

そうは言っても、真後ろから合流しない限りは二方向からの攻撃になるわけだし、6人も銃火器を持った戦力が増えたら一気にパワーバランスは崩れるだろう。

 

「いや、来てくれて助かったよ。良かったら、そのミリテクやらの死体持っていく?軍用規格のクローム結構入ってるみたいだよ。あそこの首チョンパはサンデヴィスタン使ってたし」

 

「おおぃ!?マジかよ!早速剥ぎ取ってくるぜ!!」

 

サンデヴィスタンという単語を聞いて、正面に転がっているミリテクの死体に駆け出して行った。

現金な奴だ。

まぁ、連絡を受けてちゃんと手伝い戦に来たんだから、これからは少し信用してあげようかな。

 

さて、あのシックス・ストリートから聞き出した情報が正しければ、ミリテクはバイオテクニカに雇われているだけのようなので、傭兵を殺したところで報復とはならないだろう。

ある程度の精鋭を派遣して来ているのだろうが、ハッキリ言って殺されても痛く無い連中ばっかりのはずである。

となれば、今回は全滅させたことで損益分岐点を超えたはずなので、もう追加で送られてくることはないだろう。

ナイトシティ支部に別部隊が派遣されていたとしても、追加料金を支払わない限りは引き上げが行われているに違いない。

まぁ、キメラを連れて来られたとしても破壊出来る自信があるから、別に居ようが居まいが関係ないんだけどね。

立ち塞がるのならば斬るのみ。

 

とりあえずその場から撤退して、今日はグロリアさんをH4メガビルディングに帰すのではなく、デイビッドと共に研究室の方に向かわせる。

私は一緒に行動していると、また別の問題にみんなを巻き込んでしまうかもしれないので、ジャパンタウンの家に1人で向かった。

ジュディとエヴリンにもコールで警告しておいたので、既に2人とも病院に併設した研究室にしばらく避難してもらっている。

あそこなら、アダム・スマッシャーが来ても(理論上は)返り討ちに出来るから安心だ。

そこで、ジュディとグロリアさんが鉢合わせしてしまう事になるが、緊急事態なのでそんな事を気にしている暇はない。

 

一応、これからバイオテクニカと戦争をするにあたって、実家には迷惑が掛かりそうなので連絡を入れなければならない。

今世の人格と混ざってから、ほとんど連絡をしていないので少々気まずい。

どうやら、今世の記憶でもナイトシティに来てからはほとんど連絡を取っていなかったみたいなので、まぁ気にするだけ無駄なのかもしれないが…

いつまでもウジウジしたところで話が進まないので、連絡先から父と書かれた欄を見つけ、コールを掛ける。

時差があるので、日本は夜なのだが数コールで出てくれた。

コールに出た父親の姿は、口髭を生やして緑色を黒色にした感じの木星帰りの男みたいな姿をしていた。

だいぶ線が細いので、ナヨっとした印象を受ける。

 

『…誰かと思えば、ネフェルじゃないか。珍しいこともあるもんだが、如何した?』

 

『あー、夜分にどうもおもう様。おたた様も御壮健であらしゃいますか?』

 

『そんなに畏まって、一体何事だ?何かあったから私に連絡を寄越したのだろう?』

 

む、今世の様に話したのだが、ちょっとぎこちなさ過ぎたかな。

少しだけ言いづらさを感じる。

 

『はい…少しバイオテクニカと揉めていまして』

 

『なるほど、私に和睦の仲か『滅ぼすか大打撃を与えてやろうと思っていまして』いを…はぁ?』

 

『ですから、私に取って許せない事をされたので、滅ぼすか致命傷に近い大打撃を与えてやろうと思っているのです。なので、もし株式を保有しているのであれば、早急に始末してください』

 

『待て、待て待て、ちょっと待ちなさい。少し頭の中を整理する……つまり、お前は大企業を相手に喧嘩をすると言うのだな?』

 

『はい。全て準備は整えています。それと、一応バイオテクニカの機密と抑制剤の効果についても纏めた資料がありますので、良かったら使って頂ければ』

 

メールで情報一式を送りつける。

嫌だと言われても送ってやるからな!

