【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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誤字訂正ありがとうございます!

cyberpunkと言う、ガンダムやハリーポッターなどよりもマイナーなジャンルにも関わらず、処女作に於いてこんなに沢山の人に読んで頂き、感謝感激しております。
これからも拙作をよろしくお願いいたします。


※今回は、ゴア表現と若干の性暴力的表現があります。
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閲覧の際は、ご注意下さい。




第五話

 家に帰る前に、もう一つ仕事を終わらせよう。

 ウェストブルックに行って、タイガークロウズの下っ端達を襲撃するのだ。

 大丈夫、痛いだけで死ぬ事はないからね。

 当たりどころが悪かったら、まぁ、ね。往々にしてそういう事もある。

 世間では、そういう事は不幸な事故と言うのだ。

 

 バイクでウェストブルックを走り回り、北側から順に目に付いた端から、路地裏に引っ張り込んで手籠(拳)にしていく。

 

「おら、吐けよおら。幹部はどこに居るんだおら」

 

「や、やめてくれ!ソイツはもう喋れない!死んじまうよ!!」

 

「うるせぇ!私はコイツに聞いてるんだよ。次はお前だからな」

 

 ゴリラアームなんて必要ないね。

アレはなまじ威力がありすぎる。

 パンチ一発で、頭が粉微塵か首チョンパだ。

 モノワイヤーアームくらいが、半殺しにはちょうどいい塩梅だ。

 

 だが安心して欲しい。

今世の私は、アラサカ式尋問術を履修しているのだ。

 成績?さて、どうだったかな。

 

「ちっ、使えないやつらめ」

 

 50人くらいしばいてみたが、みんなすぐに何も言わなくなってしまう。

 なに、連中は六千人くらい居るのだ。

 五人や十人、いや千人くらいは大した事ないだろう。

 ここはナイトシティだ。相手はギャングだし、殺してなきゃNCPDも何も言うまい。

 

 ノース・オークとチャーター・ヒルで見かけたチンピラ共は、粗方オハナシをしてしまって、途中から姿を見せなくなってしまった。

 うーん、このまま続けてもその内に面子を潰されたと見て、タツジンやらオオゼキやらワザマエやらが来るだろう。

 そいつらをぶちのめして、情報を聞き出すか?

 いや、それならクラブ鳳凰に忍び込んで、ジョウタロウ・ショウボウを拉致した方が早いか。

 ヤツはその後モックスへの手土産にしてやればいいだろう。

 その方が、この先ジョイトイたちの被害者が減るだろうしな。

 

 ワトソン地区のカブキに向かう道中、邪魔が入った。

 30人くらいのチンピラがバイクで襲撃して来たのだが、今日の私は機嫌がいい。

 行き掛けの駄賃で、みんな仲良く路地裏に引き摺り込んでやった。

 速攻で全員足腰立たなくしてやって、5人くらいを見せしめにダルマにし、手足がクロームじゃ無かったヤツはエラッタのヒート刃でじっくりと止血してやる。

 

 あとは適当に、エラッタで根性焼きを入れながら拳を交えてアラサカ式尋問術を試す。

 クラブ鳳凰のジョウタロウ・ショウボウの動向を聞き出すが、これについてはかなりの奴がペラペラ喋った。

 アイツ人望無さ過ぎて、逆に哀れになるな。

 

 どうやら数人の情報からみて、今日は間違いなくクラブ鳳凰の3階に居るらしい。

 本人が新作の悪趣味なBDを作るんだと、あっちこっちの連中に得意げに話していたらしい。

 

 どちらにしても腐ったクズ野郎だ。

 

 NCPDに通報して、駄賃連中をしょっ引いてもらう。

7千エディ振り込まれた。

 NCPDは仕事がはやい。いい駄賃になったよ。

 

 クラブ鳳凰に着き、一階バーカウンターに居るバーテンに話しかけ、一杯ニコーラ・サクラを注文する。

 プルタブを開けて、缶が一つ出された。

 店内は、パチカスやスロット、ルーレットのギャブル中毒者がたくさん居て喧しい。

 このくらい五月蝿かったら、会話も聞こえないだろう。

 

「ねぇ、〝注文の多い〟常連客向けの、とっておきBDがあるって聞いたんだけど。何かおすすめは?」

 

「目が高いねぇ。だったら、とっておきの裏BDがある。臨場感は段違い。性別、人種、趣味や嗜好もおかまいなし…あんたのシナプスが火を噴いて、セロトニンがほとばしるぜ」

 

「ジョウタロウと話したいことがあるんだけど、会えるかしら。ここに居るって聞いたんだけど」

 

