レンジャークローバー   作:アルピ交通事務局

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第4話

 

 報告書として、変わった属性や上位互換が存在している属性の爪弾きされている者達が居たとだけ上げた。

 その結果、クローバー王国に反逆せし者達と言う扱いは無かった……今のところはだ。

 

「……なにか事業を立ち上げるべきだな」

 

 変わった属性の魔法や上位互換が存在している属性の魔法の使い手、今は放置しているが何れはなにかしらの出来事を起こす。

 白夜の魔眼的なのに勧誘されたのならな、それに乗っかる未来があっさりと見える。クローバー王国を見返す、そう考えているのであればテロ行為は禁止だ。テロ以外で民衆の心を引き寄せる。王権政治なクローバー王国、民衆がクローバー王国のあり方そのものに疑問を抱けばクーデターそのものが簡単に出来る。なに、簡単な話だ。王様よりも人気がある人間を作り上げる。口にはしないが魔法帝のユリウスが国王だったら良かったのにと思っている者はこの国に馬鹿みたいにいる。国王が無能だから当然としか言えないが。

 

「クローバー王国でアイドルをプロデュース、は難しいか。王族達の方が顔面偏差値が高いしなによりも強さがある……」

 

 思い出せ、前世を。

 なにもない人間が成り上がるにはアイドルになる、お笑い芸人になる、声優になる……芸能界以外では?…………物書きだ、物書きならば無名でも立ち上がれる。手塚治虫が現役バリバリの頃は漫画なんてと見下されバカにされている、だが令和の世の中では一大産業になっていて世の中を動かしている。TVゲームの作り方は知らない、だが漫画の作り方ならば知っている。

 

「頭金が必要、か……それが1番無いんだがな」

 

 なにをするにしても金が必要になってくる。

 まだなんにも出来ていないのでスポンサーを手に入れることなんて絶対に不可能……おそらくは前世の娯楽を作ればそれがヒットする。でも頭金が無い。それを再現する魔法も覚えていない。

 

魔宮(ダンジョン)に潜るか」

 

 色々と考えに考えた結果、魔宮にあるお宝を手に入れようと決めた。

 なにかをする為の頭金が存在していない。真面目に働いても雀の涙でかと言って投資家の様に投資が上手いわけではない。

 純粋なお金を手に入れた方がなにかと効率が良い。あんまり行きたくないが問題は無いだろうと(マナ)が溢れている強魔地帯にやってきた。

 

「戦隊魔法 お宝ナビゲート」

 

 魔導書を開いてお宝が何処かにあるのかを探す。

 魔導書は基本的には宙に浮いているが右に左に暴れ回り、岩にぶつかった。

 魔導書から文字が浮かび上がる。求めているお宝が何処にあるのか、それを教えてくれるのがこのお宝ナビゲートだ……が……

 

「相変わらずざっくりとしやがって……」

 

 答えは教えてくれるが1から10までキッチリと答えは教えてくれない。

 抽象的と言われればその通りかもしれない。今回出たお宝ナビゲートの結果は……轟々と銀ぎらな冒険をするべし!さすれば想像の神の紙と剣を手に入れれる。

 轟々はボウケンジャー、銀ぎらという事は銀色の戦士、ボウケンジャーにはボウケンシルバーが居る。想像の神と剣はよく分からない

 

「戦隊創造魔法 サガスナイパー」

 

『サーチスタート』

 

 具体的にはなにサーチするかは分からないもののサガスピアを使って探せ、そう言っている。

 サガスナイパーに対象の物を向けていないが、お宝を探そうと勝手に動いてくれている。ピコンピコンと音が鳴る方を信じて迎えば魔宮があった。こんなところに魔宮があったのかと思いながらも魔宮の入口に入った。

 

「ゾワゾワするな……」

 

 魔宮の入口から中に入れば不可思議な構造をしている。(マナ)に満ちている場所、ここまでの場所は初なのでゾワゾワする。

 嫌な感じとは言わないがなんとも言えないこの感じだ……

 