送付されて来た資料を読んでいるのか、しばらくしたら頭を抱え始めた。

まぁ、十中八九抑制剤絡みだと思うけど。

 

『これは、世に出回れば大変な事になるぞ』

 

『ええ、ですので本物を作りました。また、その資料にも記載しましたが、日本にも本物を作っている企業がありますので、早めに保護した方がよろしいかと』

 

『……まさかとは思うが、本当にやらかすつもりなのだな』

 

『はい』

 

『ハァ………お前は一体誰に似たのか…いや、愚問だな。間違いなく妻似に違いない。私の要素はどこに消えたのか…』

 

まぁ、パッパのヨワヨワ遺伝子は、マッマのツヨツヨ遺伝子に勝てなかっただけだと思いますよ。

そのせいで、Y染色体がマッマのX染色体にシバかれて私が女として産まれたわけなんだからね。

知らんけど。

 

『ほら、線が細いところとかは、おもう様に似ているかと』

 

『……お前の身体の殆どが機械なのは知っているぞ』

 

『生身の時も細かったでしょうが!自他共に認める美少女に、なんて言い草ですか』

 

『自他共に認める美少女は、婚約話を破断させるのに相手を膾斬りにはしないし、嬉々として腕に蟷螂剣を仕込んだりはしないぞ』

 

『………あとでおたた様に告げ口しますね。悪口を言っていたと』

 

『!?…ま、待て待て、話せば分かる』

 

『では、そういう事ですのでよしなに。オサラバ』

 

『ちょっ、まだ話はーーー』

 

ふぅ、きっといつもこんな感じのやり取りになるから、今世の私も連絡を控えていたに違いない。

これでは、威厳もへったくれもありゃしない。

ともあれ、パッパには連絡を入れたので上手くやってくれるだろう。

たぶん、マッマに話が伝われば尻を叩いて急かすはずなので、そこの心配は無用だ。

 

次に連絡を入れたのは、アラサカのタナカ氏である。

こちらも数コールで出た。

相変わらずの厳しい顔付きに、笑顔を浮かべていて違和感がある。

 

『これは、飛鳥井のご令嬢ではありませんか。なにやら、大きい花火が上がったとか』

 

『随分と耳が早いですね。ええ、その件なのですが、我々はいま全ての力を結集し連中に叩き付けて、このナイトシティから排除しようと考えています。ですので、その間ご迷惑をお掛けいたしますが、野菜の配送と近日予定されていた牛肉の試食会は延期とさせて頂きたい』

 

タナカ氏が真顔になって勢いよく立ち上がった。

額から汗が流れて、プルプルと震え始める。

なんだ、ひきつけでも起こしたか?

急にクワッと目をおっ広げたと思ったら、ガバっとコールに顔面を近づけて来た。

思わず仰け反ってしまう。

 

『そ、そそそ、そ』

 

『そ?』

 

『そ、そそそれは困りますな!!社内で暴動が起きてしまう!』

 

いや、知らんがな。

古巣って、こんなだったっけかな?

おかしいなぁ。

野菜の配送と試食会が無くなるだけで、そんなふうになる会社だったっけ?アラサカって。

今世の記憶でももっとこう、コーポらしいというか、悪の組織みたいな感じだった気がするんだけど、タイムリープとかして世界線跨いじゃった?

 

『ま、まぁ、すぐに事が済むように、今まで準備はして来たので、早く終われるようには努力しますよ』

 

『なるほど、それでこの驚異的な成長率と事業拡大ですか。今まで、これの為にやっていらっしゃいましたな?』

 

鋭いけど、急にスンとなるのはやめてほしい。

一応ここまで拡大して来た事業内容を見たら大体わかるか。

全部、バイオテクニカがやっている事業と同じものを展開しているからね。

ちゃんと見れば、バイオテクニカの代替をするようにしているのが分かるだろう。

 

『しかし!それでも暴動は免れない!!社の機能が著しく低下してしまう…!!』

 

喜怒哀楽が激し過ぎないか?