「あんた死にたいのか…?嬢ちゃん、それを飲んだら、帰れるうちに帰った方がいい。本当だ」

 

「ふーん、ありがとう。ご馳走様」

 

 バーテンは、本気で自分の事を案じてくれたらしい。

 その場は大人しく入り口から出て行く。

 ニコーラ・サクラの缶を飲み干し、少し上手投げで通路の向こう側へ放り捨てる。

 何か金属製の物にぶつかったのか、鈍い音がして、ゴミが崩れた音がした。

 

 クラブ鳳凰の入り口付近で見張っていたチンピラが、物音に気付いてそちらに向かって行った。

 目を離した隙に、隣のボロアパートの非常階段を二段ジャンプで上り、三階の部屋に勝手に侵入する。

 

 部屋の中はゲームと同じで、薬中やらBDでアヘっている奴が転がっていて、その隣をすり抜けながらベランダに向かった。

 柱に身体を寄せて、そっとクラブ鳳凰の三階を窺うと、テラスに1人、室内に1人のタイガークロウズが居た。

 一応幹部の護衛らしく、チンピラと呼ぶには少し腕も立場も高いようだ。

 

 クイックハックを仕掛け、脆弱なICEを突破してシステムリセットデーモンを流し込む。

 見張りの2人は、まるで感電したかのように痙攣しながら頭から崩れ落ちた。

 光学迷彩を起動して向こうのビルに飛び移り、中にスルスルと侵入する。

 

 カメラの前に1人、奥の部屋に1人、血みどろのピンク色のベッドの上で、女性を斬り刻みながら寝バックしてる奴が1人…

 

 たぶん最後のやつがジョウタロウだろう。

 奥の部屋のやつをシステムリセットで昏倒させ、カメラの前のヤツはグラップルで静かにテイクダウンを取る。

 そのまま隣の部屋の冷蔵庫の中に押し込んだ。

 

 周りで部下が片付けられた事に気付かずに、まだ呑気に腰を振り続けているジョウタロウの玉袋を後ろから蹴り上げた。

 勢い余って、すっぽ抜けたジョウタロウが天井にぶつかって、汚いモノを撒き散らしながら地面に落下する。

 

「ぐぉぉぉぁあああぁっっっ!?!?」

 

 股座を押さえてのたうち回るジョウタロウを尻目に、女性をスキャンすると微かに息があった。

 急いで止血用包帯で止血して胸にマックスドクmk3を打ち込み、続いてバウンスバックを投与する。

 これで少しは持つだろう。

 

 ジョウタロウの髪の毛を鷲掴み、手術台に叩き付ける。

 

「こ、こんな事をして、タダで、済むと思っているのか…!グゥゥッ!」

 

「タイガークロウズの賞金首登録を削除したい。どうすればいい」

 

「貴様、このサイバーサイコが!…クソがッ、いてぇッ…!!」

 

「今すぐ死にたく無かったら答えろ。ジュディ・アルヴァレスに懸けられた手配を取り消したい。今すぐやれ」

 

「っ…!そうか、貴様はジュディ…アルヴァレスの知り合いか、何かか…!アイツは俺が犯しながらバラバラにしてやるんだ!!」

 

 コイツがジュディに懸賞金を掛けたらしい。

話が早くて助かる。

 顔面を一発殴り付ける。

歯が数本宙を舞った。

 

「そんな事は聞いてない。言え。アラサカ式尋問術は、生かさず殺さずで長く痛めつけられる」

 

 何か言う前に、エラッタのヒート刃で股間の出血を焼灼してやる。

 ジョウタロウが絶叫するが、大音量でサイケデリックな音楽が掛かっているので、階下まで響かないだろう。

 まぁ、普段から悲鳴が三階からしているだろうから、誰も見に来る事はないと思うが。

 

「貴様ッ、コーポの狗か…!クソッタレ!……はぁ、はぁ……はぁ…そこの、端末からアクセスして、タイガークロウズの…サーバーにアクセスしろ…ッッ」

 

 言われた端末にブリーチプロトコルを遠隔で仕掛け、サーバー画面を表示させる。

 

「そこの、賞金首欄から、登録を解除すれば終わる……このコーポ野郎っ、絶対に見付け出して、殺してやるッッ!」

 

「それはどうかな。叶うといいな」

 

 タイガークロウズの賞金首からジュディの名前を消し去り、ついでに数種類のデーモンを置き土産に残して行く。

 

 喚き続けるジョウタロウの頸動脈を締め上げて気絶させ、ジュディに連絡を入れた。

 

