【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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誤字脱字訂正、いつもありがとうございますm(_ _)m

皆様はGW如何お過ごしでしたでしょうか?
ノミの心臓は、バリ忙しくて更新どころではありませんでした…



間話3

 

ーーーーデイビッド視点

 

 

 

『…月面』

『旅行ぅぅ?』

 

『そうそう、月面旅行さ』

 

ジャパンに行ったネイトから、定期的なコールが飛んできたと思ったら突然そんなことを言われた。

いきなり月面旅行なんて言われても、疑問の方が大きい。

 

『またどうして月なんかに行けって言うんだよぅ。なんかあったっけぇ?』

 

レベッカが、背中側から俺の頭の上に顎を乗せながら首を傾げている。

両腕を首の脇から胸側に出して、腹をつついてくるのがくすぐったい。

こんな姿をルーシーが見たら、また怒りそうだな…

 

『いや〜、なんか実家が投資した先の一つが、宇宙開発系の企業だったらしいんだけど、そこが配当金の代わりに宇宙旅行を提示して来たんだよね。ぶっちゃけ、私の両親は当主だから地球から出るわけにもいかないし、私達も訳あって今は身動きが取れないから、せっかくだし3人で行って来て欲しいなぁなんて思ったのさ』

 

コール先のネイトが、ニコニコしているので特に裏は無さそうだけど、普段は裏で色々と動く癖があるから疑ってしまう。

レベッカの方は特にそこまで疑っていないのか、呑気にお〜とか言っているので気にしても仕方がない。

しかし、よく考えたらアカデミーがあるので、休みが取れるだろうか。

 

『その顔は、アカデミーの出席日数について考えているね?』

 

ドキッと心臓が跳ねる。

図星を当てられてしまったが、そんなに顔に出やすいのだろうか。

 

『お、おう…よく分かったな…』

 

『大体の学生が考える事くらいは大体予想がつくよ。なんたって、私も一応アカデミーのOGなんだからね』

 

『そ、そうだった。ネイトもアラサカの元社員だったよな』

『よなぁ〜』

 

『くくく、仲が良さそうでなりよりだよ。アカデミーは、私がタナカ氏に言ってその間は休校にしてもらったから大丈夫。その代わり、後の授業が圧縮されてテストが大変かもしれないけどね』

 

うわ、ネイトがヤバいこと言ってる。

権力者の力ってすげぇな。

ネイトだからって言うのもあるのかもしれないけど、連絡一つでアラサカも忖度しちまうんだからなぁ…

それにしても、カツオの父さんと仲良過ぎないか?

あの戦場でも、にこやかに話しかけられていたし。

 

思い返すと、あの戦いからアカデミーでの周りの反応も随分と変わった。

カツオは相変わらず変な感じだけど、チビとデブは結構好意的になったし、今まで近寄って来なかったクラスメート達もよく話しかけてくるようになった。

しかも、女子達が急に距離が近くなって来て鬱陶しさを感じる。

下手に追い返すわけにも行かないから、それなりに対応して追い返そうと話していると背筋が冷たくなる時があるけど、あれは一体なんなんだろうか。

まぁ、大体こんな風になった理由は想像が付いている。

こうなることを見込んで、俺がキメラにトドメを刺す様に仕向けたんだと思う。

親経由で伝わったのか、やたらサンデヴィスタンを使って見せてほしいとお願いされるので、きっとそうだ。

このままアラサカに就職するのかとかもよく聞かれるが、今のところはネイトのコーポに行くかもなんて言って誤魔化している。

実際はそのままサイバーパンクになるかも知れないし、まだ自分がどうしたいのか分からないって言うのが本音だ。

恋人が一気に2人出来たのもあって、いつまでも流されて生きるのではなく、これからは頭を使って生きて行かないといけないと思ったんだ。

 

『テスト云々は別に良いんだけどさ、そんな事して平気なのかよ?』

 

『平気平気。若者は一々そんな事を気にしないの!とにかく!君たちは3人で月面旅行に行ってき給えよ』

 

