【完結!!】Good Luck‼︎ EDGERUNNERS !!   作:持麻呂

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ノミの心臓「助けて下さいシャア少佐!キャラが、キャラがプロットを無視して、勝手に動き出して止まりません!」


第八話

 気の赴くままに、ルーシーの影を探して夜のナイトシティを徘徊する。

 ワトソン地区カブキにある、ジュディの住んでいるアパートの隣室が、どうなっているかは確かめに行った。

 アニメだとルーシーの部屋になっていたが、ゲームだと屋上に続く階段になっている。

 この世界ではどうなっているか見に行ったら、確かに部屋になっていた。

 インターホンを押したが留守だったため、ジュディに連絡して隣室の事を聞いたが、誰が住んでいるかまでは知らないようだった。

 アパートの管理人のパソコンに、隠れてアクセスしてもよかったが、気分が乗らず面倒だったのでやめた。

 わざわざ、アラサカのオフィススーツを着てメトロに乗ったりしたが、ピックソケットを仕掛けてきたのは、全く関係ない奴が2人だけだった。

 1人はぶん殴って済ませたが、もう1人はブードゥーボーイズの構成員だったので、メトロから降ろして路地裏に引きずっていった。

 後はまぁ、ね。

 アラサカ社の代紋を背負った社員に、ピックソケットを仕掛けて、バレて連れて行かれるヤツを見ていた他の乗客は、その後ソイツにまもなく訪れるであろう未来を想像して、大半が目を逸らしていた。

 

 良いブードゥーボーイズは、死んだブードゥーボーイズだけってそれ一番言われているから。

 

 未成年でも喫煙してそうな気がするから、あのパステルカラーの髪がいないか、コーポプラザやシティセンターの喫煙所巡ってみたりもしたが、全く出会えなかった。

 今は夜なので、日中に出直せばもしかしたら会えるかもしれない。

 

 ちょうど、バイオテクニカの高層ビルの前に着いたとき、【依頼:カッコーの巣の上で】の事を考えていた。

 依頼の内容は、バイオテクニカ企業附属精神病院に拉致監禁された、NCPDのジャスミン・ディクソン巡査部長を救出すると言うもの。

 一度でも原作をやってもらったことのある人は、あまりの胸糞依頼で、終わった後に再度来訪して、セルフサイバーサイコで関係者全員ぶち殺したと言う事をした人は多いのではないだろうか。

 ちなみに、私はやった。

 

 やれ、妊婦に新薬を投与したいから送れるかとか、今1人だから来週までに3人増やすよとかふざけてるのか?

 ここに麗しのグロリアさんが送られたと考えた時に、目の前が真っ赤になってサイバーサイコになりそうだ。

 前世でもなりそうだったのに、今世だと100%なりそうだよな。

 いや、いっその事発狂してビルに乗り込んでやろうかな。

 行動インプリント連動フェイスプレートを使えば、顔バレもしなさそうだし案外良い案かもしれない。

 

 などと考えて、諸々の損得を勘定した結果余裕で得が優ったので、実際に実行までの倫理的ブレーキを解除直前だった。

 あとはいざ鎌倉、と思っていたら急にビル内部で警報が鳴りまくって、1階エントランスの入り口が装甲シャッターで閉鎖された。

 

「えっ、何事?まさか読心装置とかつくった?」

 

 あまりにもタイミングがよすぎるので、びっくりして立ち尽くしていたら、どうやら原因は私ではなく、すでに先客が入り込んでいたためとわかった。

 見上げると、上層階でドンパチしている光が見える。

 随分と派手にぶっ放しているようだ。

 

 これだと、しばらくは警備度が厳重になって、襲撃するには面倒なことになるだろう。

 私がついてないのか、バイオテクニカの悪運が強かったのか、どちらにせよ命拾いしたなクソどもめ。

 

 これ以上、ここに居ても出来ることはないので、踵を返してルーシー捜索を続けようと思っていたら、ガラスが割れる音と続いて強烈な爆発音と衝撃波。

 すわ何事かと上を見上げると、人が落ちてくる。

 キロシを最大望遠にすると、ピンクと黒のネットランナースーツを着た、黒髪ボブカットの女の子だった。

 

「親方!空から女の子が!…とか言ってる場合じゃない!!」

 

 すぐにサンデヴィスタンを発動させ、真下に移動する。

 このまま地上でキャッチするか?

