うっ僕は何を…誰かが会話してる…?
「起きたかベル・クラネル」
「だれ…ですか」
「私の名はフェルズ、ウラノスの遣いだ」
「ここは?」
「今は移動中でな」
「!そうだ!ガレスさん達は!?アイズさんは!?あそこにいた人たちは!?」
「【
「モンスター!?」
「今はその話は後にしよう少なからず味方だ」
「そ、そうですか」
よくわからないけど
それよりも今は
「まだあそこにいる人たちを助けに行かないと!!アレに食われる!!助けに行かなきゃ!!」
僕は走り出そうとする
「ダメだベル・クラネル!」
「なんで!!」
「あそこにいた人々はもう生きてはいない!救えないんだ!」
「まだ生きてる人がいるかもしれない!!まだ!!救える人がいるかもしれない!!なら僕が行かなきゃ!!」
「ダメだ!!君は今重要な戦力なんだここで失うわけには!」
「そんなことは関係ない!!今助けれられる人達を助けずにいたら!!僕はきっと後悔する!!」
「ああもう!!仕方ない!!リド!グロス!ベル・クラネルについていけ!」
呼ばれた二体のモンスターは驚いた表情を浮かべ間髪入れずに走り出す僕についてくる
「マジでやるんだな!?ベルっち!」
「喋った!?」
「今ハ気ニスルナ!」
「はい!!」
今やるべきことと比べて必要のないことは考えるな!!
「着イタゾ!!」
「うっ!」
僕達があの怪物がいたところにつくとそこには別のファミリアがあの怪物に蹂躙されているところだった
「モンスターに子供!?逃げろ少年!!殺されるぞ!」
「冒険者です!!ランクはLv.2です!!」
「こいつは化け物だ逃げろ!!」
『突キ進メ雷鳴ノ槍代行者タル我ガ名ハ
「砲撃来るぞ!!」
「任せてください!!【
僕はお義母さんの魔法を纏い魔法に向かって突っ込む
『【サンダー・レイ】」
お義母さんの魔法が極彩色の怪物の魔法をかき消す
『ケサレタ!?』
「油断しすぎだっての!!」
リドと呼ばれた喋るモンスターが極彩色の怪物の腕を切り飛ばす
「すいません!!あいつの情報ください!!」
僕は先ほどまで戦っていた男の人に話を聞く
「あ、ああ、触手攻撃が主にだ後は近距離になると拳で攻撃してくる、集団になってからは魔法を使い始めた!」
「了解しました!!生き残ってる人は!?」
「俺と俺のファミリアの副団長と団員が一人生き残ってる…だが他のファミリアは…」
「っ…わかりました…あの…名前は?」
「【デュオニュソス・ファミリア】の団長のバークスだ…子供に任せるのは気が引けるが…頼んでいいか…?」
「はい!ここは必ず守ります!」
「ありがとう!!君の名前は?」
「ベル…ベル・クラネルです!」
「わかった!ありがとうベル!!」
バークスさんが離れたのを見てあの怪物の方を向く
『エモノガニゲタ…』
「こいつ化け物かよ!!」
「イイカラ攻撃ヲ続ケロ!リド!」
「リドさん!グロスさん!!魔法きます!!」
「「!!」」
その言葉に二人は反応しすぐさま離れる
「【魂の平静】!」
『永遠(トワ)ノ凍土ノ如ク氷結セヨ数多ノ刃(ヤイバ)代行者タル我ガ名ハ水精霊(ウィンディーネ)水ノ化身(ケシン)水ノ女王(オウ)』
僕が突っ込むと同時に怪物が不敵に笑う
『【アイシクル・エッジ】』
「っ!!」
僕を避けて打ち出した!?間に合わない!!
「ぐあ!!」
「グッ!!」
「リドさん!!グロスさん!!」
『ウフ』
「っ!」
二人は生きてた!けどあれじゃ戦線復帰はまだ先だ!どうする!どうする!
僕が必死に思考を回しているとその声は聞こえた
『君が選ぶのは一を捨てる英雄か?』
その言葉がなんなのかわからないけど僕はその言葉に対して
「全部を救う英雄になる!!」
『よく言った僕が君に力を貸すけれどそれを使うと長い眠りにつくそれでも使うかい?』
「それで…みんなは助けられる?」
『あの怪物を倒してみんなを守れるくらいには』
「わかった…やって」
『もちろんだじゃあ今から教える詠唱を唱えて』
僕は紡ぐ彼の言葉に繋げるように
「『【英雄の唄、弱者の遠吠え、英雄の胎動、最速たる勇姿】』」
『!?』
詠唱と同時に結界が張られる
「『【幾星霜の恋の誓い、証明たる決闘、異端たる英雄、終点を壊す我らが英雄】』」
『【閃光ヨ駆ケ抜ケヨ闇ヲ切リ裂ケ代行者タル我ガ名ハ光精霊ノ化身光ノ女王】』
怪物の詠唱の方が早い
「『【魅了の箱庭を壊し、娘の恋を終わらせる騎士、希望をもたらす英雄】』」
『【ライト・バースト】』
全てを壊さんとする閃光は結界に阻まれる
「『【英雄の軌跡は再誕する】』」
『コワレロ!!』
怪物が触手で結界にヒビを入れる…しかし遅い
「『【ディスティニー・ベル】』」
『コワレロ!!』
怪物が結界を壊すと同時に詠唱が完成する
ベル・クラネルは漆黒のナイフと白のナイフを携え敵を見る
「【ファイヤボルト】」
打ち出される炎雷が怪物を射抜く
『キャア!?』
そして鐘が鳴る
そしてベルがブレる
そのベルの姿に怪物は追いつけない
『ドコ!?』
「【ファイヤボルト】」
詠唱は要らない炎雷は敵を殺すために撃ち込まれる
怪物は炎雷に阻まれ動けない
そして…1分
彼が思い浮かべる英雄は自分自身越えるべき目標越えなければ憧憬は守れない
その強い思いに【
瞬間、鐘の音が
まだ終わらない
「【ファイヤボルト】」
漆黒の剣は持ち主に応えるように魔法を自身の刀身へと流す
『ウルサイウルサイウルサイ!!』
一撃でも当たれば致命傷になりかねない触手がベルを襲う
しかし当たらない当たりそうになる一撃も全てベル・クラネルを守護するものによって阻まれる
『アリア…?アナタナンデアリアトヒトツナノ!!』
過去の英雄が致命の一撃からベル・クラネルを守り続ける
そして…2分
これなるは英雄の一撃、竜を殺す英雄の一撃
「勝負だ」
『永遠(トワ)ノ凍土ノ如ク氷結セヨ数多ノ刃(ヤイバ)代行者タル我ガ名ハ水精霊(ウィンディーネ)水ノ化身(ケシン)水ノ女王(オウ)』
怪物が詠唱を始めるしかし間に合わない
「【
英雄の一撃は極彩色の怪物を声を上げさせる間もなく消滅させた
「勝った…」
『ああ、君の勝ちだ』
「身体が動かない…」
『あれだけの無法を許されてたんだ代償は大きい』
「それって…」
『ゆっくり休むといい起きる頃にはどうなってるかはわからないけどね』
「ごめん…後は…お願い」
『ああ、おやすみベル・クラネル」
そう言ってベルはその場にたおれる
ベル君にはね代償を色々と払ってもらいますついでにオラリオも巻き添えを喰らえ