ネイトのキロシが、キラリと紫色に光る。

なんだか、少しだけ嬉しそうに見えるのは何故だろう。

レベッカは宇宙空間に行けるだけでも、かなり嬉しそうにしている。

前に一度だけ、3人で月面のBDを遊んだことがあったので、アレを実体験出来ると思っているんだろうな。

実際低重力の体験は楽しかった。

 

『あ、面白そうだから、ルーシーには直前までどこに行くかは内緒にしてね。ついでにその様子をBDに撮っててくれたら尚GOOD』

 

『撮られてるのに気付いちまったら、ルーシーのヤツ、ブチギレるだろーぜ〜』

 

ニシシとレベッカが笑った。

相変わらず、仲が良いのか悪いのか分からない。

 

『じゃあ、そう言うことだから。楽しんでおいでね』

 

最後までニッコニコのまま、コールが終わった。

そんなこんなで、ネイトに上手いこと手のひらの上で転がされているような気もするが、なし崩しで月面旅行に行くことになってしまったけど、本当に大丈夫だよな?

ネイトに言われた通りに、ルーシーには3人で少し旅行しに行こうとだけ伝えたところ、案外悪くない返答が返ってきたので旅行自体には行ってくれそうだ。

まぁ、ネイトが企画したって言ったら、すぐに行かないとか言い出しそうな気がする。

 

必然的に仕掛け人側になるレベッカは、今にもネタ明かししたそうにウズウズしているのが見て取れる。

餌を前にして、待てを言われている犬みたいだな。

言われた日にちまで、そんなに猶予がなかったので、それまでにやらなければいけない事を済まし、ジャッキーやメイン達にも事情を説明してサイバーパンクの仕事を少し休むと伝えた。

みんな、ネイトが黒幕と伝えたら納得して、笑って送り出してくれたのは解せないよなぁ。

 

ツアーとしては、片道三日間で往復六日間。

現地に一泊二日らしいので、合計八日間も掛かるらしい。

これでも一世紀前に比べたら、だいぶ早くなったみたいだ。

打ち上げ重量の関係なのか、持ち込める荷物の重量は厳格に決められているみたいで、今回は日数分の下着とちょっとした嗜好品くらいしか持ち込め無さそうだ。

月に向かっている間は、無重力に慣れる訓練と筋トレくらいしかやる事がないらしいので、色々なジャンルのBDチップを持ち込めるだけ持ち込むことにした。

一つ一つは小さいし軽いので、そこそこ持っていけそうだ。

 

「ねぇ、そろそろ何処へ旅行に行くのか教えてくれても良い頃じゃない?」

 

お互いに小さい荷物を持って、デラマンタクシーに乗りながら国際宇宙港へ向かう道中にルーシーがそう言ってきた。

腕を組んで、指をトントンさせている。

少しイライラしているようだ。

レベッカは相変わらずニヤニヤしていて、レベッカからネタバラシをするつもりはないらしい。

 

「まぁ、すぐそこまで行けば分かるって」

 

「そうだぜぇ、もうちっと辛抱すりゃあ分かるって!」

 

「なんなのよアンタ達揃って……」

 

拗ねてしまったのか、窓に肘を置いて外を眺めてしまう。

隣でそうやっているルーシーだが、空いている右手をクイクイやっているのでそっと手を繋いだ。

すぐにレベッカも気づいて、逆側の手を掴んでくる。

別にそんな張り合っても、俺は2人に分裂出来るわけじゃないんだから仕方ないと思うんだけどなぁ。

 

徐々にデラマンが海辺の郊外へ向かうにつれて、どこに向かっているのか察し始めたらしく、困惑の表情を浮かべている。

確かに、宇宙旅行なんて大昔に比べたらリーズナブルになったとは言え、それでもかなりの大金には違いないから、最初から選択肢には存在しないだろうなぁ。

普通なら、空港やらリニアの方で行くと思うだろうし。

 

「ねぇちょっと、なんで国際宇宙港に向かってるのよ」

 

