学園モノで転生となると、知識チートで俺TUEEE!するのが定石。
前世の分の知恵が、人生一回分のアドバンテージが転生した凡才を稀代の天才に押し上げる!ちなみに努力を怠るとフツーに追い抜かれる模様。かの有名なドラ◯もんにも、の◯太君がタイム風◯敷とタイムマ◯ーンでやって盛大にウドの大木化してた回があったはず。多分これが一番古い知識チートものです。
まぁでも俺も?転生者ですし?知識チートでむしろ教える側の男教師風*1に・・・!
とか思っていた時期はそんなにありませんでした。*2
俺は・・・勉強が・・・できない!*3
正確に言えば平成・令和日本の知識があんまり役に立たない。
まず人間の構造が違う。個性因子だのその辺については理解が小学生未満、だってつい先週転生したばっかだもん。
次に科学全般、ヒロアカって西暦2100年代のお話だもんね。新発見とか個性の応用とかで研究進んでるよね。全く分からん。
でもって歴史、知らない近現代史が100年分くらいある。逆に近代史が前世の現代に相当してる。
つまるところ、「昭和の名作」みたいに「平成・令和期の名作」が出てくるから国語は割とどうにかなりそう。英語も貞操逆転でスラングが増えてるぐらいでこれもどうにかなりそう。
ただ逆転世界のトンデモ歴史、特に"超常黎明期の混乱で多くの漫画・アニメ・HENTAI文化が拡散、原本は多くが失伝していて”ーとかいう文脈が現代史と現代文と時事で出てきたときにはもうどんな顔をすればいいのかわからない。*4*5
ドユコト・・・?
宇宙が背景の猫が脳内に出てきて思考がフリーズしかける。というかそもそも想定外の必要な勉強の量に白眼を剥いて倒れかけていたのに簡易版無量空処を食らって雑魚ダウン・・・とはならなかった。
転生特典に助けられてなんとか復帰。
不完全耐性、どうやら「思考停止」がバッドステータス判定なのか、耐性を授けてくれる。なんならその他にも「勉強中の眠気」とか「忘れたくないことを忘れる」、はたまた「寝不足の不調」とかの類にも効くっぽい。かなり概念的というか無茶苦茶というか、さすが転生特典。
理論上寝なくていいやん!と思ったがそこはあくまで不完全。全くそれらの悪影響を受けない訳ではなくて、寝不足のデバフ(?)は累積してるっぽいのだ。具体的には3日くらい徹夜した次の週末にバカ寝坊した。せっかくの土曜日の昼まで爆睡かましたってマジィ?
なんやかんやありつつも、転生特典フル活用して勉強したおかげで開始1週間分の授業に遅れはナシ!ヨシ!!!(例の猫のポーズ)
そんな事をしていたらサポート科からお呼び出しを受けました。なして?
あれ僕また何かやっちゃいました?(なろう系違い)
やってました、やってたことを忘れてました。おっかしーな忘却耐性あるはずなのに。耐性貫通してど忘れしたってことぉ!?ちなみサポート科の子と面識が欲しくて、パワードスーツ発注してました。
え?お前は耐性貫通レベルでおバカの無能?チョットナニイッテルカワカラナイナー
そんなわけでやってきましたサポート科。
「うっひょー!え、これ試作品ですか!?試作品でこれってだいぶ攻めてますねぇ、私これ作った人と仲良くなりたいです!ドッ可愛いベイビーの製作に生かせそうなアイデアが山盛りですよもう山盛り!」
「あっコラ!他のはともかく
ドアを開けた先にシイタケ目というかキュピーン!って効果音を幻視(音を幻視ってどういうことだ?)するくらい目が輝く
ジーっと見つめる。上半身がサラシ巻いてるだけでほぼ上裸、小麦色で筋肉のついた、取っ組み合いでちょっと汗ばんだ肌・・・エッチです・・・じゃなくてだな。
工事現場にいそうなジーンズ、それも短パンタイプでがっしりした太ももがエッッッッッ・・・
あ、パワーローダー先生か。
なるほど。完全に理解した。スッキリ(意味深なほうではない)したところで声をかけよう、ノックは聞こえてなかったっぽいし、気持ち近づいて。
「あのー、呼び出しを受けてきました、1-Xの池谷です。先生ー?」(取っ組み合いにギリ巻き込まれない距離)
「うえっへぁ!?」
「ッッッヒュェッ!?」
そんなびっくりしなくても良くない?
「自己紹介が遅れたな。オレはサポート科を受け持っている
「私はサポート科1年の発目明と申します!」
自己紹介と軽い雑談を挟みつつ、本題へ。
「ちなみに仕上がりはどんな感じになってますか?」
「要望は軽量で災害救助・限定的戦闘が可能な高出力パワーアシストだったな。薄めとはいっても急所は守らなきゃいけない都合上、胴回りは前面を優先して装甲版をつけさせてもらったぞ。」
ふむふむ、多分カーボン系が主軸の軽量アーマー。身体の線にある程度合わせた有機的な曲線に艶消しのカーボンブラックがセクシー、エ□い!腰や接合部は防刃繊維とパワーアシストモーターが仕込まれてる。背中側は固定用のハーネスだけ、まあ
「あとは試作機だからってのもあるが、軽量高出力だとスペースと重量の都合で連続稼働は2時間、戦闘出力だと30分と持たない。こっちのスーツケースにジェネレーター他を入れてるんだ。
ケース側があり得ないほど重くなったんで、応急的に動力流用して自走式にしてる。でないと運べねぇんだ。」
ふむふむ。武装は着脱式モジュールで、今のところデフォルトのモールクローのみ。将来的にドリル・ネイルガン・グラップリングフック等を予定、パージすればクローで継戦可能。あとはバイクヘルメットよろしく頭は全部覆うスタイル、安定性等の関係でジャンプはほぼ不可能っと。
一週間でこの出来栄え、雄英の開発力は化け物か!?
「充分です!あ、そういえば。戦闘訓練に入る前に、ある程度慣らしておきたいんですが、ここに来るってことでいいですか?」
「勿論。ただし、事前に連絡することは必須、動かすときは必ず教師の立会いの下でやるように。いいな?」
「わかりました!」
さーて俺頑張っちゃうよー!最終的にはスーツのアップデートでト〇ー・スタークよろしくIR〇NMANみたいに・・・!
「あのー、今さらですが、もしかしてメカのほうに興味はおありですか?」
メンテナンスやら稼働データ収集とか注意事項の確認と急ごしらえのマニュアル*6とにらめっこしてたら、急に声をかけられた。
「やっぱりロマンですね。個性を活かすのに最適化された機能美とか、逆に個性でカバーできないとこのサポートのための汎用モジュールまで。たとえ実用性が無くても、試作型のメカメカしいゴチャゴチャもそれはそれでいいものです。」
男の子ってこういうのが好きなんでしょ?(デカドリルアーム)
悔しい、でもそういうのもっと欲しい・・・!
今世については比較対象がいねーから知らんけども、俺は大好きです。
「ち、因みになんですけどメカ「(とにかくメカ系全般)大好きですねぇ」ニック娘ってぇええええ!?」
おん、だいぶ脳死で受け答えしてたな。多分発目ちゃんかな?いったん作業中断して・・・
「(赤面)」プシュー
また僕何かやっちゃいましたか!?*7