やっぱりこの人苦手かもしれない。

 

『わかりました!我々も有志を率いて、援護致します。そうすれば、野菜と試食会は延期されなくて済む』

 

『え、あ、あぁ…助かると言えば助かりますけど…』

 

『バイオテクニカの社屋に突撃致します』

 

えぇっ!?今から!?

決断が早過ぎる!

肉と野菜食いたいからって、アラサカ社員ってこんなにバカになっちゃうの!?

 

『いや、ちょっと待って』

 

『君!手隙の部隊を招集したまえ!討ち入りだ!!では、飛鳥井嬢、後ほどお会いしましょう!!(者共続けー!!!)』

 

もう終わりだよこの会社……

知能指数下がり過ぎだよ……

しかし、アラサカ社員が突撃して行けば、さしものバイオテクニカも怯むしミリテクが居ても衝突は躊躇うはず。

これは案外良いかもしれない。

となれば、今は動かせるもの全てを差配しなければ。

 

その後、ダム・ダムにすぐ連絡して、現状で動かせるメイルストロームを動員させる。

目標はバッドランズ南部に位置する、バイオテクニカ・フラッツのプロテインファームだ。

ここを急襲して、他のギャングやコーポよりも先に押さえなくては。

もうアラサカが動き出してしまった以上、必ず余所も火事場泥棒に動くに決まっている。

他にも、ローグに連絡を入れてサイバーパンク達を雇い、ナイトシティ中にあるバイオテクニカ関連の施設を攻撃するように依頼した。

これで、向こう側も増援を送ったりする余裕も無くなって、指揮系統も飽和するはずだ。

 

一応、他のフィクサー達にも連絡を入れて、バイオテクニカと戦争になる事を伝えた。

もしかしたら、しばらくドンパチするかもしれないので、迷惑をかけるかも知れないとも伝える。

パドレやワカコさん、ダコタ・スミスはバイオテクニカの部隊が移動していたら、妨害工作をしてくれると言ってくれた。

大変助かる。

あんまり関わることは無かったが、パシフィカのミスター・ハンズにも連絡を入れたら、ペトロケムによろしくと言われた。

ペトロケムの元役員という噂は本当かもしれない。

デクスは知らん。

あんな5年後に死ぬような小物には用はない。

ミスター・ハンズよりも影響力を持っていないような奴に、どうこう言ったところで何も出来まい。

エル・キャピタンには、自殺行為だろ!と驚愕されたが、もし一発かまして生きて帰って来たら、一杯奢らせてくれと言われて励まされた。

まだ本人も中堅になったばっかりなので、大した援護も出来そうにないと謝られたがこればかりは仕方ない。

しっかりと、サント・ドミンゴの治安と足場を固めてもらうようにだけ伝えた。

 

あとは、トラウマチーム・インターナショナル社とR.E.O. Meatwagon社に連絡を入れて、大量の負傷者が出る事を告げる。

経緯を説明し、費用は全額デラマン診療所が持つ事を伝えてそれなりの数の救急車両を回してもらう手配をした。

搬送先は、D&S系列の病院を指定してある。

病院の方は、いつでも野戦病院状態に出来るように医療用ロボットも増員している。

分散させれば、1000人くらいなら受け入れ出来るはずだ。

 

根回しはもうこの辺でいいだろう。

一度グレンに向かい、急ぎレベッカの腕を治療する。

そこで、改めてジャッキーチームに着いてくるか確認をした。

ジャッキー、デイビッド、レベッカ、ルーシー、そしてサーシャ。

全員が、私と一緒に戦ってくれると言ってくれた。

そこに、遅れてメイン達も合流する。

彼らも、勝ち馬に乗るんだと笑いながら、それぞれの得物を抜いた。

バイオテクニカを吹き飛ばしたら、しっかりと報酬を支払う事を約束する。

これは、サイバーパンクとしてのケジメだからね。

良い働きには、良い報酬を。

 