『…もしもし、ネイト?何か不具合でもあった?』

 

「やぁジュディ。BDのことじゃ無くて、君に掛かった懸賞金なんだけど、あれはもう気にしなくて良いから」

 

『えぇっ!?なに、どう言うこと?』

 

「そのままの意味だよ。もうタイガークロウズに狙われる事はないよ。安心して」

 

 通話先のジュディの顔がクシャってして、シクシク泣き出した。

 近くにエヴリンが居るようで、そちらに向けて対応している声が聞こえる。

 少し待ったら落ち着いたようだ。

 

『ネイト…ありがとう……グスッ』

 

「なに、お安いご用だよ。あぁ、それとリタ・ウィーラーに私の連絡先を渡して、コールするように言ってもらえるかな?」

 

『え、えぇ…分かったわ。本当にありがとう。ネイト』

 

 通話が途切れ、すぐにリタから連絡が来る。

 

『リタだけど、あたしに何かして欲しいって?』

 

「あぁ、急にすまんね。ジョウタロウ・ショウボウってクズに聞き覚えは?」

 

 コールの向こう側で、リタが噛んでいたガムを吐き捨てイラついた顔で吐き捨てるように言った。

 

『知ってるよ。よく知ってる。モックスの天敵さ…こっちの縄張りで見付けたら、タダじゃおかないって奴が沢山いるよ』

 

 ほうほう。5年前からモックスの天敵か。

 まぁ、今ここでやっていた事を考えれば無理もない。

 むしろ、Vが来るまでずっと裏BDを撮り続けながら、タイガークロウズに上納金を一度も滞納せずに、納め続けていたのだから大した奴だ。

 方向性を間違えてしまった、優秀なヤツなんだな。

 

「いま、私の目の前で伸びてるって言ったらどうする?」

 

『…マジで言ってんの?……マジみたいね。いま車を回すよう手配するわ。どこに向かえば良い?』

 

「ワトソンのカブキにあるクラブ鳳凰」

 

『クソッタレの塒に直接忍び込んだってわけ?アンタもなかなかやるわね。ちょっと見直した。今度ウチに来たら、良いことしてあげる。モックスはアンタを歓迎するわ』

 

「アハハ、それは期待しとくよ。じゃあね」

 

 さて、ジョウタロウの地獄への特急列車が来る前に、もう一つやることがある。

 

 保険のHPからトラウマチームの派遣を要請する。

 2分でトラウマチームが到着することが通知され、すぐに三階のテラスに赤いホログラムが投影されて、立ち入り禁止の文字が浮かび上がった。

 

 意識を失ったままの女性を抱きかかえて、トラウマチームのAVがテラスに横付けされるのを待つ。

 トラウマAVから緑色の装備を身に付け、アサルトライフルを構えた隊員が、銃口をこちらに向けながら降りてきた。

 

「患者をそこの床に降ろして後ろに下がれ」

 

 言われた通りにすると、女性を担架に乗せてスキャニングを始める。

 スキャニング装置に赤い光が灯った。

 

「こいつはトラウマ保険に入ってない」

「おい、トラウマ保険に加入していない者は搬送出来ない」

 

「知ってるわ。だけど、その場で料金を支払えば利用出来るはずよ」

 

「……よく知っているな。そこのホログラムにプランを選択して署名しろ。確認次第、そちらの口座から使用料が引き落とされる」

 

 AVの側面にオレンジ色のホログラムが浮かび上がり、短い文章で契約書面とプランが表示される。

 適当にゴールドプランを選び、トラウマ保険に加入するよりそれなりに割高な料金が引き落とされる内容が表示される。

 了承ボタンを押し、電子署名を送信する。

 ホログラムに登録完了の文字がデカデカと表示され、画面が消えた。

 

「よし、確認した。下がれ、離陸する」

 

 最後まで銃口を向けられたまま、トラウマAVが空に消えていった。

 たぶん、これで助かるだろう。

1万エディくらいは安いものだ。

 

 トラウマチームの騒ぎを聞きつけて、上にタイガークロウズのチンピラ共が上がってくる前に、素早くそこら辺の端末に次々とブリーチをして、エディを頂いて行く。

 ここの一階はカジノだから、売り上げがかなりの額貯まっていたらしく、たんまりとエディを頂戴することができた。

 

 怒声が階段を駆け上がってくるのが聞こえたので、気絶したジョウタロウを抱えて、光学迷彩を使って姿を消した後に隣のビルに飛び移る。

 

 そのまま内階段を使って一階まで降り、光学迷彩のクールダウンが終わり次第入口から外に出た。

 表の通りには、迎えの車が一台止まっており、ちみっこいパンク系の女の子が運転席に座っていた。

 薄い黄緑がかったツインテールと真っ白なスキンに、カチューシャみたいなヘッドギア、赤と黄色の視覚機器……あれ?

