ラブライブリスタートシリーズ ロザリオ・レコード   作:しゅみタロス

7 / 26
涼助「作者がどうやらイマソ刈りさんのオムナイトにはまってるらしい」
観友「なんすかその特殊性癖?」
涼助「メタモンの腹からベチャッと出てくるのが好きなんだとさ」
観友「執筆のしすぎでイカレてんすか?」
涼助「琴鳴、そろそろ作者にスイッチ返してやれよ」(汗)


第7話 前に進む覚悟を君はどう捉える?/自分と誰かに平等な居場所をくれると思ってる。

私は自分を変えられる何かが欲しかった、そう思った私は高校2年生でディスク・ドール・シンフォニクスへと道を辿った。多くの候補生と共に自分の信じるアイドルを目指した。そんな時、夜にも関わらず、歌の練習に打ち込んでいた日のこと。扉が開く音にも気づかず、私は歌い続けた。歌の終わりで拍手があった。その場にいた人に気づく。

 

心咲「良い素質を持っている、ただもう一息だな。朝香果林さん」

 

多くの候補生に声をかける事はそんなに多くない、この時初めて私は、心咲護に声をかけられた。

 

果林「朝香で大丈夫よ、心咲先生。こんな時間にオーディオルームを使ってしまって、迷惑だったかしら」

心咲「いや、気にする必要ないよ。この研修センターは君たち候補生に使用する権利が優先される。好きにしてくれて構わない」

 

全てにおいてスクールアイドルの憧れ、μ'sを導いたラブライブの王様。どの時代においてもそれを背負いながらもスクールアイドルを導く心咲先生を超えることを私は夢見ていた。

 

そんなとき、心咲先生はある話を始めた。

 

心咲「今、俺は候補生の中で以前内定が決まった革命派について知っているよね」

朝香「ええ、確かネットで話題のアイドルだとか?」

心咲「革命派のメンバーは決まったけどこれは第1陣に過ぎない。これから先の世代も考えて、第2陣の選抜メンバーの事も今考えてる。そのためには未来で通用するような新しい何かを生み出せる存在が欲しいんだ。

 

朝香さん、やってみたいと思わないか?」

 

それは私にとって自分を変えられるチャンスだった、迷いは無かった。

 

 

それから私は第2期革命派の選抜試験を受けるべき特別訓練チームに配属された。誇れる自分の歌とダンスで何度も自分を魅せた。でも、その根底には心咲先生を超えると言うただ一つのアイデンティティーのみ、それが…………

 

私を蝕み始めた。

 

現実との矛盾に気づく、それは私を苦しめる理由には十分で常に完璧を追い求めて上へと登るたびに私が何をしようとしているのか恐ろしくなった。心咲護には届かない。彼がいなくなった世界に意味は無い。自分で自分を否定し続ける。

 

そして心咲先生に心を見透かされる前に、私は最終選考を辞退した。

 

その後は読者モデルとして多方面の雑誌で活躍、世間でも人気を掴んだけど、未だにスクールアイドルはついて回る。

 

せつ菜「果林さん、考えてくれましたか!!今度のシンフォニクス・ユニゾンのステージに是非私たちの代表メンバーとして出ませんか!!虹ヶ咲のスクールアイドル同好会に入れば沢山の大好きがありますよ!!ぜひ入部を!!当たって砕けろです」

果林「はいはい、それ今月に入って5回目よ。それに、口説くならもっと上手く口説かないと誰も落とせないわよ」

 

事情を知っている優木せつ菜が勧誘してくるから。

 

 

琴鳴side

 

琴鳴「シンフォニクス・ユニゾン?」

涼助「今度ディスク・ドール・シンフォニクスによって開催される大型ライブステージ。今話題の人気スクールアイドルが集結するシンフォニクスの大型イベントだ。虹ヶ咲も参加するみたいだから一緒にいこうぜ」

 

ライブステージか、この前に幻想モノクロームウィングのライブを見たけど現地でのライブ感は楽しかったけどイメージはあんましだったな。でも今なら感じ方も違うかもしれない。

 

今現状俺の手持ちのカセットテープ、全部虹ヶ咲のアルバムからPC経由で録音したモノばかりだから彼女たちの曲は全部聴いてるし今なら良さがわかる気がする。そうなれば。

 

琴鳴「そういうことなら、ついて行こう」

涼助「琴鳴様々だな、飯奢るからそれで貸し借り無しで」

琴鳴「いや、それは悪いよ。ご飯ぐらいなんとかするから」

涼助「いいのか?」

琴鳴「俺は俺で出来る事をしたいから」

 

