成り代わり赤き覇王は透き通る世界に来たようです 作:かきのたねyo
あと今回は短いです。
主人公side
「ん…ここは…?」
確か…俺は撃たれて…
「病院…?」
どうやら、俺が気を失っている間に病院に運ばれて来たのだろう。とりあえず、一命取り留めて良かった。
「とりあえず、起きねぇと…」
俺は、身体を起こそうとするが
「…?」
身体が思うように起きなかった。だが、原因はすぐ分かった。
ホシノ「先生…先生ぇ…!」
ユメ「死んじゃ嫌だよ…先生ぇ…」
俺の身体の上に乗っかるかのようにホシノとユメがうずまいて泣いていた。
「ホシノ…?ユメ…?」
俺は彼女達に声をかける
ホシノ・ユメ「──っ!」
声かけられた彼女達は、すぐに顔を上げた。
ガシッ
「ぐわっ!?」
ユメ「無事で良かったよぉぉぉ!!先生ぇぇぇ!!!」
ユメが泣きながら、俺に思いっきり抱きついてきた。
ホシノ「…本当に、一時期どうなるかと思いましたよ」
ホシノは涙目になっているが、生きている先生を見て一安心する。
そうか…ホシノやユメの反応を見る限り、俺が死んでしまったと思わせたのだろうな。ふたりに申し訳ないことしてしまったなぁ…
「すまん…ふたりに、心配をかけてしまった…!」
俺はふたりに向けて謝罪をする。
ホシノ「…本当にそうですよ。私達に心配させる程の迷惑をかけて…」
ユメ「そうですよ!本当に心配したんですからぁ!」
「だけど…借金無くすために…」
その言葉を言った瞬間、空気が変わったように感じた
ガシッ
「どうした?ユm」
ユメ「…先生?」ゴゴゴゴゴゴゴ
「………えっ?(汗)」
ホシノ「ユ、ユメ先輩…?」
あれ…?ユメさんなんか様子が…?
「あの…ユメさん?一体、どうしたのですか…?」
ヤバい!何か知らないけどとにかくヤバい気がする!
俺はユメの表情に思わず冷や汗をかき、言葉も敬語になってしまう。
ユメ「私達のためにやってくれるのはすごく嬉しいです。──ですが、先生はもう少し、自分の身体を大切にして下さいね?」
「け、けどこの程度なら」
ユメ「大切にして下さいね?」
「ハイ………ワカリマシタ…」
ホシノ(ユメ先輩が怒ってる所、初めて見た…)
優しい人程、怒ると怖いとはまさにこのことだろうとホシノは思った。
病院に入院してから1週間経ち、俺は退院した。
そして、アビドス高校へ戻りしばらく戦闘は控えることにし、書類作業へ取り掛かろうとしていたが…
「ユメ、頼む!俺に何かやることを…!」
ユメ「駄目です!しばらく先生は書類作業も禁止です!」
「そ、そんなぁ〜…」
ユメが書類作業すら俺にやらせてくれなくなっていた。
ホシノ「…あの、ユメ先輩」
ユメ「うん?どうしたの、ホシノちゃん?」
ホシノ「すごく言いにくいんですけど、この書類は、先生じゃないとできないやつですよ…」
ユメ「……………。」
そしてユメは俺の方向へ向き
ユメ「ごめんなさいッ!お願いできますか!」
そして俺は笑みを浮かべ
「あぁ、任せろッ!」
喜んで作業するのだった。
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