 これレベッカじゃないか?

 なんで、モックスなんかに居るんだろうか。

 

「どーもどーも、あーしはレベッカ。おばさんがネイトって人?」

 

「おばさんじゃないよ。あなたと2つくらいしか年齢違わないよ」

 

「ウソウソ、ゴメンって。そんなに真顔にならなくてもいーじゃん!で、ネイトであってるわけ?」

 

「ええ、合ってる。で、担いでるコイツが例のクズ」

 

「テキトーにトランクに入れちゃってよ」

 

 パコンと音がして、セダンタイプのトランクが開いた。

 ゴミやらが入っている中にロープがあったので、それを使ってジョウタロウの両手足を縛って海老反りにしておく。

 それから改めて、トランクにぶち込んでやった。

 これからコイツは、モックスと楽しい楽しいオアソビの時間が待っているわけだ。

 羨ましいねぇ…

 

「オッケー。これを届ければ、あーしのお仕事もしゅーりょーってわけよ」

 

「…ねぇレベッカ。リジーズ・バーに向かうなら、私も一緒に乗せていってもらえたりしない?」

 

「えー?あーっと、リジーズ・バーには行かないんだよねぇ。なんか報復されるとヤベーから、別のところに運んでからヤるんだと」

 

 あらら、それは残念だ。

 色々と話してみたかったんだけど、それは次の機会にしようか。

 

「そっかぁ。それなら大丈夫。そうそう、良かったらレベッカ、連絡先を交換しておこうよ。なんか気が合いそうな気がするし」

 

「なんだよそれ」

 

 レベッカが笑う。

 くぅー、ぐうかわってヤツじゃないか。

 

「ま、いーけどさ。代わりに、何かあったら〝ママ助けて〜〟って呼ぶかも知れないゼ」

 

 ピロンと連絡先が追加された。

 ママか…それもアリだな。

 ちなみに、レベッカはいまは18歳くらいだから、yesロリータyesタッチ。これもOK。

 悩ましい…

 

「行く行く、助け行っちゃうよ。私はアダム・スマッシャーもぶち殺せるからね。あ、それ以外でも連絡してね」

 

「冗談つったっておもしれ〜。んじゃ、まったねー」

 

 アクセルを吹かして、歩道を走ってる人を轢きそうになりながら車が出て行った。

 あっちこっちで、クラクションと〝どけどけー!〟って怒声が聞こえて来るけど、大丈夫かアレ?

 そもそも、背が低くてシートに座っても前が見えるのか?

 

 レベッカの道中に不安がよぎる。

 目的地に着くまでに、トランクの中のジョウタロウ死なないだろうな…

 だいぶ不安になりながらも、私も家に帰る事にした。

 バイクに跨るまで、なんども後ろを振り返りそうになった私は悪くない。

 

 

 H4メガビルディングの自宅に帰宅したあと、ホコリやら汚れやらを落とすのにシャワーを浴びる。

 まぁ、ここがアメリカって言うのもあるけど、欲を言えば浴槽が欲しいよねぇ。よくだけにとか言っちゃって。

 

 ヘアアクセサリーを取って、シャンプーでしっかり頭を洗う。

 血みどろのジョウタロウを担いだせいで、髪の毛の中まで血が染み込んでしまった。

 リンスまできっちりした後に、しっかりと髪の毛を乾かす。

 女子の髪の毛は命だって言うからねぇ。

 

 ソファに腰掛けて、今日のニュースでも観るかと思っていたら、デイビッドからコールが掛かってきた。

 

「どうも〜、どうしたの?デイビッド」

 

『こんばんは、その、少し話を聞いて欲しくて…って!ネイト!服を着てよ!』

 

 んあ?

 あぁ、パンツは履いてるけど、上はタオルを首から掛けたままだった。

 

「乳首は隠れてるから、大丈夫でしょ」

 

『だ、大丈夫じゃないって!』

 

「分かった分かった。可愛いねぇ、デイビッド君は」

 

 パッとSAMURAIのTシャツを着る。

 タオルを外したら、ポッチが見えてしまいそうなのでそのままにしておこう。

 ウブなデイビッドだから、話が進まなそうだ。

 

「それで?話ってどうしたの?」

 

『オホン…それで、さっきの、続きなんだけど、何かいいバイトを紹介して欲しいんだ』

 

 ほう、バイトか。

 てっきり私は、鍛えて欲しいとかサイバーパンクになりたいだとか言われると思ったけど…

 まさかバイトとはねぇ。

 

「一応理由を聞きたいんだけど、いいかな?」

 

『あぁ、うん、そうだよな。えっと、少しでも母さんを楽にしてやりたいんだ。最近、救急救命の通報が多いらしくて、帰ってくるのも毎日遅いし…。それに、俺をアカデミーに通わせるのに大金が必要で、すげえ無理してるんだ』

 

 うーん、一つだけすごい心当たりがあるなぁ…!