「そりゃ、そっちに用事があるからに決まってんじゃねーか。ま、どこに行くかはお楽しみだけどな〜」

 

「ふぅん、アンタ達はグルで、私にだけ教えないってわけね。デイビッド、やるじゃない」

 

「うっ…わりぃ」

 

ルーシーの視線が痛い。

極力目を合わせないようにしていると、デラマンがスルスルとターミナルに入って行った。

完成したてホヤホヤのロビーに行って、ネイトからメールで送られてきたファイルを出発ロビーで提示すると、まずは出国手続きをさせられた。

宇宙に行くから出国手続きなのかと思っていたら、どうやら様子がおかしい。

急かされるようにして、何故か宇宙往還機に乗せられた。

乗客は俺たち3人のほかには、アラサカの関係者そうなのが5人ほどしか乗ってない。

そのまま、ここから行くと思っていたので、仕掛け人側のこちらも困惑するけど、どうせネイトの事だからここから更になにか企んでいそうだ。

 

「ね、ねぇ。これ本当にどこに行くのよ!」

 

「あーしも、当初の行き先にホントーに行けんのか分かんなくなって来た…」

 

「まぁ、たぶん最終的には行けんだろうけど…」

 

ロケットでそのまま打ち上げられて、サービスが至れり尽くせりの初めての宇宙空間を経由して、着いた先がジャパンのタネガシマだった。

新合衆国から日本までは2時間あるか無いかって感じだったけど、慣れて無いせいか3人ともぐったりだ。

高級そうな感じには、まだまだ慣れそうに無い。

正直に言って、デラマンタクシーで通学したりするのも正直気後れしている。

ネイトが善意で乗せてくれているのが分かっているので、早く慣れようとはしているんだが難しい。

 

ここで乗り換えになるようなのだが、トランジットロビーに着いた時にビックリした。

ネイトにジュディ、そして母さんが立っていたのだ。

この3人の姿を見て、漸くルーシーもネイトの陰謀だったことに気付いたようで、いつもの如くネイトに跳び膝蹴りをかましに行ったが、華麗に捌かれてお姫様抱っこされてしまった。

ジタバタするルーシーをガッチリと抱えて、ネイト達が近づいて来た。

 

「母さん!ネイトとジュディも!」

「ネイトぉ!グロリアママさんも!ジュディお久〜」

 

パタパタと、レベッカが母さんに走り寄って抱きついた。

いつの間にそんな仲良くなったんだ?

母さんもしっかり抱きしめているし…

 

「やぁ、みんな。日本へようこそ!と言いたいところだけど、あと数時間したら君たちはまた出発だけどね」

 

「げぇ、またあの加速かよぉ」

 

「今度のはもっと強いGが掛かるよ」

 

「うへぇぇ」

 

母さんに抱きついたまま、レベッカが舌を出して嫌そうにしていた。

 

「こら、レベッカちゃん!女の子がそんなことしちゃダメよ。デイビッドも元気そうね」

 

「あぁ、母さんこそ元気そうで良かった。ジャパンでの生活はどうなんだ?」

 

「もう至れり尽くせりだわ。まぁ、ネイトさんのお義母様とも上手くやれていると思うけど、今は修行中って言ったところかしらね」

 

元気そうで良かった。

内心ホッと胸を撫で下ろした。

定期的にコールで話すけど、やっぱり直接会って顔を見るのが一番安心する。

 

「ねぇ、そろそろどこに行くのか教えてくれても良い頃だと思わない?」

 

ネイトに抱き抱えられたまま、抵抗するのを諦めたルーシーが腕を組みながら言う。

レベッカが母さんから離れて、ネイトの周りをぐるぐる回りながらプークスクスとルーシーを揶揄っている。

 

「おぅネイトぉ、そろそろ言っちまうか?」

 

「そうだね。ネタバラシしても良いかな……レベッカ、任せるよ」

 

「よっしゃ!あーしらは月に行くんだぜ!」

 

ビシッと指を上に向けて、レベッカが言い放った。

ジャパンアニメだと、バーンッとかジャジャーンとかいう効果音が付きそうな感じだ。

 

