原作63話、おうち雨宿り回でもみじと一緒にお風呂に入ったら……というifです。
二次創作は初めてなので至らないところもあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
「……ただいまー」
「お邪魔しまーす!」
急なにわか雨に降られ、慌てて帰宅。
みはりがいたらよかったんだけど、どこかに出かけているようだった。
「うへぇ、下着までぐっしょり!」
スカートを絞りながら、もみじがしょんぼりした表情になる。
とりあえず濡れた服を洗って乾燥するために、もみじと一緒に脱衣所へと向かう。
ちょっと濡れただけで下着がスケスケになるし、服が張り付いたら体型も出てしまう。女の子は大変だ。途中で別れたあさひは濡れないで家に着けたかなぁ……。
「んしょっ……と」
「おわわーっ!? 急に脱ぐんじゃありません!」
ちょっと目を離した隙に、もみじは上半身裸になっていた。
ブラじゃなくてキャミソールなせいもあるけど、Tシャツ並にするっと脱げる。
「えーなんで? どのみち一緒にお風呂の流れでしょー」
「!!」
そんなことを言いつつ、獲物を見る目でこちらを脱がそうとしてくるもみじ。
可愛らしい乳首が丸見えだけど、全然隠そうとしない。
相変わらず「膨らみかけ」とも呼べない、荒涼たる大平原。初めて出会った時、男の子と勘違いしてしまったのを思い出す。
それなりに長い付き合いになったけど、もみじは全然成長する気配がない……。オレですらちょっとずつ膨らんでるのに……。
「ほらほらまひろちゃんも脱いで!」
「うわーッ! ダメダメ事案です!!」
確かにこのままだと身体が冷えてしまうし、普通に考えたら一緒に入るのは当然だ。
でも、温泉や銭湯ならともかく、この狭いお風呂場にJCとふたりきりは事案すぎる……!
「だいいちお湯も張ってないしさぁ……!」
「そんなの、一緒にシャワーしてるうちに溜まるよぉ……くしゅん!」
「ぁ……へくちっ!」
何とかもみじを説得しようと思ったが、ほとんど同時にくしゃみをしてしまい、思わず顔を見合わせる。
「まっ、まひろちゃん、大丈夫? 冷えてない? さっきもくしゃみしてたし!」
「うっ……」
自分だって同じくらい冷えているだろうに、まずオレの方を心配してくれるもみじ。
突然のイケメンムーブ……! こうこられるとオレは弱い……。
ともあれ、ここはもみじの言う通りだ。
オレはともかく、これ以上ごねてもみじに風邪を引かせてしまったら申し訳なさすぎる。
「むむむ……」
まあ冷静に考えれば温泉の時もみんなで一緒に入ったし、それどころかくすぐられたりした際に上も下も触っちゃった気がするし、あまつさえ生えてムクっとなっちゃったのをブニブニされたりもしたけど……あれ?
もしかして、あの時に比べたら自宅のお風呂に一緒に入るくらい全然事案じゃないのでは……?