 いや、高過ぎて衝撃で死んでしまうだろう。

 それに、私の両手脚のクロームもどうなるか未知数だ。

 そこで、空中ジャンプで飛び上がって地上5階あたりで受け止め、モノワイヤーを街灯に飛ばし巻きつける。

 ターザンの様にスイングして、落下の運動エネルギーを横方向に変える。

 それを何度か繰り返して、地面に着地した。

 

 スキャニングして怪我がないか確認すると、どうやら落下による防衛反応で気を失ってるだけだった。

 ついでにIDをスキャンする。

 

「名前は…サーシャ・ヤコブレワ……ん?まさか、『Let You Down』のMVで出て来てた、キーウィとルーシーの前任のネットランナー?」

 

 これはやってしまったか?

 サーシャが死ぬ事によって、メインは新しいネットランナーを募集する事になる。

 このままでは、余計にルーシーとキーウィを探すのが困難になるだろう。

 さらに困ったことがあって、サーシャはバイオテクニカの戦闘ロボットに顔を見られているだろうから、今すぐここから移動しないととても面倒なことになる。

 カメラに自分の顔が映らないようにジャミングするパークを取得しているので、監視カメラ等には身バレを気にする事はないが、肉眼ではそうではない。

 すぐさま行動インプリント連動フェイスプレートを起動し、全くの別人になります。

 

 サーシャを背負ったまま移動を開始しつつ、ブードゥーボーイズからの慰謝料で年間契約したばっかりのデラマン交通サービスから、契約した車両を回してもらう。

 ちょうどコーポプラザの自宅の駐車場にいたらしいので、数分で来てもらえるようだ。

 南に進路をとって、歩道をテクテク歩いていると、3分くらいでデラマンが追いついた。

 後部座席のドアが自動で開いたので、サーシャを奥に押し込み続いて自分も乗り込む。

 ドアが閉まって、デラマンが話し出した。

 

『ネフェル・アスカイ様ですね。この度は、デラマン交通サービスの年間契約デラックスプランをお選び頂き、ありがとうございます』

 

「あぁ、よろしくね。私の事はネイトでいいよ、デラマン」

 

『かしこまりました、ネイト様。ところで、ご登録頂いたお顔と違う様ですが、現在のお顔で再登録致しますか?』

 

「いや、これは任務のための変装だからしなくて大丈夫」

 

『承知いたしました。行き先はどちらに致しましょう』

 

「グレンにある自宅の方へ」

 

『ご登録頂いている、グレンの御自宅ですね。出発致します』

 

 デラマンタクシーが、グレンの自宅に向けて発進する。

 前部座席の背面に、デラマンの生っ白い禿頭が映っており、前を向いているとどうしても目が合ってしまう。

 

『ネイト様、どうしてもお気になってしまうようでしたら、ニュース映像をお流ししますが』

 

「あぁ、ごめん。大丈夫だよ。気にしないで」

 

『ありがとうございます。ところで、お連れ様はだいぶお疲れの様ですね。診断プログラムによると、あと2時間は起床されないでしょう』

 

「えぇ?そんなことまで分かるの?デラマン凄いね」

 

『大したことではございません』

 

 その後、グレンの自宅に着くまでの間、デラマンと他愛の無い話をして盛り上がった。

 さすが超性能AIだけあって、ギャグセンスも高いとは恐れ入った。

 普通の人間のとはまた少し毛色が違って、言われてもすぐにはピンと来ないけど、じっくり考えるとそう言うことか!ってなるボケをかまして来やがった。

 それが意外にも笑える内容だったので、こちらは寒い親父ギャグを伝授してあげた。

 デラマンは、日本の寒いダジャレについてはあまり学習していなかったらしく、AIの学習機能が少し成長したと喜んでいた。

 