「…月?」

 

「おぅよ!前に3人でBDやった時に楽しかったからさ!すっげぇ楽しみだよなー」

 

「…本当に、月に行けるっていうの?」

 

ルーシーが、俺とネイトの顔を呆然とした表情で、交互に見る。

 

「な、なんで急に…」

 

「君は、あのアラサカの施設から逃げ出した後に、アラサカの影響力の無い月に逃げたいと思ってはいなかったかな?」

 

そうネイトが言った瞬間、ルーシーの眼から涙がこぼれ落ちた。

すぐに隠すように、両手で顔を覆う。

ルーシーの過去については、あの日ネイトがルーシーを脅した時に聞いた事以外は知らない。

サイバーパンクは、他人の詮索はしないのがルールだと教わったから。

でも、ルーシーが月に行きたがっていたのは知らなかった。

 

「ルーシー、水クセェじゃねぇかよぅ。それであのBDで遊んだんかぁ?」

 

今度は、抱えられたルーシーにレベッカが抱き付いた。

レベッカの良いところは、仲間への情があついところだろう。

もちろん、口は悪いし手はすぐに出るし、いつも揶揄ってくるけど、全部ひっくるめてレベッカなんだ。

 

そんなレベッカとルーシーを、ネイト達3人が暖かい眼差しで見ている。

 

「私から提案したら、君は斜に構えて行こうとはしなかったでしょう?だから、デイビッドやレベッカにだけ言って、連れて来てもらうようにしたのさ」

 

そのままネイトが、ゆっくりと地面にルーシーを下ろして、ポンと頭を撫でた。

そこに、月面行きの搭乗アナウンスが掛かる。

 

「ほら、3人とも行っておいで。私達はここまでだからね」

 

そう言って、搭乗口まで俺たちを見送ってくれた。

手を振る3人に別れを告げて、大型ロケットに大型往還機に乗り込み再び宇宙に向けて打ち上がるのを待つ。

Gに耐える為に、身体にピッタリとフィットする対Gスーツを着て3人横並びの席に座った。

 

往還機単体でも宇宙まで行けるのだが、そこから先の加速が大変なので、月面まで行く時はロケットブースターを使用するらしい。

3カウントの後に、第一ブースターが点火されて轟音と大振動と共に宇宙へと駆け上がって行った。

 

「うごごごご…」

「ぎぎぎぎ…」

「ぐぐぐ…」

 

とてつもない加速度で、気絶しそうになるのを歯を食いしばって気合いで耐える。

頭を動かせないので、目だけで横を見るとレベッカはすごい顔をしながら耐えていて、ルーシーは気絶してしまったようだった。

 

地獄のような数分を耐えれば、もうそこは宇宙空間であり重力のくびきから解き放たれた俺たちは、しばらくじっとして消耗した体力を回復させてから船内を自由に楽しむ事にした。

 

「うひょひょ〜、見ろよデイビッド!ちょーすげぇ回転!!」

 

「レベッカ!アンタ危ないでしょう!足こっちに向けないでよ!!」

 

「レベッカ!ここ無重力なんだから、そんなに回ったら止まらねぇぞ!」

 

「やべぇ!マジで止まらねーよぉ!」

 

なんて事もあったが、特に事故もなく順調に月へ向けて進んでいった。

流石に、無重力で楽しかったのは初日だけで、それ以降は変わらない景色にだんだんと飽きて来たので、みんなで固まって持って来たBDの鑑賞会になってしまう。

ジュディ謹製のネイトの戦闘BDは、かなり心臓に悪いけどスリル満点で、何度観ても飽きが来ない。

ルーシーはソロではないので、一度観ただけで参ってしまったようだが、レベッカと俺はネイトの戦闘技術を盗む気で何度も繰り返し観たりもした。

ルーシーは早々に恋愛モノのBDに切り上げてしまったので、こちらもキリのいいところでお終いにして、3人で観れるやつを楽しんだ。

 

