ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード   作:しゅみタロス

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観友「今回は作者が腹痛を訴えていますが有無を言わさず働かせました」
琴鳴「あの人時間が空くとスイッチやるか映画見るかの2択だからな」
観友「尚、スイッチ2の二次抽選は外れた模様」
琴鳴「しばらく引き摺るぞ、それ」(汗)


第5話 無意識の中で君は彼女に縋ってるのかな?/彼女が特別だから、自分にとっての初めての居場所

カシャ!!

 

ラジオ『明日の天気は以上です、では次はこちらの番組です』

 

一人ヘッドホンを耳に当て、布団の上で天井を見上げる。金曜日を目前に控え、4月が終わろうとする中、世間はゴールデンウィークの熱気に湧いていた。そして虹ヶ咲のスクールアイドル同好会が再結成されて1ヶ月が過ぎようとしている。そう思いながらも無機質に回るSTー2000テープレコーダーからお目当てのラジオ番組が流れた。

 

心咲『皆さん、お待たせしました。トーキョーシティボイスのお時間です。今回も電話中継でゲストさんをお迎えし、夜だからこそ聞ける裏話を沢山お話しましょう』

 

このSTー2000テープレコーダーを最初に直したときに電波をキャッチして以降聞くようになったこのラジオ。ソニッカーズの心咲護さんの歌が好きで毎週よく聞いている。トークも含めてお気に入りのラジオだ。

 

心咲『では、今日電話がつながっているのは東京在住の人気スクールアイドル、虹ヶ咲学園のエマ・ヴェルデさんです』

エマ『皆さん、初めまして!!エマ・ヴェルデと言います。この度は心咲護さんのラジオにお招きいただきありがとうございます』

 

驚いた、まさか虹ヶ咲のエマ・ヴェルデ先輩とはな。シンフォニクスジャーナルで何度か見たことがある。これは面白い話が聞けそうだ。

 

時計の針は進む、しばらくはこの時間は退屈することはなさそうだ。

 

 

翌日

 

歩夢side

 

歩夢「はあ、はあ、はあ、はあ」

 

スクールアイドル同好会に入ってしばらく経った、私たちはランニングや発声練習、ダンスレッスンに打ち込んでいた。練習は大変だけど充実してる。応援してくれる人がいる。それだけでも力が湧いてくる。

 

歩夢(もっと、琴鳴君に見てもらうためにも頑張らなきゃ)

エマ「はい、精が出るね。歩夢ちゃん」

歩夢「エマさん、ありがとうございます」

 

ドリンクのボトルを受け取ると私はそれを飲み干した。

 

エマ「ここに入ってからすごく上達してるね、ダンスも息が合ってきたし」

歩夢「侑ちゃんが作ってくれた練習スケジュールのおかげで救われてるだけ。もっと頑張る。可愛いって言って欲しい人がいるから」

エマ「それはファンのため?」

歩夢「いや、ファンはファンなんだけど…………」

エマ「もしかして、彼氏とか?」

歩夢ボッ「い、いやいやいやいやいやいやいやいや、男の子だけど つ、付き合ってるとかじゃないし、ただ単純にかっこいいし、純粋に私を見てくれて、その…………」

エマ キラキラキラキラキラキラ「その気持ち大事!!歩夢ちゃんの好きな人なら私全力で応援するよ!!その男の子、どこの学校?王子様的な印象ある?どこが惹かれた?」

歩夢「こ、答えれないいいいいいいいいい!!!!」

 

左ベンチ

 

かすみ「あの様子だと琴鳴さんのこと、また広まってるみたいですね」

侑「琴鳴君は私から見てもルックス完璧だし、なんで今まで女の子が寄ってこなかったのか不思議だよね」

せつ菜「むしろ琴鳴さんは影に隠れてる印象ありますからね。だってあの黒コートみたいな制服、かっこいいですけど近付いて来る人いないと思いますし」

しずく「でも、私は好きですよ。案外素直だし、自分の意思はしっかり通す人ですから」

 

彼方スゥヤア「…………」

 

エマ「じゃあ、どんな男の子か一度会わせてくれない?すごく興味あるから」

歩夢「じゃ、じゃあ、放課後にダイバーシティに…………」

 

結局押し切られちゃった。

 

 

 

 

放課後 ダイバーシティ

 

琴鳴side

 

琴鳴「では、連絡は4日後に」

 