 確かに、日本からナイトシティに来ているアラサカの社員は、結構堅物が多そうなイメージだしなぁ。

 デラマンタクシーに乗ってまで、AIのデラマンに親父ギャグをぶちかますヤツなんて、そうそう居ないだろう。

 

『到着致しました。いつでもお気軽にご連絡下さい』

 

「ありがとうデラマン。また呼ぶね」

 

 デラマンに別れを告げて、サーシャをお姫様抱っこしてグレンのエレベーターに乗り込み、12階の自宅のソファーに寝かせた。

 とりあえず、周りの建物から見えない様にカーテンを降ろしておく。

 

 デラマンが後2時間くらいは起きないと言っていたし、お茶でも飲んでゆっくりしよう。

 

 しかし、サーシャか…

 原作ではポンコツの姉のステラくらいしか出てこないし、エッジランナーズでも前任だったと言うことしかわからない。

と言うか、MVしか出てこない人なんて分からんて…

 

「…んっ…うぅ」

 

 どうやら眠り姫が目覚めたらしい。

 

「…ここは?私…死んだんじゃ……」

 

「さて、お目覚めの様だね。お姫様」

 

「だれ!?」

 

 最初は、ぽーっとしていたが、話しかけた途端に飛び上がり、両手の指の先から鉤爪を伸ばしてこちらを威嚇する。

 随分と可愛らしい威嚇だな。

 

「落ち着いてって。バイオテクニカの前に居たら、君が上から落ちて来たから拾ったのさ」

 

「……アラサカの社員が?」

 

 アラサカスーツ着たままなのを忘れていた。

 

「あー、これは依頼と人探しの為に着ていただけだから、私自身は傭兵だよ」

 

「……私はバイオテクニカのほぼ最上階から飛び降りたのよ?どうやって助けたの?」

 

「うーん、それは難しい質問だね。企業秘密とだけ言っておこうかな。とにかく、私は君に危害を加えるつもりは全く無いから、そこに座ってお茶でも飲みなよ」

 

「………」

 

 大人しくソファーに座ったが、だいぶ端っこにちょこんと座っている。

 まるでネコ科の動物のようだ。

 近付いたら、全身の毛を逆立てて威嚇されそう。

 

 緑茶の茶葉でお茶を淹れる。

 こう言う小物の持ち運びは、インベントリはとても便利だ。

 蒸らしもそこそこに、飲みやすい様にマグカップに入れて目の前に置いた。

 何か余計なものが入ってないか、散々匂いを嗅いだりしていたが、諦めたのか舐める様に飲み始めた。

 その間、何度か目がオレンジ色に光っていたので、外と連絡をしようとしている様だ。

 たぶん、メインかドリオかレベッカだろう。

 

 ……レベッカ?

 そうだ!MVではレベッカもメイン達と一緒に映っていたはずだ!

 なんとなくバイトに誘っていたが、レベッカはこの世界でもメインのチームに入っているのだろうか?

 

と思ったら、レベッカからコールが入った。

 

「やぁレベッカ。どうしたの?」

 

『ネイト!ちょっと急ぎで助けて欲しぃんだ!』

 

「ふむ。どんな内容?」

 

 コールに出たレベッカは、開幕から捲し立てるように言い放つ。

 結構焦っているようだ。

 

『知り合いが1人、アラサカに拉致られたらしい!クソがーッ、よりによってなんでアラサカなんかに捕まんだよ!』

 

 ん?アラサカ?

 コーポに捕まったのか?