「アンタも損な性格してるわねぇ」

 

「キーウィも似た様なものだろう?」

 

「私は貧乏くじを引かされる側よぉ。アンタは、自分から引きに行ってるから、全然違うでしょ」

 

「そういうもんかねぇ」

 

「ま、納得してるなら良いんじゃない?」

 

そんな軽口を叩きながら、全員でICVに乗り込む。

少し窮屈だが、詰めれば全員乗れてしまうのだ。

運転しているファルコがラジオをつけると、ちょうどニュースが流れはじめた。

内容としては、アラサカのビルから武装した社員や部隊がゾロゾロと出て来て、バイオテクニカのビルの前に続々と集結しつつありと報道していて、ミリテクから派遣されていた部隊は統一戦争の傷跡もまだ全て癒えていないのに、外資系のバイオテクニカを守ったせいで再び戦争になるのを嫌ったのか、次々に撤退を始めているとも伝えていた。

その穴を埋める様に、バイオテクニカの社内から緑色のロボットR MK2がゾロゾロと出て来て、アラサカ社員達と対峙しているようだ。

 

いつ戦闘が始まってもおかしくないので、ファルコに飛ばす様に指示した。

ICVが加速して、信号を無視しながらクラクションを連打している。

ゴツい鉄の塊の様な装甲車が、後ろからクラクションを連発して迫って来ているのを見て、前に走っている車達が慌てて道を譲ってくれる。

まぁ、踏み潰されたらひとたまりもないだろうからね。

 

途中、NCPDのパトカーが暴走行為を見てサイレンを鳴らしながら追跡してくるが、前もって根回しをしてあるのですぐに追跡を止める。

基本的に民間の組織であるNCPDは、企業間の争い事には手出しできないと言うのもあるが、依頼で治安維持に貢献している関係で市長から知遇を得るようになったので、そのツテから今回の件で我々に何かしらの容疑が掛からないようにしてもらったのだ。

抑制剤の件は内緒にして、他の薬品の副作用の件だけをまとめた報告書を渡しており、それの代替品も完成していて、バイオテクニカがナイトシティから無くなっても問題ないとアピールをした。

また、我々は新合衆国にまともに税金を払ってはいないが、ナイトシティの地方税に関してはきっちりと耳を揃えて払っているので、バイオテクニカが無くなっても税収は減らない事も高評価だったようだ。

 

それによって、市長からかなり便宜をはかってくれているのか、むしろNCPDのパトカーが先回りして車を退かしてくれており、信号もいつの間にか青で統一されてスムーズに通行出来るようにしてくれていた。

やっぱり、警察とか街の有力者とは仲良くしておくものだ。

 

そうやって、公権力の援護を受けて最速でシティセンターに突っ込んでいく。

もう少しで着くと言うときに、既に戦闘が始まってしまったのか銃声と爆発音が聞こえてくる。

バイオテクニカの前では、即席の遮蔽物に隠れたロボットR MK2に対して、大人数のネットランナー達がクイックハックで攻撃し、他のアラサカ社員達も銃器を乱射しながら最新のサイバーウェアを最大限に活かして、突撃をかましている。

他にも、肉だの野菜党だのと書かれた旗を振り翳している集団が、先に付いた穂先でロボットR MK2を囲みながら滅多刺しにしている。

よく見たら、その内の1人はタナカ氏だった。

やっぱり、あの人頭おかしいよ…

 

「なぁ、ネイトぉ……アラサカってあんな連中だったかぁ?」

 

「さぁ…記憶にございません」

 

「俺も、このままアカデミーに居たら、あんなふうになっちまうのかな…」

 

「で、デイビッドなら大丈夫じゃないかしら…たぶん」

 

「いや、否定するなら最後までしてくれよルーシー」

 

