ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード   作:しゅみタロス

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琴鳴「今回は作者の激推し、近江先輩のメイン回だな」
孝道「ちなみに作者は趣味のためなら平気で睡眠時間削るタイプだから真反対という」
琴鳴「執筆終わるまで時間かからないとはいえ生活どうしてんだよ」
孝道「でも、スケジュール厳守にこれでも厳しいという」
琴鳴「よくわかんないぞ」(汗)




第6話 ただ一つ譲れないモノはあるかな?/超えられない理想、それだけは掴んでいたい。

彼方side

 

彼方 モゾモゾ「う~ん」

 

日当たりの良いゴールデンウィークの朝、ぽかぽか太陽におはようしながら彼方ちゃんの朝は始まるのです。

 

遥「お姉ちゃん、起きた?」

彼方「今起きたよ~、今行くね~」

 

彼方ちゃんは我儘なお姉ちゃんです、寝ることが好き、可愛い妹の遥ちゃんをお世話するのが好き。スクールアイドルとして歌うのが好き。どっちも譲れないから今日も彼方ちゃんは頑張るのです。

 

家事をして、勉強をして、練習をして、バイトをして、我儘に自分の好きなことをやっています。

 

そんなぽかぽか陽気の昼下がり、バイトも終わって帰る途中でした。

 

彼方「ぽかぽかで絶好の昼寝日和だね~」

 

歩きながらお日様を浴びていた彼方ちゃんは、

 

何かに当たり、すやぴしてしまいました。

 

 

 

 

琴鳴side

 

琴鳴「おい!!しっかりしろ!!って寝てるだけか、危なっかしいな。唐突に倒れてくるなんて」

 

依頼帰りに俺は唐突に出会った女の子が直立不動で倒れるところを見て咄嗟の判断で受け止めてしまった。ってかコレ明らかに事案だよな。病院連れて行こうにも寝てるだけで救急車呼ぶわけには、だからって街中まで運ぶのは目立つよな。

 

そう思いながらも俺は近くの公園を見つけ、木の下に女の子を寝かせると俺は見捨てる事は出来ず、STー2000テープレコーダーで音楽を再生した。

 

しばらくは帰れなさそうだ。

 

 

 

PM15:00

 

彼方「木の上、ここは…………」

 

女の子が俺の方に振り向いた、気配を感じた俺はヘッドホンを外す。

 

琴鳴「えっと、初めまして、だな。随分寝ていたみたいだけど、大丈夫か?」

彼方「うん、大丈夫。夕方になっちゃたか~、すぐに帰らないと。助けてくれたんだよね?ありがとう。赤髪の王子様」

琴鳴「呼ばれ方はともかく、無事でよかった」

彼方「名前は?」

琴鳴「宮厨琴鳴、ただの工業高校生だ」

彼方「琴鳴君?記憶に少し残る名前だね~、新人ちゃんが言ってたような?」

琴鳴「新人?」

彼方「まあいいや、近江彼方ちゃんだよ~。覚えていてね」

 

 

近江家

 

彼方「ただいま~、少し遅くなっちゃった~」

遥「お姉ちゃん!!どこ行ってたの!!こんな時間まで遅れてくるなんて!!」

彼方「心配性だね~、彼方ちゃんは大丈夫だから今からごh」

 

遥「もういいよ」

彼方「え?」

遥「お姉ちゃんに迷惑かけるぐらいなら、

 

スクールアイドル、やめる。お姉ちゃんを支えるために」

彼方「遥ちゃん…………」

 

 

 

ガコン

 

自販機からリアルゴールデンを取り出す、こんな夜に出歩いてるのには理由がある。毎回のように学校が終わると上原さんが俺の家に来る。一通り家事をこなすと俺は上原さんを家まで送り届けるのが義務だ。今はその帰りの途中、一息ついたらここを離れるつもりだったのだが。

 

彼方「待ってよ~、いくら何でも家出なんて」

遥「ついてこないでよ、どうせ浅見先輩の家に泊まるんだから」

 

