【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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誤字脱字訂正、いつも大変助かっておりますm(_ _)m
ありがとうございます!

なんとか書き上がりました…
会話パートです。
次回くらいから、アラサカ強襲出来たらなぁ…(出来るとは言っていない)


第六十一話

デイビッドを見ると、難しい顔をして黙り込んでいる。

 

「私は…私はそれでもやっぱり反対ね。軟禁されたって構わない。死んだら…死んだら何も残らないわ」

 

ルーシーがソファーに座ったまま、デイビッドを見ながらそう言った。

ルーシーは、アラサカがどれほど強大で暗黒なコーポかを身を持って知っている。

私はルーシーが反対するであろうことは最初から織り込み済みだ。

だが、私はそれで良いと思っている。

ルーシーはデイビッドさえ生きていてくれたらそれで良いと知っているから。

 

「ダーッ、あーしはもうわかんねぇよ!!エッジランナーになるって、ずっと夢見てたのに、いざこんな事になるとルーシーの言う事だって理解出来ちまうんだからさ!!」

 

レベッカが持っていた瓶に入っていたビールを一気に飲み干した。

 

「シラフじゃ選べねぇって!!ウガーッ!!」

 

フェイスプレートだから当たり前なのだが、一気飲みしても全く顔色を変えずにガリガリと頭を掻き毟る。

レベッカはどうしていいのか分からなくなっているらしい。

デイビッドも黙ってはいるが、ずっと悩んでいるようだ。

 

「ねえ、悩む事なんて無いわ。こんな危険過ぎることに命をかけるなんて馬鹿げてる。アラサカは本当に恐ろしいコーポなのよ」

 

あまりにも説得力があり過ぎる重みを持った言葉に、みんなも黙り込まざるを得ない。

レベッカは、ルーシーとデイビッドの間を視線が行ったり来たりと彷徨っている。

夢か現実を取るか、はかりかねているようだ。

 

「……良いかルーシー、俺たちの商売はな、いつ死んでもおかしくねぇ。勿論、サイバーパンクは引き際ってのも誤らねぇのが一流の証だが、本当の一流はここぞって時に命の賭け時を間違わないやつなんだ」

 

メインが、サングラスを外して真っ直ぐにルーシーを見ながら静かにそう言った。

 

「…なによ、それ。じゃあ、今がそうだって言いたいわけ?馬鹿じゃないの…みんな」

 

「なぁルーシー、あーしはやっぱりやろうと思う」

 

「ベッカ!!どうして!?」

 

「今なら、親父の気持ちがわかる気がすんだよなぁ」

 

レベッカが脚をぶらぶらさせながら、どこか遠い目で昔を懐かしむように言う。

ピラルもおちゃらけた様子を出さずに、黙り込んでテッキー用の大型クロームハンドを摩っている。

 

「前に話した事あったろぅ?あーしとクソアニキの死んだ親父はさ、エッジランナーって呼ばれるような凄腕のサイバーパンクだったんだよ。だからさ、アニキはずっと親父の背中を追って、親父のように凄腕のエッジランナーになりたかったんだ。あーしはバカだからさ、そんなアニキと一緒になって、仕事の為にバッカースライスの出前のアンちゃんのバイク盗んで壊しちまったりさ、アホな事ばっかりやってたんだ。……でも、どうやったらエッジランナーって呼ばれるようになるか、具体的なことは全然わかんなかったんだよなぁ」

 

「ベッカ…」

 

「でもよぅ、ここに来て何となく分かった気がするんだ。親父がエッジランナーって言われるようになったのは、きっとめっちゃ難しい仕事を幾つも熟して、生きて帰って来たからなんだってさ。今回ネイトォが持って来た仕事は、多分だけどマジで難易度がジェット並みにぶっ飛んでるヤベェもんだと思ってる。成功させたら、一つの依頼だけで伝説って呼ばれるくらいだとも思ってる。あーしはさ、好きな男……いや、きっと愛してる男と夢を秤に掛けちまったんだ。笑っちまうだろ?だけど……いやクソ!!取り纏めが無くなっちまったじゃねぇか!えーっとだつまり、あーしは夢を叶えたいけど、みんなで生きてエッジランナーになりたいって事だよバカやろう!!」

