ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード 作:しゅみタロス
涼助「じゃあ、投稿休み」
琴鳴「休ませるわけ無いだろ」
涼助「上弦の鬼ィ…………」
侑side
侑「おおおおおおおおお!!ここが私たちの部室!!」
せつ菜「ちゃんと元の部室に戻しておきました」
歩夢「ここから始まるんだ、私たちのアイドル活動」
週末明けの月曜日、私たちはついに部室を手に入れた。ロッカーやテーブル、スポーツアイテムや機材などせつ菜ちゃんが全部元々使っていたモノを戻したらしい。
ただ、戻したのは備品だけでは無かったらしい。
かすみ「お待たせしました!!レジェンドかすみん部員の再集結です!!」
しずく「戻りました」
エマ「うわ~、全部元通りだね~。解散から日が経ってないのに懐かしい」
彼方「彼方ちゃんりた~んず、やっぱここが落ち着くね~」
侑・歩夢 キラキラキラキラ「オリジナルメンバーの4人だ~」
しずく「初めまして、新入部員さん。桜坂しずくと言います」
エマ「3年生のエマ・ヴェルデだよ♪畏まらずにエマって呼んで」
彼方「近江彼方ちゃんだよ~、一緒に頑張ろうね~」
虹ヶ咲のスクールアイドル同好会、ようやくスタート。
琴鳴side
ダイバーシティ
琴鳴「トンカツカレーパンください」
いつもお世話になっているとある出店、この店のトンカツカレーパンは俺の好物なのだが。
店員「お会計300円になります」
琴鳴「一万円でお願いします」
店員「あ、ごめんなさい。今、1000円切れてるんですよ」
琴鳴「え?マジですか?小銭250円、しまった」
こんなことならどこかで小銭使うべきじゃ無かった、ノックアウトファイター3で使った400円が痛い。
すると後ろから見慣れた男がやってきた。
黒服「失礼、ケバブサンド、牛肉抜きでもらえるかな?ついでに隣のこの少年の支払いもこれで頼む」
琴鳴「…………」
すんなりと奢られてしまった。
琴鳴「えっと?」
黒服「なあに、気にすることは無い。こちらも大人だ」
琴鳴「あ、ありがとう」
黒服「少し、俺についてきてくれないか?来てくれるなら300円は貸し借りなしでいいよ」
琴鳴「どこへ?」
黒服「コンサートホールだ」
そう言うと俺はこの人について行くことにした、ただつくづく思った。
琴鳴(ケバブサンドなのに野菜だけってそれおいしいのか?)
黒服「肉はあんまし、特に牛肉は今でもダメなんだ。心の声、出てるよ」
琴鳴「あ…………」
チケットを確認すると指定席に座る、演目は平安貴族の恋バナのようだ。この人、演劇マニアなのか?
程なくして、幕が上がった。
儚い琴の音が響きながらも和傘を手にする一人の少女、とても美しさと若さの芸術性はとても惹かれる。
すると、黒服は小声で伝える。
黒服「これを見せたのはキミのためだ」
琴鳴「え?俺の?なんで?」
黒服「彼女の名は桜坂しずく、虹ヶ咲のスクールアイドルだ」
琴鳴「あ!!確か一年生の!!」
彼女の存在は聞いたことがある、俺が好きなラジオ番組で4日前にゲストに来ていた子だった。そうか、この人はだから俺を…………
黒服「彼女は舞台後によくキミが使っている自販機の前に現れる、話してみたいのなら会ってみると良い。キミの選択次第だ」
一体、何者なんだ…………この人…………
ガタッ!!
