ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード   作:しゅみタロス

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涼助「今回の話は作者の欲望全開の内容なのでそこそこきわどいらしい」
観友「でも、R-15ほどじゃ無いでしょう?」
琴鳴「見ればわかるよ」(遠い目)


第16話 純情を擽る女神を独り占めしたいと思うかな?/いや、その純情に従ったら破滅すると思う。

侑「と言うわけで、せつ菜ちゃんとしずくちゃんと歩夢にはお泊まり会を企画したよ」

歩夢「それじゃあ、一晩だけ。でも琴鳴君心配だなあ」

せつ菜「彼も背中を押してくれたんでしょう?大丈夫ですよ」

しずく「ユニットの為ですから、お互い支えましょう」

 

彼方 モゾッ「…………」

 

 

駅前大通 中古おもちゃショップ

 

琴鳴「なんだかんだ言ってこれで3体目になるのか…………」

 

紙袋に包まれているモノを見ながら俺は悦に浸っていた。HG境界戦機 メイレス・ケンブ、俺が好きなロボットアニメのプラモデルだ。俺は紙袋を下げて、バス停へと向かった。

 

 

 

ガチャ

 

家で1人なのは久々だった、少しさみしさも感じつつも俺はプラモを作業台に置き、久々のカップ麺を取り出したのだが。

 

キンコーン

 

琴鳴「???」

 

唐突なインターホン、アマゾンで何か買った覚えは無い。なら誰だ?疑問が多い中俺は扉を開けた。

 

琴鳴「はい、どちら様…………」

彼方「こんばんは~、琴鳴君」

琴鳴「こ、近江先輩!!」

彼方「案外いい家に住んでるんだね」

琴鳴「まあな、ていうか何しにきたんだよ?」

 

まさかの近江先輩の来訪、その理由は斜め上のモノだった。

 

彼方「歩夢ちゃんから助っ人頼まれたんだ~、琴鳴君のことだから絶対カップ麺で済まそうとするから今日は彼方ちゃんがご飯作ってあげる。

 

家、上がってもいい?」

 

脳が思考を停止してる、まさかこんなことになるなんて。

 

リビング

 

彼方「きちんとしててキレイだね~、歩夢ちゃんもなかなかだよ~」

琴鳴「まあな、それで、そのキャリーケースはなんだ?」

彼方「これはパジャマと化粧水とシャンプーに歯ブラシ安眠枕エプロン…………」

 

琴鳴「おい!!ちょっと待った!!まさかここに泊まるなんて言わないよな!!」

彼方「歩夢ちゃんから許可は得てるから大丈夫~、琴鳴君も一緒にすやぴしよ~」

琴鳴「色々と大丈夫じゃないのはこっちだよ」(汗)

 

どうやら上原さんはこれを了解の上、なら何も考える必要は無いのか?にしてはぶっ飛びすぎてるけど。

 

そして近江先輩はエプロンを身につけると見せつけるようにキッチンの前に立つ。

 

彼方「それじゃあ、ご飯作るね」

 

やはり、エプロン姿の女の子は…………

 

俺には抗えない存在だった。

 

 

カチャカチャ

 

1人でプラモデルを組みながら視線を動かす。

 

琴鳴(上原さんのエプロン姿もなかなかだったけど、近江先輩は俺よりも一つ年上でここまで絵になるんだな。まるで新妻みたいな…………)

 

彼方「へ~、もしかして女の子のエプロン姿とかが趣味、新妻なんて嬉しいね~」

琴鳴「え、今俺なんて…………」

彼方「全部声に出てたよ~、なんならホントに彼方ちゃんが琴鳴君の新妻になっちゃおうかな~」

琴鳴「冗談でもよしてくれ、ハズいわ」

 

 

こののんびりに見えて所々無防備に男の純情を突いてくる。故意なのか考えてないのかわからないな。

 

彼方「ごはんできたよ~、旦那様」

琴鳴「それは色々とまずいからやめてくれ」

彼方「可愛いな~、ジャジャーン彼方ちゃん特製のぶり照り~」

 

目の前には燦然と並ぶ料理の数々、ぶり照りを筆頭にポテトサラダ、ナスの味噌和え、レンコンのカレー焼き、豚汁と力が入っている。

 

琴鳴「いただきます」

 

ぶり照りを食べれば即座にわかった、コレ滅茶苦茶うまい!!こんなマジックみたいに胃袋を掴まれたのは久々だった。

 

琴鳴「近江先輩、料理スキル高いんだな。マジうまい」

彼方「よかった、おかわりも沢山あるから何度でも言って」

 

心ゆくまで近江先輩の料理を堪能した。

 

 

 

風呂場

 

ザアアアアアア!!!!