 

ムキーッとレベッカがその場で地団駄を踏みながら、必死に言葉を紡ぎ出した。

自分でも段々何を話しているのか訳が分からなくなってしまったらしい。

だが、そこがレベッカらしくて良いかも知れない。

 

「みんなで…生きてエッジランナーか」

 

ずっと俯いて黙っていたデイビッドが、視線を上に上げながら口を開く。

 

「俺も、ネイトやモーガン・ブラックハンドみたいに……生きた伝説になれんのかな」

 

「デイビッドまで……なんで、なんで分かってくれないの…私は、貴方が生きていてくれさえすれば、何も要らないのに…!」

 

涙を一雫溢したルーシーが、口元を押さえながらエレベーターに駆け込んで行った。

裏切られたと思ったショックが、かなり大きかったらしい。

まさか走り去るとはみんな思っても居なかったのか、ピラルまで呆気に取られている。

 

「デイビッド、ぼーっとしてないで、サンデヴィスタンを使ってでも良いから階段で下まで追い掛けなさい」

 

「…えっ?」

 

「君の女だろう。早く捕まえて慰めてきなさい。彼女は、ずっと君のためを思って1人反対してたんだよ?」

 

「あ、ああ。そうだな!ちょっと言ってくるよ。レベッカ、悪い。待っててくれ」

 

「ハァァァ、しゃーねぇなぁ!今日はルーシーに譲ってやるからさ、早く行って帰って来いよ!」

 

「ありがとう!あとで埋め合わせはすっからさ!!」

 

デイビッドがサンデヴィスタンを発動させたのか、黄色の閃光と風を纏って消え去った。

非常階段の扉が開けっ放しになっているので、言われた通りに階段から走って行ったらしい。

何だか甘酸っぱいと言うか、微笑ましい生暖かい空気になった。

 

「ガキだとは思ってたけどぉ、結構恥ずかしいわよぉ。アンタ達」

 

「うっせぇよオバさん!!」

 

「はいはい」

 

「ところでレベッカよぉ!オメェもうデイビッドとヤッたのかよォッハハィ!!」

 

「〜〜〜ッッ!!ブッ殺す!!」

 

ピラルの茶々に顔を真っ赤にしたレベッカが、露骨に反応して殴り掛かった。

ピラルはひらりと回避して、腰を前後に振りながらベロを出してレベッカを煽り散らすので、レベッカは今にも脳の血管が切れそうな顔をしながら追っ掛け回す。

その必死な姿とピラルの道化振りに、珍しくキーウィも目を細めて笑い、みんなもゲラゲラと笑い出した。

相変わらず、この兄妹はいいムードメーカーだと思う。

 

デイビッドからは今日はそこには戻らないと連絡が来たので、2人を除く全員は参加組としてクロームの徹底的な最終調整と、ちょっとした健康診断を兼ねた検体採取をデラマン診療所で行い、作戦決行の日までは自主鍛錬ということにした。

 

とりあえず、その日はデイビッドとルーシーは帰って来そうに無いので、暇そうなレベッカを連れてアフターライフへ向かう。

アフターライフに到着すると、フサリアがパッと駆け出して奥のボックスシートへと走って行った。

向かって行った先はローグさんの指定席である。

 

「リアを…ここに連れて来たことが有るのかい?」

 

「んん?あるよぅ。ず〜っと家の中だと健康に良くないっつって、デイビッドがみんなで出掛けても安全そうな場所を選んだらここになったんだよなぁ」

 

「うーん、何とも言えないチョイス…。まぁ、ローグさんの居るここで事を起こそうとする奴は、そもそもエメリックが入り口で弾いているか」

 

「だろぅ?だから、外にさえ出させなきゃ比較的安全って訳よ」

 

理解したいがしたくない感覚…これはたまげたなぁ。

現実的と言えば現実的なんだろうか。

思えば、ここにはだいぶ久しぶりにきた気がする。

 

