白兎の英雄譚   作:夜桜メリレ

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書くの楽しくなってきちゃって終わりどころ見失う


後始末

ディアンケヒトファミリアの病室にて

 

「ねえ!リヴェリア!ベルが!ベルが起きないの!」

 

「アイズ落ち着け!今アミッドが調べているだから少し待て!」

 

「おぬしも落ち着けリヴェリア」

 

アイズは病室の外で子供のように泣きじゃくりリヴェリアにすがりつく

そこへアミッドが病室から出てくる

 

「アミッド!ねえ!ベルは!ベルはどうだったの!?」

 

「傷は…すべて治しましたしかし起きません」

 

「起きない?傷は治っているが起きないだけなら大けがをした冒険者なら多くある話だろう」

 

「ええ、ですがベル・クラネルの容体は少し違います」

 

「どういうことじゃ」

 

「起きれないが正しいかもしれません」

 

「起きれない?」

 

「非常に不甲斐ないことこの上ありませんが私にも詳しい容体がわからないのです」

 

「少なくともベルは生きておるのじゃな?」

 

「ええ生存しております」

 

「ああ、よかった、ところでアイズはどこに行った?」

 

「ん?アイズならそこに…」

 

ガレスが指をさした方向にアイズはいなかった

 

ダンジョン19階層にて

 

私のせいだ!私が弱いから!また!守られた!あの人に守られた!

 

「【目覚めよ(テンペスト)】」

 

私の知らない王女(わたし)の記憶、あそこでも私は英雄(かれ)に守られた

 

「決めたのにっ!!私は!もう守られるだけじゃないって!!」

 

また守られたまた…英雄が傷ついた

 

「私は!!」

 

目の前のモンスターをなぎたおし続ける、考えたくないことを隠すように

 

「ベルッ!」

 

それから私はどのぐらい経っただろうか…気づくと私は本拠(ホーム)の部屋で眠っていた

後から聞いた話だがリヴェリアが私に話しかけることをためらうぐらい怖い顔をしていたらしい

 

「私は…ベル…」

 

ドアがノックされる

 

「だれ…」

 

「俺だ」

 

「ベートさん…」

 

「入るぞ」

 

ベートさんが入ってくる

 

「なんのようですか…」

 

「しけた面したお前の顔など見たくなかったがなレーネに見て来いと言われたからな」

 

「レーネさんから…?」

 

「ああ」

 

「なら…必要ない…」

 

「あの道化に救われて自信をつけた王女はどこへ行った」

 

「それは…今の私じゃない…」

 

その私の言い訳のような返しにベートさんが返す

 

「それであの約束を捨てたつもりか」

 

「!」

 

「貴様のそれは言い訳ですらない侮辱だあの道化への侮辱でしかないあいつの願いはなんだ?」

 

「…英雄の船であること…」

 

「ああ、だがもう一つあるだろう」

 

「え…もう一つ」

 

「貴様が縛られないことだ」

 

「!」

 

私は忘れていたいや…言い訳を自分で隠そうとしていたあの人が最後に最後の旅の前に教えてくれたことを

 

「ごめんなさい…ベートさん私忘れていた」

 

「そうやって笑っている方があの道化もいい面をするだろう」

 

「うん…!」

 

2人が話しているとやけに門の前が騒がしい

 

「なんだろう…」

 

「少し見てくるか」

 

外に出てみると冒険者達が吹き飛ばされる

 

「あれって…」

 

「誰かが襲撃に来たようだな」

 

「止めないと」

 

「ああ、行くぞ」

 

ベートとアイズが門の前に行くと

灰色の髪をした妙齢の女性と黒い塊のような鎧を纏った男だ

 

「ほう少しはマシそうなのが来たか」

 

「黙れザルド、所詮今の冒険者共は惰弱の極みのような奴らしかいない」

 

「それなりに骨のあるクソガキ共はいたがなそれまでだ」

 

強い、この人達強いもしかすると【猛者】よりも…

 

「さていいからかかってこい」

 

「【目覚めよ】」

 

付与魔法(エンチャント)か…ああダンジョンの娘か」

 

「イキのいいクソガキがいるなアルフィアこっちはもらうぞ」

 

「勝手にしろ」

 

数十秒後

 

「かふっ!けほっ!こほっ!」

 

「それなり程度には持ったか」

 

「そっちも終わったかアルフィア」

 

「ベート…さん…」

 

「存外それなりにやるアレを食らって生きてるんだ素質はある」

 

この人達…強すぎる…一撃も入らなかった

私が絶望していると

 

「やっぱり君たちか」

 

「フィン…!」

 

「ほうまだ団長の座すがってるのか?フィン」

 

「僕だってさっさと嫁探しに切り替えたいけどね目下の問題を終わらせてからと決めているんだ」

 