「こ、これはあくまで風邪を引かないためだから! けして邪な考えがあってのことではない……!」
……ということで無理やり自分を納得させる。
「うん! 一緒に入ろっ! えへっ、温泉の時以来だね!」
いつの間にかスカートを脱いでいたもみじが、嬉しそうにオレの腕を取ってきた。パンツ一丁なのに恥じらいもない。
「く、くっつかないの!」
「えー」
もみじから離れ、制服を脱いでいく。水に濡れたブラジャーが肌に張り付いて冷たい……。
向かいでは、もみじがパンツを脱いでいた。
見ないようにと思っていてもついつい目に入ってしまう、つるつるでぷにぷにな割れ目。ぴたっと閉じているのがいかにも子供っぽい。
胸もだけど、もみじはこっちも一向に成長する気配がないな……。
まあ、つるつるなのはオレも同じだ。中2にもなればそろそろうぶ毛くらい生えてもいいと思うんだけど……みはりのヤツはいつくらいに生えたんだろうか。今度聞いてみよう。
「うー、寒い寒い!」
「まひろちゃん、早く早く!」
オレが脱ぎ終えるのを待っていたかのように、再びもみじがオレの手を取ってきた。
そのままぺたぺたと足音をシンクロさせ、浴室へと移動する。
「シャワーしながらお湯溜まるの待とっか」
「そうだなあ……」
湯船に栓をしてお湯を出してからシャワーの下へ向かう。
それにしても、2人で一緒にシャワーか……。これもなかなか事案な気がする……。
「もっとくっつかないと当たれないよー」
当のもみじはまったく気にせずに密着してくるし……。
胸もお尻もないのに、触れる部分の柔らかさはしっかり女の子だ。高い体温が伝わってくる。
「お湯出すね!」
言って、もみじが蛇口をひねる。すぐに、温かなお湯が優しく降り注いできた。
「はー、生き返る……」
芯から冷え切った身体が、じわじわと癒されていく。ようやく人心地がついた。
「えへへ、あったかいねー」
もみじもほっとしたような雰囲気だ。
ふたり同時にシャワーを浴びる都合上、今は至近距離で向かい合っている。
もみじのつるぺたな胸と、オレのささやかな胸。くっつきそうでくっつかない、絶妙なディスタンス。
相手がみよちゃんだったら確実に密着していただろうし、かえでちゃんだったらおしくらまんじゅう状態になっていそうだ。
「……あっ」
シャワーが下半身に移った途端、もみじが小さく声を上げた。
「どうしたの? もみじ」
気になって聞いてみると、恥ずかしそうにもじもじとふとももをこすり合わせながら、もみじが小さな声で答える。
「……ちょ、ちょっと、おしっこしたくなっちゃった……」
「……はっ!?」
そう言われたとたん、オレもブルっとしてしまった。
雨に打たれつつ走ってきたので仕方ない。
いったん意識してしまうと、今にも漏れそうになってくる……! もはや一刻の猶予もない。
「ご、ごめん、トイレに……!」
「はぅぅっ、も、もう無理そう……!」
シャワーを手放して股間を両手で押さえ、じたばたするもみじ。もちろん、オレも決壊寸前だ。
トイレは1Fと2Fにあるけど、今から身体を拭いて向かったところで途中で時間切れになる可能性は高い。
こうなると、もはやどちらが先に漏らすかのチキンレース。万事休すだ……!
「……い、いっそ、こ、このまましちゃわない……?」
もはやオレが先に漏らすことでもみじをかばうしかない……と思った矢先、顔を真っ赤にしたもみじが提案してきた。
「ここでー!?」
「……っ」
いっそう頬を染め、こくんと頷くもみじ。
お風呂場おしっこ。
はしたないけど、現状に照らせば理にはかなっている。
お互い、もうのっぴきならない状態だ。このままだとどうせふたりとも漏らしてしまう。
それなら自分の意志で出す方が精神的なダメージは軽い。おしっことお漏らしはジャンルからして微妙に違うので尊厳も破壊されないし、シャワーですぐに流せるから拭かなくてもいいし、むしろトイレで水と紙を使うよりエコ。なんだ、いいことづくめじゃんか……!(まひろは混乱している)
「か、かくなる上は……!」
もみじとはいつぞや学校で一緒に漏らしたりもしたけど、さすがに全裸で一緒におしっこするのは想定外すぎる。だが、背に腹は代えられない。
「せーのでするぞ! ほ、他のみんなには内緒だぞ」
「う、うん、ぜったいぜったい内緒だね……」
顔を見合わせ合い、強く頷く。
「よ、よし……」
シャワーを出したまま、角にある排水口に向かってしゃがみ込む。
「っ……」
もみじも同じ排水溝に狙いを定めているので、お互い斜めに隣り合う感じだ。
それなりに足を開いているため、見るとはなしにお互いの股間が目に入ってしまう。
もみじの股間は何回も見たけど、それは着替え中とかだけで、いつも見下ろす感じだった。だが、今は違う。開かれた足の付け根に鎮座する形は、まさに性器といった様相だ。
ぷくっとした可愛らしい割れ目はもちろん、ほんのりピンクな内側の柔肉の色、さらには小さくすぼまったお尻の穴。もみじの全部が丸見えになってしまっている……。
これはさすがに「いけないこと」をしている感が強い。
「……」
「……」
何となく、無言になってしまった。
もみじもまた、オレのあそこをガン見しているのが分かる。ドキドキしてきた。向こうにも全部が見えてるかな……。
「くっ……」
ついさっきまであれほど漏れそうだったのに、見られている緊張のせいかなかなか出てこない。
それはもみじも同じようで、うつむいて頬を染めつつ、こちらをちらちら見てくる。ほとんど涙目だ。
先に出す恥ずかしさはどちらも同じ。
仕方ない、ここは年長者のオレが率先して見本を見せてやるしかない……!