 

彼方「ふふふ~」

 

お風呂場でシャワーを浴びる近江先輩、当然平常心でいられるわけも無く。俺は必死に完成したメイレス・ケンブのポージングをして煩悩に抗っていた。無駄な抵抗だと笑ってくれと言わんばかりに。

 

ガチャ

 

彼方「お待たせ~」

琴鳴「悪いな、風呂の掃除まで任せて」

彼方「良いよ~、気持ちの良いお風呂入れるならこれくらい」

琴鳴「じゃあ、俺も」

 

 

カーン

 

琴鳴「何故だ、何故…………

 

こんな良い匂いのする湯になってるんだ。入浴剤使ってないのに…………」

 

これが俗に言う女の子の香り、いや、上原さんも良い匂いだったけどこれも別ベクトルでヤバい。

 

ドライヤー ガー!!

 

髪を乾かし、タオルを肩にかけつつ寝室に向かう、畳の上に押し入れの布団を敷くとリビングへ向かった。

 

琴鳴「寝る準備出来たぞ」

彼方「お~」

琴鳴「?」

 

何故か興味深そうな目で近江先輩はこちらに向かってくる。

 

彼方「琴鳴君って案外しっかりした身体してるんだね~」

琴鳴「工業系の高校生なら当たり前だけど?」

彼方「触らせてよ」

琴鳴「え?」

彼方「触ってみたい、ちょっと気になるんだ~」

 

最低限線引きをしていたが、いつものこのスポーツインナーの姿は近江先輩にとっては身体への好奇心や欲情をかき立てるのには十分だと言えるだろう。

 

線引きさえ、間違えなければ。

 

琴鳴「胴体だけなら」

彼方「わかった」

 

後ろから手を回し、まさぐるように身体を調べられる。

 

彼方「すごく堅い、体力もありそうだし女の子も悦びそう」

琴鳴「なんかすごく含みのある言い方だな」

彼方「琴鳴君は過去に恋愛経験とかは無いの?」

琴鳴「考えたことは無いかな、小学校から1人で機械いじりやロボットアニメに傾倒して友達付き合いは悪い方だったし、女の子も眼中になかった。女の子と初めて話したのは今年に入って上原さんたちが最初だ」

彼方「わーお、ナマモノじゃん」

琴鳴「好きに言ってくれ、ていうかそう言う近江先輩も恋愛経験無いだろ?」

彼方「恋愛のあれこれは逆に応援する立場だよ~特に可愛い遥ちゃんがお熱の男の子の話聞くの楽しんだよね~」

琴鳴「そう言えば今日妹さんどうしたんだよ?」

彼方「そのお熱の男の子、シエル君の家に泊まるんだって。まあ、大丈夫だよ」

琴鳴「シエルって、まさか浅見知得!!」

彼方「夏のスクフェスに彼も来てたみたいだよ。当然君のことも知ってる」

 

腕を解くと俺に伝える。

 

彼方「琴鳴君は、シエルくんと違って運命の人がいない。でも、彼方ちゃんはわかるよ。

 

琴鳴君がその運命の人に辿り着いてるの」

 

琴鳴「つくづく、心をかき乱されてるな。俺

 

ありがとう」

 

彼方「良い顔してるじゃん、寝よ。ベッドはどこ?」

 

寝室

 

彼方「へぇ~畳の上にお布団なんだね~」

琴鳴「実家もこのスタンスなんだ」

彼方「旅館の空気でいい夢みれそう。おやすみ~」

琴鳴「おやすみ」

 

とりあえず、何もかも忘れて眠れ…………

 

 

 

 

るわけねーだろ!!女の子と隣同士で寝るのなんて俺初めてだよ!!本当だったらその初めては上原さんのはずだったのに。俺がおかしいだけ!!どう考えても浮気にしか考えられない!!許されて良いのか!!コレ!!

 

 

こうして悶々とした気持ちで俺は朝を迎えた。

 

ジャバジャバ

 

顔を洗い、黒コートを取りにリビングに向かう。

 

彼方「おはよ~、琴鳴君」

琴鳴「お、おはよう」

 

朝ご飯を作る近江先輩に挨拶しマグカップを手にコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる。

 

琴鳴「布団はよく眠れたか?」

彼方「眠れたけどちょっともったいなかったな~」

琴鳴「何が」

彼方「せっかく無防備で寝てあげたのに琴鳴君何もしてこないんだもん、期待してたのにちょっと残念」

琴鳴「何を期待してたんだよ」

 

彼方「それじゃあ、最後にネタばらし~」

琴鳴「何かあったか?」

彼方「今回歩夢ちゃんからの助っ人で琴鳴君とお泊まりしたけど、

 

全部嘘。歩夢ちゃん、何も知らないよ」

 

琴鳴「え、

 

ええええええええええええええええ!!!!!」




今思ったけど彼方ちゃんみたいな子がお泊まりで家の事してくれる男はもれなくダメ人間になりそうだな。


どうもありがとうございました。
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