琴鳴「穏やかじゃないな」

 

どう見ても今日昼間に見た近江彼方さんだ。まあ、助けてやるか。

 

琴鳴「おい待て、家出なんて事情が複雑そうだな。何があった?」

 

遥「えっと…………」

彼方「安心して、恩人だから」

 

話が早くて助かる、俺は事情を聞くことにした。

 

事情を聞いたら真っ先に気づいた。

 

琴鳴「虹ヶ咲のスクールアイドル同好会と東雲学院のスクールアイドル部、まさか姉妹でそれぞれやってるのか?」

遥「でも、私はやめようとしているんです。お姉ちゃんは私のためにスクールアイドルだけじゃなくて、勉強もバイトも家事もしてくれて。私、お姉ちゃんにずっと無理させてるんじゃ無いかって思って」

彼方「だからって独立するのはまだ早いよ。それに遥ちゃんがいなくなったってそれが彼方ちゃんを支える事にはならないんだよ。生活のことでそんなに辛いとは思わないし」

 

なるほど、これは少し問題の根が深そうだな。そして何より、妹さんの話を聞く限り、この問題の焦点は近江先輩にありそうだ。

 

なら言うべきはただ一つだ。

 

琴鳴「大事なら、もっとお互いを尊重するべきじゃないか」

彼方「琴鳴君?」

 

琴鳴「俺は一人っ子だから兄弟姉妹の事情はあまり詳しくない。でも、一つだけ気になるところと言えば、お互い素質や思いが強いはずなのにそれが結局姉ばかりに傾いて妹さんから本来成すべき事が出来ていないように見える。それはある意味助けてると言うより妹さんにこれからまだ成長するであろう素質の成長を止めてると思う」

彼方「じゃ、じゃあ…………今までやってきたことは…………」

遥「お姉ちゃんが私の伸びしろを止めてるって事?逆効果になってるって事?」

 

琴鳴「十中八九その通りだ、だからもっとお互い手を取り合っても良いと思う。まず必要なのは、

 

誰かの為になるエゴイストになることだな。自分だけじゃ無く、誰かの気持ちを信じて任せられるような人間に」

 

彼方「そっか、それなら彼方ちゃんは我儘になってるつもりでも我儘じゃないことも自然としていたのかもね」

遥「お互いに手を取り合う、それならきっと私もお姉ちゃんとスクールアイドルを続けられるね」

 

お互い、納得したみたいだ。姉妹ってのも大変なんだな。

 

彼方「それじゃあ、彼方ちゃんから琴鳴君にお礼。聞いてくれる?」

琴鳴「ありがたく受け取るよ」

 

彼方・歌「Hey... Now listen

 

初めてで一番のYou're my dearest treasure 記憶の中で 溢れる Love with you

駆け足な Day by day 手を繋いで Time goes by 強くなれたんだ その温もりで

 

一人きりじゃ もう 両手いっぱい広げても まだ 足りないほどに大きな Dreams 今

一緒に抱きしめよう

 

Butterfly 羽を広げたら ハルカカナタ 高く飛ぼう 勇気の向こうに 美しい空 待ってるの Butterfly 夢へ 羽ばたいて 花の季節 迎えよう 叶えていける きっと

 

信じて We can Fly!」

 

 

琴鳴「魅せてくれるじゃないか、ありがとう、気に入ったよ」

遥「お姉ちゃん、その、色々とごめん。私も一緒に、お姉ちゃんの手伝いするよ」

彼方「彼方ちゃんが教えてあげるよ、出来るまでね」

 

お互いを蟠りは解けたみたいだ。

 

琴鳴「家まで送ってくよ、俺なりのお礼」

彼方「よろしく」

 

遥(琴鳴さんかぁ、印象は違うけどどこかあの人に似てるなぁ。もしかして…………)

 

また一つ、前に進んだ。

 




書いてて思ったけど倉阪電気高校4人組の出番が前書きしかない。来週出番増やさないと(汗)
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