私に気付いたクレアが、嬉しそうにカウンターの内側でこちらの方に近づいて来た。

 

「あら久しぶりじゃない!元気そうね!」

 

「やぁ、久しぶり。そちらも元気そうでよかった」

 

カウンターに近づいて軽く拳同士をぶつける挨拶をする。

 

「私の方はボチボチってところかしらね!折角だし、今日は一杯奢るわよ?」

 

「良いね。ローグさんに挨拶したら貰おうかな」

 

「いってらっしゃい!待ってるわね」

 

相変わらず元気が良くて何よりだ。

フサリアの後を追うようにして、VIP用のボックスシートへと入って行く。

新人だか誰だか知らないが、入ろうとする私の行く手を塞ぐようにしてセキュリティが立ち塞がったので、それを見た周りのサイバーパンク達が思わず一歩後ろに下がったのが見えた。

酷いな、まるで私がコイツをどうこうしてしまうみたいじゃないか。

まぁ、邪魔だから退かすんだけどね。

 

「退け三下」

 

殺気を前方にだけ飛ばすと、セキュリティは思わずといった様子で後退りして尻餅をついた。

 

「す…すみません」

 

「馬鹿だね。ソイツはどんな時も招き入れなきゃならないんだって教えただろう」

 

腰を抜かしたようなセキュリティに、正面に座っていたローグさんが溜息混じりに説教をする。

 

「おやおや、私は疫病神(Walking biohazard)ですか?」

 

「紙一重だね。何とかとハサミは使いようと同じく、上手に使えばラビットフットさ。で?今日は何をしに来たのさ」

 

「メールの件、と言えば分かりますか?」

 

溜息を吐きつつ、やれやれと言った感じでローグさんが足を組み直す。

折角忘れたところだったのにと言わんばかりだ。

 

「あぁ、あの件ね。……本気でやるつもりなのか?私達がミリテクを巻き込んでアレやった後、ここがどうなったか…アンタなら知っているだろう」

 

「ええ、存じておりますともマダム。モーガン・ブラックハンドが中途半端にアダムを壊し、緊急修復したアダムにジョニー・シルヴァーハンドは殺されて、ミリテクは核を持ち込んだは良いが、想定が甘い所為でまだ地上階なのに爆発。片手落ちも良いところだ。とんだお笑い種ですよ」

 

「………ふん、だろうね。あの時はあのバカが焦りやがってね。時間が無かったのさ。だから、ミリテクなんかにも頼らなきゃいけなかった」

 

ローグさんは吐き捨てるように言い、紙巻きを口に咥えて火を付けようとしたが、シートにフサリアが大人しく座ってジュースを飲んでいるのを見て、火を付けずに灰皿に置いた。

 

「連中は連中の計画があって、私たちの計画に乗っかったは良いが、あんなザマになるくらいなら、ジョニーをぶん殴ってでも止めさせておけば良かった」

 

それを言うだけで、10歳は老けたように見える。

グラスに入っていた飲み掛けのジョニー・シルヴァーハンドを飲み干し、苦虫を噛み潰したような表情をした。

ローグさんの中では、いまだにジョニーは特別な存在のようだ。

複雑な感情が渦巻いているようにも見える。

 

「アラサカの排除やメガコーポの搾取をやめさせるだのなんだの、聞こえの良いことばっかり言っていたが、結局アイツはただオルト・カニンガムの仇討ちをしたかっただけなのさ」

 

それで核爆発に巻き込まれた市民はたまったもんじゃない、と天井を仰ぎ見た。

 

「そうですか…」

 

はてさて困った。

ローグさんは手伝ってはくれないかもしれない。

少し諦めが過るが、ジュースを飲み終わったフサリアがコップを置いて、ローグさんの組んである足を退かして膝の上にちょこんと座った。

天井を見ていたローグさんは、気怠げそうにフサリアの後頭部を見た後に優しく手櫛で髪の毛を解かす。

やがて、重々しい溜息を吐いた。

 

「………新しいアラサカタワーには、機密保護用の自爆装置があると聞いてるが、また核爆発は御免だよ」

 

「機能停止デーモンは有ります。それを前もって注入する手立ても」

 