「随分と悠長なことを言うじゃないかクソ小人族(パルゥム)お前の話などどうでもいいベルを出せ」

 

「数日連絡が来なかっただけでこの強行軍かい?アルフィア」

 

「黙れあの癇癪ババアと豪快ジジイ共々沈めてやろうか?」

 

「はは、それは是非とも断りたいねベルに会いに来たんだろう?それだったらディアンケヒト・ファミリアの病室に行くといい」

 

「そういやLv.7になったらしいなようやく二つ名にふさわしくなり始めたか?」

 

「はは、君たちほどではないけどね」

 

「いいから早くベルの場所へ案内しろクズ共」

 

「わかったよリヴェリアもいるかもしれないけど喧嘩はやめてくれよ」

 

「それはクソババア次第だ」

 

ディアンケヒト・ファミリアの病室にて

 

「お前は!!」

 

「黙れババア」

 

「誰がババアだ!!」

 

「ガレス、お前は酒は少しは強くなったか?」

 

「ガハハ!それなりになザルド」

 

「今度の飲み比べしてやる」

 

「それは楽しみじゃ!ところでザルド、お前の目的はベルか?」

 

「ああ、俺たちの倅だからな」

 

「?待ってくれザルド、母親はヘラ・ファミリアだろう?」

 

「あーそれがだな…」

 

「糞爺の眷属とメーテリアが結婚した」

 

「「「はぁ!?」」」

 

「な?ビビるだろ?」

 

「ザルド…よく生きてたね…」

 

「旦那の方はどいつじゃ?」

 

「お前らにも負けるサポーター」

 

「ああ、彼か、確かに目は似て…「【福音】」ぐぁ!?」

 

「黙れ私の前で目の話をするなベルの目をくり抜きたくなる」

 

「Lv.7になっても反応できない君の拳はどうかしてるよ…」

 

「それはそうだろう私もザルドもLv.8になったからな」

 

「それ本当かい?」

 

「ああ、マジだこの前クソガキが家まで来てたんだが知らないのか」

 

「オッタルと連絡を頻繁に取り合ってないしね」

 

「昔話はそこまでにしろ間抜けども」

 

「本題があるのかい?」

 

「ああ、フィンお前ヘスティアって神オラリオで見かけてないか?」

 

「残念ながら見かけてないね、良ければこっちで探しておこうか?」

 

「ああ」

 

「それよりも君達に謝らなきゃ行けないことがある」

 

「なんだ」

 

「ベルを守れなくてすまない」

 

「なんだそんなことか」

 

「そいつらは俺らのガキだぞヤワな鍛え方をアルフィアがすると思うか?」

 

「待っていれば呑気に起き上がってくる」

 

「そうかいそれは良かったよ」

 

「ベルの心配する前にさっさとダンジョン攻略を進めろ」

 

「こりゃ手厳しわい!!」

 

「フレイヤ・ファミリアが協力を覚えてくれたらもっと早く進むんだけどね」

 

「やはりあの癌は滅しておくか」

 

「それをすると面倒なことになるからやめてくれ」

 

「そんじゃあ俺はオッタルと会って帰る、じゃあなクソガキ共」

 

「ああ、アルフィアはどうする?」

 

「当面こっちに住むだが住居の必要はない、廃教会があるだろうそこに住むしばらくはな」

 

「物資の補助は必要かい?」

 

「いらん、ああそういえばかなりボロボロだったな補修の人員を何人かよこせ」

 

「はいはいわかったよ」

 

「後日寄越せそれじゃあな」

 

アルフィアとザルドが治療院を後にする

それを見てアイズがフィンに話しかける

 

「ねえ…フィン」

 

「なんだい?」

 

「あの人達…だれ…?」

 

「ああ、あの二人は女性の方がアルフィア、男性の方がザルド、どっちも化け物さ」

 

「じゃあ…ベルも化け物…?」

 

「はは!あの二人はベルの実父と実母じゃないよ」

 

「え!」

 

「養父と養母といった感じじゃないかな多分あの二人は結婚してないし叔父叔母の関係だろうけどね」

 

「そうなんだ…」

 

「さてベルを本拠に移動させたら僕達も寝ようか」

 

「うん…ねえリヴェリア」

 

「なんだ?」

 

「私強くなりたい…だから…嫌いな勉強も…頑張る」

 

リヴェリアは少し驚いた表情を見せるが

 

「!ああ」

 

「わしらも負けとられんの!フィン!リヴェリア!」

 

「当たり前だ」

 

「もちろんだとも」

 

 




いえーいアルフィアとザルドLv.8しちゃった!!へへ!!まぁでも理論上勝てはするんでね
今回も見てくれてありがとうございます!!
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