××年後にBSSする鬱死人 作:純愛派
フォントの影響で重いかもしれません。
霊術院の試験に合格したお祝いにおばさんに日記帳をもらったので、書くことにする。
日々のことを書くのも勉強なんだって。こつこつするべきだそう。
お祝いの日記帳以外にもせんべつとしてお古の服なんかをたくさんもらった。お子さんが小さい頃のお古らしい。落ち着いた色でいい感じだけど勝手にもらっていいのかな?あのひとなんかこわいし、こじきが、とか言われそう。
院に通うには寮に入るらしい。寮に入ったらごはんが出るらしいと聞いてる。つまり、たくさん食べられる。木の実を取って干したりしなくていいってこと。すごいね。
わたしがいなくてもちゅんちゅんはご飯食べられるのかな。いっしょにいないときも多いし大丈夫か。
あんまり書くことが思い浮かばないし絵日記というのにしてみる。
(何故か犬の絵が描かれている)
×月×日
寮に入る手続きの待ち時間にお友だちができた。きらいずるくんという。貴族さまなのにわたしみたいなのにも優しくしてくれた。首席合格のすごいひとだ。まだ寮には入らないけど、別の手続きをしに来てたらしい。ここで声をかけてもらわなかったら、お友だちにはなってないんだろうな。そう思うと偶然ってすごい。
あくしゅをした。貴族さまの手なんてにぎっていいのかと思ったけどいずるくんは気にしてないみたい。
知り合いの死神のひとは冷たくてこわいので、院に通うひとも同じかと思ってたけどそうじゃないのかもしれない。これ思ってるのばれたらこわいな。まあ、わたしの日記なんて誰も見ないし大丈夫か。
流魂街出身なのに一回で合格できたわたしもまあ悪くないらしい。留年というものもあるらしいので、ならないようがんばる。留年しすぎると院をやめさせられるらしい。そうなったらどうなるんだろう。
(何故か猫の絵が描かれている)
×月×日
院生の服を着てみたけど、自分用のきれいな服は初めてなのでおかしくないか同じ部屋の子に見てもらったら大丈夫そうだった。変ではない。
念のため、また手続きに来てたいずるくんにも見てもらったらびっくりされた。わたしは男の子だと思われていたらしい。謝られてしまったけど、男物の服を着ているわたしが悪いので仕方ないと思う。男のひとのお下がりだからね。霊術院では決まった服があってよかったなと思った。白いからすぐ汚しそう。
入学式が過ぎたら、いずるくんと毎日会えるのかな。
書くことがない。けいぞくがだいじ。
(院生袴が描かれている)
〃月∧日
無事入学した。がんばるぞ。
いずるくんとは学級が違うから毎日は会えないらしい。でも、お友だちだから会えるように合わせてくれるらしい。うれしい。
斬魄刀の浅打さんをもらった。寝食を共にしていくといづれ、いずれ?自分専用になるらしい。おはなしもできるらしい。浅打さんと仲良くなりたい。ずっといっしょにいるってことはお友だちどころか、家族だよね。
いづれといずれ、どっちがあってるのか。
浅打は変化する前の名前だから斬魄刀さんの方がいいのかもしれない。変化しても斬魄刀は斬魄刀なので。
他のひともいるところで斬魄刀さんに話しかけるのははずかしいので、しきち内の誰もいないところでこっそりしようと思う。
斬魄刀さんに話しかけるのはふつうでいいんだよね?斬魄刀語とかないよね?
(建物の隅に咲く花と浅打の絵が描かれている)
×月×日
斬魄刀とおはなしするときはふつうに話しかけるのではなく、刃禅をするらしい。イヅルくんに聞いた。特進学級は授業の進みが早くてそういう話も聞いたそうだ。斬魄刀語などない。
そもそも刃禅のための精神世界とかいうのに入るのはどうやるの?結局、刃禅の練習をしながらふつうに話しかけている。一方的に話すのはおはなしというのかな。めいわくだと思われてないかな。
あと、いずるくんだと思っていたけどイヅルと書くらしい。吉良イヅルくん。鳥のつるかな?つるのつる。植物のつるかな?
