ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード 作:しゅみタロス
涼助「とはいえ前書きを不定期にしないのはポリシーだろうか」
琴鳴「まあ10話あたりで前書きは終わるけどな」
涼助「マジかよ」(汗)
嵐珠「会いたかったわ、ランジュたちの王様!!」
唐突に呼び出され、次元の違うライブを展開した目の前の少女たち。
駆け寄る彼女の事を何も知らない。後ろのメンバーに目を向ける。
歩夢「一体あなたたちは…………」
嵐珠「ディスク・ドール・シンフォニクス 革命派アイドル リバースの鐘嵐珠よ」
ミア「同じく、ミア・テイラー」
栞子「メンバーの三船栞子です。琴鳴さんの話は先生から聞いております」
すると優木さんが俺を押しのけ前に出る。
せつ菜「革命派!!ホンモノですか!!」
愛「知ってるの?」
せつ菜「シンフォニクスジャーナルで2年前からオーディションと計画が進んでいた新時代スクールアイドル。少なくともラブライブの優勝校として名を連ねるミューズやアクアにインスパイアを受けた心咲護さんのプロジェクトの最初の成功例。
それが革命派 リバースです!!」
嵐珠「詳しいわね、さすが虹ヶ咲のトップアイドル」
そういうことか、心咲さんの生み出した新しいスクールアイドル。それもかなり長期プロジェクトの末に生み出された実力派。だが、何故…………
琴鳴「何故俺が君たちの王様なんだ?」
そう聞くと鐘さんは近づき…………
ドッ!!
4人「!!!!」
突然強く抱きつかれた、胸に頭を当てると鐘さんは語り始める。
嵐珠「革命派はランジュたちにとって願望を叶える手段、同時にそれを為すことが出来るのはこの時代の王様だけ。革命には常に自由が求められる。自由は時として王様に与えられる最高の貢ぎ物。だからこそランジュたちは求める。
王様、宮厨琴鳴はランジュたちを知る必要がある。もし、ランジュの中に触れたら、
忘れられなくなるかも?ハマりすぎて」
なるほど、彼女たちもまた、王様の加護を求めるのか?でも俺は…………
心咲「そこまでにするんだ、何も君たちの王様とはいえ、モラルと気持ちは据えるべきだ」
ミア「先生」
嵐珠「わかったわ、離れる」
心咲さんは帽子を取ると頭を下げる。
心咲「悪いな、ウチの人材が迷惑をかけた」
琴鳴「いえ、そんな」
心咲「この数年でトップアイドルに上り詰めたネット界における実力者、
彼女たちをリバースと呼ぶ」
帽子をかぶると鍵を手にする。
心咲「虹ヶ咲の皆もファーストコンタクトで戸惑っているだろう。リバースのメンバーは明日より虹ヶ咲学園に編入する事になっている」
愛「え!?そうなの!!」
せつ菜「何も聞いてませんが…………」
心咲「理事長とは付き合いがよくてね。まあ、明日から仲良くして、互いに高め合うと良い。きっと君たちの良い成長につながるよ。
それじゃあ、行こうか」
リバース「はい」
去って行く3人を見届けると鐘さんが振り向く。
琴鳴「鐘さん…………」
嵐珠「ランジュと呼びなさい、期待してるわ」
そう言うとBMWに乗って去って行った。
また一つ、何かが始まる予感がした。
翌日
虹ヶ咲学園 校門前
一般生徒A「見て、リバースがこっち来た!!」
一般生徒B「心咲さんのスクールアイドルだからレベル高い!!」
嵐珠「謝謝、みんなよろしくね」
ミア「なんか面白くないね、彼がいないと」
栞子「琴鳴さんは他校ですからね、また会いに行きましょう」
スクールアイドル同好会 部室
かすみ「なんか唐突にライバルが現れてますよ!!どうするんですか!!」
璃奈「りなちゃんボード、あわわ」
エマ「でも良いんじゃ無い?スクールアイドル同士、仲良くすれば♪」
彼方「新入りも一緒にすやぴすれば仲良しだよ~」
しずく「3年生図太いですね」(汗)
侑「皆お待たせ~、お店予約出来たよ~」
かすみ「待ってました!!」
しずく「何をしてたんですか?」
侑「ユニット結成に伴い、仲良くなって貰おうと、ね」