「もう1回使ってみるか 戦隊魔法 お宝ナビゲート」

 

 魔宮が何処にあるのかが分かっただけでここにお宝があるかどうかは分からない。

 金銀財宝のしっかりとしたお宝ならば俺は嬉しいが、他になにかしら別の貴重なアイテム的な宝だったら厄介だ。

 稀少なアイテムを不当な価格で売りつければ国がなにを言うか分かったもんじゃない。こういう時は明確に分かりやすいお宝があればいい。

 

「戦隊強化魔法 ワクチンプログラム レッド」

 

 罠が仕掛けてあることだけは確かなのでさっさと魔宮を攻略する。

 特命戦隊ゴーバスターズのレッドバスターと同じ素早さで突破……罠が作動するよりも前に動く。この魔法は強力に見えるが鳥を見てしまえば固まってしまう。ただ逆を言えば鳥さえ見なければ動き続ける事が出来る。

 魔宮の様な閉鎖的な環境で使うには丁度いい……相手の弱点をピンポイントで突くタイプの魔法は無い。

 

「罠が幾つかあったが、なんとかなるもんだな…………ふむ……ダイヤルファイターが必要か」

 

『144!』

 

 お宝のある場所に向かうことに成功したが入口が強固な門だった。

 魔法で出来ているのでアスタの反魔法で攻撃すればその時点で門は開くだろうが俺には反魔法が無い。

 しかし鍵がかかっている扉を開くのに最適な魔法、怪盗戦隊ルパンレンジャーのダイヤルファイターがある……怪盗戦隊ルパンレンジャーのダイヤルファイターとトリガーマシン、ホントに便利だ。

 

「よっしゃラッキー!」

 

 扉を開けばそこには誰でも分かる金銀財宝の数々があった。

 コレはホントにお宝だなと笑みを浮かび上げながらも魔導書のページを捲る。お宝を保存する魔法は……あったな。

 

「戦隊魔法 プレシャスバンク」

 

 巨大な自爆機能を搭載した金庫が出現した。

 金庫のドアがパカッと開けば金銀財宝は掃除機の如く吸い込まれていった……が……………幾つかお宝が残った。

 バカでも分かる純金の様なお宝はプレシャスバンクが吸い取った。見ただけでコレはお宝だ!と分からないお宝がある。

 

「戦隊鑑定魔法 ハザードチェック」

 

 純金の様な見ただけでお宝!と分からない宝は回収しなかった。

 稀少な能力を持っている道具だなと思いつつハザードチェックをする……ハザードチェック、それはそのアイテムの稀少価値及び危険度を示す魔法だ。この世界は如何にもなファンタジーな世界で科学技術が発展していない、だから色々な物が無い。例えば魚群探知機ですら魔法頼りだ。

 

「ハザードレベルが100を越える物は少ない……他の魔宮にも置いてありそうで伝説の聖剣的なのはないのか……」

 

 通信魔道具とかそういうのは割と見つかる。

 魔法騎士団が手に入れている稀少な通信道具があるがコレは大抵のダンジョンで見つけている。

 通信技術に関してはホントに大事なことだから、それをお宝にしているのも頷けるけれども伝説の聖剣的なのは無い……そう思いながらもサガスナイパーを使ッているとピコンピコンと音が鳴った。

 

「……小さな本……」

 

 音を頼りに進んでいけば小さな本、木刀、そして眼魂があった。

 小さな本からは魔力を感じる。なにかしらのスゴい魔法が宿っているのかとページを開いてみるがなにも書いていない。

 原作でユノがページを開いたら気付けばシルフが魔導書に宿っていたという一例があるので俺の魔導書のページが増えたかと思ったが増えていない。よくわからないが試しにハザードレベルを計測してみれば測定不能と出た。あまりにもハザードレベルが高すぎて数字として出せない。

 

「木刀は……うん……しっくりと手に馴染むな」

 