リアルゴールデンを購入するとあの人の言ったとおり、自販機で待つことにした。桜坂しずく。個人的に気になるので少し話を聞いてみようと思った。別にストーカーとかじゃない、絶対。
しずく「はぁ~疲れた~」
やっぱり来た。
しずく「やっぱこれでしょ!!」
そう言って買ったのはまさかのリアルゴールデン、この子もエナドリジャンキーかよ。
すると桜坂さんはこちらに気づく。
しずく「あれ?キミはさっき客席にいた…………」
琴鳴「ああ、見えていたのか。俺は…………」
せつ菜 ヒョコ「琴鳴さんも来てたんですね!!見かけましたよ!!」
琴鳴「うわッ、優木さんどこから!!」
しずく「えっと?もしかしてあなたが、
宮厨琴鳴先輩?」
琴鳴「そうだよ」
その後
琴鳴「どうぞ」
しずく「ありがとうございます」
チョコレートアイスを奢りつつ俺は話を聞くことにした。
琴鳴「えっと、まずはスクールアイドル同好会の復帰、おめでとう」
しずく「ええ、では私はあなたに感謝を、ありがとう」
琴鳴「俺に?」
しずく「あなたのおかげで私はもう一度舞台に立つ機会をくれたので。ファンとはいえあなたがスクールアイドル同好会に関わってくれて本当によかった」
せつ菜「琴鳴さんはもっと誇って良いと思います。あなたの声が無ければこうして私たちがまた立ち上がる事は無かったんですから」
考えてなかったけどコレ私情で突っ込むには大分沼になってきてないか、もう逃げ道塞がれてるような気がするが、
でも、やっぱ上原さんの為だし逃げようとは思ってないが。
しずく「それで一つ、琴鳴さんは歩夢さんを応援しているんですよね?それは何故ですか?」
この質問、賢いヤツは尤もな安全策を取るだろう、でも俺はこの人たちの前では自分に素直でいたい。
迷う事なんて無かった。
琴鳴「好きなことをやる上原さんを俺は望んだ。応援したいと思ったのは自分の夢見たことを手加減無しでやることが好きだから。俺はそのために出来る事をしたい。支えてくれるファンとして、上原さんの笑顔を見れるならな」
しずく シューーーー
突然煙を出したような感じで赤くなる、そんなハズいこと言ったのか?俺?
しずく「すごい、君ってまさか…………
王の意思の…………」
琴鳴「王の意思?」
せつ菜「言われてみれば、近いかもしれませんね」
琴鳴「…………」
俺も自覚こそ無かったが、俺ってそう言う人間だったのか?俺が、王様…………あの人と同じ…………
いや、まさかな。
琴鳴「でも、これは俺の本心だ。それ以上に、大切にしたんだよ。頑張るあいつを」
しずくは何か意味深な笑顔で伝える。
しずく「あなたが求めてるその手加減無しでやるって言う信念、私もそれに習おうと思います。だからここから先は私もやりたい放題、全力であなたに届けます。
見せてあげます!!これが私の全力全開!!」
しずくは立ち上がり、正面を向いた。
しずく・歌「雷鳴が胸に鳴り響いて 閉じ込めていた感情が溢れだしていく
もう見失ったりしない 私だけの思いを
天(そら)から舞い落ちる雨粒が ぽつり ぽつり 頬伝って 知らないうちに 心 覆っていた仮面を そっと洗い流していくの
胸の奥 変わらない たったひとつの思いに やっと気づいたの
目覚めてく 強く 裸足で駆け出していこう どんな私からも逃げたりしない
迷いも不安も全部 ありのまま抱きしめたなら
まぶしいあの空へと 飛び出すよ」
曲の終わりと同時に俺の心は澄んだ青空の如く印象が強く焼き付く。
琴鳴「ここから先はきっと桜坂さんなら新しいモノを見せてくれる。立ち止まったら、
俺に頼ってくれ」
しずく「ご贔屓にさせてもらいます」
せつ菜「いや~、ここまで魅せられては負けていられません!!琴鳴さん!!私も頑張ります!!負けませんから!!」
琴鳴「期待してる」
スクールアイドル同好会、どんな形であれ、俺はここを守ると決めた。
上原さんの為なら、俺は…………
その後
歩夢「それじゃあ、ご飯作るけどリクエストはカレーだね。腕によりをかけるからお楽しみに」
琴鳴(トンカツカレーパン食うべきじゃ無かった)(汗)
でも滅茶苦茶うまかった。
しずく「ファンサの一環で琴鳴さんに昨日のお礼、手作りカレーパンです」
手加減無しの好きは決して楽では無い、覚えておこう。
ジークアクスで胃袋荒れてんだけど、誰か助けて(泣)