ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード 作:しゅみタロス
琴鳴「でも、2話ぶりにライブパートやるからそこはお楽しみに」
カチッ キュルルルルルルル!! ガチャ
とある休日のハンバーガーショップ、1人STー2000テープレコーダーで音楽を聴きながらバーベキューチーズバーガーを貪る。だが、どれだけ音楽は癒やそうと濃い味の食べ物に溺れようと俺の思考は常に犯した罪に苛まれてる。
俺が近江先輩に騙されて一夜を過ごした事はおそらくもう上原さんに伝わってる。この先の展開を考えるたびに気分が萎えていく。
だが、悩みの種はもう一つあった。
ガチャ
琴鳴「!!」
ミア「STー2000テープレコーダー、案外ノスタルジックなモノを使ってるんだね。今時流行らないのに」
トレーに乗せられた7つのチーズバーガーとリアルゴールデン。この身体で大食らいなのか?この子?
琴鳴「えっと、テイラーさん?」
ミア「ミアで良いよ、一応は高3だけどキミは王様だから」
琴鳴「高3?そうは見えないけど?年は?」
ミア「14歳」
琴鳴「中学生かよ、よく高校生なんて言えるな」
ミア「飛び級とシンフォニクスVIP待遇のおかげだよ」
平然とシンフォニクスの権力振りかざすのどうかと思うぞ。でも彼女もまたどんな形で願いを持ってるんだろうか?それだけは気になるな。
琴鳴「それで、俺に接触して来たのなら、あるんだろ?相応な理由」
ミアは語り始める。
ミア「キミにはランジュの理解者になって貰う」
琴鳴「ランジュの?」
ミア「ランジュは僕にとっては大切なパートナーであり、僕の師匠から託されたスクールアイドルの希望。革命派はランジュ含めてそれぞれに王様の助けがいる。
キミにお願いするのは、ランジュを救うことだ。僕にはそれが出来なかった。
頼む」
話を聞く限り
ランジュには何かある、そう聞こえた。
ガチャ
琴鳴「ただいま~」
歩夢「おかえり、楽しかった?」
明らかに不機嫌だ、それもそのはずあんな事あれば普段お世話になってる俺がどんな形であれ責任はある。
琴鳴「えっと…………」
歩夢「ご飯作るから、コート脱いで」
リビングでコートを掛けると上原さんはエプロンを着用する。
すると、
琴鳴「?」
ナチュラルな仕草で俺の胸に顔を当ててくる、3秒顔を埋めると目線を俺に向ける。
歩夢「やっぱり、彼方さんの匂いがする」
琴鳴「えっと、それは…………」
歩夢「身体を触られたのはホント?」
琴鳴「一線を越えたわけじゃ無いけど…………」
すると上原さんは俺の手を掴むと……
琴鳴「!!!!」
突然、ソファーの上で俺を押し倒した。
歩夢「触れて良いのは私だけ、心を許していいのは私だけ、そう思ってた。許すことは出来ても、心が落ち着かない。だから……
私の身体、滅茶苦茶にしてよ」
琴鳴「そ、そんなこと出来るわけ……」
歩夢「琴鳴君には私しかいないって証明して、私の身体に、
傷跡を付けて。琴鳴君だけの女って言う傷跡を…………」
その瞳の中に優しさと独占欲を宿し、俺の身体を締め付ける。
その身体に自分の証を刻みたい。それは俺も同じだ。でも…………
琴鳴「ごめん、それは出来ない。今の上原さんには、でも、上原さんの気持ちを背負うことは出来る。だから一度、冷静に関係を続けよう」
上原さんは俺を解放すると、笑みを浮かべる。
歩夢「ごめんね、でも琴鳴君が何もしてないのはわかった」
琴鳴「いくら何でも相手は選ぶよ」
歩夢「じゃあ、まずは狂ったモノを直さないとね。服の匂い、風呂場のシャンプーもそうだけど一番は味覚。今晩はぶり照りだよ」
しばらく矯正されそうだなコレ。
翌日 シンフォニクスユニゾン会場
琴鳴「2人でのデートでライブって、本当に良いのか?」
歩夢「だって、お願い一つ、叶えてくれるんでしょ?それなら琴鳴君と一緒に見たい」
俺としてはアイドルを連れてデートしてる男って危ない気がするんだが。
ワアアアアア!!
エマ「みなさーん!!どうも~、私たち」
全員「QU4RTZです!!」
璃奈「これから皆のために」
かすみ「全力でパフォーマンスを」
彼方「届けちゃうよ~」
エマ「それじゃあ、聞いてください。響け、私たちの歌!!」
QU4RTZ・歌「Alright! 大丈夫さ たまには頼ったって OK!風が肌すり抜け心地いい Rhythm 聞こえたよ
こんなに広いセカイでぼくらが出会えた奇跡Be yourself それぞれのカタチが気づかせてくれた
光閉ざそうとも色づいていくひとりじゃ見えなかったパノラマまるで Prism!
Let's enjoy our life together
カラダJU☆Shake it! Shake it! Shake it! 音に合わせてカラフル Make it! Make it! 思うがまま眩しいくらい 声と声が 輝くハーモニー
何度でも Shake it! Shake it! Shake it!The world is amazing
Let's make it! make it! make it!自由に playing みんなで楽しもう☆
もうワクワクが止まらない My Heartbeat」
自販機前
ガタン
琴鳴「お疲れ、皆」
かすみ「琴鳴さんは結局どうだったんですか?」
璃奈「修羅場起きた?」
琴鳴「いや、その…………」
歩夢「私は何も…………」
エマ「なんで俯いてるの、顔見せてよ」
琴鳴「いや、絶対無理」
歩夢「私も、多分恥ずかしい顔してる」
かすみ「へ~、どんな~」
璃奈「顔見せろ、りなちゃんボード、悪い顔」
彼方「お~、青春だね~」
会場裏
栞子「琴鳴さん、あなたなら、ランジュを…………」」
今回はショートストーリー的になったが歩夢ちゃんと琴鳴君が良い意味で愛情むき出しだったな。書いてて最高だった。
どうもありがとうございました。