 今使っている木を削って作った木刀以上にしっくりと来ている。

 木刀自体にも魔力が宿っているが……魔力を流してもなにかしらの魔法が発動する、と言うことはない。

 コレ自体に魔力が宿っているが、それが俺に対してなにか影響を及ぼすわけでもないし木刀がなにかしらのパワーアップをするわけでもない。でも、木刀は俺の手に馴染んでいる。

 

「……コレは眼魂(アイコン)だな……」

 

 そして最後の遺物、眼魂を見る。

 俺の魔法の属性が戦隊ならば仮面ライダーの魔法があってもなんらおかしくはない。魂を扱う霊魂魔法をラスボスが使ってくるのだから魂を扱う関係の魔法の道具があってもなんらおかしくない。

 魔法って言っておけば大体はなんでもあり、NARUTOの忍術だって時空間移動出来るなんでもありなんだから。

 

「ゴーストドライバーがねえとコイツは使い物にならないが」

 

 眼魂を使うにはゴーストドライバーが必要だ。

 ただゴーストドライバーはゲーマドライバーやビルドドライバーの様に科学技術で作り上げてる感じじゃない、霊能力の一種的な感じで作られている。眼魂のスイッチをカチカチと押しても反応は無い。中に入っている英雄がなんなのか、英雄の事を知っていないと眼魂を使うことが出来ないとMOVIE大戦で見た。なんの英雄かも分からない、この世界の英雄だったら残念な事に俺にはそこまで教養が無いので心を通わせる事が出来ない……でも……

 

「エジソンだったら楽なんだがな……」

 

 この眼魂が発明王トーマス・アルバ・エジソンだったら凄く嬉しい。

 魔法の技術が発展して科学の文明が発展していない。エジソン自体は魔法の様な存在は認知している側の住人っぽい。エジソンだったら魔力を頼らない便利な発明品を一品物としてでなく大量生産品で後で他の人でもバージョンアップ出来る物を作れる。

 エジソンは戦う人じゃない。科学者で商売上手な人だ……色々と裁判を起こしているが、それでもエジソンが生み出した巨万の富は勿論、電気による文明は凄まじい。貴族や王族の上流階級じゃない人達に分け隔てなく与えているからな。

 

 エジソンだったらどんな人物なのか理解しているので眼魂からゴーストパーカーを出せる。

 何度スイッチを押しても反応しないのでコレはエジソンの眼魂じゃない。でも、眼魂であることは変わらない。

 俺の魔法属性は戦隊、探せば属性が仮面ライダーな魔法も存在している。おそらくはこの眼魂はその属性の魔法の使い手にしか使えない物だ。

 

「ま、金になる物は手に入ったからいいか」

 

 金になる純金を手に入れた。コレをお金に換金すればそれでいい。魔宮を出ていき箒に乗ってハージ村に帰る。

 

「おぉ、ノモリ。お前さんに依頼が来ておったぞ。しかも複数も」

 

「すみません、なんか仲介人みたいな仕事をさせて」

 

 ハージ村に帰れば万事屋としての仕事が複数入っていたことを教えてくれる。

 神父のおっちゃんに仕事の仲介人をさせていることを謝るが別に苦しいことではない。教会にお金が入るし俺も仕事があると言う。聖人だなと思いながらも依頼を確認する。比較的に簡単な依頼ばかりなのでそれをこなす。

 それと同時に怪しまれない程度で純金をお金に換金する。数千万だと色々と怪しまれるので100万でストップだ。

 

「なぁ、このままじゃダメだからなにかしないか?」

 

「なにかってなにをだよ?」

 

「…………そうだな……」

 

 お金を換金した後に秘密の会合に向かった。上は最低だなんだの愚痴を零している、それは何時ものことだが今回は違う。

 今回はこっちにお金がある。お金があると言う事はなにかしらのイベントを起こすことが出来る……。

 

「確か絵を合成することが出来る魔法の使い手って居たよな?」

 

「あ、ああ、既存の絵も自分の絵も合成することが出来る……でも、魔法騎士団に居る絵画魔法みたいにその属性の魔法が使えるってわけじゃないぞ?」

 

「いや、殴り合いでクローバー王国に勝つのは不可能だ……だから甘い快楽を教えるんだ」

 