項垂れるその情けない姿に、ピラルが最初に吹き出して爆笑したのを皮切りに、クネクネしながら笑う姿につられて全員が笑いだす。

車内の緊張が良い感じに解れた。

 

「さあ、行こうか。気を引き締めていこう」

 

『おう!』

 

一瞬で空気が豹変する。

それぞれの得物を手にして、ICVから降りていく。

外では、バイオテクニカの社内から次々に吐き出されるロボット軍団と、アラサカ社員が激戦を繰り広げている。

ICVの装甲にも流れ弾が当たるが、最早誰も気にしない。

どこでいつ手に入れたか分からない、黄緑色のカタナを手にするデイビッドを呼び止めて、自分が持っていたエラッタを手渡す。

 

「デイビッド、こっちを持っていたほうがいいだろう」

 

「え?でも、これはネイトの」

 

「私にはまだこれがあるから良い。エラッタなら、多少刃筋が立ってなくても溶断出来るから、乱戦になる場合はそちらの方が継戦能力が高いのさ」

 

そう言って、悟をチラつかせて見せる。

刀身が鋭く光った。

 

「ありがとう、ネイト」

 

「君が怪我したら、グロリアさんに怒られちゃうからね。とは言っても、一緒に開幕斬り込みに行くかい?」

 

「おう!ネイトに付けてもらったサンデヴィスタンだからな、ネイトの為に使わせてもらうぜ!」

 

「よし、じゃあ行くよ!」

 

デイビッドとほぼ同時に、サンデヴィスタンを稼働させる。

殆ど時間が静止したような緑がかった世界で、デイビッドがニヤリと笑いながらロボット軍団に向けて走り出す。

私も悟を構えながら駆け出した。

今にも銃床で殴られそうになっている、スーツ姿に防弾アーマーを装備したアラサカ社員の前に割り込んで、ロボットR MK2を唐竹割りにしながら通り過ぎる。

デイビッドは、その後ろで被弾しダウンしたアラサカ社員にトドメを刺そうとしているMK2の首を跳ね飛ばした。

返す刀で、エラッタが赤い残光を残しながら隣のMK2の胴を横凪にして、真っ二つにする。

 

こちらも負けていられないので、なるべくアラサカ社員に死人が出ないように、近接している連中を優先的に倒してくる。

稼働時間が近くなったら、デイビッドと背中合わせになって片手に銃を構えた。

稼働時間が終了すると、バイオテクニカ側の最前線が一瞬で崩壊した。

アラサカとバイオテクニカの間で、一瞬銃撃が止まるがすぐ様再開する。

上空には、トラウマチームのAVが乱舞しており、契約者のアラサカ社員達を運ぶ為に邪魔をしてくるバイオテクニカのロボットR MK2に銃撃を加えるので、擬似的な戦力として作用している。

R.E.O. Meatwagonの生身の緊急救助隊は、ミリテク・ケンタウロスのようなアラサカ製の強化外骨格を装着して、大型の盾を構えたアラサカの特殊部隊員に守られながら負傷者を運び出していく。

救急車の他にも、多数のデラマンタクシーが負傷者のアラサカ社員達を前線から病院へとピストン輸送していた。

 

全てが、全てが一つの歯車のように動いている。

ある種の戦争芸術がそこにはあった。

 

後ろ手でデイビッドに抑制剤を打ち込み、合図してサンデヴィスタンを再稼働させた。




ネイトパッパをチラッと登場させました。
パッパの容姿は、この作品を書き始めた時から決めていて、ジークアクスの中佐になった緑のおじさんがモデルです。
アレを黒髪黒髭にして、もっと線を細くしたらネイトパッパになります。
マッマの方はまたいずれ…

業務連絡なのですが、仕事の都合で週末がとても忙しくなりそうなので、一応次回更新日は28日月曜日とさせてください。
もし早く書けましたら、それを待たずゲリラ投稿いたします。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いします

Vは

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