倉阪電気高校 フードコート
涼助「革命派アイドル本格始動か、また何か楽しめそうだな」
観友「しかも虹ヶ咲のアイドルなのにまた別のグループってのが新しいですね」
孝道「俗に言う、虹ヶ咲、東雲に次ぐ第3勢力って感じだね。まだ何も読めない」
琴鳴モグモグ「…………」
いくら知ってるからとはいえ、革命派の事はまだ話すべきじゃ無いだろう。俺でもまだ整理がついてない部分も多い彼女たちの事はちゃんと向き合うべきだ。
涼助「で、琴鳴は革命派のこと知ってた?」
琴鳴「いや、今日知ったよ」
観友「じゃあ、エンカウントもしてないんですか?」
琴鳴「まあな、でもシンフォニクス・ジャーナルで話は聞いてた」
観友「シンフォニクス・ジャーナル見てたんですね、まあドルオタなら当たり前か」
ホントのこと言うと、買ったまんま積んでるんだよな。後で読んどこう。
ダイバーシティ
琴鳴「それじゃあ、修理は3日の内に終わらせるのでその翌日お返しします」
クライアント「お願いします」
いつものように依頼を受けて立ち去ろうとしたときだった。
嵐珠「ホントにここにいるのね」
琴鳴「誰から聞いた?」
嵐珠「先生から」
琴鳴「俺に何か?」
ランジュは笑顔で答える。
嵐珠「お話ししながら、夕食どうかしら?」
琴鳴「少し待ってくれ」
上原さんにラインを入れた後、俺はランジュについて行くことにした。
駅前大通 中華料理店
4人「カンパーイ!!」
かすみ「まさか、中華料理屋さんでオフ会とは」
璃奈「でも、空気感は好き。合コン感」
エマ「でももったいないねえ、琴鳴君断っちゃうなんて」
彼方「今思ったけど皆して琴鳴君大好き過ぎじゃ無い?」
璃奈「普通にお気に入り、夏の間も機械いじり楽しんでた。りなちゃんボード、ご満悦」
かすみ「どちらにしても罪な男ですからねえ。でも、歩夢先輩との生活や印象見る限りでは一途な男子という感じが」
エマ「やっぱりああいう男の子って良いよね。奥手で挙動不審で慣れたフリしてる年下っていうのが」
彼方「それ見方がヤバヤバなブラコンお姉ちゃんだぜ~」
かすみ「おまわりさんこの女でーす!!」
エマ「ちょっと、やめてよおおおおおお!!」
左の奥側の席。
琴鳴「これうまいな」
嵐珠「へ~辛いのイケる口なんだ、嬉しいわ」
麻婆豆腐と青椒肉絲、トマトの卵炒め、中華のスタンダードを嗜むが食べるたびに思う。
琴鳴「うまいけどやっぱ上原さんの料理が一番だな」
嵐珠「へ~、そんなに歩夢が大事なのね、恋人とか?」
琴鳴「いや、ただのファンとして…………ファン…………と…………」
何故だろうか?ここに来て上原さんとの関係を振り返ると同時に強烈な嫌悪感を感じた。その嫌悪感を俺にこう伝えている。
上原さんは、俺だけの…………
ピトッ
琴鳴「!!!!!」
突然、ランジュは俺と額を当てる、少しでも間違えばキスになりかねない。すると
嵐珠「大丈夫、熱はないみたいね、琴鳴がすごい汗出してたからどうしたのかな?って」
思考は読まれたわけでは無いらしい、ただ、原因としては…………
嵐珠「麻婆豆腐、そんな厚着して食べてたらそうなるに決まってる」
そう聞くと俺はコートのスイッチを入れ、空調を起動する。
琴鳴「ありがとう、助かった」
嵐珠「別に良いわよ、それと、
伝えるならストレートに、自分らしく行きなさい。歩夢ならきっと受け止めてくれるわ」
琴鳴「ありがとう」
嵐珠「さあ、行きましょう」
琴鳴「じゃあ、会計」
嵐珠「いいわよ、任せて」
そう言うとランジュはスマホを取り出す。
嵐珠「スマホで払うわ」
店を出るとランジュは声を上げる。
嵐珠「これでスタンプゲット、次から半額ね」
琴鳴「スマホ決済か、便利だな」
嵐珠「ポイントもたまるし利口な判断よ。それじゃあね」
琴鳴「じゃあまた」
帰路につく頃には熱かった身体も自然に冷めていた。
ランジュちゃんのキャラ使いやすいなあ。この後の展開含めてどれだけのリソースに彼女使うかもう考えてる自分がいる。
どうもありがとうございました。