 一体誰のせいで仕事が増えてるんだろうなぁ。

 

『それにニュースで観たんだ。救急隊員がスカベンジャーと取引してるって…違うとは思うけど、まさか母さんが危ない橋を渡ってるんじゃないかって……俺のせいで、母さんを犠牲にしたくないんだ』

 

「……男の子だね。デイビッド、良いよ。私が雇用してあげる」

 

 そんな決意マシマシの真っ直ぐな眼をされちゃねぇ…

 そりゃ、レベッカとルーシーが惚れちゃうわけだ。

 前世100%今世50%の日本人の大人としては、ここは一肌脱がなきゃ名が廃るってもんだ。

 

『えっ!本当か!』

 

 顔を明るくするデイビッド。

 

「こんな嘘なんてつかないよ。明日、内容とか記載した電子書面を用意しておくから、アカデミー終わったら連絡して。あぁ、それと君にお土産もあるから、それも期待しててね」

 

『ありがとう!ネイト!』

 

 デイビッドとの連絡を終え、明日渡す書面の内容を考える。

 今世では、コーポ時代にめちゃくちゃ作らされたおかげで、この手の仕事は得意だ。

 まぁ、コーポの契約書ってなると、簡単な内容でもわざわざ難しい文面にして、文字数もめっちゃくちゃに増やして、揚げ足とか抜け道とか無いように事細かに作らなきゃいけないんだけどね。

 あれは、狸と狐の化かし合いランク5++アイコニックって感じ。

みんなも、不動産投資とかする時は、めっちゃ調べるなりして気を付けようね。

 ワンルーム投資は詐欺だぞ。

 

 今回はそんな事しなくてもいいので、サクサクっと簡単な文面で作成してお終い。

 15分くらいで終わってしまった。

 

 そうだ。せっかくデイビッドをバイトさせるんだから、もう1人誘ってみよう。

 

『どーも、ネイト。早速どーしたん?』

 

「やぁやぁ。いや実はね、バイトを1人雇う事にしたんだけど、せっかくならレベッカもどうかと思ってさ」

 

『はぁ?バイト?なんで〜?』

 

「そんなに難しい事は頼んだりしない仕事内容の予定なんだけど、どうかな?お給料は破格だけど」

 

『え〜、破格ったって、どれくらい?……さっきからうっせーぞ糞兄貴!!黙ってろ!!』

 

 急にレベッカが後ろに向かって怒鳴った。

どうやらピラルが後ろの方にいるようだ。

 この頃から、まんまアニメのレベッカのようだ。

 

『ワリィ。糞兄貴が人が話してる後ろで、エロBDみて喘ぎ声出しながらシコってやがるもんで……はぁ…』

 

「た、大変な家庭環境だね…」

 

『それで、話を戻すっけど、どんなもん?』

 

スッと指を3本立てる。

 

「時給このくらい」

 

『えぇー、30エディかぁ。迷うなー』

 

「ちゃうちゃう、300」

 

『時給300ぅぅ!?ハーイ!やるやる!やりますよー!!いよっ、お大尽様ネイト様!!』

 

 うん、めっちゃ調子良いな。

 コールの画面の向こう側で、手を挙げてピョンピョン飛び跳ねてるレベッカの姿が映る。

 なんだこの合法ロリは。

 

「んじゃ、明日電子書面で確認してもらうから、連絡したらH4メガビルディングに来てもらっても良いかな?」

 

『りょーかい!よろしくー!』

 

 最後までハイテンションのままコールが切れた。

 今回は、レベッカもデイビッドに対して少し目が出るといいねぇ。




今回は、レベッカを出してみました。
いやー、レベッカの話し言葉って、文字にしたらこんな感じですかね。
難しいですね…


ノミの心臓が、アラサカタワーにサブロウさんのパンツを盗みに行ってきました。赤い褌しかありませんでした…

デイビッド君が、ハーレムになるのは許せる??

  • 構わん、やれ
  • ルーシー以外は許せん!
  • レベッカこそ、真のヒロイン
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