わたしのよもぎは蓬だけどよもぎと書く。春夏冬蓬ってなんかそういう野菜か何かの品種っぽい。斬魄刀さんと仲良くなれなかったら野菜育てようかな。そういう担当の死神もいるらしいし。いや、そもそも斬魄刀さんと仲良くなれなかったら死神になれないのかな。
ということは、あのとなりのおばさんの息子さんも斬魄刀と仲良くなってるってことなのか。仲良くなるという気持ちあるのかなあのひと。
話がそれた。イヅルくんのはなし。字の。いづれといずれの字と同じような話だと思った。気になったので聞いてみたら、なんでそんな話を、みたいな顔をされたけど、教えてくれた。やっぱり貴族さまってかしこいね。それともイヅルくんが特別なのかな。主席だし。
(鶴と蓬が描かれている)
×月×日
一組は特進学級だから、現世での演習も早くあるらしい。同じ学級のひとたちは羨ましいとかなんとか言ってたけど、わたしはよくわからない。優秀じゃないから上手くできないと思うし。もうちょっと勉強してからが良いな。でもやってみないと上手くならないよね。いずれはやらなきゃいけないんだし。
そんな感じでなやんでいたら、イヅルくんがあやとりでいっしょに遊んでくれた。子どもだと思われている。でも楽しかった。あやとりって初めてやった。それを言ったらあやとり用の糸をもらった。
お友だちに何かもらうってはじめて。わたしもあんずをあげた。あんまり喜んでなかった気がする。その辺で買ったやつだし貴族さまに渡すものではなかったかも。
(赤い丸が描かれている)
×月×日
現世演習は大変どころか、死んでしまったひともいたらしい。
わたしに本当に出来るんだろうか。
イヅルくんは強くなって上を目指すと言っていた。こわい目にあったのにすごい。
わたしはお腹いっぱいになりたいからってここにいるのに。差をいたいくらい感じた。
わたしなんかのために時間を割いていいのかと思っているけど、イヅルくんは優しくしてくれる。
◇◇◇◇◇◇
×月×日
今日はイヅルくんとのお勉強会だった。
転んで呆れられてしまった。いつもだけど。
イヅルくんは斬魄刀さんをかばうなと言う。それが普通なのはわかる。でも、その後に斬魄刀さんもわたしが痛い思いをするのが嫌だろうと言ってくれてうれしかった。わたしがまちがってるだろうというのは分かってる。でも、否定せずにわたしの気持ちをくんでくれてうれしかった。
自家製干しあんずをほめてくれた。すごく気に入ったみたいなのに、わたしが沢山食べるべきだと言っていた。
イヅルくんには言えなかったけど、本当はまわりにばかにされている。だってイヅルくんは貴族で優秀で、わたしは流魂街出身の頭のよくないだめなやつなのだ。学級だって違うし。いっしょにいるのはおかしい。
して欲しいことはないって言われてしまったけど、イヅルくんのためなら何だってする。わたしなんかとこんなに仲良くしてくれるんだから。
(干し杏が描かれている)
◇◇◇◇◇◇
×月×日
イヅルくんとのお勉強の後にかみかざりをもらった。前髪がじゃまそうだからと言われたけど、そんなにじゃまそうかな。薄桃色のかわいいかみかざり。わたしには似合わないだろうと思った。
これはひなもりさんにあげるつもりだったのかも。これ桃の花かな?名前と同じだし。あの子には似合うよね。なんか申し訳ない。
やっぱりひなもりさんにあげたいってなったときのためにいつでも返すとは言ったけど、よくよく考えたらわたしが使った後って嫌だよね?