「そうかい。私はね、ネイト。究極を言えばアンタもアラサカの連中と同じ穴の狢だと思ってる。だけど、決定的に違う点がある。アンタは何だと思う?」

 

突然そんなことを言われても、何て答えれば良いかなんて分かるはずもない。

ハッキリ言って、私はそこら辺のコーポの人間と変わらないクズみたいな人種だと思っている。

ただ権力と金を持っているだけで本質は一緒だろう。

違う点と言われても…

私が困惑して返答に困っていると、ローグさんが口を開いた。

 

「その様子だと、分かっていないようだね。いいかい、アンタは身内に優しすぎるんだよ。しかも、少ししたらすぐに身内判定になる」

 

「そうですかねぇ…」

 

うーん、どうなんだろうか。

めっちゃ裏取りしたり、試したりするんだけどなぁ。

 

「何せアンタ、私と会ったその時から私は身内になっていただろう」

 

「いやそれは」

 

ふと口を噤む。

私は確かに原作でローグさんのことを知っているし、どんな選択肢を取ればどんな結末までどんな行動を取って行ったかを知っている。

そりゃ、アレだけゲームをやっていれば他人の気なんてするわけがない。

ゲームやアニメの登場人物達だって、感情移入しまくっていたのだから。

そうか、私は彼等のことを最初から知っていたけど、彼等からしたらそうじゃ無い。

そういうことか。

畳み掛けるように、ローグさんはフサリアの頬を掴んで私の方を向かす。

 

「それにこの小娘のことだよ」

 

クイっと私の方を向かされたフサリアが、宇宙的なヴォイテクぬいを抱えたままコテンと首を傾げる。

 

「この街で、孤児なんて拾って自分の子供にする奇特なことをするのは、幼児性愛者のクソ野郎か人体実験に使うつもりのコーポかアンタくらいなもんだろうさ。前者とは違って、アンタはきっちりと養っているんだろう?」

 

「まぁ、なんか絆されてしまったと言うのもありますが、お金には余裕がありますからね。1人くらいは…」

 

「金がいくらあったって、普通はそんなことしない。寄附するのが精々だろうさ」

 

……言われてみれば、そうかも知れない。

 

「だからだよネイト。アンタは知らず知らずのうちに、この腐ったどうしようも無いナイトシティに数えきれない身内を作ってしまった。身内に甘い奴が、そんな街を気安く核で吹っ飛ばされるようなことをさせるとは思えない」

 

「それは流石にそうですが…身内が居なくても、住んでる街が核爆発でなくなりそうで、もし防げそうなら幾らなんでも防ぎますよ」

 

「アンタが日本人だからかは知らないが、そんな奴はこの街には一人も居ないよ。真っ先に他人を蹴落として逃げ出すね。賭けてもいい」

 

そう言うもんかねぇ…

特に日本人は核に対しての想いがあるからかな。

いや、この世界核爆発し過ぎてるから、本当ならもっと止めようとするのが正しいのでは…?

これが分からない。

 

「兎も角、仕方がないから私も手伝ってやるさ。折角大金を稼いでいるのに、その資本ごとこの街が吹き飛んでも困るからね」

 

「…ありがとうございます」

 

「ただし、アラサカに突入するのは私1人だ。他の連中はこんなことには巻き込めないからね」

 

「分かりました。それでもありがたいです」

 

ぶっちゃけ、ローグさんと一緒にアフターライフのサイバーパンクも動員出来たらと考えていたが、そこまでは甘く無いらしい。

まぁ、やるなら別の仕事を金銭を払った上でやって貰えば良いだろう。

 

「詳細は追ってまた」

 

「あぁ、そうしておくれ。そうだ、一つ聞きたいんだけどね。この子に通信用のインプラントを入れたのか?」

 

今までの流れと全く違う話題を唐突に出されて、頭の中がハテナマークで埋め尽くされる。

 

「…まさかとんでもない。こんな子供にインプラントなんて入れられませんよ。ご存知でしょう?」

 

「そうか……身体検査は?」

 