 それはだいぶ不味いなぁ。

 

「いつどこで、何時ごろにどう言うふうに捕まったのか教えてもらえるかな?」

 

『あぁ、あーしも聞いたばっかりだから、よくわかんねーけど、ちょい前にバイオテクニカの前らへんで連れてかれたって聞いた』

 

「うーん…その前に少し聞きたい事があるんだけど、レベッカって私のところでバイトしてる以外に、チームって所属してたりする?」

 

『ん?まぁ、ネイトんところはバイトだからなぁー。チームには一応入ってる』

 

 やっぱりかぁ…

と言う事は、捜し人はずばりサーシャだろうな。

 私がちょうどアラサカスーツ着てたから、誤認したメインからレベッカは連絡を受けたのだろう。

 すぐに、私なら救出出来ると思って連絡くれたのは嬉しいけど。

 

「そっかぁ…。あぁ、レベッカ。依頼についても話したい事があるから、グレンのここの12階に直接来てもらえるかな?出来れば1人だと嬉しいけど」

 

 メールで住所を添付して送る。

 

『?…まぁ、よくわかんねーけど、今から行くよ』

 

 はぁ…

 面倒な事になってしまったぞ。

 サーシャの方は、何度も何度も連絡を取ろうと頑張っているみたいだ。

 ああ、ここ特定ジャミング掛かってたの忘れていた。

 

「サーシャ、いまここ許可制のジャミング掛かってるから、私が許可を出さない限りここから外部に連絡は出来ないよ。諦めて」

 

「!?じゃあ、今すぐ許可してよ!仲間が…仲間と連絡しなきゃいけないの!」

 

「大丈夫大丈夫。いま、君の仲間が来るからさ」

 

「どう言う事?」

 

 ほんと、どう言う事だよなぁ…

 私が言いたいよそのセリフ。

 いまは、レベッカが到着するまでお茶を飲んでるしかないんだよ。

 これから先どうするかなぁ、私もなぁ。

 

 私がこれ以上話さないで、黙ってお茶を飲み続けるのを見て、サーシャもこれ以上聞き出せることも無いと悟ったのか、同じように出されたお茶を飲んだ。

 天然のお茶の力なのか、ホッとして良い具合に力が抜けたようだった。

 お茶請けにお煎餅を出して、それも食べさせる。

 味に気に入ったのか、天然食材100%の魔力にやられたのか、お茶とお煎餅を交互に口に運んでいる。

 

と、そこにエレベーターの到着する音が聞こえて、レベッカが家に入って来た。

 

「ネイトすげぇーな。こんなところにも住んでるなんてなー」

 

「レベッカ!?」

 

「サーシャ!無事だったんだなー!あーしは心配したんだからよぉ。バイオテクニカでカチコミかましたってきーた時は、もー会えないかもって思ってさぁ」

 

 レベッカがサーシャに抱きついて、凄い嬉しそうにしている。

 尊い。

 思わず両手を合わせて拝んでしまいそうになった。

 

「よく来たね。まぁ、見ての通りだよ。成り行きで助けたら、君の知り合いだったってわけ。どうせ、レベッカのチームメイトなんでしょう?」

 

「そーだよ、やっぱり分かっちまうかぁ」

 

 サーシャに抱きついたまま、顔をこちらに向けてヤレヤレとする。

 

「そー言えば、なんでアラサカなんかの服着てたんだ?」

 

「サーシャにも言ったけど、仕事だよ仕事。こう言う格好をしなきゃならん時もあるって事さ」

 

「へ〜、大変なんだなぁー」

 

「さて、前振りはここら辺にしてだね。……サーシャの事なんだけど」

 

「私のこと?」

 

 レベッカとサーシャが不穏な空気を感じてか、居住まいを正す。

 

「悪いけど、彼女をこのまま帰すわけにはいかなくなった。しばらくはここに居てもらわなきゃならないんだ」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで帰れないの!?」

 

「ネイト、どう言う訳だ?」

 

「うん、先ずサーシャは依頼でバイオテクニカに行ったんだろう?そこで何かドジを踏んだが、或いは余計な事をして戦闘になった。違うかい?」

 

 こちらとしては、どうして戦闘になったかを、その理由をMVを観て知っている。

 だけど、それを馬鹿正直に言う訳にはいかない。

 ある意味で、未来を知っているような素振りは見せれないのだ。

 こう言う回りくどい真似は、面倒だから嫌いなんだけどなぁ。

 

「そ、そうだけど…」

 