今日の依頼を受けた俺は、いつもの出店でトンカツカレーパンを頼んだのだが…………

 

エマ「トンカツカレーパン、2つください」

琴鳴「え、エマ・ヴェルデ先輩…………」

 

唐突に現れた昨日のラジオのゲスト、因果か何かか俺と同じモノを注文している。

 

パンを受け取るとエマ・ヴェルデ先輩、いや、エマ先輩がこちらに目を向ける。

 

エマ「歩夢ちゃんから話は聞いてるよ、話の通り、かっこいいね。琴鳴君」

 

なるほど、また上原さんが俺の話を。

 

琴鳴「俺って、そんなにかっこよく見えるか?趣味趣向のせいであんまり自信ないんだが?」

エマ「でも、歩夢ちゃんの見る目を正しいと思うよ。そう言う自分が気付いてないだけで」

 

すると…………

 

歩夢「お待たせ、琴鳴君、ジュース買ってきたよ」

琴鳴「ただいま、一息つこうか」

 

 

 

おやつを食べながら、エマ先輩は俺に何かあるのかこちらにキラキラとした目線を向けてくる。俺に何かあるのだろうか?

 

琴鳴「あのさ、俺のこと、聞きたいのなら可能な限り答えるけど?」

エマ「もちろんだよ、琴鳴君にひとつだけ聞きたいことがあってここに来たんだから」

歩夢「エマさん、私、耳塞いでいて良い?」

エマ「だーめ、ちゃんと聞かないとダメだよ?」

 

なんかさっきの初対面の反応含めて聞かれることが予想できてしまっている。まあ、嘘をつくつもりは毛頭無いんだけどな。

 

エマ「じゃあ、聞くね。琴鳴君は…………

 

歩夢ちゃんをどんな風に見てるの?」

 

本心に身を任せよう、俺は伝えるのはただ一つだ。

 

琴鳴「俺の居場所、俺が本心で大事にしたいと思える憧れの人。誰よりも真っ直ぐで、自分に素直で、だからこそ守りたい存在。

 

それが俺の見てる上原さん、それ以上は言えない」

 

言うべきは事はこれぐらいだ。思えば思うほど俺は上原さんに惹かれている。

 

歩夢「琴鳴君、こっち見ないで」

琴鳴「ええ?どうして?」

歩夢「多分今、私、すごく見せれない恥ずかしい顔してると思うから」

 

何それ、超絶見たいんだけど。

 

エマ「琴鳴君、そういうことだから。

 

歩夢ちゃんが元に戻るまで、私の歌を聴いてくれる?」

琴鳴「むしろそういうの大好きだ、頼むよ」

 

エマ「史上最大級、いっちゃうよーー♪」

 

エマ・歌「きっとこの場所で 夢が待ってる 澄み渡る空を越えて 伝えたいの もっと

 

まだ知らない 運命のドア 開いたなら(ドキドキだね) 広がる世界 ちょっと怖い でも トランクいっぱいに 詰め込んだ思い出 ぎゅっと抱きしめて

 

高鳴ってく(胸の中)自分の気持ちに(もう)ウソをつくのってすっごくむずかしいね(そうでしょ?)心に耳をすませて

 

きっと この場所で 夢が目覚めてくから 光り出す(瞬間へ) この手を伸ばすのいま

叶えていくんだ これから何が起こっても ゆずれない(この想い) 勇気にかえていこうよ

 

La Bella Patria

 

この歌声 届くように」

 

琴鳴「良い歌だ、可愛くて気に入った

 

よろしく、エマ先輩」

 

エマ「先輩?」

琴鳴「俺、2年生だから」

エマ「えええええ!!2年生なの?!大学生かと思った!!」

 

大学生か、確かに背は高いけどそう言われたのは初めてだ。

 

歩夢 ギュッ「…………」

 

琴鳴「上原さん?」

 

後ろから俺の背中に張り付き、服を握る。

 

歩夢「私が大事なら…………エマさんを変な目で見ないでね」

琴鳴「…………わかった」

 

エマ「うんうん、それも青春だね」

 

 

 

少しだけ、歩夢の気持ちが見えた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は最推し彼方ちゃん!!

最近はイマソ刈りさんの影響でポケモンバトルが楽しいです。あ、スイッチは今週金曜日に返してね。琴鳴君。

どうもありがとうございました。
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