「……んっ……」
目を閉じ、もみじの視線を極力意識しないようにする。
そして股間の力を抜き、溜まりに溜まったおしっこをリリース……!
すぐに、ちょろちょろと小さな音を立てて、温かい液体が床を濡らし始めた。
「あっ……!」
勢いよく広がっていく黄色い水溜まりに、もみじがはっと顔を上げた。
「まひろちゃんの……」
ぽかんと口を開けて、俺の股間にじっと見入っている。さすがにちょっと恥ずかしい……。
「……んんっ!」
少しして、もみじがぶるっと全身を震わせる。どうやらようやく尿意のゴーサインが出たようだ。
そして、オレと同じように目を閉じ……。
「……んっ……」
オレの作った水溜まりを上書きするように、じょばじょばと放尿し始めた。
よほど我慢していたのか、勢いがすごい。床で跳ね返ったおしっこがオレの足までかかってくる……!
「……あっ、ごめんなさいまひろちゃん! かかっちゃってる!」
気付いたもみじが慌てて、向きを変えようとする。
「キャー! い、いいからそのままそのまま!」
オレにおしっこが飛ばないようにと無理やり足を動かしたせいで股間が広がり、放出口ががっつり目に入ってしまった。
ぴたっと閉じた割れ目を内側から押し広げつつ、なかなかの勢いで飛び出すおしっこ。
陰になってるものの、本来なら絶対に見えないはずのもみじの秘密の部分が、少しだけ覗けてしまっている。実に女子中学生らしい淡いピンクの柔肉。
「あ……きゃうっ!」
あろうことか、足を滑らせて尻もちをついてしまうもみじ。
ほとんどM字開脚&まんぐり返しみたいなことになってしまった。幼い割れ目が上を向く。
その状態で激しいおしっこが出続けているのだから、もはや噴水みたいである……。
「……ま、まひろちゃん、見ないでー!」
はからずも女の子として恥ずかしすぎるポーズを御開帳してしまい、半泣きになって懇願してくるもみじ。身を起こそうにもおしっこで滑ってしまっている。
「えっ!? そ、そう言われてもー!」
オレもオレで絶賛おしっこ中なので、うかつには動けない……! 下手をするともみじの二の舞になってしまう。
「はぅぅ、止まらないよぉ……」
あと、何だか凌辱系でありそうな場面なのでちょっと興奮する……。いけないと分かっていてもついつい見ちゃう……。
「……はうぅ……!」
オレが動かないと見るや、尻もちをついたままもみじが必至で手を伸ばし、股間を覆って隠そうとする。
だが、無造作に射線を遮った手のひらが逆効果になり、いっそう広範囲に飛び散ってしまう。
「うぴっ!?」
勢いが良すぎてオレの顔にまで飛んできた……!
「……ああっ、まひろちゃんごめんなさいー!」
だ、大参事すぎる……。
♀ ♂ ♀
……何とかおしっこが止まった頃には、浴槽のお湯があふれそうになっていた。
「ふぅ……」
湯船に肩まで身を沈め、ふぅと息を吐く。出し切ったすっきり感もあいまって、いいお湯だ……!
「はぅぅ……恥ずかしいよぅ……」
一方、オレにおしっこぶっかけまでしてしまったもみじはさすがにいたたまれないのか、まだ顔を真っ赤にしたままだ。お湯に口元まで浸かってぶくぶくやっているのがちょっと可愛い。
「……しかし、これは誰にも言えないな……」
洗濯していた制服も乾いた頃だろうし、みはりが帰ってくる前に着替えを済まそう。
一緒にお風呂に入っている時点でジト目になるだろうし、おしっこの件までバレたら何を言われるか分かったものではない。
「う、うん……ふたりだけの秘密だからね! ぜったいだよ!」
ため息交じりに出たオレの言葉に、なぜか嬉しそうな表情で頷くもみじだった。