当然言えるはずも無い、上原さん(アイドル)に飯を作ってもらっているとは。

 

 

近くのバーガーショップ

 

シャカシャカシャカシャカ

 

STー2000テープレコーダーで音楽を聴きながら一人フライドポテトをつまむ、聞いているのは以前の近江先輩の曲だ。優しいメロディーが心地良い。

 

すると目の前には、

 

琴鳴「優木さん?」

 

手にスムージーを持った優木さんと見知らぬ虹ヶ咲の生徒。おかしいな?スクールアイドル同好会は7人だったはず。

 

俺はヘッドホンを外すと、目を向ける。

 

琴鳴「やあ、初めまして」

 

せつ菜「琴鳴さんに紹介します」

果林「いいわ、私がするから。私は朝香果林よ、3年生。隣良いかしら?」

琴鳴「宮厨琴鳴、倉阪電気高校2年。構いませんよ。朝香さん」

 

そう言うと隣に座るな否や肩を擦り合わせてくる。上原さんとは違う少し甘い香りがイケない何かを揺さぶる。

 

果林「女の子耐性全然無いのね」

琴鳴「それは認める」

 

せつ菜「あ…………あ…………」

 

あー、優木さんはこう言うの得意じゃ無いのか。俺も得意じゃ無いけど。

 

琴鳴「それで、俺に朝香さんを紹介した意図は?」

せつ菜「果林さんはシンフォニクスの候補生なんです。スキルも十分ありますし私としてはスクールアイドル同好会に入部して、今度行われるシンフォニクス・ユニゾンでデビューして欲しいんです」

 

果林「私は琴鳴君の話を聞いて少し気になる部分があったから来たの。これは私から唯一の質問。

 

憧れを超えたいって、罪かしら?」

 

少し考えた後に俺は伝えた。

 

琴鳴「いや、間違ってないよ。誰でも憧れを超える権利はある。でも、それに至るまでに自分がやってきたことが正しいと思えるかどうかだと思う。

 

だから自分がそう思えるまで今やってることを誠実にやっていくのが良いんじゃ無いか」

 

後ろの席にいる黒服「…………」

 

果林「やってきたことが正しいかどうかか。だから私は自分のやってきたことに嫌悪感を抱いていたのね。

 

わかったわ」

 

せつ菜「じゃあ!!」

果林「シンフォニクス・ユニゾン。参加するわ。スクールアイドル同好会として」

 

 

数日後

 

シンフォニクス・ユニゾン ステージ会場。

 

チケットの確認を終えた俺と位里は指定席に座る。多くの人が集まる6月の熱狂に身を焦がしながらもステージは開幕する。

 

多くの新進気鋭のスクールアイドルたちが彩るステージに盛り上がりを見せる。

 

そして運命の時、俺は太股のホルスターからペンライトを取り出す。

 

涼助「お前、何でそんなモン持ってんの!!」

琴鳴「なーに、付き合うだけだ」

 

そしてステージに朝香先輩が上がる。

 

果林「堕としてあげる、心も全て」

 

静寂の中で指を鳴らす音が聞こえた。

 

果林・歌「Just like a Rainbow Colors...

 

空からこぼれ出す 星座の瞬きは 目を閉じてもまぶしく

 

光る 走る 熱く

 

一人きりじゃきっと 知らずにいた

 

弱さ 痛み 翳(かげ)り 全部

 

好きだって(そばで) 笑うキミが好き

 

白とか黒 そう Yes or No そんなに単純じゃないなら

答えなんて誰も知らない 自由に未来創ろう

 

Vividな世界 ねぇ どうして 一緒だったら 心はずむの 新しい“私”のChoice

明日を彩っていく

 

Find a way キミとだったら 迷子だって悪くはないね 正解も輝きもひとつじゃないから

 

Just like a Rainbow Colors...」

 

ワアアアアアアアア!!!!

 

客席の熱狂と共に俺の身体は熱くなっていた。それは大きな自分の価値観を変えるほどに。

 

ライブが終わり、自販機前に来た俺は朝香先輩と出会う。

 

果林「どうだった?」

琴鳴「熱くなった、やれば最高に上手いんだな」

果林「それならもっと熱くしようかしら?」

琴鳴「それは別の意味だろ?」

果林「ふふっ、何を想像したのかしら?」

琴鳴「言うわけ無いだろ、さあいくぞ」

 

俺は朝香先輩の手を取り、皆の元に向かった。




イマソ刈りさんのオムナイト、もぐもぐご飯食べてるのが癒し。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。