行きの3日は、そうやって時間を潰していたらあっという間に過ぎてしまい、月面の基地に到着した。

基地の中は立ち入り禁止区域が多く、ここでは移動が制限されるみたいだ。

一泊する部屋に案内されて、小さい荷物を置いたらすぐにツアーに出発するらしい。

 

月面基地で働いている職員1人が、探査用の4人乗りローバーであっちこっちを案内してくれるそうなので、早速厚手の宇宙服に着替えて初めての宇宙空間体験をする。

お互いの被っている球体のヘルメットを見て、堪え切れずにお互いを指差して爆笑した。

月面基地内は、人工重力が働いているのか地球にいる時とほとんど変わらなかったが、基地から出たらそこはもう本当の月面だ。

ルーシーが神妙な顔をしている。

 

元々、月には企業の影響力はほとんど及ばない。

それに、国家間のいざこざも持ち込まれないので、企業から追われている人が働いていたりするらしい。

その人達は、2度と地球には戻れ無さそうだけど…

 

フレーム剥き出しのローバーに詰めて座り、カラビナで身体とローバーを固定する。

低重力なので、何かの弾みに飛び跳ねたら身体もぶっ飛んでいく可能性があるかららしい。

エアロックが空気を抜き取り、無音のままシャッターが開放されていく。

分厚い装甲シャッターの向こう側には、真っ白な大地と真っ暗な空が広がっていた。

 

ゆっくりとローバーが前進して行き、タイヤが月の大地を踏み締める。

徐々に速度が上がって行き、最初の目的地である神酒の海に向かった。

現地に向かっている間も会話が弾み、案内人のレイシィと名乗った男も偏執的で変なやつだったが、話してみると案外面白くて良い案内人だと思った。

意外な事に、レイシィはテックやネットの事に詳しく、ルーシーとは話が合うようで、ルーシーが質問攻めにしては律儀に一つ一つ回答していくと言った感じで、隣で聞いていて大半は分からない事が多かったものの、結構タメになる会話をしていた。

レベッカは、完全にネットランナーとは無縁なのでつまらなそうにしていたのは申し訳ない思う。

 

神酒の海に到着すると、目の前には巨大なクレーターが広がっており、大地の白とクレーターの黒のコントラストが綺麗だと思った。

3人でクレーターの縁に腰掛ける。

上から見ると、緩やかに傾斜しているように見えるのだが、実際はほぼ直角に近い急勾配なので絶対に落ちれない。

レイシィは、ローバーの運転席に座ったままだ。

 

『デイビッド、レベッカ、連れて来てくれてありがとう』

 

ルーシーが、神酒の海から視線を外さずにそう言った。

 

『ふっふーん、夢が叶ってさぁ。よかったじゃんかよぅ!』

 

『まぁ、実際に金を出してるのはネイトだけど、俺はそう言ってくれたら嬉しいよ』

 

『ネイトに感謝伝えたら、大袈裟に喜んでくれるだろーぜ!』

 

『ふふ、そうね。たまにはそれもいいかしらね』

 

ルーシーが爽やかに笑う。

みんな、その時のネイトの顔が容易に想像出来てしまって、思わず同時に吹き出した。

コール間で笑い声が響く。

一頻り笑った後、ルーシーが肩に頭を預けてくる。

コツンとヘルメット同士がぶつかった音が内部に響いた。

 

「デイビッド、大好きよ」

 

ヘルメットの振動を通して伝わってくる。

 

「…あぁ、俺もだ」

 

いつまでも、こうした時間が続けば良いな。

 




と言うわけで、死んだ脳状態で書き上げたので、あっちこっち変なところがあると思いますが堪忍してください…
『I Really Want To Stay At Your House』のMAD動画を脳死状態で繰り返し観ていて、最後にデイビッドが「月、一緒に行けなくて、ごめんな」って言うセリフが入ったところで、どうしても一緒に月に行って欲しくなったので書きました。
良かったら、月に到着したあたりで曲を聴きながらもう一度読んでもらえたら嬉しく思います。
もう少し私に文才が有ればと苦悩しておりますが、どうぞご容赦願います。
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