ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード 作:しゅみタロス
位里「今回は作者の都合で遅れた分6月までノンストップ投稿になります」
琴鳴「色々大変だけど作者は7月までPAYDAY2禁止な」
位里「かわいそうだな」(汗)
スクールアイドル同好会 解散前
かすみ「なんで、なんで唐突に解散なんか!!」
エマ「こんなの納得できないよ!!」
彼方「せっかく頑張ってきたのに……」
しずく「何か、理由があるんですよね?」
せつ菜「皆さんの気持ちはわかります、でもこれ以上は私も隠しきれない。
生徒会長、中川菜々が本来の私であり、それが世間に知られてしまったことも」
かすみ「じゃあ、もう優木せつ菜として活躍しないって事ですか?」
せつ菜「私は、普通と特別、両方とも大事なんです。たとえそれが……
大好きな何かを手放す事になったとしても」
スクールアイドル同好会、解散から1週間後。
侑side
侑「このフレーズ、どう入れようか?」
最近は音楽を作ることに楽しさを覚えてきた、これもスクールアイドルを始めたおかげ。どんどんアイディアがこみ上げてくる。ノートが足りないぐらいだ。
菜々「熱心で何よりですね、高咲さん」
侑「あ、生徒会長。いや~自分でもびっくりなほどに進んでるというか。こんなにトキメクモノ生まれて初めてだったから」
菜々「わかります!!スクールアイドルこそ大好きの理想郷ですよね!!」
侑「うわあ!!きゅ、急にどうしたの!!」
菜々「あ、し、失礼しました。ところで、そのノートに貼ってあるプリクラの方は?」
侑 キラキラキラキラ「気になる?」
菜々「ええ、是非教えてください」
こうして私は琴鳴君の事を話した所、生徒会長は何やらニヤリとしていた。
倉阪電気高校 フードコート
涼助「よーし、同士たちよ!!肉を食らえ!!牛かつだ!!」
観友「ハンバーグナポリタン!!」
孝道「唐揚げ定食」
琴鳴 カタ「…………」
3人「え…………」
この空気感、やっぱ異常に見えるよな、ついこの前まで連中と同じモノを食ってたはずなのに唐突に手作り弁当なんだから。一人で食えばよかったかな。
涼助「珍しいな、弁当持ってくるなんて。ていうか滅茶苦茶センスあるな」
弁当箱にはご飯、ピーマンの肉詰め、厚焼き卵、ゴボウのきんぴら、焼き豆腐。当然上原さんの手作りだ。こいつらには言えないけど。
琴鳴「至って普通の弁当だけどな」
観友「へ~、
彼女ッスか?」
琴鳴 ゼクッ「へ?」
涼助「はあ!!琴鳴に彼女?ないない、こいつの中身なんか女にはモテるルックスしてるけどガチの機械一辺倒のオタクだぜ?女の色も華も知らないこいつが唐突にリア充とか夢のまた夢だわ。そんな裏切り者みたいなことないよな?」
琴鳴「言い方アレだけど間違ってないからな。まあ、この弁当は節約生活の一環で」
孝道「何か買うのか?」
琴鳴「欲しかったカセットテープ、オークションで見つけてさ」
観友「カセットテープか、今時流行らないのに」
涼助「こんなんだから裏切り者には向いてないんだよ、こいつは」
琴鳴 パクッ「…………」
琴鳴(裏切り者か…………
今の俺には耳に痛い言葉だな)
観友「あ、そう言えばこの間東雲学院のライブあったんですよ。今回も音楽チャート独占ですよ、
琴鳴「シエル?どんな人だっけ?」
涼助はすると都合の良いと察した顔で電子書籍版のシンフォニクスジャーナルを見せた。
そして唐突に説明を始めた。
涼助「浅見知得、ディスク・ドール・シンフォニクス所属の天才音楽家で今の時代で東雲学院を虹ヶ咲学園と双璧を成す強豪スクールアイドルチームに成長させた立役者。はっきり言って今現在は東雲学院専属の音楽科として他の学校の仕事をさほど受けていないと聞く。あまりにもズルい存在だけど音楽センスは完璧だから文句は言えない」
話を聞く限り、俺に似てスキル至上主義みたいな人なんだな。そう思いながら俺は弁当を食べ終わるとダイバーシティに向かった。
ダイバーシティ 自販機前
ガタッ!!