「当ててみようか?依頼で入った先で、君は何かしらの真実を知ってしまった。それを世に知らしめる為に、そうだな…N54ニュースにでも情報をリークした。そう間違って無いはずだけど、どうかな?」

 

 サーシャはドンピシャを言い当てられて、目に見えて狼狽する。

 出来レースなんだから当然だろう。

 これでポーカーフェイスを続けられるなら、大したもんだ。

 

「うぇ!?マジでそんな事ぶちかましてたのかよ!」

 

「あそこは、自立型戦闘ドロイドを採用している。ソイツと戦闘になった以上、顔写真が社内ネットワークを通じて、保安部やら防諜部に送られているはずだ。先ず十中八九、サーシャにはバイオテクニカから懸賞金が掛けられているだろうね。自社ビルの上層階を爆破した上で、機密情報なりを外部にリークさせたんだから。まぁ、リークした情報は世間には漏れないだろうけどね」

 

「ど、どうしてそう言い切れるの!」

 

「おいおい、ここが何の街か、君も知らないわけじゃないだろう?きっと、今頃は大金掴まされて黙ってるか、バイオテクニカに貸を作るのにN54から言い出してるかのどっちかだろう。アレで死んでたら、無駄死にだったね」

 

「そ、そんな…そんな事って……ママァ…仇を…ごめんっ」

 

 シクシクと肩を振るわせ悔し涙を流すサーシャ。

 レベッカが自分の胸に抱きしめて、優しく、まるでなく赤子をあやすように頭を抱く。

 まるで宗教画のイコンのような、美しい光景がそこにはあった。

 レベッカの溢れ出る母性に、思わず目が奪われてしまった。

 

「それに、その賞金首がレベッカのチームメイトって言うのも本当は良くないな。芋蔓でこの事件とは関係無いデイビッドまで巻き込まれる可能性がある。だから、サーシャには外をほっつき歩いてもらう訳にはいかないのさ」

 

 レベッカの方も、理由には納得したそうな感じだ。

 サーシャは、静かに泣き続けている。

 部屋は暫しの沈黙に包まれた。

 

 仕方ない。

 彼らを救うのはもう決めた話だったし、予定に変更はつきものだ。

 それに、せっかく助けたんだ。最後まで責任を持たなきゃね。

 

「なぁー、ネイト。あーし達に合流出来ない理由は分かったけどよぉ…そしたらサーシャはどこに居れば良いんだよ」

 

「もちろん、私が面倒を見るよ。住むんだったら、ここの部屋を自由にしてもらっても良い。仕事は私が見繕うけど、レベッカ達とは一旦離脱してもらう事になるね」

 

「うへぇ、メインがなんて言っかなぁ」

 

「その間、私の方に出向していると思えば良いよ。君達のチームにも、その期間一定額を納めれば良いだろう。ただし、そっちは新しいネットランナーを探してもらうようになるだろうけど」

 

「そりゃぁ、そう言う事なら納得はしそうだけどよー、いつまで掛かんだよそれぇ…」

 

 これから起こるであろう面倒ごとの匂いを察してか、レベッカが幾分かゲンナリした感じで言う。

 

「一年だ。一年の間で、バイオテクニカをナイトシティから叩き出す。それまでの辛抱だよ」

 

「一年?そんな短期間に、あの大企業をやれんのかよ」

 

「それは、私の力とお金の使い方次第だろうね……その前に、先ずは君達のリーダーを説得する事から始めようか」




今回は、存在を少し忘れていたサーシャを回収する回となりました。
け、決してMVの存在を忘れていた訳じゃ、無いですよ…無いですよ!

まだ観たことのない方は、『Let You Down』のMVをどうぞご覧になって下さい。
それから、また冒頭前半を読んでもらえたら嬉しく思います。
ノミの心臓としては、サーシャを生きて本懐をとげてほしいと思っております…

お気に入り登録と高評価をして頂いただけたら、ノミの心臓がバイトテクニカに火付けをしに行って来ます

デイビッド君が、ハーレムになるのは許せる??

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