 絵を合成する事が出来る魔法を使える絵画魔法の下位互換の魔法の使い手が居る。

 その魔法は絵を合成する事が出来る……が、それだけだ。所謂合成画像の様な物を作れるが魔力が働いているので合成画像と見抜かれる。合成画像だと分かったとしても問題は無いもの、それをすればいい。

 

「ちょっとした大会を行う、優勝すれば10万貰える大会だ」

 

「10万も!?……いやでも……極秘裏にやっても意味が無いし、魔法騎士団が、王族や貴族が参加したらそれこそ」

 

「そこは上手く工夫をする」

 

 絵を合成する事が出来る魔法の使い手にちょっとした大会を行うと言った。

 優勝すれば10万貰えると言えば驚くが、極秘裏にやったらクローバー王国は見返せない。魔法騎士団の偉いさんが参加をすればその時点で詰みだと思うが、魔法騎士団は……頭が堅い。頭が堅いので出来ないこと、それはギャグだ。

 

「さぁ、はじまりましたBOKETEグランプリ!ランダムに選ばれた画像から面白い一言を!」

 

 恵外界でイベントをやっても意味は無い、かと言って王貴界は無理だ。

 比較的に王貴界に近い平民達が住む平界でイベントを起こす……賞金が10万となれば欲しいと思う人達は当然居る。

 今回はそう、BOKETEグランプリ……絵を合成する魔法を使える奴に合成画像を作ってもらう。そこにギャグを噛ます。

 

 なにかしらのイベントが起きているのだと試しに見に来ている。

 中にはサクラを混ぜているが、人が居るという事で人がやってくる。イベントの告知も事前にやっている。

 

 先ずは1枚目、ハヤシライスを混ぜている画像だ。

 そこに『じっくり熟成し寝かせたハヤシ』と文字を混ぜる、コレだけならば極々普通だろう……俺はこの文字を変える。『溺れかけたハヤシ』に変えた。すると爆笑の渦に包まれる。

 

 2回目は結婚式で幸せなキスをしているカップルと子供の画像、その子供の画像がぼやけている2枚の画像を用意した。

 

「無事に時間を越えれた!コレで母さんを結婚詐欺師から守れ……消えていく!?」

 

「お前、結婚詐欺師の子供だったのかよ」

 

「因果律とか知ってるか?」

 

 爆笑の渦に包まれた……受けている。

 やはり日本は宇宙一娯楽の文明が発達している国だなと思いながらも、他の人達にボケてもらう。

 魔法を使わないのならば、こういうのならば平等だろう。笑いが笑いを呼んでいる。

 

「スゲえな……オレ達が皆を……」

 

 BOKETEグランプリは無事に成功に終わった。

 合成画像を作ることが出来る魔法の使い手は自分の魔法を使えば人々を爆笑の渦に包み込む事が出来るのだと知った。

 合成画像を作ることが出来る魔法の使い手だけじゃない、音楽を鳴らすだけの奴も自分達が力を合わせればこんな事が出来るのかと驚いている。

 

「なぁ、他にはなんかないのか?」

 

「いや、コレは商売にしない……皆が頑張ればスゴいことが出来る、俺はそれを証明しただけだ。全員が全員それぞれ生活があるだろ?」

 

「でも、オレ達の魔法でスゴいことが出来るってなら……他にもなにかしたい!」

 

「じゃあ、そうだな……次はクイズ大会と行こう……」

 

 クローバー王国を見返すことが出来る……殴り合いでは敵わないのは分かっている。

 だから娯楽を提供する……下手に戦わなくていい、クローバー王国にとってかけがえない産業を生み出す。

 それを見れば人々は楽しむ……クローバー王国が下手に口出し出来ない娯楽産業に手を出す。俺の読みが正しければこいつらの魔法は基本的には戦闘に向いていない。上位互換が居る魔法ばっかだ……だから娯楽に特化させる、そうすることで色々と出来るようにする。

 日本の娯楽は麻薬の一種だ。

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