いつものようにリアルゴールデンを買うと俺はスマホでショート動画を探す。今まではロボットモノのアニメばかりだったが今は虹ヶ咲の過去のショート動画を探すことの方が多いのだが…………
琴鳴「?」
虹ヶ咲のサジェストに出てきた中川菜々、誰だ?だがその意味はすぐにわかった。
ショート動画に写っていたのは優木せつ菜、だがとある場所で髪を結び、眼鏡をかけていた。その姿は虹ヶ咲の生徒会長にそっくりなのだという。完全な盗撮動画なのだがこれがきっかけで虹ヶ咲のスクールアイドル同好会は解散に追い込まれたらしい。
優木せつ菜、裏で起きていた事はそう楽観視できるようなモノじゃなさそうだ。
すると…………
歩夢「お待たせ、琴鳴君」
侑「ヤッホー、今日は新しい友達連れてきたよ~」
菜々「初めまして、再結成したニジガクのファン1号と聞いたんですが」
琴鳴「!!」
目の前に現れたのは中川菜々その人、つくづくタイムリーに現れてくれる。
琴鳴「倉阪電気高校2年の宮厨琴鳴です、初めまして」
菜々「何やら、再結成に琴鳴さんが絡んでると聞きました。そのために何か支援か何かを?」
支援か、あまりそう言うわけではないのだが少なくとも自分の意思にはちゃんと誠実でいるとするか。
琴鳴「別に何かしてるわけでもなければ俺はあくまで第三者だ。応援する立場だからこそ感じるモノがある。俺はただやりたいと思ったことには正直になるべきだと考える。それだけだ」
菜々「…………」
すると菜々は少しの沈黙の後、俺にある質問をかけた。
菜々「それじゃあ、一つだけ教えてください。
アイドルが、普通を望むのって悪いことですか?」
侑「どういうこと?」
歩夢「???」
やっぱり聞いてくるか。言うべき答えは、もう手にしている。
琴鳴「普通の自分ってのを当たり前だと決めつけてる人は沢山いる、でも他人の普通って自分に必要だと思う?俺は普通と思ったら他人は全然違う、なぜなら普通と言う言葉ほど特別な自分ってないと思うから。それに、
大好きを曲げないからこそ君なんじゃないのか?もっと我儘に大好きを振りかざすからこそ君だろ?
そうだろ?優木せつ菜」
侑・歩夢「え?」
すると菜々は眼鏡を外し、髪ほどいた。
せつ菜「ようやくわかりました、大好きを曲げない自分こそ普通、なんで気付かなかったんでしょうか?
でも、これで枷は外れました」
侑・歩夢「え、えええええええええええええ!!」
せつ菜「皆さん、見ててください。
私のリスタート!!」
せつ菜・歌「そう高く 果てなく 明日へと導くよ 私だけの光放ちたい DIVE!
自信なくして ただ心に鍵かけて 響く自分の声に耳塞いでた
ホントはいつだって わかっていたんだよ一番大切なものここにあること
無限に広がる宇宙(そら) 迷わず進もう Go! Fly! Yes! So High!目を閉じて
言い聞かせてみたってもうカラダ中騒いでる止まらない Heart強く熱く…!!
そう高く 果てなく 抱きしめた未来が
軌跡になる生まれた思いが明日へと導くよ
私だけの光放ちたい DIVE!」
歌い終わり、微かな呼吸を感じるパフォーマンス、ステージの優木さんはこんな感じだったのか。今ならその魅力がわかる気がする。
琴鳴「やっぱり、優木さんの居場所はスクールアイドル同好会なんじゃないか?」
せつ菜「当たり前です」
侑「すっっごーーーい!!本当にせつ菜ちゃんなんだね!!」
歩夢「すごくかっこよかった!!」
せつ菜「まだまだこれからです、私はこれからかつての部員の皆ともう一度スクールアイドル同好会に入ります。侑さん、歩夢さん、よろしくお願いします」
侑「もちろん!!」
歩夢「一緒に頑張ろう」
琴鳴「大好きを曲げない、か…………」
俺の本心のはずなのに、ここまでこの言葉が似合うのは優木さんぐらいだな。
黒服「これで確信できた、やはり彼は王様だ。
そろそろ動くとするか」
2週間ぶりの投稿です、GWはとても有意義に楽しめました。ディズニープラスで薬屋のひとりごと履修したりP4U2やPAYDAY2遊んだりとほぼインドアでしたが。
次回はしずく編です。お楽しみに。
あ、琴鳴君。スイッチ隠さないで(必死)