「してます。全身のレントゲンもバッチリと…異常はありませんでしたが、どうかしましたか?」

 

「いや、クレアが妙な事を言っていてね。なにやらフサリアがTVのチャンネルを変えたとか」

 

「本当ですか?コンソールを弄ったとかではなく?」

 

「ああ、どうせ遠隔で操作出来るから、コンソールは置いてないよ」

 

「……つまり、遠隔でリアが操作したってことですか」

 

実際、フサリアには不明な点が多い。

調べたのだが、観光客だった親の職業が偽造されていたり、そもそも身分さえ偽造したものだった。

それに、本来であれば後輩ちゃんの頭の中の妖精さんであるはずのジョニーを見ることも話すこともできたり、時たまクイックハックで悪さをしようとしている輩を見つけるのが得意だったりするのだ。

そこに遠隔で機器を操作出来る疑惑が出てきた。

フサリアを引き取った後に、改めてデラマン診療所で全身のMRIやレントゲン、血液検査等を行って徹底的に病気や怪我を検査・治療したのだ。

その時は少し脳の発育が進んでいるという診断と拉致監禁が原因の栄養失調以外は、至って健康体という診断が出ていた。

 

脳の発育が進んでいるというのは、フサリアが同年代の子供に対して大脳が大きかったのだ。

その時は脳波を計測したりはしていなかったが、これは今度測ってみないといけない。

もしかしたら、この子供にしては発達した大脳に何か秘密があるのかも知れない。

 

「まぁ、そう言うことになるね」

 

「うーん……リア、あのTVのチャンネルを変えられるかい?」

 

とりあえず本当に出来るか試してみよう。

 

「うん!かえる!う〜ん、えい!」

 

VIPのボックスシートにあるホログラムTVのチャンネルが、N54ニュースからWNSのバラエティチャンネルに切り替わった。

ちょうどNCPDのあんしんシティライフをやっている。

コミカルなカートゥーンだが、少しグロいので教育に悪いと思いそっと消した。

あれは本当に子供向け番組なのか…

 

「きえちゃった!あにめみたい!」

 

「アレはリアには少し早いかな」

 

「なんで?れぺっかはみせてくれた!」

 

「そっかー、あとでレベッカとはお話ししないとねぇ」

 

視線をカウンターでクレアと話しながら酒を飲んでいるレベッカに向けると、ビクッとなって酒を溢しつつ、慌てて左右を見てから両方の手で二の腕を摩り始めた。

 

「それにしてもリア、どうやってチャンネルを変えたのかな?」

 

「んん?えっとね、きらきらしたのみえるから、えいってする!」

 

うーん、つまり通信で操作出来る機材が発している電波を視認できるってことかな?

そして、それに干渉することも出来ると…

ローグさんは肩を竦めている。

確かに、ジョニーと会話出来る時点で疑問がいくつか合ったが、急にそれどころではなくなってしまって後回しにしていたのはある。

けど、インプラント無しに電子機器の操作が出来るのは、一体どんな技術なんだろうか。

私自身でゆっくり調べられないのがもどかしいが…デラマンに後で指示だけ出しておこう。

 

「いいかい?私とローグさんの前以外では、えいってやってはいけないよ」

 

「うん!ははとろーくのまえだけ!」

 

「よろしい。ローグさん、後で調べて判明したら結果をお知らせしますね」

 

「まぁ、期待せずに待っているよ。それよりも、動く時期を早く教えな」

 

「はい、計画を詳しく記載した物と一緒にメールで送ります」

 

とりあえず、ローグさんとの用事はこれで終わったので、カウンターで飲んでるレベッカの隣に座り、私も同じものを注文した。

ポンと肩に手を置くと、ビクッとレベッカが小さく飛び跳ねるが、ニッコリと微笑んであげた。




フサリアの謎については、たぶんそこまで追わないと思います。
理由は時間がないからです…
個人的な事ですが、4月に第一子がバブーする予定なので、それまでに作品が終わらないと本当に執筆時間が取れないからです。
作品としては、アラサカの件が片付いた時点で完結とさせて頂きたいと思います。

オラに元気を分けてくれー!!
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