絵日記って日記の内容の絵を描くものだったらしい。それはそうか。たしかに。言われてみればなんで全然関係ないものを描いてたんだろう。数年間、関係ないものをたくさん描いてた。もしかしてわたしはばかなのかな。
イヅルくんには、いつもよもぎくんはしょうがないね、って言われるし、ばかなのかも。でも、進級はできるって言われたからばかではない。
阿呆め、って言われるからあの人にはばれたくない、いや、わたしに興味ないだろうし大丈夫かも。
(髪飾りの絵が描かれている)
×月×日
休みの日はずっと刃禅の練習をしてる。イヅルくん吉良くんとの鍛錬以外のときはずっと。うそ、普通に寝てるしごはんも食べてる。でも、たくさんがんばったおかげで刃禅がうまくできた。
姿は見えないし名前も教えてもらえないけど、おはなしをしてくれる。なんでも、今まで話しかけていたことも聞いてくれていたらしい。
呼び名は今まで通り斬魄刀さんで良いとのこと。斬魄刀さんはわたしの魂を映している、はずなんだけど、なんだかしっかりしている。わたしよりもずっと大人っぽい。お兄ちゃんって感じ。本人本刀?に言ったら、斬魄刀とはあくまで死神の所有物なので、仲良くはなっても上に見てはいけないとのこと。主従関係が逆転してはならないと。つまり、わたしがお姉ちゃんなのかと思ったけど、言ったらため息をつかれた。
斬魄刀さんに、吉良くんを吉良くんと呼ぶようにと助言をもらった。確かにひなもりさんのことが好きなのならその方がいいのかも。さみしいけど斬魄刀さんの言う通りだと思う。
(精神世界にあった花が描かれている)
×月×日
吉良くんを吉良くんと呼んだらおどろかれた。お伺いを立ててからの方が良かったかも。
ひなもりさんは幼なじみのことを名前で呼んでいるらしい。吉良くんの強敵かも?
あばらいくんも幼なじみを名前で呼んでいるらしい。わたしには幼なじみなんていないなと思っていたら、近所に住んでたら幼なじみじゃないかと吉良くんに言われた。そんなことはないはず。普通幼なじみにひどいこと言ったりしないよね?斬魄刀さんもそうだと言ってる。
吉良くんとひなもりさんが一緒にいるときは話しかけない。元々話し掛けてない。そもそもそれをしていたらわたしにはお友だちがいっぱいいる。
ひなもりさんの幼なじみがどんな子か調べる。それができたらわたしにはお友だちがいっぱいいる。
えんごするって言ったけどむずかしいな。
わたし、だめなやつだ。
(デフォルメ雛森の絵が描かれている)
×月×日
吉良くんとお勉強してたら、ちゅんちゅんに会った。ちゅんちゅんはじょーびたきというお名前らしい。霊術院まで会いにきてくれるなんてかしこい。帰省したらちゅんちゅんと一緒に木の実探しとかしようかな。
斬魄刀さんとはずっと一緒にいたけど、おはなししてくれるようになってからは初めて一緒に帰る。これで帰ってもさみしくない。色々案内するよ、って言ったけど、斬魄刀さんは今までもなんとなく意識があったらしく、案内しなくても知ってるみたい。残念だなって思ったら、案内されてくれるらしい。それはそれ、これはこれ、らしい。
吉良くんはやっぱりひなもりさんが好き。何番隊に入りたいかって話でひなもりさんの話すごくしてたし。二人が同じ隊に入れたらいいな。吉良くん離れしないとなあ。さみしいから霊術院にいる間くらいは一緒にいたいけど。
明日帰るよ。
(尉鶲の絵が描かれている)
×月×日
帰ってきたよ。でも、あのひとがいて嫌だなと思った。こわいな。たぶん眼中にないと思うけど。何処かお出掛けしようかな。はずれの林とかがいいかも。
あんずのお花が咲いててきれい。ちゅんちゅんが乗ってるとかわいいんだよ。今はいないけど。
雨が降ってないのに雷がゴロゴロ鳴ってる。斬魄刀さんは何か言いたげ。斬魄刀さんは斬魄刀なのに雷がこわいのかな。いわく、なんでもないとのこと。ちゅんちゅん今きたら打たれちゃうな。かしこいし来ないかも。さみしいなあ。でもちゅんちゅんが死んじゃったら嫌だから来なくて正解かも。雷に当たったら黒焦げになっちゃう。
明日雷が止んでたら斬魄刀さんとお出掛けしよう。今聞いたら、はずれの林でいいらしい。
あの人がずっといるなら早めに院に帰ろうかな。
(杏の花の絵が描かれている)
■月■日
――ページが破り取られている。
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――ページが破り取られている。
吉良の誕生日に投稿しようと思って突貫しました。
日記形式ってこんな感じでいいんでしょうか。
ちゅんちゅんは
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焼き鳥になる
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焼き鳥にならない
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そもそも鳥ではない