「さぁかまたぁ…」
「うん~沙花叉だよぉ~~次はあれで遊ぼうか」
「うん!」
白上は公園のベンチからユキくんと沙花叉が楽しそうに遊んでいるところを見ている。とっても楽しそうなユキくんを見ているだけでこっちが幸せになれる。本当にユキくんには周りの人を笑顔にする力がある。
「連れてきて良かった」
今日は元々、久しぶりにお休みだったのでユキくんをどこかに連れて行こうと思ってたんですよね。親代わりなのにあんまり親らしいことを出来ていないし、ユキくんを連れて外で遊んだりする機会もあんまりなかったですし。
そしてそんな感じで公園に行こうという話になって二人で向かっている時に…本当に偶然、沙花叉に会った。沙花叉はユキくんのことを一瞬で気に入っちゃって何度も抱きしめていた。さすがにユキくんもかなり困惑していましたね。
「お姉ちゃん~~~」
「よしよし、楽しいですか?」
「うん!とってもたのしい!さぁかまたぁもあそんでくれる~」
「そっか~それはよかったね~」
ユキくんの頭を優しく撫でていると…沙花叉が少し疲れているようで少し息が荒くなりつつベンチに座った。
「お疲れ様、沙花叉」
「白上先輩、ほんっとに…ユキくん、可愛いっすね!」
「そんなの沙花叉に言われなくても分かってるよ、世界で一番可愛いですから!」
これだけは自信をもって言える。白上のユキくんが絶対に世界で一番可愛い。
「ユキくん、くれません?」
「あげるわけないよね。ユキくんは白上のなの」
暮らし始めた時はさすがに…ぎこちない感じだったけど今ではそれもなくなってきた。白上との生活も慣れてきたということなのかな。そうだとしたらとても嬉しいな。
「そうっすね。だったらまた遊んでもいいですか?」
「いいよ。ユキくんもたまには体を動かなさないとだしね。それに沙花叉と遊んでいる時のユキくんはとても楽しそうだったし」
「やった~~」
沙花叉はユキくんを連れてアスレチックのところまで掛けていった。
でも、ユキくんは予想以上に人懐っこいのかもしれないと最近は思い始めた。すいちゃんと会った時もそうだし、まつりちゃんともかなり打ち解けていますし。まあ、今の沙花叉もそうだけどホロメンの方からガツガツ来るから少し怯えちゃうかもと思ってたんだけど…。
やっぱりたまには連れて行ってあげたいな。でもそろそろ…ライブの時期。忙しくなるのは分かっていること。だからあんまりどこかに連れていくことも出来なくなっちゃうな。
だから全てが無事に終わったら…どこか遠くに遊びに行こう!そのためにも白上は全力でライブを頑張ろう!と心に決めた。